僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

今夜、此処はHappy~元春「ロッキンクリスマス2024」@恵比寿The Garden Hall

2024年12月28日 | 佐野元春

クリスマスイヴ。ボクも嫁@パンダも仕事でバタバタ。
我が家はクリスマスだからと言って特別なイベントはないけど。。
何もしないのも寂しいので🎂を購入。おはちゃ🐱は🎂を見てドキドキ(^^;

翌日はクリスマス。ボクは在宅で仕事。
華やかなクリスマスソングを聴く気になれずJoni MIchell「River」を聴いた。
静かな凛としたこの曲が胸に響いた。
此処数年有名なクリスマスソングは聴かなくなった。しょっちゅうTVラジオで鳴っててお腹イッパイ。
ジョンも達郎さん他も昔散々聴いて正直飽きた🤣
この夜、世界で一番好きなクリスマスソング2曲が聴けるし(^^)

ということで夜、元春&🐺「ロッキンクリスマス」を観に恵比寿に行ってきました。
東京2Daysの二日目。我が家がこのLIVEに行くのは2年ぶり。
恵比寿ガーデン内は煌びやかなライトアップで溢れ人も大勢来てた。

嫁@パンダと落合って入場。今回初めてスマチケで入場。無事チケット表示出来て安心。
ホール内は過去のロッキンクリスマスの写真で溢れてる。

席は。。前から6列目アッキーよりの席。
ステージがよく見える好位置。予定通りの時間に開演。
暫くメンバーは現れず、凝った照明によるライトショーが続く。
メンバー、そして元春が登場!みんな黒のスーツで統一してる。
お客さんは大盛り上がり!元春「ハローエブリワン」と言ってLIVE開始。
(セットリスト)
 1.YoungBloods2024、2.ガラスのジェネレーション(NewVer)、3.ジュジュ(NewVer)、
 4.BY The Sea、5..世界は慈悲を待っている、6.欲望(NewVer)、7.インディビジュアリスト(NewVer)、
 8.みんなの願いかなう日まで
 ~休憩
 9.雪、10.君が気高い孤独なら、11.冬の雑踏、12.愛が分母、12.クリスマスタイム・イン・ブルー、
 13.水のように、14.大人のくせに、
 (アンコール)
 15.La Vita e Bakka、16.エンタテインメント!、17.純愛、18.ダウンタウンボーイ(NewVer)、
 19.悲しきレイディオ

2年ぶりのロッキン🎄ホント愉しかった!👏
 「YoungBloods」の新VerはLIVE後半に演るか!と思ったら何と一番最初。これで一気に気分がアガッた(^^)
2曲目の「ガラスのジェネレーション」最初何の曲か分かんなかった。
オリジナルよりも疾走感溢れるアレンジ。滅茶カッコいい!
「BY THE SEA」では謎のパーカッショニストが登場してギロを鳴らす。
「欲望、インディビジュアリスト」のNewVerは8月の横浜でも視た。改めて新しいアレンジを堪能。
 「欲望」は元春は座ってKeyを惹きながらつぶやく様に歌う。元春を円の様に照らす照明が素晴らしい。
 ボクはオリジナルが大好きだけどこのエレクトロニカなアレンジもイケてると思った。
そして「みんなの願いかなう日まで」。世界で一番好きなクリスマスソングの1つ(^^;
「色々あっても集まって」の歌詞がもう大好き。
クリスマスは誰にでもやってくるワケじゃない。Happyなクリスマスを過ごせない人も沢山いる。
我が家がこうやって愉しいクリスマスを過ごせてること。それは奇跡だと思う。
ヨモちゃん(ヨモ毛🐱)と踊りながらそんな事を感じた。感じながら愉しく踊った(^_^)

第2部は元春が座ってKeyを弾いて始まる。曲は何と「雪」!ボクはLIVEで初めて見た!
世界への想いを綴る美しい歌。それは「みんなの願いかなう日まで」と同じ。
それは「愛が分母」を歌う前に言った「世界が良くなります様に」の言葉からも感じた。
ファンが集まるLIVEだけどライブホールの外の世界も想って歌ってる。
外の世界は悲しみと痛みだらけ、だ。でも此処だけはHappy。今夜だけはHappy。
「愛の言葉」は正にそういう曲。客席もボクも一気に盛り上がる。
元春「笑って」の歌詞のところで指で口をイーッと開いてニッコリとする。
あれやって素敵な60代は貴方しかいません🤣
この曲でピョンピョン跳ねるアッキーの様もキュートだった(^_^)
ボクもこの辺りから解放されてた。元春の歌と🐺のオトに包まれて好き勝手踊った。
そして「クリスマスタイム・イン・ブルー」。ボクが世界で一番大好きな🎄ソング!
元春は一番前のお客さんに歌わせたり「Tonight Is Alrght!」を客席に歌わせる。
元春は別に「みんな1つになろう!」も言わないし「オレについてこい!」とアジりもしない。
ただ笑顔で歌って客に「もっとおいでよ」と手を振るだけ。
そして🎄ソングだけど愉しい風景だけでなく闘ってる国や貧困も歌う。
愉しいだけじゃない多彩な🎄ソング。だからこの歌がボクは好きなんだ。

