あじさい街道

せっかく春野のあじさい街道に行ったのに、

写真を撮りませんでした。（残念）


というか・・・

迷子になってしまって、それどころじゃなかったのです。


娘の運転で（ナビ付き）母と３人で出かけたのですが、

あじさい街道を探して、ぐるぐるぐるぐる回って、

３人共、へとへとになってしまい、写真を撮る心の余裕なし。（汗）


今思えば、笑い話。

でも、その時は、真剣なんですよね。

「ここは、どこ？」「私は、誰？」って感じでした。


私の場合、ひどい方向音痴なので、もう慣れっこなんですが、

（いつでも、どこでも迷子になる）

母と娘と一緒の場合、できることなら、迷子になりたくはないです。

おなかも空くし、目的地に辿りつかない切なさは、味あわせたくないですから。



でも、そのおかげと言ったらなんですが、

帰り途、伯母の（母のお姉さん）お見舞いに行こうということになって、

予定外に、お見舞いに行きました。

それがね、良かったんですよ。

なんか、心が満たされたっていうか。

母も、伯母さんも、涙ぐんで手を握り合ってね。

「また、来るから、また、来るから」って。

私も、伯母さんの手を握りながら、涙がこぼれそうでした。

強がりな私は、泣ける場面は苦手なんです。

いつも、元気で笑っていたいのに。

弱いところは見せたくないの。

でも、年のせいか、そんな強がりもできなくなってきました。



迷子になったおかげで（？）お見舞いに行こうという案が出て、

結果、私も母も、すごく平和な気持ちになれたのですから。

そうなるように、迷子にしてくれたのかもしれませんね。


帰り際、母の顔が、すごく爽やかだったので（伯母さんに会えたので）

私も、しあわせになりました。