ライヴ2連荘のために名古屋に行くその機会に、かねてから行って見たかった渥美半島を少しでも周回してみようとしたのだが、ブルート取りがまずかったのかどうか、想像していたように道路から直接海が見える区間が少なかったようだ。
もう少しスッキリと遠くの視界が開けている時に来ると、また印象も違うと思う。
この日の夕暮れ後に豊川市のビジホにチェックインして、翌日、名古屋に向かう事にした。
2月15日、夜からの名古屋でのライヴまでにタップリ時間があるので岡崎市に寄り道した。
岡崎市には、内田修ジャズコレクションという施設がある。
初版で買った後に焼失した内田修氏の著書を去年ようやく、ネット古書店で買い直すことができた。
いつかはこの岡崎市へ来なければならないという思いがようやくかなった。
市役所や図書館が集合しているビルの1画に内田修ジャズコレクションがあった。
内田氏のレコードやCDのジャケットが展示されていて、サイズの小さいCDではなく大きなLPレコードのジャケットを眺めるのは気分を落ち着かせてくれる。
午前と午後、内田氏から岡崎市に寄贈されたレコードコレクションから毎日2回、レコードコンサートが行われているようで、ワタクシが訪れた時にはちょうど午前のレコードコンサートが始まろうとする時刻だった。
この日演奏されたLPレコードは、ルイ・アームストロングの『LOUI AND THE ANGELS』というアルバムだった。
解説を見ると、ワタクシが生まれる以前に録音されたLPだ。
レコードジャケット(表も裏も)やライナーノーツ類をきれいにコピーして造本されたファイルがたくさんあった。
レコードコンサートが始まると、スタッフの女性が今日の演奏アルバムのページを開いて持ってきてくれたのでじっくり見ると、全てワタクシが生まれる以前に録音された音源だった。
ゆうに1万枚を超えているはずの内田氏のレコードコレクション全てのジャケットをコピーして、ファイル化して整理するのも大変な労力だろう。
(当然のことながら)本格的なオーディオ装置でレコードコンサートを堪能した後、全てのコーナーをチェックしていると、内田氏ゆかりのたくさんのジャズミュージシャン達のインタビュー動画が視聴できる『映像証言 ドクタージャズと仲間たち』というコーナーがあった。
今回の名古屋でライヴ観戦するミュージシャンのインタビュー動画も含めて、この機会にたくさんのミュージシャンの話を視聴する事ができた。
館内の展示は定期的に入れ替えられるはずなので、次の機会にもぜひ訪れたいもんだ。