僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

14年目~遠く(TOKYO)からのエール

2025年03月10日 | 東北のためできること

「願うは遠くで 生きる人の幸せ  風吹く街 君住む街」(桑田佳祐「明日へのマーチ」)

3月11日。東日本大震災が起きた日。今日で14年目。
週末は嫁@パンダと都内の東北アンテナショップを巡って買い物づくし♬
土曜日は、ふくしま館、宮城プラザでお買い物。
池袋から茅場町に移転した宮城プラザにはサンドウィッチマンから花束が届き
サンドウィッチマン2人の似顔絵をあしらった珈琲が売ってた🤣
多分サンドさんの提供商品。変わらぬサンドさんの宮城愛に胸が熱くなった。

日曜日は八重洲にある石川県アンテナショップと岩手県アンテナショップに。
「いしかわ八重洲テラス」は開業1周年で混んでた。
色々買込んで寄付をした。
その後は東銀座にある「いわて銀河プラザ」へ。
こちらでも色々買込む。大船渡で造ってる「かもめの玉子」も買った。
火災で被害を受けた大船渡のために募金も出来た。



こういう祈念日に好きな音楽を鳴らしたりSNSにUPするのは何か違うと思いここ数年やめてた。
でも、今日は桑田さんの「明日へのマーチ」を鳴らした。
それはこの一節を聴きたかったから
「願うは遠くで 生きる人の幸せ  風吹く街 君住む街」
これは2011年に発売された。そして「遠くで」がどう聴いても「東北」にしか聴こえない。
桑田さんの東北へのさりげない優しさにジンと来た😿

去年で東北支援はキリをつけた。オレごときが支援なんておこがましいわ🤣
でも、東北の物を買う募金するは当然やり続ける。9年間通ったんだ。
ここで縁を切る、忘れるなんて有り得ない。
いるんなら役に立て。オレの偽善はまだ続けるよ。
去年も言った様に「東北アイラブユー、アイニードユー」だ。
これからも遠く(TOKYO)から東北にエールを送り続けよう。
そして東北をバカにする奴等がいたらF××Kを突きつけよう。
それが、それだけがオレが東北にできることだ。
そして、それは永遠に終らない。これからも続ける。
な、ヨモちゃん(^^)

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届いた歌、イカれた夜~ FISHMANS「宇宙 日本 東京」@東京ガーデンシアター

2025年03月01日 | FISHMANS

2月18日有明でFISHMANSライブがあり参加してきました。LIVEタイトルは「宇宙 日本 東京」。
FISHMANSのライブに行くのは実に10年ぶり。でも、その間映画視て配信視て。。毎日の様に聴いてる。
ボクが好きなアルバム「宇宙 日本 世田谷」をなぞったようなLIVEタイトルに惹かれて行くことに決めた。

仕事を早目に切り上げて(笑)会場に向かう。東京の夕暮れは。。。イイ感じだった。

会場東京ガーデンシアターは大きなハコ。お客さん。。トンデモなく多い\(T▽T)/。
過去見た渋谷AX、ZEPP東京でも多くのお客さん居たけど今回はその比じゃない。
グッズ売り場も長蛇の列。若い人、外国人も多い。
ヒストリーセットをゲットして席に着く。ボクの席は2階ステージ正面。

場内は満員。ボクの周囲も若い人が多い。この会場は6000人を収容できるという。
90年代の活動時、FISHMANSは集客に苦労したという。
それが。。。現在(いま)ではこんなに多くの人が集まってる。その事に感動。
予定通り開演。鳴り響くは。。「POKKA POKKA」(CD音源)。。これ聴いてもう泣いた😿
佐藤クンの歌声をバックにメンバーが登場!場内割れんばかりの歓声。
そのまま「Weather Report」に突入。それから3時間の間、ボクはトンデモないモノを視る事に。
以下ライブレポ。全部の感想を書くとトンデモない量になるので後半を中心に(^^;