本編最後は「水のように」と「大人のくせに」。現在(いま)の痛みを歌う。
悲しみ、横槍、傷。生きてると色々ある。しゃーない。それが生きるってことだ。
でも、気にせず迷わずあわてず傷をやり過ごすしかない。
また逢えるその日まで。そう想いヨモちゃん🐱を抱きしめた。
いつもは泣きながら聴くこの2曲だけど今日はHappyに笑いながら聴けたV(^^)
本編はここで終了。元春🎤を客席に向けて去る。
え、もうこれで終わり?客席もザワつく。当然アンコールあり。元春の茶目っ気に笑った。

アンコールは「La Vita e Vella」からスタート。
クリスマスの夜におそらく311をモチーフとしたこの歌を歌うことに感銘を受けた。
ホントただのパーティLIVEにしない人だな。
そして「エンタテインメント!」。
昔はエンタメは現実から逃げ込む場所だった。現実の憂さを忘れるため夢の世界に逃げ込んだ。
でも昨今はエンタメの世界のどうしようもない現実に触れて楽しめなくなった。
それでも元春のこの歌を聴くと音楽を素直に楽しんでイイんだと思える。
それは「純愛(すみれ)」もそう。60超えた人がこんな瑞々しいメロディを書くことに驚く。
ボクの位置からはステージ袖が見える。スタッフの人がノリノリで踊ってるのを見て笑顔になる。
ステージを撮影してたスタッフが横のスタッフがノリノリのを見て写真撮ってたのを見て更に笑った(^^)
「ダウンタウンボーイ」のNewアレンジもカッコよかった。
フカヌーが派手なギターソロ鳴らしたのはコレだったっけ?
いつもはアッキーシュンスケとじゃれる元春が珍しくフカヌーと絡むのを見て笑った。
でも高桑は放置するのね?🤣

元春の旧い歌はLIVEで新しいシャツを着る。だからいつだって現在(いま)だ。
懐かしい想い出ソングにならない。
アンコールもこれで終わり?でも客席は許さない。拍手が鳴り響きメンバー集まって相談。
でもステージ脇でスタッフ既に赤い🎸用意してるし🤣
元春紅い🎸を持って「後1曲演ろう!」と歌い出す。
「アンジェリーナ」か?と思ったら「悲しきレイディオ」!
「ザ・サークル」ツアーの様なロングVerでなく「ここに嫌な奴はいないぜ」もないけど
「この素晴らしい恵比寿の夜!」が視れてもう大満足。キモチよく追われました。
嫁@パンダも楽しんだ様子。今年最後のライブが元春&🐺で良かった。感謝☆

翌日も仕事。ヘトヘトになりながら何とか仕上げました。26日でボクは仕事納め。
ホント今年はよー働いた。終わった瞬間、もう空っぽになってた。
でもロッキン🎄を思い出しては笑ってる。
元春のLIVEは決して愉しいだけじゃない。LIVEの外の世界の悲しみや痛みも歌う。
でも、それでもHappyだ。笑顔になれる。
それは元春の歌とLIVEが自分を豊かにしてくれるから、だと思う。
世の中色々あるけど今夜此処だけはHappyでいてイイ。そう思わせてくれる。
だからボクは元春の歌を聴いてきたしこれからも追うんだろう。

来年はデビュー45周年👏 Newアルバム発売のニュースも出たし当然ツアーもあるだろう。
チケットが取れたら当然行く。出来れば仙台にも遠征したい。
正月はこのコたちとノンビリ過ごして1年の疲れを取ろう。
おはちゃん、もなちゃん今日から冬休みだ。楽しく過ごそうな🎵

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30年目のプレゼント~『The Circle Tour Final 日本武道館ライブ 1994.4.24』を視て

