僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

長い12月に

2018年12月30日 | 日々の泡(日記)

毎年恒例1年の振返り(^_^;
今年の目標は「NO!よりYes!を増やしたい。否定より肯定を増やしたい」
「お目出度く生きる」の2つ・・・だった。
・・・・どっちも心がけたつもりだ。でも・・そうはいかなかったな。

仕事は・・色々やったが新しい壁は動かなかった。崩せなかった。
それでも2、3発パンチは当てる事は出来た気がするが・・・
そんなモンできて当然。この程度で満足なんてできるか。
一方でどこか醒めてる諦めてる自分が居るのは事実だ。

プライベートも減らしたり離れたりの・・・繰り返しだったな。
東北ボランティアの参加回数も始めてから過去最少だった。
東北は好きだけど・・正直体力・気力が続かない。情けない話だ。
でも1月早々、山元町に行く。できるかぎりの事は続けて行きたい。
これは・・・オレのライフワークなんだからV(^^)

音楽・SNSも色々変えたな。
Facebookをやめて、幾つかのコミュニティから離れ或る交流をやめた。
そしてこの数年大切に聴いてきた何人かのアーティストのオンガクから離れた。
ここ数年、彼らのオンガクを愛しながらも・・少しズレを感じてた。
そして・・この夏「ここはオレが居る場所じゃない」とハッキリ分かった。
だから、離れた。離れるのは少し寂しかったが・・・一方で意外とスッキリもした。
彼等のオンガク自体は素晴らしい。素晴らしい瞬間に立ち合えた。その事には感謝してる。
ただ、現在(いま)のオレは違う。
彼等のオンガク、関係する物から当分は距離を置く。以前、祥子さんから離れた様に。

元春、カネ、コレそれぞれ素晴らしい作品・ライブを届けてくれた。
元春の仙台ライブはサイコーに愉しかったし感動した。
荒浜ボラで通っている仙台若林区で友人と元春のライブを見れた。感無量だった。
そして、カーネーション35周年記念ライブ@日比谷野音!
あの日視た「ヘヴン」をオレは絶対忘れない。
祥子さん、水戸ちゃん、マチルダは久しぶりにライブ観れて楽しかったな。
寺尾紗穂の新譜は良かったし「りんりんふぇす」は色んな意味で刺激があった。
七尾旅人の新譜「Stray Dogs」ホントに素晴らしい作品だ。待った甲斐があった。
この2人はオンガクだけでなく様々な視点を与えてくれる。
ずっと大切に聴いていこう。

他にも性的マイノリティについての映画(「ナチュラルウーマン」「カランコエの花」)
を見たり日本に棲むハーフについて読んだり高橋源一郎さんの講演会に行ったり
興味の幅は拡げる事ができたと思う。都度、新しい視点を貰えた。
ただ・・・そうやって色んなことに手を出して何か実になったんだろうか?

家事は相変わらずダメだしその他私生活も全然ダメ。
ともかく体力・気力が続かない。少し何かしたら疲れ切って寝込んでしまう。
嫁@パンダには迷惑かけまくり。ホント申しわけない<(_ _)>
自己嫌悪、後悔そんなのばかりだ。その中で、この2つの歌にいつも力を貰ってきた


「まだ行けるさ 大丈夫 もう一度と やり直して」(bloodthirsty butchers「discordman」)
「試合はまだ 終わらせないよ」(Carnation「サンセットモンスターズ」)


この2曲を聴いてるとダイジョウブな気になれる。
イヤ、実際は全然ダイジョウブじゃないんだけど(゚゜)\バキ☆

ヨモちゃん、オレたちはダイジョウブだ。オレたちは最強の家族だ。安心してイイぞ。
来年もこりずに、笑っておめでたく生きような、な☆

皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
シアワセでしたか?楽しかったですか?それとも苦しい1年でしたか?
皆さんにとって来年がイイ年でありますように。
怒ったり泣いたり拳を叩きつけることより笑顔やシアワセや嬉し涙が増えますように。
ツライこと、イヤなこと、苦しいことが少しでも減りますように。
ココロからそう願います。そう祈ります。

来年、また逢いましょう。その時は笑顔で逢いましょう。
一緒に愉快なときをイッパイすごしましょう♪

では、みなさん、どうぞ、よいお年を!V(^^)


