大阪歴史博物館での『漫画のちから展』と映画『RUSH友情とプライド』を掛け持ちで鑑賞した翌日、2月14日、
天気予報では雪だ雪だと騒いでいたので少々気にしつつ起床すると、窓の外では予報どおりに雪が降っていた。
今回の大阪お泊まりだが、実はその前週に企てていたのに天気予報が雪だ雪だと言っていたので、一旦断念して、この日に延期していたのだ。
なんだか、ワタクシの休日スケジュールに合わせて雪ダルママークがやって来る運命だったようで、
阿波座のホテルから地下鉄の駅に向かう途中も、こんな様子。
雪といっても分厚く積もるわけではなく、地面に落ちてからはシャーベット状になってしまう雪で、それでもうっかりすると滑ってしまいそうで、1歩1歩気をつけながらそろそろと歩いていく。
歩くにつれて靴の底にシャーベット状の雪がくっついてしまって、その雪にさらに次の1歩で踏んだ雪がくっついてしまって、少しずつ靴底が厚くなって行く。
徐々に身長が伸びていく感じが妙に気持ち悪いので、時々靴底の雪を落としながら歩かなければならない。
10時前に大阪駅に乗り込み、さらに住吉駅を目指す。
このまま降り続くと、もしかして大変な事態になりはしまいかと懸念しつつ、物珍しい風景なので窓外にカメラを向ける。
2月13日、漫画のちから展で小物を買い占めた後、梅田に向かう。
TOHOシネマズとごく一部の劇場でしか使えない例の前売りムビチケを手に、『RUSH 友情とプライド』を鑑賞。
レースシーンもなかなかの迫力モノだが、一番リアルに迫ってきたのが大火傷を負ったニキ・ラウダの治療シーンで、観ているこちらが苦しさのために意識が遠のきそうになる。
噂によると、かなりのレースシーンをCGではなくF1ドライバーによる走行を実写で撮ったらしい。
もう少しレースシーンがたくさんあると期待したのだが、なるほど、人間ドラマも描かなければならないのか、ワタクシの予想よりもレースシーンは少ないように感じた。
2人がチャンピオンシップ争いに決着を付ける最後の富士スピードウェイのスタート前のシーンとかは、たぶんCGだろう。
そのバックグランドで効果音としてかすかに聴こえて来る日本人の会話が、妙に変てこな言葉に聞こえたのが残念。
残念といえば、ついこないだWOWOW録画した『パール・ハーバー』という映画を自宅鑑賞したのだが、日本軍というか日本人の描き方が大いに変てこで、それが延々続くものだからアタマにきて最初から50分くらい観たあたりで消去してしまった。
ま、それはさておき、
1つや2つの用件なら日帰り可能なので、ライヴ観戦以外で大阪あたりに泊まる事はめったにない。
映画を観た後、梅田で好物のお好み焼きをのんびり食した後、地下鉄に乗って温泉付きのビジホにチェックイン。
翌日の天気予報を気にしつつ、特に夜の予定も無い安ビジホの一夜だった。
手付かずでほったらかしになった去年のネタはちょいとお休みして、最近のネタをば。
ニキ・ラウダとジェームス・ハントを描いた映画、『RUSHプライドと友情』のムビチケ前売り券のその後についてだ。
システムの詳細を知らずにうっかり買ってしまった『ムビチケ』なる前売り券はワタクシの居住地である和歌山県内では使用できる映画館が無く、結局、大阪梅田のTOHOシネマズまで行くハメになった。
ハメになったついでに、かねてから企んでいた大阪と神戸のミュージアム巡りをも企てたために、1泊2日という大げさな日程になってしまった。
まず、1日目の2月13日は、映画の前に手塚治虫と石ノ森章太郎の二人の漫画家を特集した大阪歴史博物館の『マンガのちから』展を鑑賞。
館内にかのトキワ荘を再現するなど、なかなかに力が入った展示に触発されてか、ミュージアムショップでアトムのキーホルダーやらサイボーグ009のストラップやら、嵩張らない小物ばかり購入してしまった。
ついつい買い過ぎて、持ち帰っても用途が無かったので、今更ながら反省している。
甲斐よしひろと押尾コータローのライヴを観戦したのが去年の11月16日。
その翌日、11月17日には、中川イサトと岸部眞明という2人のギタリストが出演するライヴに立ち寄った。
会場はこれまた初めて来る、高槻市の高槻現代劇場というホール。
