日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

不正のトライアングル

2010-07-08 | 他人のフリ見て我が身を正す
動機
機会
正当化
この三つを不正のトライアングルといいます。

不正は三つの要因が重なって起こるといわれます。
それがこの不正のトライアングルであるといわれます。

例えば、会社のお金を着服するという不正の場合を想定しましょう。

動機とは、不正をしたくなる(せざるをえない?)きっかけの事です。
即ち、どうしてもお金が必要だ(欲しい)という状況を言います。

そして機会です。
機会は、不正を犯すチャンスが自分に巡って来ること
即ち、会社のお金を触る事が出来る立場(状況)に有るという事です。

最後に正当化です。
正当化は、「俺だけじゃない」とか「あいつもやっている」という感情の下で
「こんなにたくさんのお金を俺一人に触らせる会社がいけないんだ」という
言い訳が成立してしまう事に有ります。

なんとなくお分かりだとは思いますが
不正のトライアングルと言われる動機、機会、正当化の三要素は
最終的には「我が身勝手」という事になりそうです。

不正は必ず起こるものです。
従って、その起こる頻度や金額(被害)を如何に小さく食い止めるかが重要です。

不正が起こった後で
「あいつだけは信用していたのに…。」
「まさかあいつが…。」
なんて無責任な言葉を発しなくて済むようにしたいものですね。
コメント
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