先週土曜日は此処数年の秋の恒例行事「りんりんふぇす」に参加。
場所はいつも通りの南青山梅窓院。開場まで時間あるのに既に多くの人が集まってる。
入り口にベトナム人の出店、カフェ「潮の路」のコーヒー販売、靴「KEEN」の販売。
イベントが始まる前からカオス状態(笑)。でも、このカオスが心地いい。
入場してレコスケ君デザインの入場券、BIG ISSUE、そして冊子を貰う。
入場料がBIG ISSUEの購入代金となり、更にその一部はホームレス販売員の収入になる。
素敵なサポートシステム。更に販売コーナーでカフェ「潮の路」のジンジャージャムを買う。
このカフェもホームレスに仕事を与えたり色んな活動を展開している。
主宰者の稲葉剛さんとお話しできたのが嬉しかった。
入場し、開演迄の間に冊子を読む。冊子には毎回寺尾紗穂さんのエッセイが掲載されている。
そのエッセイを読むのが楽しみ。
今回エッセイの中で今夏に逝去した音楽ライター吉原聖洋さんとの交流が触れられたいた。
ボクは吉原さんと、元春を通じて20年ほど前、交流があった。
ホンの短い交流だったが、此処で吉原さんの名に出逢えたのは嬉しかった。
開演。以下、各ライブレポ
○ライブレポ
トップバッター東郷清丸クンはエレキ弾語り。
ポップな曲のメロディとギターの残響が滅茶苦茶キモチいい♪
とあるイベントのため書いた童謡で寺尾さんとコラボ。素晴らしく楽しかった!
続いて、寺尾紗穂さんとソケリッサ。
寺尾さんは「冬にわかれて」の1Stアルバム収録曲を中心に演奏。
この日はPOPで明るい曲が中心の演奏。声とピアノがホント美しい。
そして、最後「楕円の夢」をソケリッサとのコラボで。
寺尾さんの美しいピアノに合わせて踊るソケリッサの面々。
むくつけきオッサンたちが珍妙な踊りを展開。
凄いテクニックがあるワケじゃない。決してキレイでは無い。
でも・・・・・・でも、美しい。キレイじゃないけど、美しい。
寺尾さんのピアノに包まれながらソケリッサを視てるうちに泣いてる自分が居た。
その後はソケリッサのみで。総勢10人近く居る。
数年前視た時は3、4人だったのにいつの間にか大所帯になってる(^_^;
ユーモラスな振り付けに思わず笑ってしまう。
最後は寺尾さんが参加し「あの日」に合わせてダンス。
座談会の後、再びライブ。アラゲホンジ、ふちがみとふなと、マレウレウの面々。
民謡とロックをミックスしたアラゲホンジの熱い演奏に客席もノリノリ。
ステージ前のエリアでお父さんとお子さんが一緒に踊る様にホッコリ。
ふちがみとふなと。関西出身の夫婦デュオ。名前は知ってたが初めて見た。
渕上純子さんの何ともゆるいトークに歌。黙然とベースを鳴らすふちがみさん。
何とも言えない可笑しみがあって魅了された。
最後はマレウナウ。アイヌ民謡を朗らかに明るく歌う。
どのアーティストも商業ベースのロックフェスにはあまり登場しない個性的な面々。
正直チャンと聴いたことが無い。
その彼等がお寺の祭壇をバックに、ゆるく話して演奏。
場内で子供が絶叫し走り回っても意に介さない。追い出したりしない。
そんな姿を見るのは愉しかった。いわゆるフツーのロックライブと違う楽しさがあった。
○座談会「ようこそ ごちゃまぜの社会へ」
りんりんふぇす恒例の座談会。
いつも通り、吉水岳彦司会で進む。
参加者は寺尾さん、板橋区で地域リビング活動に取り組む井上温子さん、
稲葉剛さん、BIGISSUEスタッフでダイバーシティサッカー主催者の長谷川知広さん、
そして元BIGISSUE販売員でダイバーシティサッカー選手の佐々木善勝さん。
この佐々木さんのキャラがサイコーでオレ、ファンになっちゃった(T▽T)
座談会の内容はそれぞれの活動の説明。
井上さんは学生時代に高島平団地の活性化に係わった関係でその後も