2024年12月22日 | 佐野元春

1994年に武道館であった元春&Heartlandライブ映像が1日限りで上映。
ボクは仕事終わりに新宿バルト9に観に行きました。
「ザ・サークル」は29歳の時に聴いた。当時のボクは仕事は順調だったが色々苛立っていた。

仕事以外は何もない自分。そして他人、更には自分を囲む世界に対してワケが分からない怒りを感じてた。
「ザ・サークル」はそんな自分の怒りを静めてくれた。
あの頃のボクは矢鱈怒ってた。それはきっと純粋(イノセンス)だったからなんだろう。
このアルバムのテーマは「イノセンスの円環」。
60迎えて最早イノセンスのカケラもない自分が30年前の映像を視て何か感じるのか、何も感じないのか
楽しみで映画を観に来た(面倒くさい奴(^^;)
入場すると元春写真入りのカードをくれた。場内は満員。ボクの席は後方で見易い位置。

映画はいきなり上映開始。LIVEはLand!Ho!同様「ナイトライフ」からスタート。
前半は初期の曲中心の展開。殆どが初めて見る映像。
当然だが元春もメンバーも。。そして客席も若い!そして元気!溌溂としている。
元春矢鱈動き回る。手をひっきりなしに動かしクルクル回る。一時もジッとしていない。
バンドの演奏も客の歓声も凄い。大画面で見るLIVEの様は凄い迫力があって迫って来た。
映画見てる何人かのお客さんは手拍子を取ってる。
これをジッと見るってハッキリ言って拷問だ\(T▽T)/ 立って踊って見てぇ!
前半では女性コーラスが入った「ハートビート(シャッフルVer)」を観れたのが嬉しかった。
実はボクこの曲はオリジナルよりもレゲェVerよりもこのシャッフルVerが好きなんで(^^)

中盤はいよいよ「ザ・サークル」収録曲を演奏するコーナー。
「欲望」の鳴り響く🎸、元春の「ショットガンがほしい!」「手に届かない」の歌声に震えた。
初めて視る「トゥモロウ」のライブ映像。客席とのコール&レスポンスの様子が素晴らしかった。
そして「君を連れてゆく」。CDで聴いた時、歌詞にビックリした。
やり直しを歌うポップソングなんてそれまで聴いた事がなかった。大人の歌だと思った。
ロックってこんな事が出来るんだ!と感動した。
今回この映像が観れたのはホントに嬉しかった。
「ザ・サークル」。自分的に中盤のクライマックス。今回一番視たかった歌。
元春は静かにひたすら「否定ーない」を歌い続ける。
自由、真実、元春が今迄歌って来たモノを徹底的に否定する。
「迷わない あせったりしない 争わない 暴れない 逃げ回らない 傷つかない」
に震え涙が溢れ拳で膝を殴りまくってた😿
「迷わない あせらない」は「新しいシャツ」でも歌ってたな。
元春の歌はココロの痛み、悲しみにどう向かうかを示してくれる。
闘え!だの世界を変えろ!なんて勇ましいことは云わない。
ただ迷わずあせらず大事な者を愛して行けばいい。
何てシンプル!でも。。でも。。だからこそ現在(いま)の自分に
響いた。


「ロックンロールナイト」。元春の叫びに射抜かれた😿
LIVEビデオ「The Band Called Heartland」に収録したこの映像。。嘗て何度も視た。
前の会社で仕事も私生活も全くダメで地べたを這いつくばる様に生きてた。
誰も訪れない狭いアパートの部屋でこの映像の元春の叫びに触れオレは呟いてた。
「ここは嫌だ。こんな処絶対出てやる!
数年後、転職して無事あそこから出れた\(^o^)/
久しぶりに。。元春の叫びに触れてあの暗い部屋でうずくまってた自分を思い出して泣いた。
最後のコーダは。。。もうダメだった😢

自分的には「ザ・サークル」と「ロックンロールナイト」でイッパイイッパイもう終わってイイ。
でも、LIVEはまだ続く。此処からハートランドクラシックスの連発!
「約束の橋」の元春とダディの絡みは楽しめたし「インディビジュアリスト」の行進も愉しい!
それにしても元春、ダディにしょっちゅう懐いてる🐕
ダディ元春に呼ばれて前に出てきてソロが終わったら後ろに戻ってと思ったらまた呼ばれて前に出て。
移動が多くてタイヘンだ(T▽T)
「悲しきレイディオ」はもう凄かった。中盤泣きまくった自分もこの盛り上がりにはただ笑った。
延々と続く客席とのコール&レスポンス。盛上る客席に満面の笑顔の元春🐕
あの笑顔には何も言えん。こっちも笑顔になるだけ、だ(^_^)
アンコールも凄かった。ウエーブを続ける客席。あれLand!Ho!でもあったけどファンの自然発生!
アンコールは「レインボー・イン・マイ・ソウル」のみ(実際は後何曲か演奏したけどカット)。
元春に合わせて客席も宙に虹を描く。その様はサイコーだった👏

