【 小泊町の海岸からうっすらと浮かぶ津軽富士=岩木山 】
全日程:【1日目】am4:30起床-(徒歩)-5:24北大路地下鉄発(始発)-6:00空港バス発-6:50伊丹着-8:10離陸
-9:15仙台空港着-9:40バスで出発-11:05前沢SA着(昼食ラーメン)-13:20西仙北SA着-14:00男鹿半
島IC-(一般道)-14:40「なまはげ館」着-15:45同出発-16:10入道崎着-16:40同出発-16:50宿到着
【2日目】am7:00朝食-8:15男鹿観光ホテル出発-10:50十二湖着-11:30青池-12:10 十二湖駅-(五能
線乗車)-12:25椿原駅着-12:40 深浦観光ホテル-(昼食)-13:30 同発―14:30 森田着(休憩)-15:00
同発-(メロンロードへ)-16:30-竜飛崎到着=17:05 同出発-18:40青森IC-(東北自動車道)-19:00
-黒石IC-ホテル「アップルランド」着
【 第2日目 】
今日の予定は、男鹿半島をでて海岸線を北上し、能代から十二湖駅まで行き、そこで白神山地の「青池」に立ち寄ってから駅に戻り、短区間ではあるが五能線に乗って深浦で昼食。その後、津軽半島の西海岸を北上して「竜飛岬」まで行く予定である。次の宿に着くまでのバスの走行距離は、意外にも昨日より長いということで、早めの出発が予定されていた。
【 せわしく食事をする 】
7時に食事にいき、8時過ぎにはホテルを出るというあわただしい出発となった。
【 大小さまざまな、おびただしい数の風車の群れ 】
宿を出ると、旧八郎潟の干拓地を右手に見て、海沿いの道を北に進むが、あたりは風車の群れが延々と続く。まあこれだけの大小さまざまな風車をよくも作ったものだと思う。海岸線をさらに北上して、能代の手前で「秋田自動車道」に少しだけ乗り、能代の市街地を避けて、米代川を渡り内陸部の道を進む。バスに乗って約2時間走ったところで「秋田白神駅」の前でトイレ休憩。ちょうど五能線を走る列車がホームに入ってきて写真に収める。
【 秋田白神駅でトイレ休憩 】
バスは再び走る。今日は昨日よりバスの移動距離が長いというので、ひたすら車窓の景色を楽しむ。この辺りは、前方に白神山地の山が海岸近くまで押し寄せ、海が間近に迫り美しい景色が楽しめる。
【 五能線岩舘付近の海岸線 】
次の目的地、白神山地の十二湖は、思っていた場所とは違って白神山地のかなり北方、『白神岳』よりさらに北に位置していた。それも、当初のパンフレットでは「白神山地と青池」と書いてあったので、てっきり「世界遺産の径・ブナの散策道」あたりまで踏み込むと思っていたのが、「十二湖・青池」の場所を見ると、「白神山地」のホンの入り口で、そこしか行かないとわかり、ちょっとがっかり。白神山地のほんの一地点だけである。
【 十二湖駅周辺図 】
十二湖駅の前から山の中に入っていく。暫く進むと「日本キャニオン」だという添乗員のアナウンス。「どれどれ」と見ると、山が一部崩れた岩肌が見える。「グランド・キャニオン」にはちょっと失礼じゃないかと思った。
【 日本キャニオン ー 後方は「崩山」 】
それでも辺りの景色はだんだん緑を増し、深く山の中に入っていく。十二湖というだけあって、道路の周辺にいくつもの池というか小さな湖が散在しているのが目に入る。どれが「青池」なのだろうかと思っているうち、一番奥の駐車場にバスは停まる。
そこから徒歩で500mほど歩いた所に「青池」はあるという。
【 いよいよ、十二湖の奥深く入っていく 】
緑が美しい。道沿いの木々の間から湖水が映る。どれが「青池」かもわからず先に進む。やっと「青池」の表示板があり、階段を下りていくと、そこにはそれまでの池の色とは違った神秘的な群青色の小池があった。思ったより小さく、水面が木の葉で彩られ不思議な感覚にとらわれる。「どうしてあんな色が出るのだろう?」
【 青池 】
来た道とは別の道を通り、駐車場に戻る。バスも途中から来た道と違った道で「十二湖駅」まで戻る。
ここから、いよいよ五能線の列車に乗る。3つ先の『ウェスパ椿山駅』までの短い区間であるが、
