順序だてて話をしないとどうにもとっちらかって困ってしまう。
先月の話を早いとこ片付けないともっととっちらかってしまうので、もう一度先月の名古屋行きに戻るが。
2月15日、16日と名古屋市内でのライヴチケットを入手したので、渥美半島に寄り道して、名古屋に2泊した。
ライヴというと、たいていは夜に行われることが多い.
なので、よその土地に泊まり込みでライヴ観戦目的の旅をしていると、その日のメインイベントは夜のライヴという事になり、昼間の空き時間をどう使うかが問題になってくる。
名所旧跡をめぐる通常の観光旅行なら、昼間のうちに外出して夜は宿でノンビリするものだが、ライヴ観戦目的の旅の場合、昼間にする事が何にも思いつかない時もある。
2月15日、幸いにもいつか訪れたいと切望していた内田修ジャズコレクションで長居をした。
それはそれで充実した体験ができたのだが、その後、夜のライヴまでの時間が中途半端に余ってしまったのでどこへ寄ろうかと考えた。
こういう時は、ブックオフあるいはそれに準じた古本屋さんで中古本や中古CDを物色するという手がある。
カーナビでブックオフを検索してみると、ホテルの近くに店舗があったのでとりあえずそこを目指してみる。
目指していると、地図上では予約している東別院のビジホにどんどん近づいて行く。
偶然にもホテルのすぐ近くに店舗があったわけがが、そのブックオフには駐車場が無かったので後で立ち寄ることにして、ホテルの方に早めにチェックインするのが賢明だと思い、午後3時ピッタリにチェックインしてしまった。
この日の夜は熱田神宮近くの熱田文化小劇場での渡辺香津美のソロコンサートが控えていた。
飲兵衛ならば、たいていどこにでも居酒屋はあるので、居酒屋で一杯やりながら晩飯を済ませばいいのだが、ノンアルコール人間のワタクシとしては、居酒屋で晩飯というわけにも行かない。
ライヴ前にどこで早めの夕食を済ませておくのが一番良いのだが、土地勘が無いので、もしもライヴ会場周辺に飲食店が何にも無かったらするまで空腹を抱えなければならないとう不安のあまり、どうにも弱気になってきた。
(実際のところ、大阪NHKホールに行った時、周辺に飲食店が何も見つからなくて途方にくれた事があるのだ)
そんな事を考えながらベッドに寝転んで市街地図を眺めていたが、とりあえず現場に行こうと起き上がる。
ホテルから現場までは地下鉄で3駅だが、途中、もう少しで方向違いの名古屋港に向かいかけたのに気付いて、金山駅で下車して乗り換える。
路線図を見ると、なんか地下鉄名城線というのは左回りだとか右回りだとかあってぐるぐる回っているようだ。
外回りと内回りのある大阪環状線に比べると、すごくややこしい気がするのはワタクシだけだろうか?
16:50。
無事に地下鉄神宮西駅で下車して地上を探検。
ライヴ会場はすぐに見つかったし、その近くの神宮前駅の駅ビルの中で杵屋が見つかったので、一安心。
このさいだから、熱田神宮の入り口あたりにちょっとだけご挨拶。
夕暮れ近かったものの、どうにも曇っている。
最近、ワタクシが出かけると、どうにも空の機嫌が悪いような気がするが。
駅ビルの杵屋で夕食を済ませて、熱田文化小劇場での渡辺香津美のソロコンサートへ。
共演の女性ヴォーカリストSHANTIの唄は、お初だった。
これまで体験した渡辺香津美ソロライヴではゲストが出てきた記憶が無いし、できれば渡辺香津美のギターだけを聴きたかったのだが、きれいなお姉さんだったので、やや納得した。
ライヴ終了後にサイン会があって、最新CD(実は会場で買ったものではなくて自宅から持ち込んだのだが)にサインをいただきながら、4月大阪での夢乱バンド公演にも行きますよ、とギタリストにご挨拶して会場を後にした。
東別院までの帰路の地下鉄は迷わず乗降できたので、ほっとした。