温泉漫遊記

国内の温泉施設、特に共同浴場や日帰り温泉施設を中心にした入湯記です。

道南の湯巡り旅(5回)

2019-07-20 22:27:37 | 日記

2019年6月27日(木)
 今日は乙部町から海岸線を一路南下し、江差町、上ノ国町、松前町、福島町、知内町、木古内町等を経て、宿泊地の函館市郊外の南茅部地区を目指します。途中松前城やトラピスト修道院を見学するので、余り日帰り温泉に立ち寄る時間が無く、僅か2湯しか入れなかった。しかし、最後に宿泊先の南茅部地区で極上の3湯に入れて大満足でした。

・松前温泉休養センター
  海岸線から少し山間に入った場所にあり、建物の外観は見事な武家屋敷風造りである。浴槽はタイル貼りの内風呂のみ、縁だけ大理石、20人位は入れる大浴場である。また男女の仕切壁に松前家の家紋である大きな「武田菱」が描かれていた。湯は無色透明、適温、入浴時にはスベスベ感は余り無いが、湯上り後に肌が滑らかになったように感じた。ここも結構人気施設で、お年寄りで混雑していた。
1.  住 所       :北海道松前郡松前町字大沢652-14                         
2.  電 話       :0139-42-4919       
3.  大人料金     :400円
4.  営業時間     :11時~21時
       
5.  定休日       :毎週火曜日
6.  泉 質       :ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性温泉)     
7.  源泉名       :松前温泉                       
8.  湧出量       :(動力揚湯)          
9.  源泉温度     :36.9℃             
10. PH値        :7.0                
11.温泉利用状況   :加温有、循環濾過有一部掛け流し、消毒有             
12.知覚等        :無色澄明、微塩味、無臭               
13.設備         :脱衣所/鍵付ロッカー有が使用不能、棚と籠有、洗い場/シャワー付カラン有、アメニティ類無
14. その他       :建物前駐車場30台有
   
      外 観           玄関            男女湯入口         脱衣所
 
     大浴場       男女湯仕切壁の武田菱

 

 ・知内温泉「ユートピア和楽園」
  国道228号線を函館に向かって走っていた時に、看板を見かけて行ってみた。国道から少し外れた山間にあり、周囲はうっそうとした山林である。建物はコンクリート造りの洒落た洋風、結構歴史ある温泉のようであった。余り期待してなかったが、これが大当たり、自家源泉、しかも自然噴出の湯であった。浴室が2ヶ所あるが離れており、移動には着替えが必要である。フロントの左側が「上の湯」、右側が「下の湯」である。まず「上の湯」に入浴、岩風呂風造り、床は温泉の析出物で棚田状態、如何にも効目がありそうな感じです。湯は熱めの適温、緑白色の濁り、スベスベ感があり、微かに金属臭があった。また男女湯の仕切壁が、自然石を積み重ねた石垣でした。天井には黴がこびり付いており、歴史の古さを感じます。下の湯は激熱、浴槽は2ヶ所有り、一つは3~4人用位の広さ、もう一つは底が浅く寝湯になっていた。また別に混浴露天風呂があるようですが、気が付かず入りませんでした。
1.  住 所       :北海道上磯郡知内町湯ノ里284                       
2.  電 話       :01392-6-2341       
3.  大人料金     :460円
4.  営業時間     :7時~21時
       
5.  定休日       :無休
6.  泉 質       :上の湯&下の湯/ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉     
7.  源泉名       :上の湯/湯ノ里2号(丙) 、下の湯/湯ノ里4号井                      
8.  湧出量       :(自然湧出)         
9.  源泉温度     :上の湯/60.4℃(浴槽43℃)、下の湯/49.6℃(浴槽43℃)             
10. PH値        :上の湯/6.8、下の湯/6.5                              
11.温泉利用状況   :掛け流し             
12.知覚等        :無色澄明、微塩味、無臭               
13.設備         :脱衣所/鍵付ロッカー有、洗い場/シャワー付カラン有、アメニティ類有
14. その他       :知る人ぞ知る秘湯である、自家源泉が5本有、休憩室有
   
      外観           上の湯脱衣所        上の湯洗い場        上の湯岩風呂
  
  上の湯岩風呂湯口       上の湯浴室天井        上の湯浴室床面        下の湯脱衣所 
   
 下の湯の内風呂&寝湯     下の湯内風呂湯口        下の湯内風呂          下の湯寝湯 
 
   下の湯男女仕切板       下の湯洗い場
    


・大船温泉「下の湯」
  南茅部地区を流れる大船川の川端にあり、湯小屋は川に架かる橋を渡った先にある。木造の建物が2つ並んで建っており、右側が受付棟、左側が湯小屋である。両方とも鄙び系で建物自体は冴えないが、掛け流しの乳白色の湯は特急品である。湯には全く手がかかっておらず、源泉そのものを楽しめます。ネットでは激熱とありましたが、私が入った時は先客が数人おり、既に調整されていたためか熱めの適温でした。浴槽はコンクリート造り、広さは2~3人用位です。湯は前述の通り乳白色、熱めの適温で、さらにスベスベ感が強くありました。浴室や脱衣所は男女別です。なお、住所、電話番号はネットで検索すれば直ぐに分ります。また、当湯は地元の方に愛されているが専用では無く、決して一般客を拒否しているわけでは無いようです。ただ入浴に際しては必ず規則を守ることが肝要です。受付には常時管理人がいるようで、私が訪れた時は優しい女将さんがいて、丁寧に応対して頂きました。詳細な温泉データは、「温泉分析書」が掲示されていなかったため不明です。
1.  住 所       :函館市                         
2.  電 話       :       
3.  大人料金     :300円
4.  営業時間     :8時~21時
       
5.  定休日       :無休
6.  泉 質       :含硫黄-ナトリウム-塩化物(中性低張性高温泉)     
7.  源泉名       :大船温泉下の湯                       
8.  湧出量       :          
9.  源泉温度     :             
10. PH値        :                
11.温泉利用状況   :源泉そのままを掛け流し             
12.知覚等        :乳白色、スベスベ感有               
13.設備         :脱衣所/長椅子有、洗い場/特に何も無いが桶は有
14. その他       :反対側の川岸に駐車スペース有
   
  左湯小屋、右受付棟         湯小屋             洗い場か           内風呂
   
   内風呂→前面            内風呂湯口         男女湯仕切り板         湯 面













 

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