ついこの間まで、とっても元気だった方が、
病に倒れ、あっという間に亡くなられました。
母が親しくしていた人です。
私も、時々、お会いしていたので、ビックリしました。
新聞の死亡欄で知り、すぐに母に電話しました。
もちろん、母は知っていて、「行って来た」とのこと。
とても寂しそうにしていたので、
「落ち込まないようにね」と、言うと、
「もう落ち込んでるよ」と、母。
「面白いテレビ見て、昼寝して、気を紛らわせてよ」
と言うと、小さく「うん」
でも、その話の後、今度、ユニクロに買い物に行く話になって、
何を買うかリストアップしている母に、ちょっと安堵しました。
さすが、87年、山あり谷あり生きてきた母、逞しい。
でも、日頃、「みんな、あっちの世界に行ってしもうた」が口癖の母。
祖父母、兄姉、父、友達・・・母にとって大事な人は、皆、鬼籍に入ってしまった。
寂しいんだろうなぁ。
まだ、60歳の私には、わかりようもないけど、
いずれ行く道。
87になれば、母の気持ちがわかるかな。
そうそう、亡くなられた方は、ほぼ私と同じ年でした。
だから、私にとっても、ショックな出来事でした。
つい最近まで、「トマト、貰ったけど、食べません?」なんて、よく持ってきてくれたのに。
母は、毎日、会っていたというお隣さん。
どんなに、寂しいだろうと、私も切ない。
人生って、何があるかわからない。