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佐野元春ロッキンクリスマス2018@昭和女子大学人見記念講堂

2018年12月26日 | 佐野元春
25日クリスマスは元春ロッキンクリスマスの日。
今年は例年の恵比寿ガーデンホールから三軒茶屋昭和女子大に場所を変えて開催。
入場するとメッセージカードを貰えた。スタッフさんも皆さんクリスマス仕様の服。
会場内もサンタ帽を被ったお客さんが多い。

ライブ開始。セットリストは以下の通り。

(セットリスト)
1.白夜飛行、2.君が気高い孤独なら、3.バイ・ザ・シー、4.悟りの涙、5.新しい雨、
6.いつかの君、7.みんなの願いがかなう日まで、8.純恋(すみれ)、
9.世界は慈悲を待っている、10.君と往く道、11.詩人の恋、12.虹をつかむ人、
13.君の魂、大事な魂(Guestコーラス&ギター:KUMI)、
14.クリスマスタイム・イン・ブルー(with KUMI)、15.La Vita e Bella、16.優しい雨
(アンコール)
17.ストレンジデイズ、18.ヤングブラッズ、19.彼女はデリケート、
20.99ブルース、21.インディビジュアリスト



このクリスマスライブは毎回スペシャルな内容になる。
「太陽」「水上バスに乗って」と通常のツアーでしない曲が演奏されたり、
演奏曲リクエストがあったり写真撮影OKだったりお客さんをコーラスにあげたり。
通常ツアーのダイジェスト+クリスマスソングの構成でも別に構わないのに、
ファンを驚かせたり喜ばせる仕掛が用意されている。
このイベント自体が元春からファンに贈るプレゼントの様な気がする。

この日のライブもスペシャルな内容だった。
コヨーテライブ定番の「境界線」「紅い月」「私の太陽」「ポーラスタア」は演奏されず
「Zooey」の曲をアコースティックセットで演奏されたり
KUMI嬢を呼び入れて「君の魂、大事な魂」「クリスマスタイムインブルー」を共演。
しかも元春おめでたい話を発表して、フカヌーを冷かしたりするし(^_^;
バンドの演奏も最高だった。アッキーが跳ねる様に動き回りフカヌーはここぞという場面で前に出る。
「バイザシー」他で謎のパーカッショ二ストも登場するし(T▽T)(T▽T)
高桑クンの服は光るし(T▽T)、
アンコールはアッキーが赤の上下でブルースリー(笑)みたいだったし。
魔法の様にキモチいい歌と演奏、ところどころに挟まれるネタにクスクス笑う。
この空間に居て唯々心地よかった。

ただ、クリスマスライブだけど「心地いい!楽しい!」だけのライブじゃない。
「悟りの涙」(ボクは勝手に沖縄基地問題で傷つく人を描いてると感じてる)を歌ったり、
楽しかった「クリスマスタイムインブルー」の後に
「La Vita e Bella」「優しい闇」を激しく叩きつける。
「La Vita e Bella」を聴くと荒れ果てた東北の海岸を想い出す。
「優しい闇」を聴くと昨今の荒れた空気を想い胸が痛くなる。
それはオレの勝手な感じ方。元春は何も言わない。何も煽らない。ただ歌うだけ。
でも、クリスマスライブなのにシリアスなテーマの歌を叩きつける・・
唯のお気楽パーティにしない(勿論するのも全然OK)・・その真摯な姿勢に感銘を受けた。

アンコールはもっと凄いことに!「ストレンジデイズ」に「ヤングブラッズ」!
「カフェボヘミア」で元春ファンになったワシには滅茶苦茶嬉しい並び。
久し振りに「へへへーイ」を歌ったよ。
しかもコヨーテでは恐らく初演奏の「彼女はデリケート」も軽く決めちゃうし。
最後はなんと「99ブルース~インディビジュアリスト」で締める。
クリスマスライブをこんなアグレッシブな曲で終わるんだぁ・・スゲェ。
元春はクリスマス&ハッピーニューイヤーを言って最高の笑顔で去っていった。

