【 2018年3月23日(金) 】
8:00ハバナのホテルを出発-12:00シエンフエゴス到着-(昼食)-13:30市内見学
-15:00シエンフエゴス発-17:00トリニダーのホテル着
昨夜は遅くなったが、今朝はいつも通り7時に起きて朝食会場のレストランに向かう。キューバのホテルの食事はまずまずだ。貴重な外貨獲得のための施設だからそれなりに力を入れているのがわかる。従業員は若者が多く皆一生懸命働いている。しかし、目の前で調理してくれるコックの腕は、まだ見習い中という感じで、オムレツは《卵焼き》になってしまっている。
今日これから行く街はシエンフエゴス。途中の景色は牧草地だか荒れ野かわからないような単調な景色が続く。時折現れるヤシの木立ちが「ここは南国なのだ」という事を思い起こさせる。
途中トイレ休憩をはさんで3時間近く走ったろうか。大きな湖のような“入り江状”の海に面した、明るい太陽が輝く街、シエンフエゴスに到着。
最初に入った食事会場は、『パラシオ・デ・パジュ』と呼ばれる、オーストリア人が1913年に4年の歳月と莫大な費用をかけて建てたという回教寺院を連想させたり、イタリアのクーボラを思わせるものがあったり、中には美しいモザイク装飾が施されている不思議な建物だった。
【 昼食会場の建物-回教寺院を思わせる凝った造りの建築物だ 】
食事も南欧風の凝ったものだったが、食後屋上に上がり、そこから眺めた景色はキューバに居ることを忘れてしまいそうなエキゾチックで洒落たものだった。海面の周りはずと向こうにも陸のような影が見えて、どこで外海に続いているのかわからないような、静かで穏やかな景色だ。
シエンフエゴスは入植したフランス人が作った街という事もあって、他の都市と違って全体に洒落ている。世界遺産に登録されているというが、《革命》と関連付ける場所はあまりない。
【 劇場の内部 】
【 ここにもクラッシック・カーが 】
【 市の中心部の広場 】
【 日曜日でもないのに、WiFiの使える広場に集まってくつろぐ市民 】
トリニダーには夕方の時間に到着する。ホテルは海沿いのリゾート風の建物。プールでひと泳ぎした後、夕食をとる。
【 明るく気さくなウェイトレスたち 】
このホテルは《オール・クルッシブ》といって、すべての料金が込みになっているらしく、食後のあとの飲み物もバーも無料で利用できるらしい。試しにバーで「ハバナクラブ」を頼んだが、紙コップに注がれ、ちょっとつや消しだった。そういえば、朝のバイキングの料理も、他のホテルに比べ貧弱で、《オール・クルッシブ》も善し悪しだ。
食事後に館内のショーもあって覗いて見る。外貨獲得のための涙ぐましい努力を感じた。
その夜は早めに休み、翌日の観光に備える。
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