1位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
2位 S.ベッテル フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス メルセデスAMG
6位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
7位 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ
8位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
9位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
10位 C.サインツ ルノー
モナコGPです。スターティンググリッドはポールがリチャルド、以下ベッテル、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、オコンの順に並びます。今回も、このグリッドを象徴する様なレース展開になります。ええ、本当に。スタートはポールのリチャルドの加速が良く、見事にホールショット。アウト側のベッテルを牽制しつつターン1のサン・デボーテに向かいます。後続は大きな混乱も無く、次々にサン・デボーテを通過。さて、最後尾スタートのフェルスタッペン、この狭いモナコでガンガンオーバーテイクしています。スゴいですね~。7周目にはトンネル出口のヌーベルシケインでストロールのインにズバッと切り込み16番手にジャンプアップです。28周目、リチャルドに迫りくるベッテル。リチャルドはエンジンが調子悪いのか、”Losing power”と訴えます。が、チーム側からは「集中してそのまま走れ」みたいなことを言われ、走行を続けることになりました。どうやら深刻なトラブルでは無かった模様。53周目、アロンソはギアボックスの不調を訴えメインストレート上でスローダウン。1コーナーのエスケープゾーンにマシンを止めてリタイアとなりました。その後、他のマシンにクラッシュ等が発生しますが、リタイア扱いはアロンソ1台のみとなります。57周目、快進撃を続けるフェルスタッペンがヌーベルシケインでサインツのインに飛び込みますが、タイミングが遅かった為サインツが逃げ場を失いシケインをショートカットして先行した為オーバーテイクならず。接触を避ける為には、サインツがシケインをショートカットするしかなかったのでペナルティは受けなかったと思われます。続いて58周目、再びサインツにアタックするフェルスタッペン。イン側にブロックラインを取るサインツをアウト側から豪快にオーバーテイク。勢い余って危うくシケインをショートカットしそうになりますが、何とか縁石を踏み越えることなくシケインをクリアー。9番手にジャンプアップです。ていうか、このシケインってアウト側からオーバーテイク可能だったんですね。初めてアウト側からオーバーテイクするシーンを観ましたよ(汗)。72周目、ルクレールがヌーベルシケインでブレーキトラブルに見舞われます。ウォールにマシンをぶつけてスピードを落とそうと試みますが、前方を走行中のハートレーに思いっきり追突!デブリが派手に飛び散ります。ルクレールは左フロントのロッドが折れてその場でリタイア。ハートレーはリアウイングを破損し、ピットに戻るもそのままリタイアです。さて、ルクレールですがF1ドライバーとしては珍しいモナコ出身という出自です。モナコ出身ということは、セレブのボンボンが金出してシート買ったんでしょ、と当初は勝手な想像をしていたのですが(大変失礼)、F3、F2でタイトルを獲得しているという実力派のドライバーです。非力なザウバーのマシンで2回入賞しており、更には先輩のエリクソンよりもポイントを稼ぐ等、何気に目立った活躍をしています。今後の成長だ楽しみなドライバーですね。さて、レースの方はリチャルドが2位のベッテルに7秒の差をつけて、ポールトゥフィニッシュでモナコ初優勝。これで晴れてモナコウィナーの仲間入りです。思えば2016年の雪辱から2年越しの念願が叶ったことになります。この時はピットクルーがスーパーソフトタイヤでなく、ソフトタイヤを準備していた為ピットストップでタイムロス。ハミルトンの後ろでコースに復帰したリチャルドは、そのまま2位でフィニッシュしたのでした。笑顔がトレードマークのリチャルドが、ポディウムで一切笑顔を見せなかったことからも、いかに悔しかったかが判ろうというものですね。そして9位には最後尾から追い上げてきたフェルスタッペンが入りました。この難コースのモンテカルロでここまで追い上げてくるのは相当なものだと思います。正に、”Max proves passing is possible in Monaco.”。モンテカルロでもオーバーテイクが可能なことを証明してみせたのでした。