lizardbrain

だらだらぼちぼち

アートな時間の帰り道

2006年02月27日 00時23分27秒 | 音楽

梅田大丸ミュージアムで版画を眺めた帰り、出口にさりげなく置かれていたのがこのチラシ。


なるほど、次回の催し物は、パウル・クレー展らしい、
期間は3月5日(日)から21日(祝)までらしい。

一般常識すらおぼつかないワタクシには、相変わらず絵画の事はとんとわからない。
が、パウル・クレーの名前くらいは知っている。

葉加瀬太郎やゴンチチ達が出演するライヴシリーズLIVE IMAGE(ライヴ・イマージュ)のレギュラー出演者であり、また、最近では、映画博士の愛した数式のサントラ音楽などで活躍する加古隆というピアニストがいる。
80年代半ば、確か、ウィスキーか何かお酒のTV-CMだったと思うが、加古隆がピアノソロで演奏する「グリ-ンスリ-ブス」という曲が使われて、ちょっと話題になった時期があった。
あれからすでに20年くらいが経過しているが、この曲の前半部分のさわりだけでも聴いていただければ、聴き覚えのある方は多いだろうと思われる。
なんとなく気に入ってしまったワタクシは、この曲が収録された加古隆の「ポエジー」というアルバム(1986年発売)を買った。
その頃ワタクシが買っていたアルバムはと言うとジャズがメインで、クラシック音楽なのかジャズなのか、はたまた現代音楽とやらのジャンルなのかよくわからないまま買った加古隆のアルバムは、ワタクシのCDコレクションの中でも異彩を放っていた。
TV-CMで話題になり、レコード会社(CBSソニー)も強力にプッシュしたのだろう、同じ1986年に、「いにしえの響き - パウル・クレーの絵のように」というアルバムが前後して発売された。

ワタクシが買った「ポエジー」の方は、CM曲の『グリーンスリーブス』以外は、ちょっとピンと来なかったのだが、当時のTVの深夜番組で『いにしえの響き - パウル・クレーの絵のように』を映像化して放送していた。
アルバムに収録された加古隆のピアノが流れるバックの画面に、実際のパウル・クレーの絵を映し出している物で、どうやらこちらのアルバムの方がワタクシ好みであったかな? と、何回か繰り返してビデオを鑑賞したものだった。
まるで、加古隆がピアノで絵を描いたかようにも思ったものだ。
その番組をビデオ録画してあるはずなのだが、あの頃に録り貯めたビデオテープも、LPレコードの束と一緒に押入れにしまったまんまなのだ。
いつかこいつらを押入れから引っ張り出して、PCを使ってDVD化してみたいのだが、DVD化の目途は全く立っていない。

パウル・クレーという名を覚えたのは、その時だった。

さて、本物のパウル・クレーに会えるというせっかくのこの機会に、再び梅田大丸ミュージアムへ行ってみたいのだが、来月は梅田方面へ出かける予定が無いのだ、、、、、、
どうしようか?