初めての経験でワクワクする。
【 十二湖駅に入ってくる列車を迎える 】
「むつ岩崎」、「むつ沢辺」、そして「ウェスパ椿山」。あっという間の15分だったが、列車の先頭でカメラを構え、小学生気分だった。
【 ウェスパ椿山駅を出る列車 】
『ウェスパ椿山駅』はローカル鉄道・五能線のイメージとはかけ離れたモダンな建物が取り囲んでいる。我々のバスは、先回りしてそこで待っていてくれた。
【 ウェスパ椿山駅前広場 】
昼の12時も過ぎた。そろそろお腹が空いてくる時間だ。昼食会場の深浦観光ホテルに急ぐ。いつか来た「不老不死温泉」のある黄金崎の海岸を通り過ぎ、ほどなく昼食会場に到着。
【 深浦観光ホテルにて 】
ここから鯵ヶ沢まで五能線と並行して進む、美しい海沿いの景色が続く道を走る。
【 深浦漁港 】
【 千畳敷手前・下春山付近 】→
←【 千畳敷手前の弁天島付近の踏切 】
【 ここでも風車の群れ ― 鯵ヶ沢の手前 】
鯵ヶ沢の街を過ぎたあたりから、バスの進行方向の右側の車窓に大きな姿の美しい山が見えてきた。何という名の山だろうと、地図を見ると『岩木山』ではないかと。
きれいな山だ!『もりた道の駅』に近づくにつれて、それは確信になった。
やっぱり地方を代表する山は皆、美しい。
【 鯵ヶ沢からもりたSA付近まで 】
【 立派な作りの蕎麦や 】
【 道の駅『もりた』付近から返り見た「岩木山」 】
【 海に浮かぶ岩木山 ― 小泊海岸から最後の眺め 】
道の駅「もりた」で景色を見ながら30分ほど休憩した後、午後3時に発車。一旦。鯵ヶ沢方面に戻り、「メロンロード」に入って北上する。湖沼が点在するような湿地帯を進んでいく。『十三湖』まで来て、再び海岸線に出る。小泊の峠を越える手前まで海岸線を走る。左手を見れば、先ほどの「岩木山」が海の上にうっすらと浮かぶ。
ここから半島の付け根の丘を越える。峠を越えて小泊の街をすり抜け、再び海岸線の道路を走る。竜飛崎の手前で再び海岸から離れ、険しい山道をたどらねば、岬に近づけない。
竜飛崎には2005年8月の個人旅行で一回来ていて、その時は逆コースで青森空港から津軽半島に行き、竜飛岬に行っていた。
【 竜飛崎へ山道の登坂から海を振り返る 】 【 竜飛崎手前の最高地点ーガスがかかる 】
灯台の前まで来て、「ああ、ここ前来た!」と実感する。ばすを降りるとき、「時間がないので、ここ5分でお願いします。」という。それは無理な話だ。5分そこいらで景色を見て、記念撮影もできるわけがない。
【 竜飛崎灯台 】 【 竜飛崎の断崖 】
灯台の前で皆が添乗員に写真撮影のシャッターをお願いする。殺到するものだからされだけで10分は過ぎる。全国で唯一という《階段の国道》を見る。
【 階段国道 】 【 標識 】
そのあと少し離れたところにある「津軽海峡冬景色」の記念碑も回らなければならない。かつて、ここで石川さゆりのその歌を、備え付けの再生装置のボタンを鳴らして聴きながらあたりの景色を見たものだ。
【 北陸新幹線青函トンネル基地を望む 】 【 「津軽海峡冬景色」の歌謡碑 】
最初の時は、ああここが最果ての地かと感慨深く見回したものだが、今見ればやはり当時とあまり変わっていない。ただその時は、海を挟んだ対岸にかすかに見える「仏ヶ浦」の事は頭になかった。今回の旅行でそこを訪ねるから、「向こうに明日行く仏ヶ浦が見えます。」との案内で、その場所を確認できた。
『「飢餓海峡」でたどり着いたのがあそこか』と、かすかに見える白い断崖を目で追う。
【 竜飛岬より仏ヶ浦を見る 】
当初の予定では、《明日、蟹田港から陸奥湾フェリーで明日フェリーで渡って、対岸の下北半島の脇田浜港に行き、そこから直接仏ヶ浦に向く予定》であったのが、旅行開始直前の丁重な知らせで「急な事情ででフェリーが運休する」という理由からご了解いただきた旨の通知があった。おかげで《青森まで行き、さらに陸奥湾を大きく回って横浜町を通り陸奥市大曲湊経由で行く》という遠回りを強いられていた。効率よく回れるという最初の思いが、ここでもくじかれたが、この日バスの中で添乗員が『水曜日はフェリーの運休日で、陸路を行くしかない・・・』と説明を受けた時は、【そんな馬鹿な!】ーそんなこと最初から分かっていたことなのに、どうしてそんないい加減なスケジュールを組んだのかと、腹が立った。(と同時に、これは添乗員の失言ではないかとーうっかり言ってはいけない裏の事情を明かしてしまって、後で困るのでは・・・。)