最初の3曲は欣ちゃんと原田郁子嬢がメインで歌う。
2曲目で何と「いかれたBaby」が歌われたのはビックリ。え?こんな盛上り曲をもう演るの?
会場は大盛り上がり。ボクの右横に居た韓国人?の若い女の子2人は歓声を挙げてた。
ボクも大好きな歌なので楽しみました。
実はこの歌、ボクは勝手にヨモちゃん🐱のテーマソングにしている(^^)
「悲しいときに笑うのはいつでも君のことだったよ」
大好きなフレーズをヨモ毛を抱きしめて一緒に口ずさみました♬

欣ちゃんが大きな会場で大勢のお客さんが居る事を嬉しそうに語ってた。
「此処から見える景色すっごいイイよ」と笑顔で話す様に感動(^^)

中盤ゲストコーナー。ハナレグミ「バックビートにのっかって」の選曲は意外。
そして君島大空!初めて見たけど良かった!というか鮮烈だった!
彼の声で「なんてったの」を聴けて凄く嬉しい!
声、🎸良いしまた視たいしオリジナルも聴いて見たい。


ここまでは比較的明るいPOPな曲が続いてる。楽しいけどロックなディープな曲も聴きたいな。
そしたら欣ちゃんが「もっと深い処へ潜っていこう!」と後半開始。
此処から一気にLIVEの様相が変わった。

木暮とダーツの轟音🎸が鳴り響く。そう!「GoGoRound This World!」。
当然欣ちゃんが歌うと思ったら何とUAが歌う。UA久しぶりに視た。
トンデモなく、ぶっとい声。その声に煽られる様に演奏もひたすらヘヴィー。
バンドのオトとUAの鳥の様な叫び声にオレ、アタマがイカレ出した(T▽T)
ベタな関西ギャグの後、UA「一緒に歌ってや~」で始めた「Walking In The Rythm」!
イヤ、これ一緒に歌うのムリですって(^^;。
此処でもバンドの演奏はハード&ラウド。ボクの横の女子二人は踊りまくってる。
FISHMANSがハードなオトを出すバンドと知ってたけど。。こんなオト出すのか!
オレ何度も「なんじゃこれ」と呟いてた。そして笑ってた。

UAが去り。。会場は暗転しスクリーンに水が溢れ出す。川?大河?海?
「Get Rouud ㏌ The Season!」のコーラスが始まり延々続く。
ついに。。とうとう「LONG SEASON」!!
この曲は過去何度か視てる。2005年、2016年のLIVE、配信LIVEでも。
でも、この日視た、いや目撃した「LONG SEASON」はそのどれとも違ってた。
水が溢れる映像でボクの位置からはバンドの姿は視えない。
長々と続く「Get」のコーラス。。そこにあのフレーズが続き笛の様な🎸が響く。
その瞬間、オレ泣いてた。嗚呼。。オレ、これを聴きたかったんだ。
欣ちゃんの歌声は前半の明るさと異なる暗い静かさをたたえてる。
目の前に広がる水泡と欣ちゃんの声と延々続く演奏にボクは一気にカオス状態。
キモチよくて酔っ払った気分。。でも一方で脳は醒めてオトの流れを追ってる。
中盤の欣ちゃんのドラムソロ。ステージ上は光に溢れて欣ちゃんが光の輪の中にいる。
欣ちゃんが叩き出す轟音に。。ステージから放たれ客席は湧く。
更にそこにGOMAのディジリドゥが重なる。
後半、ダーツと木暮の🎸が響きクライマックスに。欣ちゃんの声が熱を帯びる。
水の流れ、いや闇の中に引きずり込まれるような感覚に陥る。
オレの神経が、、ブチ切れてくのを感じた。オトの渦にアタマがおかしくなる。
凄まじいオトの渦の中で。。。
佐藤クンの姿が映り。。佐藤クンの声が聴こえたときオレは泣いてた(/_;)
此処に佐藤クンが居ないのが寂しくて。。。泣いたんじゃない。
鳴り響くオトの中に佐藤クンが居るのを感じて嬉しくて泣いたんだ😿
更にHONZIのバイオリンのオトも響いた。
もう。。オレ完全にイカレた(^^)
永い永い演奏が終わった後。。。割れんばかりの拍手が響いた。
隣の女のコも横の若い男のコも満面の笑顔・・・・
何かそれを見てスッゲェ嬉しかった。

