肩透かしを食った気分で土柱とやらを後にして、帰りのフェリーまでどこで時間をつぶそうか、いやいやこれから徳島港まで急げば1本早いフェリーに乗れるかも知れないぞ、とあれこれ考えながらもう一度ガイドブックを開いてみると、『脇町うだつの町並み』という項目が目に付いた。
現地に行ってみると、ガイドブックに乗ってる駐車場がすぐにはわからなかったのだが、『藍ランドうだつ』という道の駅にクルマを置いて歩いていけば良いらしい。
もちろん、無料駐車場だ。
『うだつ』というのは2階の隣家との仕切りの外壁の事らしい。
右上の写真がその『うだつ』そのもの。
『うだつが上っている』事が、経済的に豊かな家の証らしい。
うだつの上がらないワタクシがそんな解説するのもおこがましいが。
うだつの町並みは歩いてみると以外に長く続いていて、
この時、5月とはいえずいぶん外気温も上がっていたので水分補給しながらの散策となった。
土柱ですぐに引き返してしまったのも、暑さに負けたからだが。
町並みの中にひときわ広大な邸宅があって、それが『吉田家住宅』。
入り口で入場料を支払う時に、玄関が3箇所ありますと言われてちょっとひるんでしまった。
いわゆる『豪商』の邸宅だったのだろう。
この上の5枚の画像がその吉田家住宅の内部だ。
うだつの町並みで約1時間ほど散策していると、ちょうど良い時間になってきたので徳島港に向かった。
当初は強行軍の日程で始めてしまった今回の四国ツアーは、念願だった天狗高原を征服できたし、青空に恵まれたしひときわ気分の良い3日間を過ごせた。
いつか、四万十川をのんびり走行してみたいという野望を胸に帰路についた(5月の出来事を今頃になって報告する)ワタクシであった。