【 竜飛崎と仏ヶ浦 の位置関係 】
【 眼と鼻の先にある仏ヶ浦まで、陸奥湾を大きく迂回して行かねばならない 】
何はともあれ、今日の観光地は竜飛岬が最後で、後は宿に向かうだけ。津軽半島の東海岸に出て青森まで南に下がり、黒石市の宿、南田温泉ホテル「アップルランド」を目指してひたすら走る。竜飛崎を出発したのが午後5時過ぎだったからホテルに着くのは7時半ころになると伝えられた。
すっかり陽の落ちた7時過ぎようやく宿に到着。風呂に入る間もなく直ぐに遅めの夕食。
【 豪華なバイキング 】
お腹の空いている所にバイキングの料理もうれしかったが、ここの一番のご褒美は《飲み放題のアルコール》だった。酒あり、ウィスキーあり、ワインありでもちろんビールは飲み放題。酒飲みにとっては《またとない嬉しいプレゼント》である。しかも並べられている物は安物でないそこそこのものだ。(ワインはさすがちょっと二流品だったが)特に地酒の美味しそうなのが並べられていて目移りしてしまった。(ビールを腹いっぱい飲まなければよかったと後悔!)
いつだったか、どこかのホテルで朝の食事にシャンペン飲み放題というのがあって驚いたが、その比ではない。
【 飲み放題のアルコール 】
すっかり酔いが回って、それまでの《うやむや》も晴れて、風呂にざぶんと浸かり、2日目終了。
【 おやすみなさい 】
【 『東北旅行③- 男鹿半島から下北(仏ヶ浦・恐山)をまわり、三陸海岸と松島を巡る4泊5日の旅』-その3 】へジャンプ
【 『東北旅行①- 男鹿半島から下北(仏ヶ浦・恐山)をまわり、三陸海岸と松島を巡る4泊5日の旅』-その1 】へ戻る
全日程:【1日目】am4:30起床-(徒歩)-5:24北大路地下鉄発(始発)-6:00空港バス発-6:50伊丹着-8:10離陸
-9:15仙台空港着-9:40バスで出発-11:05前沢SA着(昼食ラーメン)-13:20西仙北SA着-14:00男鹿半
島IC-(一般道)-14:40「なまはげ館」着-15:45同出発-16:10入道崎着-16:40同出発-16:50宿到着
【2日目】am7:00朝食-8:15男鹿観光ホテル出発-10:50十二湖着-11:30青池-12:10 十二湖駅-(五能
線乗車)-12:25椿原駅着-12:40 深浦観光ホテル-(昼食)-13:30 同発―14:30 森田着(休憩)-15:00
同発-(メロンロードへ)-16:30-竜飛崎到着=17:05 同出発-18:40青森IC-(東北自動車道)-19:00
-黒石IC-ホテル「アップルランド」着
【 第2日目 】
今日の予定は、男鹿半島をでて海岸線を北上し、能代から十二湖駅まで行き、そこで白神山地の「青池」に立ち寄ってから駅に戻り、短区間ではあるが五能線に乗って深浦で昼食。その後、津軽半島の西海岸を北上して「竜飛岬」まで行く予定である。次の宿に着くまでのバスの走行距離は、意外にも昨日より長いということで、早めの出発が予定されていた。
【 せわしく食事をする 】
7時に食事にいき、8時過ぎにはホテルを出るというあわただしい出発となった。
【 大小さまざまな、おびただしい数の風車の群れ 】
宿を出ると、旧八郎潟の干拓地を右手に見て、海沿いの道を北に進むが、あたりは風車の群れが延々と続く。まあこれだけの大小さまざまな風車をよくも作ったものだと思う。海岸線をさらに北上して、能代の手前で「秋田自動車道」に少しだけ乗り、能代の市街地を避けて、米代川を渡り内陸部の道を進む。バスに乗って約2時間走ったところで「秋田白神駅」の前でトイレ休憩。ちょうど五能線を走る列車がホームに入ってきて写真に収める。
