ヒミツにしていた事だが、
枚方にはめったに来た事が無くて、この時までに、ほんの2回しか来ていない。
もう30年以上前に、その頃に同じ寮に住んでた先輩のオッサン達に菊人形展に連れていかれて、元来、さほど花に興味もないワタクシにはどうにも退屈な思いをしたのが1回目。
たぶん、その時に初めて京阪電車に乗ったはず。
2回目は、それからう~んと年月が過ぎた2年前の2017年1月、くずはモールのTOHOシネマに来た時。
その日は雪が降っていた事が記憶にあって、おそらくネタになると思って撮った写真がどっかにあったはず、と思って探しあてたのがその時に撮ったこの写真。
ところが、わざわざ枚方まで行って観たのがどんな映画だったのかを思い出せなくて、当時のエクセル家計簿を開いてみたら、『マイルス・アヘッド』という映画だったことが判明。(画像にしろ家計簿にしろ、捨てずに保管してるとどっかで役に立ってくれるのを実感している。)
どうしても観ておきたかったマイルス・デイヴィスを扱った映画で、地元では上映館が無かったのでここまで来たわけだが、中身は面白くもなんともない映画で、休業中だったマイルス・デイヴィスが持ち去られた未公開の録音テープを探してドタバタ走り回るという、悪夢のような内容だった。
で、3回目の枚方だが、
会場近くの立駐にクルマを置いてエレベーターに乗ろうとした。
ワタクシの肩のあたりがエレベーターに入った瞬間に、ドアが閉まりかけて挟まれてしまった。
先に乗り込んでた人が『開』ボタンを押してくれてると思い込んでたからだが、
枚方はワタクシの事が嫌いなのではないか?との疑惑を胸に秘めて会場へ。
去年、2018年12月1日、メセナひらかた会館で15:00開演の『枚方LOVE JAZZ』というライヴ。
出演バンドは3組で、田中ヒロシ(この人のドラムが目的でもあったが)トリオのベース光岡尚紀とクラリネットの鈴木孝紀、そしてピアニスト西山瞳の3人が枚方出身なのだそうだ。
西山瞳NHORHMというプロジェクト名の頭の『NH』という2文字は『ニシヤマ・ヒトミ』の頭文字だと思ってたら違っていて、どうやらメタル用語が元になっているらしい。
ブリティッシュハードロックとか呼ばれてた時代ならまだしも、メタルというジャンルにはほとんど親しんでいないのでわかんなかった。
アンコールでは、枚方出身の3人がそろって登場。
『TAKE THE ”K” TRAIN』の『K』とは京阪電車の『K』であって、さらにひらパーのCMのテーマを取り入れた(というかひらパーを連呼して)曲だったのだが、作曲者の西山瞳の前説だけで大ウケで、実際に演奏が進むにつれて笑いが広がっていた。
メタルをジャズに取り入れるというのに、少し興味がわいた瞬間だった。
田中ヒロシトリオに参加した女性ヴォーカルの人の唄は、上手かったなあ。