また倒産しなくて良い会社が倒産してしまいました。
なんともはやお粗末な倒産劇
3年前に相談があり企業再生の道を探るも
金融機関の口車に乗り早々に当社との関係も疎遠になり
敢え無く先週末に弁護士さんのところへ走ったようです。
もったいない
そして、家族に顔向けも出来ない倒産の仕方
自らの未来まで棒に振った悲しい現実を見せられています。
過去に何度も言ってきたように
金融機関は親切心で倒産しそうな会社の延命を図りません。
すべて自分のための見せかけの親切心です(怒られちゃうかな?)。
なのに、末期になると金融機関担当者や支店長が
熱心に延命や返済の手順を言いくるめに来るものだから
それを信じてしなくても良い破綻の道を選んでしまう。
本当に馬鹿げた行為です。
あの日あの時
私のアドバイス通りにしていたら
きっと今頃は資金も潤沢に
そして堂々と再建の道を歩むことが出来ていたのに。。。
家族も不幸にし
従業員も不幸にし
そして取引先も不幸にし
自分の明るい未来さえ閉ざしてしまわれました。
その一瞬の快楽(借金からの解放)を求める自慰的倒産劇です。
なんともお粗末な結論の選択に
その事業の特殊性も含め「もったいない」としか言いようがありません。
まあ、今後は粛々と破綻処理が行われるのでしょうから
当の本人は気楽になったと喜んでおられるのかもしれませんね。
間違った選択であったとしても自ら選んだ結末なので
今はお疲れさまでしたとしか言いようがありません。