遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

石蕗の花

2019-11-16 16:10:48 | 日記
令和元年11月16日(土)

石蕗の花 : 石蕗(つわ)咲く


名古屋港へ散策の途中、裏通りの屋敷跡に
黄色の石蕗の花を見つける。
この花を見かけると、「冬の季節」到来、
と思う、、、。

紅葉が、後しばらくで終わり、、そろそろ
落ち葉搔きが始まり、冬枯れた街は色を
失い、、、そんな頃に「まっ黄色」の花、
葉も濃い緑が鮮やかで美しく、庭の花と
して近頃多く見かけるようになった。

「つわぶき」は海岸や海浜近くの山等に
自生する、キク科の常緑多年草。
10月~12月にかけ、60cm程に
花軸を伸ばし、菊に似た頭状花を散房状
に開く。

葉は蕗に似て質が厚く、濃緑色で光沢が
ある。 蕗に似るが別の種類。
葉柄は食用、薬用となる。
葉の下の花軸の部分は葉柄(ようへい)
といい、この花の実際の茎の部分は地中
にある。


名の由来
葉の形が蕗の形に似ている事からと言わ
れる。 また、葉の緑が濃く艶が在り、
「艶蕗」が転じて「つわぶき」となった
ともいわれる。

葉を火にあぶり、湿布薬として使われた。
また食用には葉柄(軸)の部分を炒め
甘辛く、佃煮状にして頂く。(伽羅蕗)
伽羅蕗は、フキ、ツワブキともに使用さ
れるが、フキは軸の部分に空洞があるが
ツワブキには空洞がない。

また、山口県のSLが走る「津和野」は、
この地は「つわぶきの野」から津和野
となったとのこと。



今日の1句

海浜の人家の跡に石蕗咲けり    ヤギ爺