かねがね、まかり間違っても甲子園球場だけは行く事は無いだろうと思っていた。
だが、友人が、甲子園球場の年間指定席を持っているという事を知り、彼をおだてにおだて上げて、チケットを分けてもらったのが去年の7月だった。
生まれて初めて甲子園の巨人×阪神戦を観戦すべく、勇躍、乗り込んだ。
三宮にホテルを取って、乗り込んだまでは良かったが、あっさりと雨天中止の憂き目にあった。
その後、再度、チケットをゲットしたのだが、その時には風邪をひいてしまい発熱、、、、、、、、、
つまり、去年は、甲子園へ行く機会が2度もありながら、1度目は雨、2度目は病欠で野望を果たせずじまいだった。
もっとも、昨シーズンの我が軍はというと、シーズン前半こそ好調だったものの、しょせん交流戦までの命で。
交流戦が始まったとたん、連敗して1つ勝って、さらに連敗して1つ勝って、またまた連敗、それも9連敗くらいならば可愛いもので、二桁連敗という記録的な大連敗地獄に陥ってしまったので、ナマで観たとしてもたいした満足感を得られなかったかもしれないが、、、、、、、、
で、去年から通算して3度目の機会をいただいて、昨日ようやく、甲子園の巨人×阪神戦を観戦することができた
友人に同乗させてもらっって、さらに引率してもらったのだ
鳴尾浜で降りて、武庫川女子大を横目に行くと、甲子園はすぐそこ。
球場正面ゲートに続く直線道路に来ると、『¥2,500』とか『¥3,000』とかのプラカードを持った人が歩道に立っている。
球場近くの人達が、臨時の駐車場をオープンしているのだ。
¥2,500くらいの駐車場は、球場まではまだ距離があって、その先もっと球場の近くに引率者がクルマを停めた民間駐車場の料金はというと、¥4,000也
どこの球場もそうだろうが、甲子園球場には駐車場が無い。
かといって、ワタクシ達のようなイナカモノは、電車で出かけるわけにも行かない。
行きはよいよいだが、帰りの電車の便が不自由となる。
という事で、甲子園へ行くたんびに違法駐車するわけにも行かず、こうしてどこかにクルマを置かなければならない。
需要のあるところに供給がある。
料金が少々高く思えても、持ちつ持たれつ。
どこか鈴鹿サーキット付近の駐車場事情にも似て、何やらお互い様的友好的な関係なのだろう。
とにかく、クルマを置いて一安心。
いよいよ、去年は雨天中止のために入り口までしか来れなかった甲子園球場の正面ゲートをくぐって行く。
球場入りして、まず弁当を購入。
時刻は、16時を過ぎたあたり。
座席位置だけを確認して、デジカメをぶら下げて、まだ空席だらけの3類側スタンドをうろうろしてみる。
試合前の巨軍の練習中、巨軍OB現野球評論家の宮本隊長がいた。
取材を終えたのだろうか?
なにやら手持ち無沙汰そうに立っていた。
バッティング練習を終えて引きあげてくる、ゴンザレスこと、ゴンちゃん。
さすがに、近くで見るとデッカイし、筋肉の塊の様な下半身をしている。
これに前後して、上原も、ヨシノブもワタクシの目の前を通ってダッグアウトに入って行ったのだが、シャッターチャンスを逃してしまった、、、、、
いよいよ、プレイボール3分前。
ヨシノブと阿部が、ベンチ前で素振り中。
7回裏の虎軍の攻撃前、恒例の風船タイム。
TV中継で見ていると、
「けっ、ばかばかしい。」
と思っていたのだが、これだけ大量の風船がいっせいに空に舞う姿を目の当たりにすると、なかなかに壮観だった。
しょせん風船なので、空を飛ぶ動力である空気が無くなってしまうと、地面に落ちてしまう。
この地面に落ちた風船を、なんとか再利用できないだろうか? と悩んでしまった。
拾って、再度袋詰めにして、翌日にまた売るというのはどうだろうか?
