小学生国語道場クラスでは、9月に宮沢賢治の『やまなし』を勉強しました。
そこで、9月第3週から先週まで、宮沢賢治つながりでこちらの本を読みました。
『グスコーブドリの伝記』 原作・宮沢賢治 金の星社
(Amazonには適切なものがなかったので、リンクは貼っていません。)
グスコーブドリは、イーハトーブの大きな森に生まれた男の子です。
両親と妹と一緒に楽しく暮らしていました。
ところが、ある年、寒い日が続いたために畑の作物が育たなくなってしまいました。寒さは次の年も続き、とうとう飢饉になってしまいました。
これがきっかけで、様々なことがこの家族に起こり、ブドリはひとりぼっちになってしまいます。
そして、ブドリの新しい人生が始まります。
イーハトーブや農業のこと、自己犠牲の精神など、宮沢賢治の世界観に触れられる作品です。
本には小学校3・4年生からと書かれていますが、内容はかなり重く深いので、大人になってから改めて読むのもおすすめです。
全て読むと時間がかかってしまうので、クラスでは要約しながら読んでいきました。(それでも3週かかりましたが…)
読み聞かせをしながら、ふと、「2006年の映画『日本沈没』のラストは、『グスコーブドリの伝記』のようだったなぁ」などと思い出しました。
こちらの映画がこの作品の影響を受けているかどうかは分かりませんが、宮沢賢治の作品が色々なクリエイターの方に影響を与えているのは確かだと思います。
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