ライブ本編は此処で終わると思ってた。「LONG SEASON」の後に何を演るというのか?
でも未だLIVEは続く。ステージは暗闇に包まれ暗闇の中から歌声が聴こえる。
そしてあの歌が鳴った!「DAYDREAM」だ!
イントロが鳴った瞬間、顔を覆って泣いた。この歌。。。聴きたかった。LIVEで初めて聴けた。
感無量、、、
歌うはマヒトゥ・ザ・ピーポー。ソロの優しい声と違ってサイケな声で歌ってる。
バンドのオト、ダーツの🎸がCDを遥かに上回ってラウド、ヘヴィー。
「LONG SEASON」でイカレたアタマが更にイカレた。
後半、、「死ぬほど楽しい毎日なんてまっぴらごめんだよ」に撃たれた。
これを聴きたかった。。今日ここに居てよかった。これを聴けてシアワセだった。
涙が止まらない。ここで死んでもイイ。今日がオレ生涯最後のLIVEでも悔いはない。
そう思った。大袈裟だけどホントにそう思った。
そこからもダーツの轟音の様な🎸が響く。。。
そして・・最後別の歌が鳴った。「それはただの気分さ」。。
LIVEの時は混乱してて何の曲か直ぐ思い出せなかったが。。後でこれを知って
凄くシアワセな気持ちになった☺

アンコール。ゲスト全員を呼んで奏でられたのは「ナイトクルージング」!
欣ちゃんは「みんなで歌おう!」と言ってシンガーが歌い繋いでいく。会場も合唱。
最初は「この歌をみんなで歌おうは違うんじゃね?」と思ったが。。。
隣の女の子も横の若い男の子もオレも一緒に歌って。。何かそういうのどうでもよくなった。
FISHMANSの歌、佐藤クンの歌は世代、国を超えて広がってる。届いてる。
最早孤高のシンガーが歌うコアなバンドの歌じゃないのだ。「みんなのうた」になったのだ。
だから、もう「みんな」で歌ってイイんだ。それは素晴らしくステキなことなのだ。
そして他のヒトが歌ってもオトの鳴り様が変わっても。。。歌の中に佐藤クンは居る。
この日、オレは何度もステージに鳴るオトの中に佐藤伸治の存在を感じてた。
(後追いのファンでリアルで視てないが^^;)
最後、木暮のヘヴィーな🎸が鳴り響く。この🎸の鳴りは活動再開後に新しく鳴った。
配信で度々触れてたこのオトに触れて。。嬉しかった。

ゲストコーナーはこれで終わり。全員で写真撮影。
ゲストがはけて欣ちゃんが今後の台北LIVEやフェス出演と素敵なニュースを話す。

欣ちゃんは言った「フィッシュマンズの歌はこれからもヴァージョンアップしていきます!」と。
フィッシュマンズの歌はこれからも鳴る。新しく変わりながら。これを聴けて嬉しかった。

そして。。最後バンドだけで鳴らしたのは。。「新しい人」!嗚呼これで終わるんだ(V_V)
途中の「AH!」はテープでなく欣ちゃんと郁子嬢自身が歌う。その様にまた泣いた。
最後のフレーズ「なんにもない」の後、、演奏は永く永く続いて終わらない。
「若いながらも歴史あり」のVerみたいに「新しい人」を繰返すのかと思ったら。。違った。
最後ゆったりと穏やかなフレーズが鳴った!これ。。「8月の選択」
だ!
同じ「新しい人」だけど「空中キャンプ」のそれとは全く違う色で鳴ったオト。
今日、最後にこれを聴けて。。。ただシアワセだった。
欣ちゃんがシャーンとシンバルを鳴らしてLIVEは終了。