【 秋田白神駅でトイレ休憩 】
バスは再び走る。今日は昨日よりバスの移動距離が長いというので、ひたすら車窓の景色を楽しむ。この辺りは、前方に白神山地の山が海岸近くまで押し寄せ、海が間近に迫り美しい景色が楽しめる。
【 五能線岩舘付近の海岸線 】
次の目的地、白神山地の十二湖は、思っていた場所とは違って白神山地のかなり北方、『白神岳』よりさらに北に位置していた。それも、当初のパンフレットでは「白神山地と青池」と書いてあったので、てっきり「世界遺産の径・ブナの散策道」あたりまで踏み込むと思っていたのが、「十二湖・青池」の場所を見ると、「白神山地」のホンの入り口で、そこしか行かないとわかり、ちょっとがっかり。白神山地のほんの一地点だけである。
【 十二湖駅周辺図 】
十二湖駅の前から山の中に入っていく。暫く進むと「日本キャニオン」だという添乗員のアナウンス。「どれどれ」と見ると、山が一部崩れた岩肌が見える。「グランド・キャニオン」にはちょっと失礼じゃないかと思った。
【 日本キャニオン ー 後方は「崩山」 】
それでも辺りの景色はだんだん緑を増し、深く山の中に入っていく。十二湖というだけあって、道路の周辺にいくつもの池というか小さな湖が散在しているのが目に入る。どれが「青池」なのだろうかと思っているうち、一番奥の駐車場にバスは停まる。
そこから徒歩で500mほど歩いた所に「青池」はあるという。
【 いよいよ、十二湖の奥深く入っていく 】
緑が美しい。道沿いの木々の間から湖水が映る。どれが「青池」かもわからず先に進む。やっと「青池」の表示板があり、階段を下りていくと、そこにはそれまでの池の色とは違った神秘的な群青色の小池があった。思ったより小さく、水面が木の葉で彩られ不思議な感覚にとらわれる。「どうしてあんな色が出るのだろう?」
【 青池 】
来た道とは別の道を通り、駐車場に戻る。バスも途中から来た道と違った道で「十二湖駅」まで戻る。
ここから、いよいよ五能線の列車に乗る。3つ先の『ウェスパ椿山駅』までの短い区間であるが、
初めての経験でワクワクする。
【 十二湖駅に入ってくる列車を迎える 】
「むつ岩崎」、「むつ沢辺」、そして「ウェスパ椿山」。あっという間の15分だったが、列車の先頭でカメラを構え、小学生気分だった。
【 ウェスパ椿山駅を出る列車 】
『ウェスパ椿山駅』はローカル鉄道・五能線のイメージとはかけ離れたモダンな建物が取り囲んでいる。我々のバスは、先回りしてそこで待っていてくれた。
【 ウェスパ椿山駅前広場 】
昼の12時も過ぎた。そろそろお腹が空いてくる時間だ。昼食会場の深浦観光ホテルに急ぐ。いつか来た「不老不死温泉」のある黄金崎の海岸を通り過ぎ、ほどなく昼食会場に到着。
【 深浦観光ホテルにて 】
ここから鯵ヶ沢まで五能線と並行して進む、美しい海沿いの景色が続く道を走る。
【 深浦漁港 】
【 千畳敷手前・下春山付近 】→
←【 千畳敷手前の弁天島付近の踏切 】
【 ここでも風車の群れ ― 鯵ヶ沢の手前 】
鯵ヶ沢の街を過ぎたあたりから、バスの進行方向の右側の車窓に大きな姿の美しい山が見えてきた。何という名の山だろうと、地図を見ると『岩木山』ではないかと。
きれいな山だ!『もりた道の駅』に近づくにつれて、それは確信になった。
やっぱり地方を代表する山は皆、美しい。
【 鯵ヶ沢からもりたSA付近まで 】
【 立派な作りの蕎麦や 】
【 道の駅『もりた』付近から返り見た「岩木山」 】
【 海に浮かぶ岩木山 ― 小泊海岸から最後の眺め 】
道の駅「もりた」で景色を見ながら30分ほど休憩した後、午後3時に発車。一旦。鯵ヶ沢方面に戻り、「メロンロード」に入って北上する。湖沼が点在するような湿地帯を進んでいく。『十三湖』まで来て、再び海岸線に出る。小泊の峠を越える手前まで海岸線を走る。左手を見れば、先ほどの「岩木山」が海の上にうっすらと浮かぶ。
ここから半島の付け根の丘を越える。峠を越えて小泊の街をすり抜け、再び海岸線の道路を走る。竜飛崎の手前で再び海岸から離れ、険しい山道をたどらねば、岬に近づけない。
