▲今日も暮れゆく
ロシア軍が武力攻撃でウクライナを制圧しつつある。
プーチンの戦力行使は許されるものでない。
その怒りと同時にある種の空しさも覚える。
素人が思いつくままに記せば以下のようなものだ。
① 国連は無力である。
加盟常任理事国の武力行使を止められず安保理の非難決議も拒否権行使で否決確実
② 北大西洋条約機構の同盟国でなければ直接的支援がない。
ウクライナは北大西洋条約機(NATO)に加盟していないのでNATOは軍を派遣せずアメリカはドイツにアメリカ軍を増派するに止まる。
③ 核攻撃能力を背景に暗に世界を威圧する姿勢
④ 制裁対策としてロシアと中国の間に何らかの約束があればその効果は縮減する。
⑤ ロシアのやり方を見習う国がでてくる。
例えば中国はこれを参考に台湾対策に応用する可能性
⑥ 日本にとって北方領土返還の困難さを改めて見せつけた。
ロシアにとって北方領土は日本に存在するアメリカ軍基地に近く自国の安全保障上極めて重要。
返還してアメリカ軍基地が置かれれば安全保障確保に反することになる。
⑦ 世界の警察を自認するアメリカの折衝力等の弱さ。
⑧ 日本の憲法「改正」、軍事力増強勢力が勢いづくのでは。
強大な軍事力の保有でなければ大国の攻撃に単独では対応できないが。
⑨ 世界の指導者が有効な施策を実施できないでいる建前と本音
大国は大国ゆえに世界に品位と威厳を示さねばならないし約束は遵守しなければならない。
プーチンはそれらを投げ捨てた。
暴力によって現状変更のできることを世界に示そうとしている。
ああ、恐ロシア。
これは絶対に認めてはならない。
今、ロシア国内に反対運動が起きていることが小さいながらも希望の光だ。
弾圧はあると思うが人間の良心というものを見せつけてやれ。