クリスマスライブの定番「悲しきレイディオ」は今夜はなし。でもボクも嫁も大満足。
楽しかった・・・それだけでなく色々感じた。でもサイコーに楽しかった!
そう、元春のライブはどんなにシリアスな歌、ヘヴィーな歌を演っても最後は笑顔で終わる。
それはシリアスな歌もヘヴィーな歌も誰かに優しく寄り添う歌だから。
怒りや苛立ちの歌も全て自分のためじゃない。「誰かのため」。
だから聴いてて優しい気持ちになれる。
この日もそうだった。だから見終わった後、笑顔で帰れる。

今年最後に見るライブが元春のライブでホントによかった。
来年はホボキンのビルボードライブもあるみたい。久しぶりに行ってみるかな?
出来れば「自由の岸辺」を引っ提げて全国ホールツアーをしてほしいんだけど(^_^;


サイコーのライブだったが・・1つだけモヤモヤが残った。
謎のパーカショ二ストは結局紹介されず。キミは・・・一体誰だ?誰なんだ? 
まぁ、それも謎のままにしておいた方が良いのかも。ホボキンの「フルーターズ」みたいに。


さぁ、あと少しで今年も終わる。ヨモちゃん、新しい歳を笑って迎えようぜ☆

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狭間の小道を進みながら~寺尾紗穂@上野ROOT BOOKS

2018年12月24日 | 寺尾紗穂
金曜日は仙台出張。終日支社の監査。支社スタッフと色々話す。
現場の頑張り、悩み、苛立ち。それに対して東京の本社側は真摯に応えているか?(含むオレ)
面倒臭がって、通り一遍の対応で済ませていないか?
いただいた宿題を持帰って来年は揺さぶりをかけていこう。
サッサと忘れて何も無かったかのようにヘラヘラ笑って済ますのはイヤだ。
当然、返り討ちに合うだろう。構うもんか。多少の怪我は覚悟してる。
それでもパンチは撃ちたい。

土曜日からクリスマス3連休。遠出はせず近場で用事を済ます。
クリスマス自体は好きだが渋谷だの六本木の浮かれたムードは苦手。
地元の少し賑やかなムード位で丁度イイ。

クリスマス唯一のイベント。寺尾紗穂のLIVE。場所は上野ROOT BOOKS向かいホール。
入谷の通りを少し入ったところに或るブックカフェ主宰のイベントスペース。
上野は馴染の場所だがこんなトコあったんだ。LIVE開始までカフェで時間を過ごす。


開場になりカフェ向かいのホールに入る。倉庫を改造したライブスペース。
こじんまりとしたステージにピアノだけ置いている。

時間より少し遅れて寺尾さん登場。黒いドレスを着てる。ボクの席からは後ろ姿しか見えない^^;


(セットリスト→新曲の名前はかなりいい加減です)
1.シャボンの名前、2.愛の秘密、3.機関車(小坂忠cover)、4.安里屋ユンタ(沖縄民謡cover)、
5.花をもっと、6.家なき人、7.待合わせ、8.あの日、9.富士山 ~休憩~
10.九年、11.北へ向かうところ(新曲?)、12.石牟礼道子さん詩につけた歌、
13.メノウ(マヒトゥザピーポーcover)、14.新曲、15.石?(新曲)、
アンコール
16.こんばんは お月さん(加川良cover)、17.楕円の夢

LIVEはピアノ弾語り。coverも多く新曲も多かった。
前半は割と穏やかな曲が続く。クリスマスシーズンだからハートウォームなムードで
進めるのかな?と思ったら流石寺尾紗穂、そんなヤワなLIVEじゃなかった。
交通事故をモチーフとした歌だったりホームレスの貧困について話したり
歌が社会や外の世界と繋がって存在している事をチャンと伝えてくれる。
前半最後の「富士山」、別れを歌った歌、ピアノの響きが圧倒的だった。

休憩を入れての第二部。更にディープな世界を広げる。
先ずは「九年」。この歌詞・・ボクは勝手に311の後の東北の荒れた海岸を想う。
その後、続く歌・・いずれも別れ、死を扱った歌ばかり。
父上が亡くなった日に生まれた歌、
水俣病公害と闘った石牟礼道子さんの詩にメロディをつけた曲、
盟友マヒトゥザピーポーのcover。
ピアノが暴力的にまで美しい。寺尾さんの言葉にココロが波立つ。揺れる。