前夜宿泊した守山市からここまでホンの50キロほどの距離なので、14:00開演という早めの時刻にスタートするライヴとはいえ、例によって早めに到着し過ぎてしまった。
なので、ホールの無料駐車場にクルマを置いて、しばしの散策に出かける。
すぐさまアーケードのある商店街を見つけたので、ブラブラ歩いてみる。
阪急高槻市駅を過ぎて少ししたあたりで、お腹が空いてきたのでUターン。
商店街の途中で見つけたサンドイッチ屋さんでサンドイッチを買って、ホールの方向へ戻る。
ホールのすぐ近くに神社があって、この日は七五三参りの家族連れで賑わっていた。
そうそう、この日は日曜日だった。
実はワタクシ、七五三なんぞを祝ってもらった記憶が無いし、それらしき写真も存在しない。
いつだったか七五三を祝ってくれなかった事を母親に詰問してみると、
「あの頃はそんな風習は無かったからや」
との返事が返ってみた。
風習が無かったわけでは無いはずだが、あくまでもそう言い張る母親だった。
その神社の隣にグランドがあって、そこでは草野球をやっていた。
といっても、ちゃんとユニフォームを着た主審と塁審がついた試合なので、草野球と呼ぶには失礼かも知れない。
選手達も全員ユニフォームを着ている。
たぶん社会人チームのリーグ戦でもやってたんだろう。
三塁側のネット裏で缶コーヒーとサンドイッチを食しながら、出場選手の誰一人としてワタクシの知り合いがいないこの地で野球の試合を観ていたのだが、意外なことに結構面白かった。
どちらのチームに味方するわけでもなく、フェアな精神で観戦することしばし、試合終了前にライヴの開場時刻が近づいてきたので、ホールに戻って開場待ちの列に並んだ。
中川イサトは前日に観戦した押尾コータローの師匠にあたるベテランギタリストで、いつかこの人のライヴをと切に願いながらこれまで機会に恵まれなかった。
第1部に岸部眞明が演奏し、中川イサトは休憩後の第2部に登場。
途中、友人のギタリスト(たぶん異国の人)から、ミシシッピ・ジョン・ハートの動画が1本だけYouTubeにあるらしいと教えてもらった話やら、自身が高校生の頃にデビュー前のタイガースが集団で生活していたアパートに新聞を配達していた話などのMCを交えながら、演奏を進めていく。
中でも、ドック・ワトソンの『ディープ・リヴァー・ブルース』を唄入りで演ってくれたのはとてもうれしかった。
岸部眞明も中川イサトも、ギターをひっぱたいたり引っ掻いたりしないオーソドックスな奏法なので、それがすごく美しい響きが得られた。
終演後、CDにサインしていただきながら、ディープ・リバー・ブルースを演ってくれたお礼を述申し上げると、
「ドック・ワトソンを知ってるん?」
とちょっとビックリした表情が印象に残った。
今度は単独ソロ出演のライヴの機会を狙いたい。
去年から下書きのまんま手付かずにしているネタがまだまだ残っているが、生来のナマケモノ故、いつアップできるやらわからないので、今日はリアルタイムのネタでごまかそうと思う。
ここまで堅く堅く内緒にしていたが、実は密かにUCCコーヒーのクーポンを貯めている。
と言っても、たった一人きりで、精々一日1杯か2杯しかコーヒーを飲まない。
どんなに頑張っても、景品と交換できるほどのポイントはなかなか貯まらないので、切り取ったクーポンを乱雑に小箱に放り込むだけで、いったい何点貯まっているのか、長い間数えたことがなかった。
で、今日、突如として思い立って、クーポンを隠している小箱を開けてみると、自分でもすっかり忘れていたのだが、前回数えた時のメモが残してあった。
1998年2月12日にチェックした時は510点だった。
それが今日、2014年2月20日にチェックすると2,425点になっていた。
いっその事、5,000点くらいあれば世間体を保てて良いのだが、そこまで貯めるまでにはまだまだ時間がかかりそうなので、この中から2,000点分を景品に交換する事にした。
UCCのサイトからクーポンを貼り付ける応募用紙と応募用封筒をダウンロードしてプリントアウト。
そのまんま投函せずに念のために郵便局の窓口に出すと、やはり重量オーバーだったらしく、料金は¥90かかった。
もしも4月以降まで持ち越していたらば、消費税アップ分だけ料金も値上がりしていただろう。