ライブが終了して元春がメンバーを紹介して挨拶。此処で終わり?と思ったらまだまだ続く。
ライブに係わったスタッフの紹介シーンまである!あ、ここまで映すんだ。
最後に流れたクレジットに坂西伊作さんの名前があったのは嬉しかった。
そしてこのLIVEで演奏されなかった「君がいなければ」が流れたのも嬉しかった。
しかもホボキンVerで(^_^)
上映終了後、客席からは拍手喝采。ボクも当然拍手した👏🎉

3時間。実に濃厚な時間だった。映像なのにLIVEにナマで参加した様な興奮が残ってる。
帰宅してから久しぶりに「ゴールデンリング」を聴いた。
「欲望」と「ロックンロールナイト」を聴いてグズグズ泣いた(/_;)
この日30年前の元春を視て、自分の中に何かが燻っているのを感じた。
燃えカスどもが集まって「火を点けろ!」と騒いでいる🤣
勘弁してくれ。もうオレの中にはイノセンスなんてキレイなモノは残ってない。ねーよ。
LIVEを視て元気になっても、また明日から現実にガッカリするのは分かってんだから。
頼むから火点くな!さっさと消えろ!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ

今回、サークルのLIVE映像を視て30年前から自分が遠くに来たのがわかった。
イノセンスが自分の中に消えていたのを確かめる事ができた。
でも、、、哀しくはない(^_^)
「ザ・サークル」の映像を視て、痛みや悲しみへの向かい方を教えて貰ったから。
これから何があっても世界から罵声を浴びせられても。。もう傷つかない。
世界がどうであろうと他人が何を言おうとそれでオレが傷つく必要はない。
自分を傷つけてるのは結局自分だ。自分のせいで自分が傷つく。アホらしい。
だから、もう傷つけない。傷つかないV(^^)

29のオレ、「サークル」を好きになってよかったな。
30年経ってこんな素晴らしいプレゼントを貰ったんだから。
元春の歌に触れて昔に向かい合うのはキツイ。
でも同時に昔に向かい合うから現在(いま)の自分が何処に居るか確かめる事が出来るんだ。
そして・・元春の歌は現在(いま)のオレを豊かにしてくれる。
30年経ってそれに気づいた。遅いよ>オレ🤣
さぁ次はロッキンクリスマスだ!今度は思い切り笑って踊ろうな🎵

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ムチャクチャなオト(笑)~carnation「SUPER ZOO!」20th Anniversary Tour@横浜BAY HALL

2024年12月14日 | カーネーション

毎年12月はcarnationのLiveがある。
今回はアルバム「SUPER ZOO!20周年」を記念しての東阪でアルバム再現Liveツアー。
単なる再現Liveでなくゲストに矢部浩志さん(やんべさん)を迎えての再構築Live。
嫁@パンダと勇んで行きましたが。。会場、遠かった(T▽T)

入場すると既に満員。立ち見は構わないが柱が邪魔で見る場所を探すのに時間が掛かる。
ステージを右から視る事に。結果GuitareマツジュンとKey伊藤さんは殆ど見えない。
場内はあちこちにシャンデリアが煌々と輝いてた。時間になりシナトラが鳴りメンバー入場

(セットリスト)
 1.Super Zoo!、2.El Soldado、3.カウボーイロマンス、4.あの日どこかで、5.レインメーカー、
    6.気楽にやろうぜ、7.Miss.Cradle、8.魚籃坂横断
 ~The World Of Hiroshi Yabe
 9.レオナルド、10.MELODYLAND (MUSEMENT)、11.Parakeet Kelly、12.未来の恋人たち、
 13.スペードのエース、14.十字路、
    15.カルーセル、16.Little Jetty、17.いつかここで会いましょう、18.アダムスキー、
    19.シケイロスのように、20.Runing Wild、
 (アンコール)
 21.ANGEL、22.夜の煙突(全員)
 メンバー:ナオエ、ゆるず、張替智弘、松江潤、伊藤隆博、(スペシャルゲスト)矢部浩志