アンコール。強烈な加川良の後に歌われた・・・「楕円の夢」。
「明るい道と暗い道 狭間の小道を歩いていく」「そんなあいまいがすべて」。
円や球の様に完全な形で無く不完全な形の楕円について優しく紡いだ歌。
それはそのままヒトの色んな在り様を赦し受け容れる歌。
聴いててココロが解放されて・・・涙が止まらなかった。

「楕円の夢」を聴きながら思った。オレ明るい道歩いててイイんだよな?
性に合うのは暗い道だ。暗い場所の方が安心する。
でも、そこに居ると自分の中の穢れやゴミやクズがどんどん表に出てくる。
嫁とヨモちゃんと居れば明るい道を歩ける。
笑って自分の中のゴミだのクズを消すことができる。
オレ・・・明るい場所に居ても・・赦されるよね?

LIVEはここで終了。よくあるスタンダードだのクリスマスソングのcoverは無く
オリジナル・cover含めて重い何かが残るライブだった。でも、それが良かった。

今日はクリスマスイブ。ケーキを出すとヨモちゃんが猛獣と化しました(T▽T)
サンタに付いたクリームを舐めさせると落ち着いていつもの王子に戻りました(^_^;



クリスマスが誰にでもやってくる、なんて嘘っぱちだ。
来たとしても幸福な夜を過ごせない人も沢山いる。
そんな中で、我が家が穏やかなイブを過ごせたのは僥倖(ラッキー)以外の何物でも無い。
今年も無事イブを過ごせたことに感謝☆
皆さまもどうぞ、良いイブとクリスマスをお過ごしください♪

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コレクターズクアトロマンスリー最終日

2018年12月18日 | コレクターズ
日曜日はコレクターズ渋谷クラブクアトロマンスリー最終日。
1月から12月まで毎月クアトロでライブを行うという企画。
ボクは流石に毎月はムリなので3月、6月、最終月のみ参加。因みに嫁@パンダは毎月参加。

先ずはクアトロオペチの挨拶(笑)。客席はいきなり大盛り上がり(T▽T)
オペチからは、毎月ソールドアウトになったことの御礼。
そして「いつだって今が最高のバンド!コレクターズ!」の紹介でメンバー登場!
加藤クンは紫色のスーツを着てた。

先ずは「嘆きのロミオ」で開始。「プロペラ」「シーソー」と馴染みの曲を連発。
この前出たNewアルバムから「クライムサスペンス」「ひとりぼっちのアイラブユー」も演奏。
個人的に嬉しかったのは「プロポーズソング」を久しぶりに聴けたこと。
中盤の「僕は恐竜」でコータロー君が加藤クンの肩を叩いて1つのマイクで歌ったのも
何か良かった。

個人的クライマックスは後半。「ノビシロマックス」で盛上った後、静かな曲が始まる。
これ「LUNA」じゃん!ライブで聴いたのは初めてではないけど・・何かグッと来た。
その後に続くのが「パンク・オブ・ハーツ」!大好きな曲!ライブで聴くの久し振り!
いや、この曲は過去のマンスリー他ライブで何度か演じてるけどその場にワシ居なかった(^^;
加藤クンが煽り客席は歌う。オレも歌いました。
「LUNA」は初めて買ったオリジナルアルバム「SUPERSONIC SUNRISE」収録曲。
そして「パンク・・」はシングルとして発売後、アルバム「Glitter Tune」に収録。
丁度ボクと嫁@パンダのお付き合いが始まったころの曲。
その時はコレとこんな長い付合いになるとは思わなかった。

アンコールでは「Very Merry Christmas Song」なんてレアな曲も飛び出した!
こんな曲あったんだぁ。コレは奥が深い。
最後は「僕はコレクター」、更にダブルアンコールで「3Dメガネ」で大盛況のうち
ライブは終了。ああ、楽しかった。
退場するとき、スタッフさんから大入り袋を貰った。中には特製タオル入り♪
12ヶ月連続で満員って凄いこと。武道館終わってもコレ絶好調だぜ。素晴らしい☆


