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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2021-11-18 16:39:03 | 日記

令和3年11月18日(木)

潮路句会(10月例会より)

里の日に翅輝かせ蜻蛉飛ぶ    玲 子

 

10月例会(10月9日)

出席者 : 7名、不在投句 : 1名、欠席者 : 1名

たれかれに虫籠の中見せたがる      玲 子

 

月光に包まれきって町眠る        勝

 

秋茄子をきゅきゅっと鳴かし洗ひをり   美保子

 

通草の実秘めたる腹の内みせず      魚 青

 

落鮎や色づき初めし山高し        輝 子

 

通草の実仰ぎて潜る茶屋庇        美智子

 

かさり落つ風のいだずら桐一葉      政 子

 

友垣の新蕎麦たぐる宴締め        ヤギ爺

 

 

※通草とは、アケビのこと

 アケビ科の蔓性落葉低木で、春に淡紫色の小花が咲き、

 秋になると凡そ6cmの楕円形の実が成る。

 熟すと果肉が裂け、黒い種子を一杯に含んだ白い果肉

 は、とても甘くなる。昔は山遊びをする子等の恰好の

 オヤツとして親しまれた。

 アケビを漢字で書くと「木通」「通草」と書く。その

 由来は、アケビの蔓は中が空洞で空気が通っている事

 から「木通」と書き、「通草」も蔓を草と見立て同様

 の表現となった。