LIVEは「SUPER ZOO!」でスタート。この曲LIVEで聴くのは久しぶり!好きな曲なので嬉しかった☺
2曲目からはアルバム通りには演奏しない。他のアルバム曲も演奏するし、やんべさんソロ曲も演奏。
やんべさんは以前体壊して現在はドラムは叩けないのでスティールギターとキーボードで参加。
ただ、「魚籃坂横断」でやんべさんがエアードラムを叩く仕草をしてて、それを見たらグッと来た😿
やんべさんのギターとKeyが入る事でカネのオトがグッと広がった気がした。
ナオエさん、やんべさんの参加が嬉しかったのか何度も「矢部浩志!」と叫んでた。

アルバム「SUPER ZOO!」はボクがリアルで初めて聴いたカネアルバム。好きな曲が多い。
「気楽にやろうぜ」は今のドタバタ続きな自分を振返って笑った。
「魚籃坂横断」の「何とかなるさ」にココロが解け、「十字路」のナオエさんの叫びに熱くなった。
そして、どの曲も単なるアルバム再現じゃない。カネがアルバムをなぞるワケない。
ゆるずさんのベースが地を這いナオエさんマツジュンのギターが凶暴に鳴り響く。
「シケイロスのように」なんてアルバム未収録曲をLIVEの盛上りで演奏する。
元春同様、カネも旧い曲を演奏しても過去の再現じゃない現在(いま)なんだ(V_V)

当然演奏するのは「SUPER ZOO!」だけじゃない。新しい歌もやる。
ナオエさん後半に入るときに「これから滅茶苦茶になるから。オレ歌飛んだら皆さん歌ってください!」
と煽って。。その通りメチャクチャなLIVEになった。
「アダムスキー」のナオエさんマツジュンのギターのオトの小競り合い、
延々🎸が止まらない「Runing Wild」オレはヨモちゃ🐱を手に踊り狂った。
この日、いつものLIVE定番「学校で何教わってんの?」も「Real Man」も「Edo River」もない。
でも、ステージ上はメチャクチャでサイコーで最狂だった。
オレもそのメチャクチャなオトに触れてアタマがおかしくなって唯笑ってた🤣

アンコールは「ANGEL」を3ピースで。本編最後に演るかと思ったらここで演るか!
この曲のシングルが初めて自分で買ったカネの曲だった!
ナオエさんの中盤のギター、何度も続く「ANGEL」のシャウトに踊りまくった。
そして、そのまま全員で「夜の煙突」。当然やんべさんも居る!
ヨモ毛を振り回して踊りまくった!
メチャクチャ愉しい!メチャクチャサイコー!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ
LIVEは此処で終了、いつも通りカネは最高で最強で最狂でした(^_^)
カネのメチャクチャなオトに触れて笑って泣いて狂って踊って
1年間自分の中に巣食った邪気が総て吹っ飛びました。感謝☆

ホント愉しいLIVEだった。自分がカネを聴き始めた頃の曲を聴けて嬉しかった。
そして「SUPER ZOO!」の曲が自分に生々しく響くことを確かめられて嬉しかった。
特に「十字路」の「どんな意味があれば気が済むんだろう」はメチャクチャ刺さった。

LIVE会場で手に入れたメモリアルブックを時間を掛けて読んだ。

「SUPER ZOO!」発売時はCCCD問題があってナオエさんはかなり苦悩したらしい。
そしてアルバムの出来には満足しているが、それが売れなかった事を悔しがってた。
その意気や良し。
オレはカネが好きだから売れなくても全然問題ない。
でもナオエさんの「売れることをあきらめていない。届けよう」という意志、意地は絶対的に支持する。
こんな滅茶苦茶なオトを出せるバンド他にいない。もっともっと届いてほしい。

今年はカネのLIVEに4回行った。どれも素晴らしかった。
来年もきっと素晴らしい作品とLIVEを届けてくれるだろう。期待しかない。
何度言っても言い足りない。
こんなメチャクチャなオト出すバンドいない。サイコーに狂えるぜV(^^)


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震えるオト~寺尾紗穂「しゅー・しゃいん」リリースツアー ブルーローズ公演

2024年12月08日 | 寺尾紗穂

今年9月に出た寺尾紗穂新譜「しゅー・しゃいん」。もう素晴らし過ぎてハマってる。
歌われるのは市井に生きる様々な人々の姿。戦災孤児、ウクライナ戦下の子供、家族を亡くした人、
愛する人と別れた人、ゴールや希望が見えない人。太陽を背に歩く人、
愛のある場所、太陽を背に歩く人、そして。。加川良cover。
基本は寺尾さんの歌とピアノ。そこにサポートミュージシャンの楽器が控えめに入る構成。
前作の「余白のメロディ」が戦争や社会問題を描きながらPOPで明るい作品だったのに対して今作は静謐。
聴きながらボクは自分を囲む世界、そして個人的な事に想いを馳せ・・何故か涙が止まらなくて困った。
これLiveで生で聴いたらオレどうなるんだろう?泣き叫びそうで怖い(^^;