最後はバンドメンバーが並んで挨拶して終了。欣ちゃんは「また会いましょう!」と言って去った。
オレはステージに向かって「ありがとう」と叫んでた。隣の女の子達も「ありがとう!」と言ってた。
今日、FISHMANSと佐藤クンの歌を色んな色彩で聴けた視れた。唯々感謝(涙)だ☺
そして、大勢の人と一緒に観てまざまざと感じた。
佐藤クン、キミの歌はこんなにも多くのヒトに届いたんだ。そしてオレにも届いたんだよ。確かに👏

LIVEが終わってから数日経っても余韻が消えない。
FISHMANSの歌をひたすら聴いてる。聴く度にLIVEを思い出して泣いてる(^^;
会場で買ったヒストリーBOXのオトが。。。また凄い\(T▽T)/


レア音源どれも凄いが特に97年「LONGSEASON」のライブVerがトンデモない。
これ聴いてると、またアタマがイカレちまう🤣
決めたオレが逝くときはこれを鳴らそう。
佐藤クンの歌とFISHMANSのオトを一緒なら逝くのも怖くない。
行き先が天国だろうと地獄だろうと笑って逝ける気がする☺
三途の川の向こうにはヨモちゃん🐱が待ってるし。

ヨモちゃん、FISHMANS凄かったよサイコーだったよ。
もうすぐ3月15日がくる。
この日は佐藤クンが天国に旅立った日。そしてキミがウチに来た日だ。
3月15日は、FISHMANSをイッパイ鳴らしてキミを想うよ。
そして、またFISHMANSのライブまた一緒に行こうな、一緒に踊ろうな。

な、ヨモちゃん☺

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猫の日2025

2025年02月23日 | 
「なんて不思議な話だろう こんな確かなことが 今もそばにあるなんて」  
 (FISHMANS「頼りない天使」)
 
今日は猫の日。
猫とは毎日愉しく過ごせてます(^^)
おはちゃ🐱を撫でると手が温かくなる。
背中を軽くたたくとポンポンとオトがして笑ってしまう(^^)
もなちゃ🐈を膝の上に抱いてると肉球があたって気持ちよくてニマニマしてしまう。
このコたちといると縁側で日向ぼっこしてるような気分になる。
(マンション4階だけど(^^;)
そしてヨモちゃん🐱を想うと笑って。。泣く😿V(^^)
 
キミ等はオレにシアワセをくれている。ありがとね✌
だから、オレは世界中の🐱のシアワセを祈ろう。
世界中総ての🐱が穏やかにピースに暮らせるように。
ウチのコだけじゃない。他のウチのコも野良も戦場のコも。
こっちに居るコだけじゃない。天国に居るコ、もだ。
 
ヨクきたね。ウチに来てくれてありがとう。
これからもずっと一緒だ。笑って暮らそうな☺

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30年~「その街のこども」を視て

2025年01月19日 | 日記

1月17日は阪神淡路大震災が起きた日。30年が経った。
ボクは神戸の大学に通い学生時代はよく神戸で遊んだ。
ただ震災発生時は東京に住んでいて被災はしていない。
1度だけ神戸を訪れて。。破壊された街の痕を視て怖くなって逃げた。
以来神戸を訪れたことはない。サッサと忘れた。

30年目のこの日も黙祷はしたが、後は何もしなかった。
神戸を忘れて見捨てた自分がXに祈りを書くのは偽善だ。
まして震災をモチーフにした歌を鳴らしたり映像をUPするのもウソくさい。
ただ、1つ映画「その街のこども」をシネマート新宿に見に行った。
阪神淡路震災をテーマとした映画。震災30年という事で東京で期間限定の再上映。
自分にとって大切な、大好きな映画。色々考えた挙句に行く事にした。

