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特殊な意識障害

2019-07-31 | 勉強会
 
皆さん、こんにちは。
 
 
今回は意識障害の中でも特殊なタイプについて見てみましょう。
 
 
そして高次機能障害についても勉強しましょう。



① 無動性緘黙:  

開眼しており、一見意識があるようにみえるが、自発運動や命令に応じた運動はできず発語もない。

病変部位は脳幹被蓋や視床下部。



② 閉じ込め症候群:  

意識はあるが顔面筋や四肢の運動麻痺、発語不能のために意思表示ができないので意識障害と間違われる。

意志の疎通は眼球運動(瞬きと上下方向の運動)で可能。

原因は脳底動脈の閉塞による橋底部の梗塞。

ベッドサイドでの不用意な発言に注意!



③ 心因性意識障害

バイタルサインは正常で重症感がない。

上眼瞼を挙上して放すとパタリと閉じてしまう(器質性の意識障害の場合、ゆっくりと閉じる)。

示唆により症状が変化。

脳波では覚醒波が出現。



■高次機能

意識障害がないことを確認して行う。

まず、見当識(日時、場所、人物)、記銘力、一般常識、簡単な計算能力をチェック。

長谷川式簡易知能評価スケールなどの認知機能評価ツールを用いる。

針が10時10分を指している時計図を描いてもらう。




写真 那覇で見つけました

 

 

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