堺市で所要を済ませて時間が余ったので、市内のブックオフ巡りを敢行。
どういうわけだが、1月に飛び込みで入った堺市のブックオフで買い物した時にもらったサービス券をまだ手元に持っていたので、それも忘れずに持参したことは言うまでもない。
サービス券と言っても、サービスしてくれる金額は¥150。
発行店のみで有効なので、120キロほど離れた堺市まで行くと言うのも考えもんだし、1度行ったきりの店のサービス券を後生大事に保管している自分が愛しくなったり、苦笑いしたり、、、、、
堺市内には何店かあって、1軒目は堺市民会館近くの店。
去年、上原ひろみのライヴの時に立ち寄ってみたら、この店の店頭在庫CDが妙に相性バッチリの品揃えだったので、再度襲撃して、何店かCDを購入。
2軒目に行ったのが、先ほど話した¥150のサービス券をもらった店。
堺市というのはやたら広くて、妙に道路のつくりがややこしくて仕方がない。
2軒目の店に行くまで、線路沿いの道を走っているとどんどん狭くなってきて、果たしてこの道はどこか広い道路につながっているのだろうか?
と、カーナビの指示を疑ってしまった。
ようやくたどり着いた2軒目では、文庫本を何冊か購入。
もちろん、¥150のサービス券を活用したわけだが、支払いを済ませると、またもやサービス券をいただいてしまった。
今度のは、¥50。
一応、ネタのために、期限までは保管しなければならないかも。
去年の台風12号の豪雨の被害を受け、お土産などを売っていた店舗も取り壊されたまま。
上の写真の中央、舗装されていないあたりには、地元のお母さんたちがめはり寿司などを販売していた『かあちゃんの店』という店舗があったのだが。
母ちゃんの店の跡地の反対側に、わずかにログハウス風のトイレの残骸が残っている。
左側、犠牲になった方々の名を記した慰霊碑に黙祷。
道の駅の跡地から本宮寄りに、豪雨に倒された桜の木がある。
この写真を撮ったのは4月10日、その4~5日前の地方紙に、倒れても花を咲かせる桜の写真が掲載されていた。
おそらく、この木だと思う。
4月12日、ギターライヴに出かける前にツタンカーメン展に立ち寄った。
ツタンカーメン展は、1965年に東京、京都、福岡の3都市で開催されてから約半世紀以来なんだという。
駅の改札口には、『ツタンカーメン展入場50分待ち』という表示があったのでちょっとビックリ。
そこそこの混雑は予想していたが、平日だから大丈夫だと油断していたわけだが、交通費使ってここまでやって来たのに観覧せずに引き返すのも癪にさわる。
この後のスケジュールを考えて、1時間以内ならば待ってみようかと観念して、元サントリーミュージアムだった会場に向かう。
駅では『50分待ち』の告知があったが、ミュージアムの入り口では『30分待ち』になっているので少し安堵して¥2,500のチケットを購入。
チケットを買った後は、行列に並ぶ。
上の写真の行列はまだ館内の様子で、最後尾は画面右方向の館外に出なければならない。
ノロノロと少しずつ進んでいく行列に並んでゾロゾロと入場できたのは、50分ほど経ってから。
ようやく入館したものの、その後が大変。
人間だらけで、とてもじゃないが順路通りにのんびりと観覧できない。
人の頭越しに展示物の一部分を眺めて、展示ケースに書かれた解説文を読んで「ふ~ん」とうなって次の展示物に。
音声ガイドを聞きながら、解説文を全て読みながらだと1時間半ほどの展示だと思うが、人だかりの頭越しにちらちらと見えそうで見えないでも見なければならない展示物を群集の隙間から斜めから眺めて進んでいくと、30分少々で出口にたどり着いてしまった。
博物館でも美術館でも、こんだけ落ち着かないで観覧したのは初めての事で、最初に上野にパンダがやって来た時はもっとすごい騒ぎだったんだろうなと、あらぬ想像をしてしまった。
消化不良を解消すべく、少しでも復習しなければと思い図録を購入したいところだが、ミュージアムショップがこれまた大混雑で、レジ前には、何重にも折れ曲がった大行列ができている。
ワタクシの地元にユニクロが新規開店した時の大騒ぎを思い出してしまった。
幸いな事に、展示ホールからの出口、音声ガイドを返却するカウンターあたりに図録だけを販売するコーナーがあったのでそこで1冊購入。
¥2,500。
昨日の報道によると、大阪で開催中の「ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~」は、オープン1か月足らずで早くも入場者数20万人を突破したという。
大阪会場は、6月3日(日)まで無休で開催。
1月2月と停滞したものの、3月はライヴ3本と落語1本と欲張り月間になった。
渡辺美里と塩谷哲のサンケイホールライヴを除いた他は近場での開催だったので、移動疲れも時差ボケもなかった。
3月22日は寺井尚子カルテットのライヴ観戦。
会場は、いつも素通りしていた42号線沿いの旧下津町の交流センター。
というか、消防署があるのは知っていたが、ここに旧下津町の役場があった事すら気づかなかった。
ただ単に素通りしていただけに土地勘がない。
早めの夕食をと付近を捜して北の方向に走ってみたが、ファミレスはおろか飲食店らしきものが見つけられない。
道筋の看板をチェックしながらクルマを走らせていると、いつしか和歌山市内に入ってしまった。
夕刻も近いので、和歌山市内に深入りしてしまうと、渋滞に巻き込まれてライヴ会場に戻れなくなる恐れがある。
そんな不安を感じつつ、すき家を見つけたので、イン。
『春キャベツ牛丼』とやらをオーダーしたが、少々スパイスが利いていて、スギ花粉に痛めつけられているワタクシの鼻腔には刺激が強すぎた。
どうやら、通常の牛丼の方が相性が良いようだ。
スパイスと戦いながら、春キャベツ牛丼の半分は水と一緒に飲み込んで、ホールに戻る。
開場時刻の30分ほど前にホールに入ると既に長蛇の列が、、、、、
この日は全席自由席の公演なのでずいぶん早めに入ったつもりなのに、これならすき家まで遠出せずにコンビニで弁当でも買っておけば良かった、と悔やんでみる。
だが、ここんところ弁当生活が長引いているので、休日は弁当でない物を食したいワタクシの胃袋事情もあるのだ。
それでも、単独行動の身軽さを生かして、ほど良い席を確保。
寺井尚子のライヴには、年1本ペースで参加しているが、たいていは大阪や神戸でのライヴだ。
文化後進県が自慢の和歌山県民にとって、日帰りできる県内でのお気に入りミュージシャンのライヴはとてもうれしい。
いつの間にか寺井尚子バンドからギターがいなくなって、メンバーが少なくなったのに演奏の密度は以前よりも濃密になっている。