令和3年11月21日(日)
落葉掻き
木々の葉の散る姿は仲秋頃からそろそろ見られるが、何と
いっても数多くの落葉が降るのは冬に入ってからである。
落葉が青空に風に降っていく風情、音もなく真っ直ぐに降
りしきる様子等と、どれも冬の到来を感じさせ身が引きし
まる。
木から離れて地上に落ちるまでのものや、地上に落ちて居
るもの全て落葉というが、どれにも詩情が感じられる。
落葉には、そこに様々の木の種類を知り、色・形の多さに
驚かさられる。
地上に積もった落葉は踏むと快い音をたて、少し湿り朽ち
始めた落葉には、またしっとりとした風情が在る。
「落葉風」は、落葉をさそう風。「落葉雨」は、落葉の
降る様を雨に喩えたもの。
「落葉掻き」は、地上に落ちた葉を熊手や箒等でかき集め
る事をいう。
「落葉焚き」はかき集めた葉で焚火をする事をいうが、昨
今都会の街中での焚火は禁止されて居り、冬の風物詩が
亦一つ消えていく、、、、。
落葉焚き
今年も落葉掻きの季節がやって来た。
公園の木々はすっかり色づき、辺り一面に落葉が降り積も
る。ご近所のお宅の庭先や駐車場にも舞い降りている。
そろそろ苦情も出る頃だ、、、、、。
公園愛護会のメンバー、町内役員が早朝から集まり落葉掻
きが始まった。 熊手や箒などを手に手に、降り積もった
落葉を搔き集めていく。
掻いても掻いても、、キリがない、とボヤキつつ、、、、
それでも小1時間、ゴミ収集袋(45L用)で≒50袋、
山積みとなった落葉を眺め、満足の笑みが、、、、、
今日の1句
かさかさと手に束ねたる落葉掻き
※束ねる : つかねる、一つに集める。