田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

息吹

2016-03-06 | 日々の暮し

〔サルスベリの芽は固い。もう少し待たねばならぬ(画像クリックで拡大)

 数年前、御先祖の家を建て替えた時、庭の植木の殆どを落葉樹にした。
 (田舎の庭は農作業で使っていたので結構広く造作に悩んだ)
 昔の人の庭のイメージは松、大きな石、灯篭が定番と思うが、全て却下。
 松は手入れが大変、大きな石は不要となった時に処分が大変、灯篭は倒れる危険性あり・・・。
 何より、そんなのは金がかかる。
 老後を考えてなるべく楽に始末できるように考えた。
 自力に負えない数本は会社に依頼し、それ以外はカミサンとホームセンターで買った木を植ようということで今日に至る。
 その木は季節の風流を感じるために落葉樹ということで意見が一致した。
 そして今、緑の少ない殺風景な庭が春に向かっている。


〔マユミ君も春への準備中(画像クリックで拡大)

 確かに落葉樹の庭は冬が淋しい。
 しかし、失敗したかなと思う頃に春が来る。
 木々の枝に緑の粒ができだす。
 「芽が出てる!」と庭掃除をしているカミサンの声。
 これぞ、春の息吹を感じる時、「落葉樹多く」作戦の成功を確信する時、それが今だ。

 思うに、いいことは長く続かず、淋しい時も長く続かず、、、いずれ変化の時が来るということだ。


〔移植した鉢植えのシマトネリコ。大きくなった(画像クリックで拡大)

 ハナ(女犬・12才)は、そんなことより早く散歩に行こうと催促しているので、行ってきます。