応募用紙への記載に誤りがなければ、あとは景品の配送待ち。
スティック糊を使ったとはいえ、指は糊でベタベタしてしまった。
その頃は今みたいにライヴ通いをする習慣は無かったのだが、かつて甲斐バンドがヒットを続発していた時代から、彼らのライヴを目撃する機会は全く無かった。
それが、去年のいつ頃だったか、WOWOWで何度目かの復活を遂げた甲斐バンドのライヴを観ていたらば、柳ジョージとレイニー・ウッドでキーボードを弾いていた上綱克彦がゲストで登場して、今は亡き柳ジョージとレイニー・ウッドのナンバーを2人でやっているのを見て好感を持った。
そう、ワタクシはどっちかというと柳ジョージの方が好きだったので。
以来、甲斐よしひろ個人に対する興味が沸いてきたところ、甲斐よしひろと押尾コータローとの共演情報をつかんだので、ちょいと離れた場所だったが、去年の11月16日に行ってみた。
この2人の競演は既に何度か実現していたみたいだが、ポスターでもチラシでも甲斐よしひろと押尾コータローとが対等の扱いになっていたので、それもまた興味をそそったわけだ。
会場は初めて行った滋賀県の守山市民ホールで、守山市の地面を踏んだのもこの時が初めてだった。
事前に調査したとおり、ホール周辺の施設との共用の無料駐車場があるのだが駐車台数に限りがあって、早めに着いてクルマを置いて散策していたらば、ホールの裏手の空き地にかなり広めの臨時駐車場が用意されていたのを見つけて、ちょっと早く到着し過ぎたかなぁ、、、、と、時間を持て余している自分自身に苦笑いしつつ、クルマの中に戻ってコンビニの寿司弁当を食したり、文庫本を読みながら時間をつぶした。
客席は静かな大人達でほぼ満席状態だったが、開演して、アコギ片手に甲斐よしひろが登場したとたん、前から5列ぐらいの観客が一斉に立ち上がってしまった。
「あ~あ、やはりスタンディングになってしまうのか」
腰痛持ちのワタクシ(この日は調子が悪かったわけではないが)にとって、ず~っと立ちっぱなしという状況はできるだけ避けたかったのだが、最前列から順々に立ち上がりだして、ついにワタクシの前の列の人まで立ち上がってしまったので座ったまんまではステージが見通せなくなってしまった。
こうなると立ち上がらざるをえないので、あきらめてスタンディングに参加した。
ステージに登場した甲斐よしひろは想像したよりも小柄で、左利きでアコギを弾きながら『ポップコーンをほおばって』を歌っている。
初めて聴いた甲斐よしひろのヴォーカルは思ったよりも強い声で、サビの部分で前列に立ち上がった人達が曲に合わせていっせいに右手のこぶしを振り上げている。
『ポップコーンを』の部分では右拳をじっと上げておいて、続く『ほおばって』の部分で3回続けて上に突き上げるという(おそらく昔からの)決まり事を学習しながら、PA装置から聴こえて来るアコギの音になんだか違和感を感じた。
違和感の理由はすぐに判明した。
甲斐よしひろは左利きなのに右利き用のギターをひっくり返して弾いているのだが、弦の張り方も右利き用そのまんまで弾いている。
普通、ギターの弦は6本あって、構えた時に一番低い音を出す6弦が一番上に位置する。
一番低い6弦から一番高い1弦までピックで振り下ろすと、弦の間にかすかな距離がある分、瞬間的にだが6本の弦が鳴る時に時間差が生じる。
その時間差を含めた音が塊となってギターの音として聴き手に届く。
左利きの人は左利き用のギターを使うか、右利きギターを使うにしても低い弦が上になるように弦の張り方を変えて使う人が多いのだが、ステージを見た限り、甲斐よしひろは弦を張る順を変えないそのまんまの状態でギターをひっくり返して左利きで弾いているので、ピックを振り下ろすと一番上にある(一番高い音を出す)1弦から一番下にある(一番低い音を出す)6弦が順番になるわけで、どうしても高い弦の音が時間差の先頭に鳴る事になる。
だから、この人が弾くギターのサウンドはキラキラした高音が強く聴こえているらしい。
こういう弾き方をすると、フィンガーピッキングがやり辛いと思うのだが、まさかスリー・フィンガー・ピッキングでPPMを唄う事は無さそうなので、ま、影響は無いだろうなと納得しながらも、左利きギターのサウンドに酔いそうになる。
