やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

曹操の墓

2009-12-28 | 歴史・文化
中国河南省安陽県安豊郷西高穴村で三国志・魏の曹操の墓が見つかったと

27日付の報道によると、曹操は死ぬ前に墓地の盗掘を防ぐため、72の家廟を作るよう遺言を残しており、このため曹操の墓地の所在地に関連し多様な学説が混在しており、これまで本物の墓地は特定されないでいた。発掘チームが曹操の墓としている決め手は「魏武王常所用格虎大戟(魏の武王が使った戟)」と書かれた銘文の他にも、「魏・武王」の銘文などが見つかったなどからだ。河南省文物局と中国の考古学者はこれらの銘文などを根拠に、同墓地が曹操の陵墓だと結論付けた。魏の武王、曹操の陵墓は、地下15メートルに位置し、甲の字の構造で、西方から東方へ傾斜路の墓道を降りていくと6つの部屋があるようだ。全長60メートルにのぼる巨大な墓地は、漢代の王侯らの陵墓と匹敵する。

蜀の劉備玄徳の墓は成都にあり、呉の孫権の墓は南京の紫金山の麓の梅林の丘にあり、これで三国志の三君主の墓が確定した。もっとも、劉備の墓はずっと語り継がれているが、孫権の墓はまだ発掘されていないので、確定はしていない。