読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『世界を信じるためのメソッド』(本)

2012年09月15日 | 社会に目を向ける本
今週水曜日の小学生国語道場クラスでは、メディアについての長文読解に取り組んでいるお子さんがいます。
そこで、今週はこちらの本を読みました。
世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ)
森達也
理論社

この本では、メディアの情報を鵜呑みにすることの問題点、メディアはとてもよく間違えることがあること、冤罪やニュースの作られ方などが分かり易く書かれています。

ニュース制作の舞台裏を知ると…正直「恐ろしい」と思ってしまいます。

「テレビや新聞の情報は正しい」と思っているお子さん達には、衝撃的な(?)内容だったのではないでしょうか?

この本を読んでいるのといないのでは、メディアに対する向き合い方が全然違ってくると思います。
おススメの1冊です。
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『せかいのひとびと』(絵本)

2012年09月13日 | 世界に目を向ける本
おとといの小学校での読み聞かせで読んだ、2冊目の本はこちら。
せかいのひとびと (児童図書館・絵本の部屋)
クリエーター情報なし
評論社
今、地球にはおよそ70億人もの人がいます。
そんなにたくさんの人がいても、同じ人はいません。
生まれたときから、みんな一人ひとり違っています。

この本には、世界の人々がたーーーくさん出てきて、容姿の違い、着るものの違い、お休みの過ごし方の違い、遊び方の違いなどなど、たーーーくさんの違いが紹介されています。

そして、この言葉がいいんです。
「誰もが思っていることも食べるものも着るものも、なんでも同じだったら死ぬほど退屈。私たちみんながみんな、それぞれこんなに違ってるってすてきでしょ?」

人との違いが気になり始めるお年頃に、読んであげたい1冊です。
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『ようかいガマとの おイケにカエる』

2012年09月12日 | 想像の翼を広げる本
昨日は小学校での読み聞かせでした。
担当学年は5年生。
2冊読んだのですが、1冊目はこちらです。
ようかいガマとの―おイケにカエる
よしながこうたく
あかね書房

ある日の学校帰り、ユウタはテストを埋めようと、駐車場に穴を掘っていました。
「この点数じゃ怒られちゃうよ」
すると、地面の中からカエルが出てきました。

ユウタはカエルを家に持ち帰り、水槽に入れてみました。
「ユウタ、すぐにおふろに入りなさい!」
「すぐに入るよ」
ユウタが部屋を出ようとしたその時、なんとカエルが怖い顔をしてユウタに飛びついてきたのです!
「わしがねておる間に、かどわかすとは、おそるべきやつじゃ!ワシをガマ池のガマとの様と知ってのことか!」
ユウタはびっくり!!
「ワシをガマ池に連れて帰るのじゃ!」

ユウタはガマ池など知りません。

でも、それからユウタは妖怪が見えるようになってしまい…


『給食番長』を描いている、よしながこうたくさんの絵は、相変わらず迫力満点です!!

読み聞かせでも、男の子たちが笑いながら聞いてくれました。
最後は「そうくるか!!」という結末で、さすが!笑いに抜かりがありません(^^)

「ガマとの」は、シリーズになっているようなので、他のもぜひ読んでみようと思います♪
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『王さまライオンのケーキ』(絵本)

2012年09月11日 | 数・図形・算数に親しむ本
昨日の小3国語クラスの生徒さんたちは、算数も大好き♪
「分数のことも知ってるよ~」とのこと(^^)。
そこで、昨日はこちらの本を読みました。
王さまライオンのケーキ はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし
マシュー・マケリゴット 作・絵 野口絵美 訳
徳間書店

ある日、アリは王様ライオンから招待状をもらいました。
王様ライオンは毎年、動物たちを何匹か招いてごちそうするのです。

そして、食事会の日がやってきました。
食事の最後には、デザートに大きなケーキが出てきました。

王様は、「自分の分をとって、となりに回しなさい」と言うと、ゾウにケーキを渡しました。
ゾウはケーキの半分を取って、次に回しました。次の動物も、半分を取って、隣に回しました。

そうしてみんなが半分ずつ取っていき、最後のアリに回ってくるころには、ちっちゃなかけらになってしまいました。
王様ライオンの分は残っていません。

アリは「王様の分がなくなってしまい申し訳ありません。明日、王様にイチゴのケーキを焼いてまいります。」と言いました。

すると、他の動物たちも負けずに「私もケーキを焼きます!」と言い始めます。
負けず嫌いな動物たち、ケーキは無事に焼けるのでしょうか?


分数や「倍の倍」という考え方に親しめること、間違いなしの1冊です。
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『たかこ』(絵本)

2012年09月04日 | 友達っていいなと思える本
残暑が厳しい…と思っていたら、最近はすっかり秋らしくなってきましたね♪
緑に囲まれているせいか、朝は寒いくらいの涼しさになってきました。

虫の音も聞こえて、「いとをかし」という気分のこの季節。

昨日の小5国語クラスではこちらの本を読みました。
たかこ (絵本・こどものひろば)
清水真裕・文 青山友美・絵
童心社

主人公の男の子のクラスに、「たかこ」さんという転校生がやってきます。

このたかこさんが、見た目も言葉づかいも、どう考えても平安貴族!
平安貴族の女の子(?)が、今の小学校の普通のクラスにいるのです(^^)

授業中は、鉛筆ではなく墨をすって筆を使い、音楽の時間はリコーダーではなく琵琶を鳴らします。
そして、勉強がよくでき、テストはいつも100点です。
しかも、話す言葉が古語。
周りから見ると、かなり変わった女の子。

ある日、ささいなことをきっかけに、みんながたかこさんをからかい始めました。
カンカンに怒るたかこさん。

さて、たかこさん、そしてクラスのみんなはどうなるのでしょうか?


たかこさんは、現代にいるとかなり個性的な子ですが、本当は人は全員みーんな違っているのですよね。
「みんな違ってみんないい」という気持ちになる1冊です。

たかこさんの古語もいいですよ~。
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