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お受験の後は初冬の京都歩き。

2010-12-13 17:53:19 | ひとりごと
12日の続き・・・

試験が終わったら午後は京都国立近代美術館」で開催中の「上村
松園展」を見に行くことにして、16時頃までの4時間を初冬の
京の道を一人歩きして楽しむことにした。
(受験票は忘れたのになぜか美術展のチケットは持っていた)

同志社大学のキャンパスでは午後からの二級受験者があちこちで
教科書を開いていた、来年は午後組になって受験するぞ!



学校を出てまず近くにある京都御苑へと自然に足が向いた
穏やかな御苑の庭、御所の白壁が真っ直ぐに延びる。



京都御所には六つの門があり正面南側にあるのが建礼門でここを
くぐると紫寝殿がある、この門は天皇陛下と外国の元首のみが通行
することができる。



御苑を横切ってすぐ東隣にある萩の寺として知られている梨の木神
社へ 、そして寺町通りを紫式部邸宅跡と歌碑のある魯山寺へも寄っ
てみた。




そして今出川通りを東へ大文字山をめざして歩き出町交差点を渡ると
なにやら味噌の香ばしいにおいがしてきた 。
つられて足がそちらへ勝手に動く、そうや、朝から何も食べていない
腹ペコだった、若い女性客が二人いたからきっとおいしいんだろう 。

おばちゃん、おいしそうやね!
と声かけて「きつねご飯」と「みそ団子」二本(1本二個)を買った
大文字さんの時よく見に来ていた鴨川のほとりへ行って昼食にした 。



きつねご飯は? みそ団子はおいしかった!
団子一本は非常食(避難食?)用にリュックに入れたが これが大変な
ことに・・・いまでもリュックをあけると味噌のにおいが残っている。




次の行き先は思い出の詰まっている世界遺産の下賀茂神社へ向かった
ここには糺の森(ただすのもり)という木々と小川の流れる森がある。





が少し遅い紅葉が楽しめることを知っていたのでそれに賭けてみたら
賭けた通り糺の森はまだまだ紅葉の真っ盛りで大勢の人が訪れていた。






境内にある河合神社は鎌倉時代の歌人、方丈記を書いた鴨長明の
ゆかりの神社。



下賀茂神社は京都三大祭り「葵祭り」の舞台にもなるところで森入り口
から神社の拝殿までの長い参道の両側に広がるうっそうとした森は散策
に最高。





鴨川を渡り京阪出町柳駅から今出川通りに戻って左折、そのまま東へ
向かう、百万遍の交差点に行くとそこから今出川通りは上りになって
銀閣寺道まで続く。この上りは来々週の高校駅伝のコースで両側には
京都大学のキャンパスが並んでいる。正面が大文字山、左右が京大。



15分ほどで銀閣寺道の交差点に行くと目の前に大文字山、そのまま
進むと銀閣寺へ、右へ行くと散策路としておなじみの哲学の道に続く。




さすがに観光客が多い、春の桜の時期がとてもきれいな哲学の道も桜
はすっかり葉を落として冬支度、カキツバタがきれいに咲いている。




のんびりとゆっくりと・・・








それでも自分が勝手に決めている哲学の道の紅葉スポットには紅葉が
残っていた、待ってくれていたのかなあ・・・。
川面にやわらかな彩りを映しているのも風情があっていい。






若王子神社に寄って哲学の道に来ると必ず立ち寄るカフェへ入った
カウンターに座ってご主人とどちらともなく会話が始まった
京都検定の話で盛り上がった、お客さんのためにと検定教科書も置
いてあった。ここの奥さんの京ことばは、ほれぼれするほどきれい。



紅葉の名所、永観堂へ寄り検定試験に問題が出て正解ができたお礼!



湯豆腐の店のならぶ道を行くと臨済宗南禅寺派の総本山南禅寺へ
京都五山のランクでは「別格」、つまり一位の「天竜寺」より格上
ということ、ここの方丈庭園は見落としてはならない。

石川五右衛門の「絶景かな絶景かな」で知られている南禅寺の三門
あたりも紅葉で有名だがすっかり散って冬の光景になっていた。



最後の近代美術館を目指してウォーキング、やがて平安神宮の大鳥居
が見えてきた、早い夕暮れに 朱の大鳥居が余計に鮮やかに見えた。



鳥居の横にある美術館にほぼ予定通りの15時45分に着いた。
東京に続いて開催してきた「上村松園展」は今日が最終日で
入り口から館内は大変な人、やっぱり大半は女性。



上村松園は京都生まれの女性美人画家として知られているが実際
に実物の絵を見たのは初めて、見事な絵の数々、なかなか見応え
があった。
女性の文化勲章で一号 、それも戦後間もない時代だからすごい。



1時間ほど観賞して再び地下鉄東山駅まで ウォーキングし乗換え
京都駅から時間もあったので各停に座って新大阪まで戻ってきた。

戻ってきて検定試験の自己採点をしたら間違っていると思われる
のはひとけた、パスしたと思うが結果はどうであれ来年も受験する。

今年の検定チャレンジは大阪、神戸、京都と三都連続。合格云々
ではなく学ぶこと、挑戦すること、その結果がさまざまなことで
プラスになっている。
歩きも学びも、挑戦も一歩から未知への道づくりが始まる。
今日の検定は、京都は同志社、立命館の両大学で、東京では明治
大学が試験会場になった、受験者数①京都②大阪についで③東京
④神奈川県で関東からの応募者は年々増えて22%になっている。

検定試験では全国区の京都検定、多分、関係業界では「資格」と
して認められていくかもしれない。