先週金曜日赤坂サントリーホールで寺尾さん新譜発売Liveが開催。当然行きました(笑)。
ただ、先週は仕事でイッパイイッパイ。仕事で揉めてかなり疲れ果ててた。
他にもSNSで嫌な事があったり過去の嫌な思い出が蘇って精神状態かなり酷い🤣
この日も仕事に追われ出発が遅れ、何とか開演に間に合った。もう疲労困憊😢
クリスマスの派手な飾りつけを見ても心ときめかない。オレ大丈夫か?

福島2021年ライブDVDを購入して着席。最初は前の席で観ようかと思ったが・・・
この疲労困憊の状態で寺尾さんの歌とピアノに前の方で触れたらオレ絶対おかしくなる。
あえて後ろの席で観ました。これが正解だった!V(^^)
主催者ジョー長岡さんの丁寧な挨拶でLiveは開始。因みに4回目の開催で初のソールドアウトとの事。

先ずは寺尾さんのピアノ弾語り。アルバム「風はびゅうびゅう」収録「立つことと座ること」から開始。
2曲目は早速「魔法みたいに」。「Dearにっぽん」VerとオリジナルVerのマッシュアップで。
「もしも二人が笑えるなら。。」の後に続くフレーズに色んな想いが溢れて来る。
この時点で既に涙腺崩壊(^^;

その後はいよいよ「しゅー・しゃいん」の曲を演奏。
「ゴールはどこだい」はCDと違ってエレキギターはないけど、だからこそピアノが胸に響いた。
「同じような顔した日常に 残された時間は少ないよ」の歌詞が。。響いた。
そして「骨の姉さん」。自分的に前半のクライマックス。亡くなった姉に対する弟の想いを綴る。
決して仲良くはなかったけど他に家族はなく病身の姉を介護する弟の複雑な想い。
「桜色した姉さんの骨」「残り時間を知っていたら」にヨモちゃん🐱を送った日を想い出した。
ヨモちゃんの骨。。。キレイだったな。骨になっても可愛かったな😿
あんなに早く逝くなんて思わなかったよ。
もっと遊んであげれば良かった。もっと抱きしめてあげるんだった。
そう想うと・・後悔で涙が止まらくなって苦しくなった(/_ ;)
「ゴールはどこだい」「骨の姉さん」、どちらも「残された時間(とき)」を歌ってた。
その事にボクは何とも。。うん。。。上手く云えないな。コトバにできない。。😿

第1部最後は寺尾さんの学生時代の友人の想い出を綴った歌。その友は既に亡くなっている。
寺尾さんが言った「逝ったヒトは遺したヒトに対して元気でね楽しんでねと思ってくれてる」
のコトバにまた・・・泣いた。

第2部はサポートメンバーを入れて音色が一気に多彩になる。
「希望ににたもの」は現在(いま)の世の中の先が見えない状態が重なる。
「うまく生きれないよ 誰を責めればいいの」は。。常に自分が想ってること。
他人を責めても世界を恨んでも仕方ない。そんなの、分かってる。アタマの中では。
だから、なるべく思わない様に口に出さない様にしてるが。。でも、どうしてもこぼれる。
それを寺尾さんはサラリと歌ってくれた。ありがたかった。
「悲しみが悲しみであるうちに」の歌のモチーフ。
ウクライナ戦下の子供が戦争を止める方法をネットで探したが見つからず絶望し武器を取る、
は痛かった。日々の生活に追われ外国いや国内の社会問題に対しても何もしてない自分。情けない。
そして、タイトル曲「しゅー・しゃいん」。靴磨きをする戦災孤児が歌のモチーフ。
「死んだ仲間もいる」「僕も死ねばよかっただろうか爆弾が落ちた日に」「1人で生きる意味は何」。
生きること、死ぬことへの想いが静かに。。ホントに静かに紡がれる。
寺尾さんもバンドも殊更叫ばない。寧ろ淡々と歌い演奏する。だからこそ響く。
そして「太陽を背に」。。。これ、参った。ダメだった(T_T)
「明るさと力強さをほしがる人」「暗闇とやりきれなさを嫌がる人」これ。。全部オレだ(T_T)
子供の頃は無邪気で明るい子だったらしい。
でも大人になるに連れ色々しくじった。
それで人付き合いが面倒になり心にシャッターを下ろし自分の世界に閉じこもった。
昔読んだあすなひろしに「おテントウさまに背を向けた人間は自分の前にある影を見て行くんだ」
という台詞があった。オレはそういう人間だと思ってた。
明るい場所は嫌だ。暗い場所がイイ。暗い場所で独りでのたれ死ぬする。
それがオレにはお似合いだ。そう思ってた思い込んでた。
でも、或る時から友人が増えて家族もできて・・外に出る様になって明るい場所も悪くないと思えた。
それでも、心の奥の何処かで「オレは太陽に真っ直ぐ向かえる人間じゃない」と思ってた。
寺尾さんは歌った「光は目指すものじゃなく背中を押してもらうもの」と。
これ聴いて。。。もう泣いた。
嗚呼、オレ太陽に真っ直ぐ向かい合わなくてイイんだ。背を向けてイイんだ。
何か嬉しかった。ステージ見てると涙が出そうで天井のシャンデリアを視た。眩しかった。

