読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『ものぐさトミー』(小4・小6に読んだ本)

2018年02月10日 | 哲学・生き方の本
小学生国語クラスでは、毎回授業の最後に読みきかせをするのですが、何を読むかこちらが決めるのではなく、何冊か本を持って行ってその中からお子さんたちに選んでもらうことが多いです。
昨日の小学生国語道場にも数冊用意していったのですが、別のクラス用に用意していたこちらの本が気になった様子…。
そこで、昨日はこちらの本を読みました。
ものぐさトミー (岩波の子どもの本)
クリエーター情報なし
岩波書店

トミー・ナマケンボは、電気仕掛けの家に住んでいます。
ベッドから起きるのも、お風呂に入るのも、体を乾かすのも、すべて機械がやってくれます。
歯磨きをするのも、ご飯を食べさせてくれるのも、すべて機械です。

ところが、ある夜、嵐がおきて電柱が倒れ、トミー・ナマケンボの家に電気を送っていた電線が切れてしまいました。
朝になっても、トミーのベッドは、少しも動きません。
そこで、トミーはひたすら眠り続けました。

一週間後、電柱も電線も元通りになり、電気仕掛けの家にまた電気が流れるようになりました。
やっとまた、電気ベッドが動き出しましたが…。


停電後のトミー・ナマケンボに、次から次へと降りかかる災難…!
お子さんたちも、笑いながらもトミーのことをちょっと心配していたかも!?
自分の意志でコントロールできないことが多くなると、危険ですね…。
ストーリーは思わず笑ってしまう展開ですが、機械に囲まれた生活をしている私たちには、身につまされることも多いかも…
色々考えさせられる絵本です。

余談ですが、昨日の『ジャムつきパンとフランシス』もこちらの本も、松岡享子さんの訳。
美しい日本語が耳に心地よいです。
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