令和元年11月14日(木)
紅葉散る : 冬紅葉
冬は樹上の紅葉がすっかり散り、地面を覆い
隠す程になるが、やがてそれも朽ち土に還る。
野山を彩った紅葉は、晩秋から初冬にかけて
散り始める。
秋の「紅葉かつ散る」は、紅葉(コウヨウ)
しつつ散る状態を言うが、
冬の「紅葉散る」は、盛りを過ぎた紅葉の
葉が冷たい風雨に晒されて散る情景が在る。
風に舞う紅葉、渓流を流れ行く紅葉、静か
に、庭に散り敷かれた紅葉等、、、
日本には、古来からその美しさ、風情を
楽しむ言葉がある。
楓 : かえで
ムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称
日本に自生しているカエデの種類は26種類
にのぼる。
名前の由来は、葉の形が蛙の手に似ている
事から「カエルデ」から省略化し「カエデ」
となったとされる。
また、「モミジ」と呼ばれ、その場合は樹木
の紅葉を称して「モミジ」と呼ばれる。
童謡の「もみじ」には、その種類、形、色
の様々にモミジを表現されている。
① 秋の夕陽に てる山もみじ
濃いも薄いも 数あるなかに
松をいろどる 楓や蔦は
山のふもとの 裾もよう
② 渓の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
必ず思い出される、日本の心の歌である。
冬に入り、雨上がりの今朝は風が強く、
公園や街路の樹木の紅葉が盛りの中で、
彼方此方、風に舞い散り踊る。
中でも楓のそれは、形も色も鮮やかで
最も美しい「モミジ」である。
楓の、英語のMAPLEは、カナダの
国旗にあしらわれ、国のシンボルとなる。
娘が旅行の土産に「メープルシロップ」
を届けてくれ、ホットケーキ、トースト
等に使用している。
このメープルは、砂糖楓と言われ、樹液
はとても甘く、濃縮液をシロップとして
カナダの特産品となっている。
今日の1句
磴の紅葉踏みしめ散り惜しむ ヤギ爺
磴 : いしざか、石の階段
紅葉散る : 冬紅葉
冬は樹上の紅葉がすっかり散り、地面を覆い
隠す程になるが、やがてそれも朽ち土に還る。
野山を彩った紅葉は、晩秋から初冬にかけて
散り始める。
秋の「紅葉かつ散る」は、紅葉(コウヨウ)
しつつ散る状態を言うが、
冬の「紅葉散る」は、盛りを過ぎた紅葉の
葉が冷たい風雨に晒されて散る情景が在る。
風に舞う紅葉、渓流を流れ行く紅葉、静か
に、庭に散り敷かれた紅葉等、、、
日本には、古来からその美しさ、風情を
楽しむ言葉がある。
楓 : かえで
ムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称
日本に自生しているカエデの種類は26種類
にのぼる。
名前の由来は、葉の形が蛙の手に似ている
事から「カエルデ」から省略化し「カエデ」
となったとされる。
また、「モミジ」と呼ばれ、その場合は樹木
の紅葉を称して「モミジ」と呼ばれる。
童謡の「もみじ」には、その種類、形、色
の様々にモミジを表現されている。
① 秋の夕陽に てる山もみじ
濃いも薄いも 数あるなかに
松をいろどる 楓や蔦は
山のふもとの 裾もよう
② 渓の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
必ず思い出される、日本の心の歌である。
冬に入り、雨上がりの今朝は風が強く、
公園や街路の樹木の紅葉が盛りの中で、
彼方此方、風に舞い散り踊る。
中でも楓のそれは、形も色も鮮やかで
最も美しい「モミジ」である。
楓の、英語のMAPLEは、カナダの
国旗にあしらわれ、国のシンボルとなる。
娘が旅行の土産に「メープルシロップ」
を届けてくれ、ホットケーキ、トースト
等に使用している。
このメープルは、砂糖楓と言われ、樹液
はとても甘く、濃縮液をシロップとして
カナダの特産品となっている。
今日の1句
磴の紅葉踏みしめ散り惜しむ ヤギ爺
磴 : いしざか、石の階段