地元の人と交流を続け、遂には交流スペースまで作ってしまった。
そこには色んな人が集まり話す。みんなボランティアベースで助け合う。
ひきこもりの若者が此処でボランティア活動をしてるうちに元気になり、
就職したという話は・・・感動した。
稲葉さん主宰のカフェ「潮の路」、
長谷川さん主宰のダイバーシティサッカーの話も興味深く聞いた。
ホームレスや障碍者、無職の人に役割を与えサポートし尚楽しんで貰うシステム。
同情じゃない。哀れみじゃない。並んで歩くシステム。
此処には何かに対する「ハンタイ」だの「非難・罵倒」は無い。
あるのは唯「どうすれば良くなるのか?シアワセになれるのか?」の思索。
勿論、制度の不十分さやお金の問題、色んな課題はあるだろう。
こういった活動に関心を持たず、非難ばかりする世相もあるだろう。
でも、ステージに居る皆さんはアタマを突き合せ「どうすれば良くなる?」
それだけを考えてた。それがオレには・・・響いた。
非難や罵倒や対立より、先ず困った人をサポートする。優先すべきはそれだろう。
途中で「コミュニティを創っても参加しない人も居る。そういう人を孤立させない。
置き去りにしないためには何が必要か」について話が出た。
中高年の男性は「孤独が好き」「独りで大丈夫」とこの手の活動には参加しない。
実はイッパイイッパイなのに周囲に助けを求めない。
あまりに孤立が進むとクレーマーになるリスクもある。そんな話が続いた。
一方で「共同スペースに年寄りだけで無く若い人が居ると来る」
「餅つき大会・お祭りの類だと参加して指導力を発揮する」という話もあった。
オレも中高年。聞いてて身につまされた。オレが若し独り暮らしになっても同じだろう。
コミュニティから要請されれば参加する。頼まれた事は絶対する。責任は果たす。
でも、個人的な人間関係を作ったり関係性を深めようとは思わない。
困ったら助けを求める?どうやって助けを求めたら良いんだろう?
この年齢になって他人に愚痴を吐いたり弱音を吐く・・が出来ない。
やり方がワカラナイ。他人に自分の弱みを見せるなんて真っ平ゴメンだ。
そんな恥ずかしいこと絶対できない。
そして孤立して、その挙句がクレーマーになるなんて笑えない。
自分が困ったとき、外とどう繋がるか、それは今後考えなければならないと思った。
毎回、この座談会を聞いて新しい視点を貰ってる。今回もそうだった。刺激ある時間だった。
オーラスは出演者全員でムッシュかまやつの「どうにかなるさ」のcover。
寺尾さんのピアノとアラゲホンジの演奏にのって全員歌う。ソケリッサが踊る。
渕上純子さんがソケリッサと楽しそうに踊ってる。女の子がステージに上って飛び跳ねてる。
ステージも客席もみんな笑ってる。お年寄りのお客さんも楽しそうだ。
此処・・・・イイな。此処・・・好きだ。
ここには罵倒も自己責任論もヘイトも無い。ひたすら自由で心地いい。
一歩、外に出たら色んな問題が山積みだ。
自分の基準で他人をぶった斬りにし責め立て嘲笑し、無関心が渦巻く世界。
此処にはそんなイヤなモノが一切ない。
それは束の間の幻想(ゆめ)、錯覚かも知れない。それでも、構わない。
この空間に居ることがひたすらシアワセ。ずっと居たかった。
終演後、寺尾さんに話し掛ける。
冊子に吉原さんについて書かれていて嬉しかった事を伝えて御礼を言った。
吉原さんの親族でも友人でも無いオレが御礼を言うのはヘンだが・・・・
それでも・・伝えたかった。寺尾さんは真剣に耳を傾けてくれた。
このイベントは来年で一旦終わる。来年は場所を変えて山谷の玉姫公園で行うらしい。
イイね!山谷のおじちゃん達にも是非見て欲しい。
それこそ、「ごちゃまぜの世界」になるだろう。ステキだ。
写真はりんりんふぇすでゲットした収穫。
「潮の路」のジンジャージャムはとても美味い!