3曲ほど弾き語りのソロで演奏したあと押尾コータローが登場して、2人の競演がいきなり全開となる。
アコギのソロだけの押尾コータローのライヴは何度か聴いてはいたが、ヴォーカリストのバックでの演奏を聴くのは初めてだった。(途中から、アコーディオンやらマンドリンやキーボードやらを弾く人がもう1人参加。)
相変わらず技術的にはすんごい事をやっているのが確かなのだが、それよりも甲斐よしひろの左利きギターのサウンドが新鮮すぎて、聴いていると時々意識がどっかに浮かんでいきそうになり、昔からの甲斐バンドファンが多数を占めるらしいその勢いに押されながら、そんなライヴだった。
終演後、ホールからホテルに向かうと、思っていたよりもその距離が近くて、これなら歩いて行けそうだと気付いた。
ホールに来るときにそれに気付かないというのもどうにかしているが、よく観察すると周辺には飲食店も何軒かあったが、今後、このホールに来る時にはあのホテルに泊まれば便利だろうと、しっかり記憶に蓄えておく事にした。
自分の名前を入力してクリックすると、その人物の脳みその中身が白日の下にさらされると言う世にも恐ろしいサイトで、ワタクシもやってみたところ、笑うしかないけれども笑っていられないという複雑な心境に陥って、その時はとても公開する自信がなかったので、とりあえずその画像を保存だけしておいた。
それがさっき、PC内の画像を整理していたら、7年前にこの脳内メーカーで生成されて保存しておいた画像が見つかったので、この際だから公開してしまう。
まずこれは、かれこれ15年ほど前に恐る恐るネットをのぞきこもうとした時期に、つまり一番最初に使っていたネット上のIDを入力した結果。
これは、ま、わかんなくもない。
これは、さっきよりももう少しネットにはまりだした頃に使っていたIDを入力した結果。
実はワタクシ自身が気付かないうちに、本心はこんな状態だったのかも、、、、、?
これは、大胆にも本名を入力してみた結果。
ネット上のIDはホントの自分自身ではないからまだしも、本名から導かれた回答からは逃れようがないのかも、、、、
た結果。
なんか、すんごく単純な思考が複雑に満ち溢れた人物らしい。
最後に、恐ろしい事に前世までわかるらしい。
これをやった7年前は、ワタクシ本人としては4つとも外れているつもりで笑っていたのだが、この先、どの思考に走ってしまう可能性を考えるといつまでも笑ってばかりもいられない。
どっちにしても、あんましうれしくない結果を突きつけられたわけである。
早くりっぱな大人にならなければ。
脳内メーカーを含む『うそこメーカー』というサイトはこちら←をクリック
ニキ・ラウダが登場する『RUSH/プライドと友情』という映画が2月から公開されると聞いたので、ホントに久々に前売り券というのを買ったらば、見慣れた紙の前売り券ではなく、図書カードくらいのサイズのちっちゃいカードになった前売り券を渡された。
ムビチケカードというシロモノらしい。
窓口で支払う前に何やら説明していたのだが、大して気にも留めずにそのムビチケカードの前売り券をほいほいと買ってきた。
後日、まじまじとムビチケカードの表裏とも熟読してみたら、これまでの紙切れ型の前売り券とは使い方が違うらしいような気がして、ムビチケカードのサイトで調べてみた。
ネット上で事前に座席指定が取れるというのがウリらしいが、それはワタクシにとって大してたリットは無い。
困ったのが、このムビチケカード前売り券は全国共通どこの映画館でも使えるわけではなく使える劇場は全国のTOHOシネマズやユナイテッドシネマなど、ほんの一部だけである。
つまり、ワタクシが住んでいる和歌山県内の映画館では使えないのである、、、、、、
その上、前売り価格は¥1,400と、コンビニでも売ってる今までどおりの紙切れ型の前売り券より¥100高い、、、、、
という事ならば、チケットのデザイン面で多少の味気なさはあるが、前売り券をコンビニあたりで買った方が良かったと反省する前に、なんでこんな不便な前売り券を売る必要があるのかと、少々ご立腹してみたのだが、時すでに遅かった。
上映時間と相談しながら、ワタクシが鑑賞可能な大阪府内の劇場を探さなければならない。