年明けからNewアルバムに伴うツアー開始。最終日コースト行きます☆


今年今迄追って来たアーティストのLIVE参加を控える様になった。
コレも来年LIVE参加を減らそうか、と思ってた。でも・・止めた。
他のアーティストのLIVEは基本独りで見てる。
でも、コレのLIVEに行くときは必ず嫁@パンダと一緒に見る。
コレは嫁が教えてくれた大切な・・・アーティストだ。
それは元春、カネも一緒。
元春、カネ、コレのLIVEは長年に亘って嫁@パンダと一緒に見てきた。
独りで見るアーティストとは、また別の特別な存在だ。
だから、LIVEに行かないなんて有り得ない。当然、だ。特別なんだから。

っつーことで来年もコレのライブ行きます。
流石にマンスリーは全部参加は無理だけど(゚゜)\バキ☆
兄さんたち、来年も追いかけますぜ。ヨロシク!V(^^)


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35年目の先にあるもの~「35年目のカーネーション2018 FANTASTIC VOYAGE」@日本橋三井ホール

2018年12月10日 | カーネーション
今年カーネーションはデビュー35年目。夏に野音で大きなライブをやったけど、
年末鳥羽さん、棚谷さん、矢部さんの旧メンバーを迎えて東名阪でツアー。
最終日のこの日はロベルト小山、大野由美子、鈴木桃子、ZOOCOもゲストで入る。
会社を早目に出て神田で用事を済ませて歩いて日本橋に向かう。
ゴチャゴチャした呑み屋街が瀟洒な街並みに変わっていく。
ここ数日、体調がイマイチ。仕事の疲れも溜まってる。
カネの年末LIVEあるときはいつもそう。色んな邪気を抱えてる。
だからこそ直枝さんの歌とギターを浴びて自分にからみつく色んなモノを削ぎ落したい。

入場。カネには珍しく椅子有りの会場。ボクと嫁は前から6列目。下手側。
開演。シナトラが鳴り響きメンバー入場。


(セットリスト・カネTwitterよりお借りしました)
1.ごきげんいかが工場長、2.Superman、3.長い休日、4.オートバイ、5.未確認の愛情、
6.体温と汗、7.Future Rock Show、8.Glory、9.いつかここで会いましょう、10.Future Song、11.Paradise Express、12.サンセットモンスターズ、13.Peanuts Butter & Jelly、
14.ニューサイクリングブギ、15.テレフォンガール、16.New Morning、17.Real Man、
18.Garden City Life、19.ドラゴンシャフト、20.アダムスキー、21.Edo River、
(アンコール)
22.砂丘にて、23.It,s A Beatiful Day、24.夜の煙突

メンバー:直枝政広Vo、G、大田譲Ch、Bass、Vo22、
ゲスト:鳥羽修G、棚谷祐一Ch、Key、Vo14、矢部浩志 Drums、
    ロベルト小山 Sax、Per、大野由美子Moog、鈴木桃子&Zooco Ch

先ずは初期ナンバー3連発!
ボクは90年代カネはリアルで聴いてない。当時のライブの様子も映像で断片的にしか知らない。
まずは棚やんが沢山コーラスすることにビックリ。
サポメンを入れて「オートバイ」。名盤「天国と地獄」の1曲目。
ゆったりとしたグルーヴに包まれているうちに心地よくて、何か泣きそうだった。
この5人の音をリアルでは知らない。懐かしいわけじゃない。でも泣いちゃいそう(^_^;
きっと、それは歌と演奏が素晴らしいから。直枝さんの歌が時代を超えて響くから、だ。

「Future Rock Show」では何人かの客が立って踊り出す。当然ボクも(^_^;
「Glory」なんて曲が飛び出してまたまたビックリ。直枝さんハンドマイクで高らかに歌う。
そういえば直枝さんがギターを持たずハンドマイクで歌うのって旧メンバーと一緒に演るとき。
過去「天国と地獄」「Beatiful Day」再現ライブのときもそうだった。
矢張りこのメンバーなら直枝さんも安心できる、任せられるって事だろう。