震災15年目の2010年にNHKで制作したドラマ。主演森山未來と佐藤江梨子は自身も震災経験者。
内容が評判を呼び2011年に映画化。ボクはこの映画もドラマ版も何度も何度も視てる。
何度も視てる映画だが映画館で視るのは初めて。いつも自宅で独りで視てるので(笑)。
そして他のお客さんと視るのも初めての経験。新鮮☺
117早朝に行われる追悼イベントを目指し深夜の神戸を歩く若者2人。
歩きながら2人は色々話す。
初対面の2人だけど自分が抱えてた悲しみや痛みを初めて他人に話す。

何度も何度も視た映画。主人公勇治と美夏は最早旧知の友人☺
でも、2人の対話、神戸の夜景に何度も涙した(/_;)
美夏は云う「悲しみはどうしようもない。でも悲しみを減らす工夫をみんなですればいい」
勇治は云う「そのみんなにオレも入ってんの?オレはムリやな。オレはみんなから外しといて」
悲しみ、傷、その向かい方は人それぞれ。このシーンにはグッと来た(/_;)

映画を視てる間、ずっと2人と神戸を一緒に歩いてる感覚だった。
神戸の荒れ様が怖くて逃げた。。サッサと忘れた自分なのに😿
でも、この日映画を視て分かった。オレは神戸から逃げてたんじゃない。
神戸から逃げた自分と向い合う事から逃げてたんだと😿
この映画と出逢って14年目。。やっとそれが分かった。
今日という日に、この映画を視れてよかった😿
ラストシーン。東遊園地での追悼イベントに静かに佇む美夏。
そしてイベントに参加せず独り歩く勇治。
鳴る阿部芙蓉美の歌に。。。涙した(/_;)
見終わった後、映画の余韻を噛みしめて新宿の街を歩いた。
その時、急に荒浜海岸の光景が目の前に現れた。
2011年9月。震災後初めて仙台を訪れた。そして津波で破壊された海岸を視た。
以来、この海岸が脳裏に焼き付いて都度フラッシュバックした。
東京で大きな街を歩く度、あの海岸の光景が蘇った。
以前はしょっちゅう視た幻影。でも東北に行かなくなってから視なくなった。
それが。。久しぶりに視えた。
何か。。。何か嬉しかった(被災した光景を想い出して嬉しいも何だが)(^^)
そうか消えてなかったんだな。チャンと居たんだ。
「その街のこども」を視て。。またあの景色を取戻せた。それが嬉しくて泣いた。

この映画には、、ホント色々貰ってる。
映画の中で勇治がトラウマに混乱して「あー」と声を上げるシーンがある。
あれを視て、精神的にキツいとき、どうしようもなったときボクも同じ様に声を出してる
(独りのときに(^^;)
そうすると自分がキツい痛いことを認めてあげることができる。赦してあげることができる。
以来、素直に泣けるようになった気がする。

そして。。今回思った。
以前はこの映画を視た後「神戸に行きたい」と思った。でも今回それはなかった。
むしろ現在(いま)の自分が神戸に行くのは違うと思った。
自分の後悔や後ろめたさを晴らすために神戸に行く。。それ絶対違げーし。
それは神戸に失礼だ。行くなら笑顔でHappyに行かなくちゃ。

笑顔で行ける日まで、この映画を何度も視て主題歌を何度も聴いて神戸を想おう。
震災があった日だけ想うので無くて。。他の日にも。
想えば。。。忘れない。また想い出せる。
今更オレが神戸に対して出来ることなんかない。
でも、何も出来なくてもそれだけは出来るんだ。出来る。