ワンツーフィニッシュこそ成しえませんでしたが、レッドブルの強さを存分に見せつけたレースとなりましたね。ちなみに、1位から6位までスターティンググリッドと同じ順位です。冒頭で述べた通りスターティンググリッドを象徴する、というかそのままの順位となるレースでした(汗)。まあ、上位陣の走りが安定していたということでしょう。サバイバルレースの様相を示すことが多いモナコですが、アロンソ以外全員完走扱いというリザルトから判る通り、今回は多くのマシンが安定したパフォーマンスを発揮したということですね。さて、ポディウムではお待ちかね(?)の「シューイ」の時間です。まあ、靴にシャンパンを入れて飲み干すというリチャルドが恒例で行っているアレですね。フィニッシュ直後に無線で”Cheers boys”と言っていたことから既に判っていたことですが(笑)。シャンパンファイトではベッテルが後ろに向き直ってシャンパンを撒いていましたが、後方に並んでいたロイヤルファミリーに掛かっていました。アレ大丈夫なんですかね?1989年のポディウムでは、初入賞初ポディウムだったステファノ・モデナが大はしゃぎしてし、やはりロイヤル・ファミリーにシャンパンをかけてしまい顰蹙をかったという出来事がありました。ベッテルがかけた時には笑っていたので、恐らく大丈夫だったのでしょう。ちなみに、シャンパンファイトの後か前か判らないのですが、リチャルドが片方のシューズを脱いで(シューズがどこにあるのかは不明)アルベール大公からシャンパンを受け取るというシーンがありましたが、これ絵面的になかなかシュールですね。リチャルドの片方のシューズはどこに行ってしまったのでしょう。さて、リチャルドが念願のモナコ初制覇を成し遂げたことで”Redemption day for Ricciardo”となったモナコGP。リチャルドはフィニッシュ直後にこの”Redemption”(買い戻し、償還等の意)という言葉を使っていたことからも、2年前のことがずっと頭にあったということでしょう。ポディウムの後ではプールに飛び込むなどして思いっ切りはしゃいでいました。これって阪神タイガースが優勝した時に、ファンが道頓堀に飛び込むアレに似てないですか?と強引に野球ネタに結び付けたりして(汗)。前回スペインGPではハミルトンが完全復活した様に見えましたが、今回モナコGPでは、まさかのレッドブル祭りを開催することになるとは夢にも思っていませんでした。レース終了後には祝賀ムードが漂っていましたが、たまにはこんな雰囲気のレースもいいんじゃないでしょうか。
2位 S.ベッテル フェラーリ
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス メルセデスAMG
6位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
7位 P.ガスリー トロロッソ・ホンダ
8位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
9位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
10位 C.サインツ ルノー
モナコGPです。スターティンググリッドはポールがリチャルド、以下ベッテル、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、オコンの順に並びます。今回も、このグリッドを象徴する様なレース展開になります。ええ、本当に。スタートはポールのリチャルドの加速が良く、見事にホールショット。アウト側のベッテルを牽制しつつターン1のサン・デボーテに向かいます。後続は大きな混乱も無く、次々にサン・デボーテを通過。さて、最後尾スタートのフェルスタッペン、この狭いモナコでガンガンオーバーテイクしています。スゴいですね~。7周目にはトンネル出口のヌーベルシケインでストロールのインにズバッと切り込み16番手にジャンプアップです。28周目、リチャルドに迫りくるベッテル。リチャルドはエンジンが調子悪いのか、”Losing power”と訴えます。が、チーム側からは「集中してそのまま走れ」みたいなことを言われ、走行を続けることになりました。どうやら深刻なトラブルでは無かった模様。53周目、アロンソはギアボックスの不調を訴えメインストレート上でスローダウン。1コーナーのエスケープゾーンにマシンを止めてリタイアとなりました。その後、他のマシンにクラッシュ等が発生しますが、リタイア扱いはアロンソ1台のみとなります。57周目、快進撃を続けるフェルスタッペンがヌーベルシケインでサインツのインに飛び込みますが、タイミングが遅かった為サインツが逃げ場を失いシケインをショートカットして先行した為オーバーテイクならず。接触を避ける為には、サインツがシケインをショートカットするしかなかったのでペナルティは受けなかったと思われます。