途中でメンバーのトークコーナー。野音では無かったメンバーのトーク。
ゆるずさんが「銀座と日本橋は同じ場所でしょ?」とか「神保町で迷った」とか
トンデモない天然ぶりを発揮\(T▽T)/
棚やんは某メタルアイドルグループの追っかけをやってて「今日はオーストラリア公演
がある。こんな事やってる場合じゃない」とか言い出すし(^_^;
鳥羽さんはマイクを向けられたら「後で」とアッサリ却下。何?この人たち面白過ぎ(T▽T)

中盤は比較的新しめの曲が鳴る。「Paradise Express」の「oh!Yeah!」を一緒に歌ったり、
「サンセットモンスターズ」で直枝さんと鳥羽さんがギターを弾く様にまた泣きそう(^_^;
更には棚やんが歌ったり場内はどんどん熱を帯びてくる。
直枝さん「旧い曲も新しい曲も素晴らしい!流石です!」とホント嬉しそうだった。

後半「New Morning」で我慢できずにまた立ちました。この曲大人しく座ってられません。
「だから吠えることをおぼえたのさ」の一節が胸にズンと響く。
今年1年オレは吠えることができたか?何もできずに怖くて震えてただけじゃないのか?
ワカンナイな・・・。でも吠えたい、そのキモチは棄てたくない。
「Raal Man」でゆるずさんがベースを振り回す!棚やんのKeyがガンガン迫ってくる!
「アダムスキー」で直枝さんと鳥羽さんのギターが狂暴に鳴り響く!客席は狂乱!
オレの横の若い男の子もノリノリで踊ってるぜ。イイね!
オレ、90年代カネはポップでメロウなオトを奏でるグループと思ってた。
直枝さんのとがった処は3人体制後に表出出したのだと。
でも、今日見てそれは勘違いだと思い知った。鳥羽さんも棚やんもクレージー。
滅茶苦茶狂いまくった演奏を聴かせてくれる。
カネは直枝さんだけでなく他メンバーもずっとクレイジーだったんだ。
当然だ。このメンバーで「天国と地獄」「パラキート&ゴースト」を作ったんだから。

そして、本編ラスト。当然「Edo River」!直枝さんは客を煽り客席歌う。
ゆるずさんが棚やんの傍で歌ってると、棚やんすかさずマイクを向ける。息ぴったり。
後半、直枝さんの歌が止まった・・歌詞を忘れた?いや・・感極まって声が出ないみたい。
直枝さんはもう歌う事無く、鳥羽さん・棚やんと延々ソロを回してる。
でも、これはこれでレア。ライブならではの光景。

アンコール。先ずは直枝さん、ゆるずさんの2人だけで「砂丘にて」。
今回のツアー、旧メンバーで演るって聞いたとき
「90年代黄金メンバー集結!昔の名曲を再現!」と打ち出して大きいハコで
ライブする手もあったと思う。でも、直枝さんはそれはしない。
あくまで通常ペース。
だって・・カネ、直枝さん・ゆるずさんをコアとしてずっと続けてるし、
これからも続くんだろう。メンバーを色々変えて色んな姿を見せながら。
最後は当然「夜の煙突」!ステージ上は爆発し客席は踊る。
鳥羽さんとゆるずさんも走り回り、鳥羽さん何と客席に飛び込んだ!(T▽T)
直枝さんも客席ギリギリの処に行き客にギターを弾かせる。
「夜の煙突」で見れるこの狂騒・乱痴気騒ぎ・・・好きだなぁ。
直枝さん最後「35年目のカーネーションありがとう!良い締めくくりができました!
サンキュー東京!」って絶叫して終了。

ボクも嫁もすっかり満足。嗚呼愉しかった。
ライブ終わったときココロに溜まった澱がキレイに消えていた。
カネのLIVEはいつもそう。オレの中のゴミや汚れをお祓いしてくれる。
写真は会場でゲットしたTシャツとブックカバー♬


来年のカネはどうなるんだろう?1月は延期になった江の島振替公演がある。
その後は・・?レコーディング?ライブ?
暫く5人体制のライブを続けるのか?若いサポメンと組むのか?
久しぶりに3ピースのライブをするのか?
何をやってもカネは絶対凄いことになる。
36年目のカネ、直枝さんがどんな色を描くか。まだまだ見たい。
直枝さんが描く絵で、また思い切り狂いたい・・な、ヨモちゃん☆


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