先日、小2国語クラスで、名和秀雄さんが書いた文章を読解問題で読みました。
ゴキブリについての文章だったのですが、ゴキブリは黒光りしている様子が「御器」(漆塗りの器)をかぶっているように見えるので、「御器かぶり」というのがその名前の由来だとか。そう言われると、なかなか由緒正しい素敵なお名前な気がしてきました…
それはともかく…、その文章が面白く、お子さんから「もっと読みたい!」というリクエストが。
そこで、名和秀雄さんが書いた本を図書館で探してみました。
残念ながら、子供向けの本は見つからなかったのですが、こちらの本を見つけました。
名和秀雄さんは、名和昆虫博物館の館長さんであり名和昆虫研究所の所長さんでもあるのですが、「落語家ではないか!?」と思われるほどのお話上手だそう。
それもそのはず、子どもの時から寄席通いを始め、往年の落語家の話芸を見てきた名和さん。
ご自分で、「講演会やラジオのDJとして長年しゃべりつづけられたのも寄席通いの道楽が生きているからだと思います。別に後で役に立つと思って虫とりや落語を聞いたのではなかったのですが、生活の無駄が今になってから、色々な面に生きているのです。」と書いています。
こちらの本は、新聞で、昆虫についての小噺的なおもしろい話を連載していたものをまとめたものです。
1つの昆虫について、見開き2ページで完結。右側にお話、左側には写真が載っています。
70話+コラム9話が収められています。
そこで、2月第1週の小2国語クラスでは、こちらの本を読むことに。
クラスでは、お子さんに気になる虫を選んでもらい、「クビキリギス」(クビキリギリスではない)、「ヒゲコガネ」、「ヒラタクワガタ」、「オオゴキブリ」の話を読みました。
文章にフリガナはなく、小2のお子さんには少し難しい言葉もあるので、必要に応じて言葉の意味を説明しながら読みました。
小学校低学年のお子さんが一人で読むには少し難しいかもしれませんが、虫のカラー写真や実物大シルエットなどもあるので、目で見るだけでも楽しいと思います。
目で見て楽しんでいるうちに、いつのまにか一人で読めるようになるかも。
この本には、虫を食べる話や標本の作り方、飼育の仕方なども載っています。
ゴキブリも含め、どの虫にも注がれる愛のある視線。
筆者の、虫が好きでたまらない気持ちが伝わってくる1冊です。
名和さんは、あるお友達に「人生を思うがままに生きる自由人」と評されたそう。
今はお亡くなりになっている名和さんですが、「どうせ死ぬまでしか生きていないのだから人生楽しくないと損をする」という言葉が心に残りました。
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ゴキブリについての文章だったのですが、ゴキブリは黒光りしている様子が「御器」(漆塗りの器)をかぶっているように見えるので、「御器かぶり」というのがその名前の由来だとか。そう言われると、なかなか由緒正しい素敵なお名前な気がしてきました…
それはともかく…、その文章が面白く、お子さんから「もっと読みたい!」というリクエストが。
そこで、名和秀雄さんが書いた本を図書館で探してみました。
残念ながら、子供向けの本は見つからなかったのですが、こちらの本を見つけました。
虫のいい噺 | |
名和秀雄 | |
中央法規出版 |
名和秀雄さんは、名和昆虫博物館の館長さんであり名和昆虫研究所の所長さんでもあるのですが、「落語家ではないか!?」と思われるほどのお話上手だそう。
それもそのはず、子どもの時から寄席通いを始め、往年の落語家の話芸を見てきた名和さん。
ご自分で、「講演会やラジオのDJとして長年しゃべりつづけられたのも寄席通いの道楽が生きているからだと思います。別に後で役に立つと思って虫とりや落語を聞いたのではなかったのですが、生活の無駄が今になってから、色々な面に生きているのです。」と書いています。
こちらの本は、新聞で、昆虫についての小噺的なおもしろい話を連載していたものをまとめたものです。
1つの昆虫について、見開き2ページで完結。右側にお話、左側には写真が載っています。
70話+コラム9話が収められています。
そこで、2月第1週の小2国語クラスでは、こちらの本を読むことに。
クラスでは、お子さんに気になる虫を選んでもらい、「クビキリギス」(クビキリギリスではない)、「ヒゲコガネ」、「ヒラタクワガタ」、「オオゴキブリ」の話を読みました。
文章にフリガナはなく、小2のお子さんには少し難しい言葉もあるので、必要に応じて言葉の意味を説明しながら読みました。
小学校低学年のお子さんが一人で読むには少し難しいかもしれませんが、虫のカラー写真や実物大シルエットなどもあるので、目で見るだけでも楽しいと思います。
目で見て楽しんでいるうちに、いつのまにか一人で読めるようになるかも。
この本には、虫を食べる話や標本の作り方、飼育の仕方なども載っています。
ゴキブリも含め、どの虫にも注がれる愛のある視線。
筆者の、虫が好きでたまらない気持ちが伝わってくる1冊です。
名和さんは、あるお友達に「人生を思うがままに生きる自由人」と評されたそう。
今はお亡くなりになっている名和さんですが、「どうせ死ぬまでしか生きていないのだから人生楽しくないと損をする」という言葉が心に残りました。
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