続いて58周目、再びサインツにアタックするフェルスタッペン。イン側にブロックラインを取るサインツをアウト側から豪快にオーバーテイク。勢い余って危うくシケインをショートカットしそうになりますが、何とか縁石を踏み越えることなくシケインをクリアー。9番手にジャンプアップです。ていうか、このシケインってアウト側からオーバーテイク可能だったんですね。初めてアウト側からオーバーテイクするシーンを観ましたよ(汗)。72周目、ルクレールがヌーベルシケインでブレーキトラブルに見舞われます。ウォールにマシンをぶつけてスピードを落とそうと試みますが、前方を走行中のハートレーに思いっきり追突!デブリが派手に飛び散ります。ルクレールは左フロントのロッドが折れてその場でリタイア。ハートレーはリアウイングを破損し、ピットに戻るもそのままリタイアです。さて、ルクレールですがF1ドライバーとしては珍しいモナコ出身という出自です。モナコ出身ということは、セレブのボンボンが金出してシート買ったんでしょ、と当初は勝手な想像をしていたのですが(大変失礼)、F3、F2でタイトルを獲得しているという実力派のドライバーです。非力なザウバーのマシンで2回入賞しており、更には先輩のエリクソンよりもポイントを稼ぐ等、何気に目立った活躍をしています。今後の成長だ楽しみなドライバーですね。さて、レースの方はリチャルドが2位のベッテルに7秒の差をつけて、ポールトゥフィニッシュでモナコ初優勝。これで晴れてモナコウィナーの仲間入りです。思えば2016年の雪辱から2年越しの念願が叶ったことになります。この時はピットクルーがスーパーソフトタイヤでなく、ソフトタイヤを準備していた為ピットストップでタイムロス。ハミルトンの後ろでコースに復帰したリチャルドは、そのまま2位でフィニッシュしたのでした。笑顔がトレードマークのリチャルドが、ポディウムで一切笑顔を見せなかったことからも、いかに悔しかったかが判ろうというものですね。そして9位には最後尾から追い上げてきたフェルスタッペンが入りました。この難コースのモンテカルロでここまで追い上げてくるのは相当なものだと思います。正に、”Max proves passing is possible in Monaco.”。モンテカルロでもオーバーテイクが可能なことを証明してみせたのでした。ワンツーフィニッシュこそ成しえませんでしたが、レッドブルの強さを存分に見せつけたレースとなりましたね。ちなみに、1位から6位までスターティンググリッドと同じ順位です。冒頭で述べた通りスターティンググリッドを象徴する、というかそのままの順位となるレースでした(汗)。まあ、上位陣の走りが安定していたということでしょう。サバイバルレースの様相を示すことが多いモナコですが、アロンソ以外全員完走扱いというリザルトから判る通り、今回は多くのマシンが安定したパフォーマンスを発揮したということですね。さて、ポディウムではお待ちかね(?)の「シューイ」の時間です。まあ、靴にシャンパンを入れて飲み干すというリチャルドが恒例で行っているアレですね。フィニッシュ直後に無線で”Cheers boys”と言っていたことから既に判っていたことですが(笑)。シャンパンファイトではベッテルが後ろに向き直ってシャンパンを撒いていましたが、後方に並んでいたロイヤルファミリーに掛かっていました。アレ大丈夫なんですかね?1989年のポディウムでは、初入賞初ポディウムだったステファノ・モデナが大はしゃぎしてし、やはりロイヤル・ファミリーにシャンパンをかけてしまい顰蹙をかったという出来事がありました。ベッテルがかけた時には笑っていたので、恐らく大丈夫だったのでしょう。ちなみに、シャンパンファイトの後か前か判らないのですが、リチャルドが片方のシューズを脱いで(シューズがどこにあるのかは不明)アルベール大公からシャンパンを受け取るというシーンがありましたが、これ絵面的になかなかシュールですね。リチャルドの片方のシューズはどこに行ってしまったのでしょう。さて、リチャルドが念願のモナコ初制覇を成し遂げたことで”Redemption day for Ricciardo”となったモナコGP。リチャルドはフィニッシュ直後にこの”Redemption”(買い戻し、償還等の意)という言葉を使っていたことからも、2年前のことがずっと頭にあったということでしょう。ポディウムの後ではプールに飛び込むなどして思いっ切りはしゃいでいました。これって阪神タイガースが優勝した時に、ファンが道頓堀に飛び込むアレに似てないですか?と強引に野球ネタに結び付けたりして(汗)。前回スペインGPではハミルトンが完全復活した様に見えましたが、今回モナコGPでは、まさかのレッドブル祭りを開催することになるとは夢にも思っていませんでした。レース終了後には祝賀ムードが漂っていましたが、たまにはこんな雰囲気のレースもいいんじゃないでしょうか。