後で気づいたが、「しゅー・しゃいん」の歌は色んな人の自問自答が詰まっている。
背景には戦争や貧困他社会の問題があるけど、綴られるのはあくまで個人の想いだ。
この日、Liveで寺尾さんの歌を通して自分が歌の中の人と語り合っている錯覚に陥った。
だから、あんなに心に響いたのかも。。。。。そんな気がした。

本編最後はバンド全員で「リアルラブにはまだ」で終了。明るいPOPな曲。
「歌が生まれる場所」で終わるかと思ったので意外だったが、ようやく息つけた(^^)

アンコール。トンでもなかった。
先ずは加川良「こんばんはお月さん」のcover。アルバム中最も泣いた奴だ(T_T)
酔っ払った男の意味がわからない感情を綴った歌。
この日最も寺尾さんは熱く歌いピアノをかき鳴らした。それにオレの感情は掻き回された。
歌詞に共感も感動もしない。ただ。。ただ。。涙が止まらない。
カラダが震える。いや例えじゃなくてマジで震えてた。
震えながら泣いてた。泣きながら震えてた。
オレ、ヤバい。。。どうかなっちまいそうだ。(/_;)
ㇷと周りを見ると泣いているお客さん結構いる。そうかオレだけじゃないんだな。
それ視て安心して落着いた(^^)

そして最後の曲「楕円の夢」。寺尾さんのLiveではお馴染みのフィナーレ曲。
寺尾さんは昨今の戦争や選挙の混乱を嘆き「簡単に敵を作っちゃいけない」と言って歌い出す。
「あいまいを生きていく」
「明るい道と暗い道の狭間の小さな道を行く」
このフレーズが響き。。もう涙が止まらなくなった。

現在(いま)の世の中、正義同士がいつも叩きあってる(特にSNS)。
それぞれが自分の正義を声高に唱えて反対の立場にいる人を口汚く攻撃する。
お互いに敵を見つけ叩きあってる。偶にオレもその渦に巻き込まれて痛い目に合う(^^;
その度に思う。この人達は何でそんなに自分の「正しさ」「正義」に自信を持ってるんだろう?
何で会ったことも話したこともない人に酷い言葉を投げつける事ができるんだろう?
勿論、意見や批判は大事だ。
でも、対話がなく言葉を銃弾の様に使って撃ち合う叩きあう。
その事にためらいはないのか?葛藤はないのか?正義なら何をやってもイイのか?

オレは違う。。。自分の正義をそんな直ぐには決められない。
正しい間違ってるを簡単に決められない。他人を批判するとき何度も何度も悩む。
異論や批判を出したら「これで善かったのか」と何度も振返り悩み葛藤する。
そして、結局オレのコトバは通じない届かない。乱暴なコトバにかき消されていく。
そして、疲れ果てる。そんな自分がイヤになる。
でも、この夜、寺尾さんの「楕円の夢」を聴いてそんな自分が肯定された気がした。
ずっとあいまいに生きててもイイんだよって。
ズレてても間違っていてもイイんだよって。
葛藤も逡巡もないより有った方がイイんだよって。
そう想ってダメな自分を赦そうと思った。そう想うとまた震えて涙が溢れた。
自分にこんなに涙があったのか。。。そのことに気づき、そのことにまた泣いた(/_;)

