皆さん、こんにちは。
今回は意識障害の中でも特殊なタイプについて見てみましょう。
そして高次機能障害についても勉強しましょう。
① 無動性緘黙:
開眼しており、一見意識があるようにみえるが、自発運動や命令に応じた運動はできず発語もない。
病変部位は脳幹被蓋や視床下部。
② 閉じ込め症候群:
意識はあるが顔面筋や四肢の運動麻痺、発語不能のために意思表示ができないので意識障害と間違われる。
意志の疎通は眼球運動(瞬きと上下方向の運動)で可能。
原因は脳底動脈の閉塞による橋底部の梗塞。
ベッドサイドでの不用意な発言に注意!
③ 心因性意識障害
バイタルサインは正常で重症感がない。
上眼瞼を挙上して放すとパタリと閉じてしまう(器質性の意識障害の場合、ゆっくりと閉じる)。
示唆により症状が変化。
脳波では覚醒波が出現。
■高次機能
意識障害がないことを確認して行う。
意識障害がないことを確認して行う。
まず、見当識(日時、場所、人物)、記銘力、一般常識、簡単な計算能力をチェック。
長谷川式簡易知能評価スケールなどの認知機能評価ツールを用いる。
針が10時10分を指している時計図を描いてもらう。
写真 那覇で見つけました
新・総合診療医学 病院総合診療医学編 第3版 ―初めて総合診療を学ぶ人のために | |
カイ書林 |
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。