30年経った。亡くなった方、残された方の悲しみ痛みが癒えることを唯祈る(V_V)
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やわらかい風、優しい歌~1/7渋谷WWW七尾旅人、寺尾紗穂、マヒトゥ・ザ・ピーポー

2025年01月12日 | 七尾旅人

1/7は今年初LIVE。渋谷WWWで七尾旅人、寺尾紗穂、マヒトゥ・ザ・ピーポー共演。
自分的にはトンデモなく豪華な組合せ☺病み上がりだけど、この3人は絶対観たいと思い行きました。
6時半に入場した時に満員、ボクは1階フロアを陣取る。
BGMはアンビエントミュージック。空調が上手く効いてて場内はやわらかい風に満ちてる。
何かキモチいい。でも、この後トンデモないことに🤣

ハッキリした開演のアナウンスもなくマヒトゥが登場していきなり開始。
それぞれのソロ+2組でセッション。最後は3人でセッションという構成。
盛り沢山の内容で楽しかったが。。。ともかく長かった\(T▽T)/
7時開始で終了がなんと11時(^^; 
以下、それぞれのレポ。

 〇マヒトゥ・ザ・ピーポー
  1.Wonderful World、2.戦争が好き、3.Pupa、4.Movie Star、5.人工衛星に恋をした
 (青葉市子飛入りNUUAMM) 6.飛行石、7.めのう、8.ヴァンパイア
  マヒトゥいきなり登場して歌い出す。全身真っ赤(T▽T)
  歌の切れ目がハッキリせず次から次に歌う。MCもボソボソと意味不明のことを呟く。
  GEZANの時の怖さはなく、寧ろ柔らかい感じ。🎸の音色もアンビエントで心地いい。
  歌われる内容は抽象的散文的。でもラブ・ソングといいつつ殺す、戦争なんて歌詞が出て来る。
  途中で青葉市子が飛入りで🎸&コーラス。2人の声が重なる様は素晴らしかった。
  マヒトゥのLIVEをチャンと観るのは初めてだが思った以上に楽しめた。
 

 〇寺尾紗穂
     1.愛のありか、2.はねたハネタ、3.猫まちがい(w七尾旅人)、4.骨の姉さん、
  5.しゅー・しゃいん、
6.紅い海(wマヒトゥ)、7.ゴールはどこだい(wマヒトゥ)、
  8.可愛い栗毛、9.Spring Hym㎡nのごと
  寺尾さんはピアノに向い客席に背を向けて歌う。
  「基本暗い歌多いから正月向けの明るい歌ないけど、これは結構明るくておめでたいかも」
  と歌い出したのが「はねたハネた」。いや交通事故の歌じゃないの?\(T▽T)/
  オジサンを車で轢いてしまった若者。そこからの紆余曲折。皮肉と笑いが満ちた佳曲。
  その後は「しゅー・しゃいん」中心の展開。12月赤坂で聴いたばかりなのにどの曲も刺さる。
  「骨の姉さん」はやっぱりヨモちゃん🐱を抱きしめて泣いてしまった(/_;)
   共演も素晴らしかった。七尾クンとの犬猫トークを交えての「猫まちがい」。
   そしてマヒトゥとの共演。2曲ともCDではマヒトゥが🎸弾いてるが2人共演で観るのは初めて。
   「紅い海」寺尾さんの強いピアノのオトにマヒトゥの🎸が優しく響く。
      「ゴールはどこだい」マヒトゥの残響する🎸と寺尾さんのピアノ🎹
   もう。。。ダメだった。壊れた。オトに。。ココロがぶっ壊された😿
   最後の新曲は寺尾さんの亡き友人を描いた歌。「亡くなった人はきっと元気でいてねと願ってる」
     の言葉に涙した。歌も賛美歌の様に美しく優しい。ヨモちゃ🐱を抱きしめてただ泣いてた(/_;)
   
