無言時間多し一日

ワンショットメモ



大変な出来事を
静かに静かに
見ていたんだろうな

５月１１日（水）

おまえはなにものだわれものだ

５時起床。持ち物チェックをして、ブログの更新をして、待ち合わせ場所へ。
今日は、レンタカー移動。海岸沿いをルートに選び相馬へと向かう。景色は途中から変化していく、うーん、想像なんてあっという間に吹き飛んでしまうことを実感。自衛隊のでかいジープ、赤十字マークのジープ、これだけたくさん見たのは初めてだ。戦場です。まさしく、画面でしか見たことはないけれど戦場としか言いようがない。さらに、想像っていうのに匂いが入っていなかったことを知る。ここで何を語ってもどうしようもないので詳細はまたいつかどこかで。
海岸沿いは逃げられないよ、津波だって言われても。安全な場所までどれだけ走ってもそうとうの時間はかかる。足がすくむ。波の音が不気味だった。まだ終わっていないもんな、今、この瞬間に同じことが起こる可能性だってある。
はじめに浮かんだ言葉は、申し訳ないけれど「絶望」だった。元気になれとか、がんばれとか、気持ちは一緒だとか、チームだとか・・・言えない。それらすべての掛け声も大切なことだと分かるけれど、喉を通らない、気持ちを通過しない。あかんわ・・・我、弱し、あかんたれやわ。情けないなぁ、何偉そうなことを考えたり、思ったり言ったりしてたんだと、沈む。反省すらできないわ。普通に自分の暮らしをまっとうしていくしかない。普通に暮らしていることがなにかにつながる暮らしをする、今はそれしかない、自分自身は。
ひとそれぞれに、それぞれの気持ちで方法で行動しているって素晴らしいと思う。それぞれのパワーや気持ちが自然に集まって広がって・・・理想だけれど、そうなればいいね。無駄口たたかず批判せず過剰反応もしないで、普通に応援団の一員でありたい。
取材は、１０時３０分からスタートして、昼をはさみ約５時間。予定時間ぎりぎりとなってしまった。５時までにレンタカーを返却しないといけない。１分でもオーバーすると丸一日分の追加料金がかかる。急げ急げ、ナビに惑わされ（なんでやねん）道に迷い、あと３分というところで到着・・・セーフ。時は金なりを実感。時間は・・・。

＜横着もんの、家めし、外めし＞



給食みたいな、学食みたいな、
なかなかエイヤー的でいいでしょう。
こいつが噂のAランチだ（噂になってません）。
この組み合わせを考えた人は、強者だ。
ちょっと思いつかないぞ。
あんたは、エライ！
ご馳走さまでした。