またもや過去ネタに戻って、
9月12日には、SAYAKAホールでの佐々木昭雄オルガントリオを観戦した。
大阪府南部の各ホールが連携して開催している南河内ジャズフェスティバルという催しがある。
料金設定は良心的だし、プログラムにも工夫を凝らしているし、何よりも大阪府民で無いワタクシでも日帰りできる距離なのでスケジュールさえ合えば飛んでいっているわけなのだが、今シーズンはうまく予定が合わず、結局、この日のSAYAKAホールだけの参加になってしまったのがもったいない。
自己紹介によると、ワタクシには初対面となるオルガン奏者の佐々木昭雄は、ヤマハエレクトーンの営業マンを経てプロのオルガン奏者になった経歴らしい。
実際、ヤマハ社員としてジミー・スミスの自宅に行って本人の前で『ザ・キャット』の完コピ演奏を披露した事もあるそうだ。
この日のライヴ中には、オルガン奏法についてわかりやすく丁寧に説明してくれた。
例えば、
左手でベース音を弾いている時に、音が出ない程度にペダルを軽く踏んでノイズを出すと、ウッドベースのアタック音を模せることや、
鍵盤を弾く時も、中低音とベース音とでボリュームペダルを操作して、オルガンのノリとベース音の減衰感を出すという複雑極まりない操作をしている事など。
これまで知らなかったオルガン奏法を聞きかじって、ちょっとばかり物知りになれた気がする。
はてさて、来シーズンの南河内ジャズフェスには何本参加できるのだろうか?
気が早いことに、すでにワクワクしている。