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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

落葉掻き

2021-11-21 16:48:06 | 日記

令和3年11月21日(日)

落葉掻き 

木々の葉の散る姿は仲秋頃からそろそろ見られるが、何と

いっても数多くの落葉が降るのは冬に入ってからである。

落葉が青空に風に降っていく風情、音もなく真っ直ぐに降

りしきる様子等と、どれも冬の到来を感じさせ身が引きし

まる。

木から離れて地上に落ちるまでのものや、地上に落ちて居

るもの全て落葉というが、どれにも詩情が感じられる。

落葉には、そこに様々の木の種類を知り、色・形の多さに

驚かさられる。

地上に積もった落葉は踏むと快い音をたて、少し湿り朽ち

始めた落葉には、またしっとりとした風情が在る。

落葉風」は、落葉をさそう風。「落葉雨」は、落葉の

降る様を雨に喩えたもの。

「落葉掻き」は、地上に落ちた葉を熊手や箒等でかき集め

る事をいう。

「落葉焚き」はかき集めた葉で焚火をする事をいうが、昨

今都会の街中での焚火は禁止されて居り、冬の風物詩が

亦一つ消えていく、、、、。

落葉焚き

 

今年も落葉掻きの季節がやって来た。

公園の木々はすっかり色づき、辺り一面に落葉が降り積も

る。ご近所のお宅の庭先や駐車場にも舞い降りている。

そろそろ苦情も出る頃だ、、、、、。

公園愛護会のメンバー、町内役員が早朝から集まり落葉掻

きが始まった。 熊手や箒などを手に手に、降り積もった

落葉を搔き集めていく。

掻いても掻いても、、キリがない、とボヤキつつ、、、、

それでも小1時間、ゴミ収集袋(45L用)で≒50袋、

山積みとなった落葉を眺め、満足の笑みが、、、、、

 

今日の1句

かさかさと手に束ねたる落葉掻き

※束ねる : つかねる、一つに集める。