覚悟していたこととはいえ、周りを見渡せば、ほとんどが虎軍ファン。
だが、ワタクシとしても、主義を曲げるわけには行かない。
虎軍の応援に付き合うつもりもないのだが、周りの虎軍ファンの反応も気になってしまう。
巨軍が得点した時も、あまり大きな素振りで喜んでいるわけには行かないのだが、思わず体が反応してしまい、
「ヤッタ~!」
と、声を上げそうになる。
アブナイアブナイ、、、、、、
ましてや、虎軍の打者がヒットの1本でも打とうものなら、まるで日本シリーズを制したかのような勢いで、内外野席とも一斉に大歓声が沸きあがる、、、、、、
生まれつき気の小さいワタクシは、試合前から、巨軍の選手ばかりを写真におさめている事を周囲の虎ファンに気づかれないようにすることだけで精一杯だった。
ただ、ワタクシにとって意外だったのが、内野席でも大きな声で巨軍の応援をしている善良なファンが少なくなかったという事だった。
原監督の背番号入りのシャツを着た人も、ちらほらいたし、虎軍の今岡と巨軍の二岡のユニフォームで並んで観戦している友達グループもいた。
ワタクシの2~3列後ろの座席にも巨軍ファンらしい父娘連れがいて、娘の方が、えらく巨軍の選手の名前に詳しい。
選手が交代する度に、場内アナウンスよりも早く選手名を口にしてしまう。
それも、大きな声で。
ワタクシは、彼女のその大きな声が、周りの虎軍ファンに聞こえていない事だけを必死に祈るのだった。
巨軍ではないが、掛布のネーム入りのシャツを着た若い虎軍ファンまで目に付いた。
掛布人気って、いまだに衰えていないのか?
声が大きいといえば、場内アナウンス。
アナウンスだけでなく、虎軍の攻撃中に打席に立つ選手のテーマ曲がかかるのだが、これがまた大音量な上に銀傘(ぎんさん)に反響してさらに大音量になる。
試合開始早々にヘッドフォンでラジオを聞こうと試みたのだが、ラジオの音が全く聞こえないので、ラジオ中継は抜きとなった。
試合展開は、3点先取した虎軍を巨軍が一気に逆転し、4-3。
その後、売り出し中の親子2代のサブマリン、会田がホームランを浴びたりして、虎軍が5-4と再逆転に成功し、
8回途中から藤川が登板。
今回、球場まで引率してくれた友人の翌日の仕事の都合もあり、8回が終了した時点で球場を後にする事にした。
ワタクシとしては、上原のピッチングも見たかったのだが、藤川の154キロの速球を目の前で見る事をできたというのをせめてもの満足感として、最終回の展開を帰りのクルマの中でラジオ実況を聞いていた。
実は、藤川が出てきた時点で、あきらめていたのだ。
だが、
なんと、
その最終回に、
巨軍が、
まさか? と思った藤川攻略に成功して、再度逆転に成功
この日の勝ち投手は、1点リードされていた時点でリリーフした山口。
「山口って誰やねん?」
という疑問は、報知新聞で調査。
山口 鉄也(やまぐち・てつや)1983年11月11日、横浜市生まれ。23歳。横浜商から米大リーグ・ダイヤモンドバックスのルーキーリーグを経て、2005年の育成ドラフトで巨人入団。昨季はファームで25試合2勝1敗、防御率1・61。4月23日に支配下選手として再契約、29日のヤクルト戦(神宮)で1軍デビューを果たした。183センチ、74キロ。左投左打
なるほど、アメリカのルーキーリーグで修行して、育成ドラフトで巨軍に入団したのか。
頑張れ~、山口
ここまで入力した時点で、今夜の甲子園のゲームが終了。
虎軍が逃げ切って、連敗ストップ。
う~ん、、、、、、、、、
裏を返せば、二桁連敗すると言うことがどれだけ難しいのかという事を立証したわけか。
山口は、今夜もリリーフ登板した