〇七尾旅人
  1.モンゴメリー・シティ・バスライン(仮),2.Fast Car(Tracy Chapman日本語cover)、
  3.Alone In My Car、4.オーライオーライ、5.Two Palestinians、
  6.Memory Lane(w寺尾紗穂)、7,8月(wマヒトゥ)
 最後は七尾旅人の登場。最初に歌うは新曲。嘗てアメリカで黒人差別と闘った女性の歌。
 つづいてトレイシー・チャップマンの日本語cover。
 飲んだくれの父親に苦しめられる最低の生活から逃げるために恋人と出奔。
 でも行き着いた先で待ってたのは同じ痛み。最後「独りで飛ぶわ」の歌詞が痛くて哀しい。
 ただ。。この辺りからボクは足が痛くなり意識が朦朧。ずっと立って視てたことで体調を崩した様子。
 「兵士A」の時は3時間立ちっぱなしでも大丈夫だったのに情けない。
 外に出るか、それとも柵にもたれて休むか。どちらにせよ周囲のお客さんに迷惑かけるな。
 他のお客さんの集中を途切れさせては気の毒。頑張ってみる事にした(^^;
 寺尾さんが選んだ「Memory Lane」でのセッション。
 七尾クンが震災後、福島で逢った少女を描いた歌。大好きな歌を2人の共演で!嬉しかった。
 七尾クンの声と🎸に寺尾さんの絹の様な声とピアノが重なる。
 ボクは2人の声とオトに触れながら荒浜を思い出してグズグズ泣いてた😿
 最後、七尾クンが叫び「いつかまた」と歌う。これが聴きたかった😿。今日ここに居てよかった(^^)

 七尾クンは原発や沖縄基地移転に反対して座り込む人々や能登被災を嘲笑するSNSに怒りを話してた。
 また、進まない能登支援にも怒ってた。最早「絆」も言わない世界。酷すぎる😿
 ボク自身も何もできてないが。。同じ気持ちだ。傷ついた人達をバカにする風潮は大キライだ(T_T)
 マヒトゥ参加の「8月」も素晴らしかった。足の痛みを我慢して見てよかったV(^^)
 
 〇セッション
    1.サーカスナイト(七尾、青葉市子)、2.たよりないもののために(3人)、3.失敗の歴史(3人)
 最後はセッションコーナー。先ずは七尾クンと市子嬢の「サーカスナイト」。
 2人のやわらかい声と🎸がホントきもちよかった。
 そして、お待ちかね3人の共演。3人の声と美しいオトに魅入られ涙が止まらなかった。
 LIVEはここで終了。拍手が響く中、3人は笑顔で去って行った。
 
長い。。長いLIVEだった!LIVE後落合ったMOTO友さんが「濃厚だった」と言ってたが正にそう。
3人とも濃厚で熱くて。。でもやわらかく優しかった。
3人とも戦争、命、差別、圧力を歌ってた。
でもスローガン的に綺麗事を歌うのでなく自分が視た光景、逢った人、感じる事を静かに歌い語ってた。
そして、3人の歌は常に他者への優しい視線に満ちて、、世界に真摯に向かい合ってた。
それはこの日集まったお客さんも同じ。3人のメッセージを真剣に受止め聴き入っていた。
SNSで見られる他者への無関心、嘲笑とは違う景色が此処にはあった(^^)
足は痛かったが(笑)、行ってよかった。今年初めのLIVEがこれで善かった。

LIVEの翌日からいつも通りの日常。でも寺尾さん「紅い海」を聴いて泣いてる。
元春もそうだが、七尾クン、寺尾さんのLiveに行くと自分の感情を解放できる。
もう2人とも自分にとってなくてはならない歌、オトになった。
今年も出来れば2人のLIVEに行きたいと思う。
また、この4人の共演何処かで見たい。出来れば日比谷野音、椅子付きで(^^)

連休はノンビリ過ごしてます。体調も大分戻って来た。
おはちゃん、もなちゃん、お休み楽しいね。ノンビリ遊んですごそうね🎵

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