「冬にわかれて」のアルバムはずっとリピートして聴いてる。
そして寺尾さんのエッセイ「彗星の孤独」を今、読んでる。
このイベントに参加したことで色んな物を貰えた。
「ごちゃまぜの社会」か。
正直、精神的引きこもりのオレがごちゃまぜの世界で気持ちよく生きれるか自信ない。
多様性とは自分が苦手なモノ、キライな世界とも交流していかなくちゃイケナイ。
嫌いな奴とは話したくないし、苦手なモノはなるべく遠ざけたい(゚゜)\バキ☆
でも、孤立して他人を自分自身の基準でぶった斬る様なニンゲンにはなりたくない。
孤立してクレーマーになるよりは。。
嫌いな奴・苦手な世界も受容れて・・・交わって行く方がマシな筈だ。豊かな筈だ。
いや、ホント自信無いんだけど(^_^;
まぁ焦らず・・少しづつ・・自分の中に色んなモノを取り入れていこう。
少しづつ・・ね。な、ヨモちゃん☆
場所はいつも通りの南青山梅窓院。開場まで時間あるのに既に多くの人が集まってる。
入り口にベトナム人の出店、カフェ「潮の路」のコーヒー販売、靴「KEEN」の販売。
イベントが始まる前からカオス状態(笑)。でも、このカオスが心地いい。
入場してレコスケ君デザインの入場券、BIG ISSUE、そして冊子を貰う。
入場料がBIG ISSUEの購入代金となり、更にその一部はホームレス販売員の収入になる。
素敵なサポートシステム。更に販売コーナーでカフェ「潮の路」のジンジャージャムを買う。
このカフェもホームレスに仕事を与えたり色んな活動を展開している。
主宰者の稲葉剛さんとお話しできたのが嬉しかった。
入場し、開演迄の間に冊子を読む。冊子には毎回寺尾紗穂さんのエッセイが掲載されている。
そのエッセイを読むのが楽しみ。
今回エッセイの中で今夏に逝去した音楽ライター吉原聖洋さんとの交流が触れられたいた。
ボクは吉原さんと、元春を通じて20年ほど前、交流があった。
ホンの短い交流だったが、此処で吉原さんの名に出逢えたのは嬉しかった。
開演。以下、各ライブレポ
○ライブレポ
トップバッター東郷清丸クンはエレキ弾語り。
ポップな曲のメロディとギターの残響が滅茶苦茶キモチいい♪
とあるイベントのため書いた童謡で寺尾さんとコラボ。素晴らしく楽しかった!
続いて、寺尾紗穂さんとソケリッサ。
寺尾さんは「冬にわかれて」の1Stアルバム収録曲を中心に演奏。
この日はPOPで明るい曲が中心の演奏。声とピアノがホント美しい。
そして、最後「楕円の夢」をソケリッサとのコラボで。
寺尾さんの美しいピアノに合わせて踊るソケリッサの面々。
むくつけきオッサンたちが珍妙な踊りを展開。
凄いテクニックがあるワケじゃない。決してキレイでは無い。
でも・・・・・・でも、美しい。キレイじゃないけど、美しい。
寺尾さんのピアノに包まれながらソケリッサを視てるうちに泣いてる自分が居た。
その後はソケリッサのみで。総勢10人近く居る。
数年前視た時は3、4人だったのにいつの間にか大所帯になってる(^_^;
ユーモラスな振り付けに思わず笑ってしまう。
最後は寺尾さんが参加し「あの日」に合わせてダンス。
座談会の後、再びライブ。アラゲホンジ、ふちがみとふなと、マレウレウの面々。
民謡とロックをミックスしたアラゲホンジの熱い演奏に客席もノリノリ。
ステージ前のエリアでお父さんとお子さんが一緒に踊る様にホッコリ。
ふちがみとふなと。関西出身の夫婦デュオ。名前は知ってたが初めて見た。
渕上純子さんの何ともゆるいトークに歌。黙然とベースを鳴らすふちがみさん。
何とも言えない可笑しみがあって魅了された。
最後はマレウナウ。アイヌ民謡を朗らかに明るく歌う。
どのアーティストも商業ベースのロックフェスにはあまり登場しない個性的な面々。
正直チャンと聴いたことが無い。
その彼等がお寺の祭壇をバックに、ゆるく話して演奏。
場内で子供が絶叫し走り回っても意に介さない。追い出したりしない。
そんな姿を見るのは愉しかった。いわゆるフツーのロックライブと違う楽しさがあった。
○座談会「ようこそ ごちゃまぜの社会へ」
りんりんふぇす恒例の座談会。
いつも通り、吉水岳彦司会で進む。
参加者は寺尾さん、板橋区で地域リビング活動に取り組む井上温子さん、
稲葉剛さん、BIGISSUEスタッフでダイバーシティサッカー主催者の長谷川知広さん、
そして元BIGISSUE販売員でダイバーシティサッカー選手の佐々木善勝さん。
この佐々木さんのキャラがサイコーでオレ、ファンになっちゃった(T▽T)
座談会の内容はそれぞれの活動の説明。
井上さんは学生時代に高島平団地の活性化に係わった関係でその後も
地元の人と交流を続け、遂には交流スペースまで作ってしまった。