Liveはこれで終わり。予想通りぶっ壊れた。ココロが果てた。もう空っぽ。
でも、満たされてたシアワセだった(矛盾^^;)
帰宅後、会場で貰ったジョー長岡さんと寺尾さんの往復書簡を読んだ。
御二人の丁寧なコトバが空っぽのココロに刺さり満たされまた泣いた。
昨日は福島Liveの「楕円の夢」の映像を見てまた泣いた(泣いてばかり^^;)


Live後、Xに「感想なんて書けない。書きたくない」とほざいてたが
2日経つと色々書きたくなってコトバが溢れて書いた(^^;
でも、どんなにコトバを尽くしてもあの場で感じた震え、涙は書けない。
ホント震えるオトだった。震える歌だった。
そして寺尾さんを追い続けてきてホントに良かったと思った(^^)


休日はこのコ達と過ごして少し元気が出ました。

ズレてていいあいまいで結構!
悩んで葛藤して別れたヒトを想って元気に愉しく生きような。
そして、迷ったりココロの行き場を失くしたら、寺尾さんの歌を聴いて泣き叫ぼう🎵
な、ヨモちゃん☆

コメント

Good Bye 50´s、Hello 60´s

2024年11月10日 | 日記

「そう  大人になれたわけじゃない  なってしまっただけ」(Cocco「クジラのステージ」)
「まだ行けるさ  大丈夫  もう1度と  やり直して」(bloodthirsty butchers「discordman」)
「このままでいいんだと そう信じて そう信じて 信じて そう信じて」(carnation「さみだれ」)

本日60歳になりました。元春、加藤クン、ナオエさんと同じ60代に突入しました!(゚゜)\バキ

猫😸達もお祝いしてくれました。イイ子イイ子(^^)

お祝いメッセージを下さった皆様、ありがとうございます。ココロから感謝します<(_ _)>


60になっても落着かない。成熟なんて遥か遠くの話。唯々衰えるばかり。
物が手に付かず直ぐ落とす。物忘れが激しい。直ぐ疲れる、眠くなる。
果ては矢鱈怒る。老いから来る衰えか、それとも更年期障害か。
今日もスマホを上手く扱えずヒステリーを起こして嫁@パンダに呆れられました(^^;

50代は色々・・・あった。。ホント色々あった。
仕事はまぁ頑張れたし東北ボラも続けたし社会問題のこと色々知ろうとした。
家族、友人と愉しい時を過ごした。
一方で悲しいことや嫌なことも沢山あった。
ヨモちゃん、家族、友人との別れ。コロナ、SNSトラブル。
愉しい想い出は消えない。一方で悲しみや疵も消えない。ずっと残ってる。

今日は、元春、Cocco、カネ、butchersの好きな曲を聴いた。
ココロが悲しみや痛みで裂けそうなとき、自棄になり境界線を超えそうになったとき、
怖かったとき、怯えたとき、これらの歌がホントに自分を支えてくれた。ただ感謝。
そして、嫁@パンダ、猫たち、友人たちが側に居てくれたおかげで
オレは何とか持ち応えてる。生き残れてる。その事にはただただ感謝しかない<(_ _)>

60代が光り輝く時代になるなんて期待してない。
定年になり給料は減る。仕事は減らない。気力体力の衰えはもっと激しくなるだろう。
喪うこと、腹立つこと、悲しいこと・・現在(いま)より増えるだろう。
構うか、上等だ。老いって奴がどんなモンか思い切り愉しんでやろう。

そして・・絶対言うまい。
「昔は良かった」「現在(いま)の若い奴はダメだ」とは。
なりたい理想の大人なんてない。つまらない大人になんぞ幾らでもなってやる。
でも、くだらないジジイになるのは真っ平ゴメンだ。
抵抗してやる。拒絶してやる。老いさばらえても、その牙は絶対失くさないV(^^)

なんて偉そうな事云う前に先ず家事を憶えよう。
猫のゴハンちゃんと出せ。嫁@パンダの云う事にチャンと耳を傾けろ。
そして不機嫌な顔をするのは止めろ。それ、滅茶ダセェ。
ともかく笑ってろ。ウソでもいい。作り笑いでもイイから笑ってろ。
そうすれば、いつかホンキでココロから笑って愉しく生きれるぜ>オレ。

ヨモちゃん、そのうちそっちに行くからな。
キミが虹の橋を渡ってから。。オレは死ぬのが怖くなくなった。
だって死んだら天国でキミと逢えるんだから。また遊べるんだし。
でも、まだ逝けない。
もう少しだけ、こっちで嫁@パンダとおはちゃ🐱もなちゃ😸と生きさせてくれ。

さぁ、オレの60´s Lifeが始まるぜ。観ててね、
ヨモちゃんV(^^)


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