
昨日の夜から降り続いた雨が畑に染みこんでいます。今朝も小雨で、時折止んでいたので「ふじ」摘果をしていました。今日は作業をしてくれるおばさん達を休ませました。




しとしとと降っていて結構染みこんでいるのか樹も草も生き生きしています。


今日はじっくり樹と向かい合う時間にします。



摘果剤のミクロデナポンが効いています。たまに中心果のないものもありますが、花叢葉の少ないものがほとんどなのでそれを落とせばちょうど良い感じです。じっくりと仕上げ摘果をするつもりで成らせる果実を選ぶ。あとで落とすと分かっているものは今のうちから落としておけば貯蔵養分を蓄え、次の年の花芽も良くなる。花叢葉の多く、中心果の大きいものが結構あって今のところ順調だ。

摘果をしていると合羽をたたく雨音、時折止んで周りはシーンとしていて、雀やカラス、鶸の鳴き声が聞こえていました。


カッコウの声もこだましていて、雨の中でも摘果に集中できるし、たまに周りのこのような音を楽しめるのでたまにはいいかも・・・(^^)/。


摘果前の枝です。「ふじ」の成らせる目安は4頂芽に1果と言いますが、強めの立ち上がっているところには多めに成らせて、下がっている弱めの枝には少なめにならせて樹のバランスを保たなくてはならないと思います。



このように立ち上がった枝には中心果がないものや変形果以外はほとんど成らせます。下がった弱めの枝には気にあったものが無いときには枝単位で落としてしまって次の年に回す。こんな感じで摘果をしています。マニュアル通りには成らなくて、それぞれ、その人の感覚というか、つもりではないでしょうか・・・。体で覚えるしかなく、本当に奥が深いです。