そこには色んな人が集まり話す。みんなボランティアベースで助け合う。
ひきこもりの若者が此処でボランティア活動をしてるうちに元気になり、
就職したという話は・・・感動した。
稲葉さん主宰のカフェ「潮の路」、
長谷川さん主宰のダイバーシティサッカーの話も興味深く聞いた。
ホームレスや障碍者、無職の人に役割を与えサポートし尚楽しんで貰うシステム。
同情じゃない。哀れみじゃない。並んで歩くシステム。
此処には何かに対する「ハンタイ」だの「非難・罵倒」は無い。
あるのは唯「どうすれば良くなるのか?シアワセになれるのか?」の思索。
勿論、制度の不十分さやお金の問題、色んな課題はあるだろう。
こういった活動に関心を持たず、非難ばかりする世相もあるだろう。
でも、ステージに居る皆さんはアタマを突き合せ「どうすれば良くなる?」
それだけを考えてた。それがオレには・・・響いた。
非難や罵倒や対立より、先ず困った人をサポートする。優先すべきはそれだろう。
途中で「コミュニティを創っても参加しない人も居る。そういう人を孤立させない。
置き去りにしないためには何が必要か」について話が出た。
中高年の男性は「孤独が好き」「独りで大丈夫」とこの手の活動には参加しない。
実はイッパイイッパイなのに周囲に助けを求めない。
あまりに孤立が進むとクレーマーになるリスクもある。そんな話が続いた。
一方で「共同スペースに年寄りだけで無く若い人が居ると来る」
「餅つき大会・お祭りの類だと参加して指導力を発揮する」という話もあった。
オレも中高年。聞いてて身につまされた。オレが若し独り暮らしになっても同じだろう。
コミュニティから要請されれば参加する。頼まれた事は絶対する。責任は果たす。
でも、個人的な人間関係を作ったり関係性を深めようとは思わない。
困ったら助けを求める?どうやって助けを求めたら良いんだろう?
この年齢になって他人に愚痴を吐いたり弱音を吐く・・が出来ない。
やり方がワカラナイ。他人に自分の弱みを見せるなんて真っ平ゴメンだ。
そんな恥ずかしいこと絶対できない。
そして孤立して、その挙句がクレーマーになるなんて笑えない。
自分が困ったとき、外とどう繋がるか、それは今後考えなければならないと思った。
毎回、この座談会を聞いて新しい視点を貰ってる。今回もそうだった。刺激ある時間だった。
オーラスは出演者全員でムッシュかまやつの「どうにかなるさ」のcover。
寺尾さんのピアノとアラゲホンジの演奏にのって全員歌う。ソケリッサが踊る。
渕上純子さんがソケリッサと楽しそうに踊ってる。女の子がステージに上って飛び跳ねてる。
ステージも客席もみんな笑ってる。お年寄りのお客さんも楽しそうだ。
此処・・・・イイな。此処・・・好きだ。
ここには罵倒も自己責任論もヘイトも無い。ひたすら自由で心地いい。
一歩、外に出たら色んな問題が山積みだ。
自分の基準で他人をぶった斬りにし責め立て嘲笑し、無関心が渦巻く世界。
此処にはそんなイヤなモノが一切ない。
それは束の間の幻想(ゆめ)、錯覚かも知れない。それでも、構わない。
この空間に居ることがひたすらシアワセ。ずっと居たかった。
終演後、寺尾さんに話し掛ける。
冊子に吉原さんについて書かれていて嬉しかった事を伝えて御礼を言った。
吉原さんの親族でも友人でも無いオレが御礼を言うのはヘンだが・・・・
それでも・・伝えたかった。寺尾さんは真剣に耳を傾けてくれた。
このイベントは来年で一旦終わる。来年は場所を変えて山谷の玉姫公園で行うらしい。
イイね!山谷のおじちゃん達にも是非見て欲しい。
それこそ、「ごちゃまぜの世界」になるだろう。ステキだ。
写真はりんりんふぇすでゲットした収穫。
「潮の路」のジンジャージャムはとても美味い!
「冬にわかれて」のアルバムはずっとリピートして聴いてる。
そして寺尾さんのエッセイ「彗星の孤独」を今、読んでる。
このイベントに参加したことで色んな物を貰えた。
「ごちゃまぜの社会」か。
正直、精神的引きこもりのオレがごちゃまぜの世界で気持ちよく生きれるか自信ない。
多様性とは自分が苦手なモノ、キライな世界とも交流していかなくちゃイケナイ。
嫌いな奴とは話したくないし、苦手なモノはなるべく遠ざけたい(゚゜)\バキ☆
でも、孤立して他人を自分自身の基準でぶった斬る様なニンゲンにはなりたくない。
孤立してクレーマーになるよりは。。
嫌いな奴・苦手な世界も受容れて・・・交わって行く方がマシな筈だ。豊かな筈だ。
いや、ホント自信無いんだけど(^_^;
まぁ焦らず・・少しづつ・・自分の中に色んなモノを取り入れていこう。
少しづつ・・ね。な、ヨモちゃん☆