竜飛崎には2005年8月の個人旅行で一回来ていて、その時は逆コースで青森空港から津軽半島に行き、竜飛岬に行っていた。
【 竜飛崎へ山道の登坂から海を振り返る 】 【 竜飛崎手前の最高地点ーガスがかかる 】
灯台の前まで来て、「ああ、ここ前来た!」と実感する。ばすを降りるとき、「時間がないので、ここ5分でお願いします。」という。それは無理な話だ。5分そこいらで景色を見て、記念撮影もできるわけがない。
【 竜飛崎灯台 】 【 竜飛崎の断崖 】
灯台の前で皆が添乗員に写真撮影のシャッターをお願いする。殺到するものだからされだけで10分は過ぎる。全国で唯一という《階段の国道》を見る。
【 階段国道 】 【 標識 】
そのあと少し離れたところにある「津軽海峡冬景色」の記念碑も回らなければならない。かつて、ここで石川さゆりのその歌を、備え付けの再生装置のボタンを鳴らして聴きながらあたりの景色を見たものだ。
【 北陸新幹線青函トンネル基地を望む 】 【 「津軽海峡冬景色」の歌謡碑 】
最初の時は、ああここが最果ての地かと感慨深く見回したものだが、今見ればやはり当時とあまり変わっていない。ただその時は、海を挟んだ対岸にかすかに見える「仏ヶ浦」の事は頭になかった。今回の旅行でそこを訪ねるから、「向こうに明日行く仏ヶ浦が見えます。」との案内で、その場所を確認できた。
『「飢餓海峡」でたどり着いたのがあそこか』と、かすかに見える白い断崖を目で追う。
【 竜飛岬より仏ヶ浦を見る 】
当初の予定では、《明日、蟹田港から陸奥湾フェリーで明日フェリーで渡って、対岸の下北半島の脇田浜港に行き、そこから直接仏ヶ浦に向く予定》であったのが、旅行開始直前の丁重な知らせで「急な事情ででフェリーが運休する」という理由からご了解いただきた旨の通知があった。おかげで《青森まで行き、さらに陸奥湾を大きく回って横浜町を通り陸奥市大曲湊経由で行く》という遠回りを強いられていた。効率よく回れるという最初の思いが、ここでもくじかれたが、この日バスの中で添乗員が『水曜日はフェリーの運休日で、陸路を行くしかない・・・』と説明を受けた時は、【そんな馬鹿な!】ーそんなこと最初から分かっていたことなのに、どうしてそんないい加減なスケジュールを組んだのかと、腹が立った。(と同時に、これは添乗員の失言ではないかとーうっかり言ってはいけない裏の事情を明かしてしまって、後で困るのでは・・・。)
【 竜飛崎と仏ヶ浦 の位置関係 】
【 眼と鼻の先にある仏ヶ浦まで、陸奥湾を大きく迂回して行かねばならない 】
何はともあれ、今日の観光地は竜飛岬が最後で、後は宿に向かうだけ。津軽半島の東海岸に出て青森まで南に下がり、黒石市の宿、南田温泉ホテル「アップルランド」を目指してひたすら走る。竜飛崎を出発したのが午後5時過ぎだったからホテルに着くのは7時半ころになると伝えられた。
すっかり陽の落ちた7時過ぎようやく宿に到着。風呂に入る間もなく直ぐに遅めの夕食。
【 豪華なバイキング 】
お腹の空いている所にバイキングの料理もうれしかったが、ここの一番のご褒美は《飲み放題のアルコール》だった。酒あり、ウィスキーあり、ワインありでもちろんビールは飲み放題。酒飲みにとっては《またとない嬉しいプレゼント》である。しかも並べられている物は安物でないそこそこのものだ。(ワインはさすがちょっと二流品だったが)特に地酒の美味しそうなのが並べられていて目移りしてしまった。(ビールを腹いっぱい飲まなければよかったと後悔!)
いつだったか、どこかのホテルで朝の食事にシャンペン飲み放題というのがあって驚いたが、その比ではない。
【 飲み放題のアルコール 】
すっかり酔いが回って、それまでの《うやむや》も晴れて、風呂にざぶんと浸かり、2日目終了。
【 おやすみなさい 】
【 『東北旅行③- 男鹿半島から下北(仏ヶ浦・恐山)をまわり、三陸海岸と松島を巡る4泊5日の旅』-その3 】へジャンプ
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