遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

はだか祭り

2019-02-20 16:20:34 | 日記
平成31年2月20日(水)

国府宮の裸祭り


2月16日(土)、名古屋市守山区の奉賛会が
国府宮裸祭りに供える「大鏡餅」を台車に乗せ
出発、稲沢市の大國霊神社(国府宮)へ、無事
奉納された。


2月17日(日)、国府宮裸祭りの開催である。

裸祭り(国府宮)


尾張地方の総鎮守神(尾張大國霊神)は、
豊商業守護神、厄除神として広く信仰される。
裸祭りは、正式には「儺追神事」といい、
毎年旧正月の十三日(今年は2月17日)に
行われた。
起源は古く、神護景雲元年(767年)称徳天皇
の勅令により「悪疫退散の祈願」が全国に在る
国分寺で行われ、尾張国司が総社の国府宮(稲沢
市)でも祈願した。

今年の神男が選ばれる

この神事は、祈祷と御御籤に依って選ばれた神男
を巡り、下帯一つの裸男達による壮絶な揉み合い
を繰り広げる。




「神男:に触れれば厄落としが出来るとの信仰
からとの言い伝えが由来との事。

当日、「なおいぎれ」(大鏡餅奉納時の紅い布)
やお供えの大鏡餅の「切り餅」等を受ける参拝者
が境内に雑踏する、、、、。




「神男」が揉み合いの中、儺追殿に入り「厄災退散
の祈祷をした後、、神男の背中にあらゆる罪をつぎ
込んだものとされる「土餅」を背負わせ、神職の
大鳴鈴を合図に、これを追放する、、、。

その後「土餅」は神職に依って地中に埋められる。

一連の儀式を終えた「神男」は正装した後、拝殿に
現れ、参拝者に対する。


毎年の事ながら、この勇猛かつ奇妙なる神事を
TV画面に釘つけとなり、、、
この行事が終わると、この地方にも春が訪れる。
(画像はCBCTVのニュースによる)

今日の1句

儺追殿裸男に山笑ふ        ヤギ爺