この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「パラダイス・ナウ」-自爆テロの内面を覗く

2007-07-20 00:39:55 | 最近見た映画
[2007年7月10日] 京都シネマ

 パレスティナとイスラエルの確執のそもそもの発端は、第一次大戦中シオニズム運動を後押しした形でイギリスの公式見解として公表された「バルフォア宣言」だ。

 他人の土地を勝手に分け与えて、それを「国土にしろ」とイスラエルの建国を保証しようとするのだから、どだい難しい話だ。

(パレスティナとイスラエルの争いの歴史的経過は、この映画の公式サイトの【解説】の『パレスティナ小史』に簡潔にまとめられている。)

 かくして、イスラエルとパレスチナ人民との果てしない泥沼の戦いが続くのだが、映画「約束の旅路」でも見た、イスラエル側の左派の存在や、この映画の自爆テロをする側の心の変化が、今後どのように和平交渉に影響するか見守りたい。


 それにしても思ったのは、テロを送り出す構造が-精神の作り方を含め-日本の神風特攻隊を送り出す仕組みに、すごくにていると思った。


 暴力の応酬では、何も生み出されない

 -だから今、憲法第九条なのだと、言いたい。


   

  「パラダイス・ナウ」-公式サイト


映画「パラダイス・ナウ」と映画「ミュンヘン」について-の参考サイト

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