僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

この世界で生きていくための自分の選択~「正欲」を視て読んで

2023年12月24日 | SMAP

1ヶ月前、渋谷で映画「正欲」を視た。稲垣吾郎主演という事で興味ある映画だった。
ただ、視る気になったのは予告編見て新垣結衣演じる夏月のコトバにココロが抉られたから、だ。
https://www.youtube.com/watch?v=22msGDqxVaU

これ視て、この映画オレは絶対視なければならないと思った・・視た。
喰らいまくった、映画視た後、拳を振り上げ泣きそうになってた。暫く動けなかった(T_T)
自分の中に潜んでいる何かが起き上がるのを感じた。怖かった。

そして今度は朝井リョウによる原作を読んだ。読み終わった後、放心。
映画同様、喰らいまくった。揺れた。その揺れは未だ止まらない。
映画視て原作を読んで感想を書いてみようと思った。
何を書いても、あの揺れは表せない。ウソになる。
でも・・あの時自分の中で起き上がったモノが何かハッキリしたい。
何とかしてコトバにしてみよう。何のために?自分のために、だ。

(物語)
広島で働く夏月(新垣結衣)はある特殊な性志向を持ち疎外感を感じて生きている。
 それは中学の時の同級生佳道(磯村勇斗)、横浜の大学生大也(佐藤寛太)も同じ。
 大也と同じ大学に通う八重子(東野綾香)はある性的なトラウマを抱えていた。
 4人とも普通の人とは違う自分に悩み葛藤し孤独を抱えて生きていた。
 一方、検事啓喜(吾郎さん)は「普通であること」に拘って生きて来た。
だから不登校となりYouTube配信に熱中する息子と熱心に応援する妻が理解できない。

 広島に帰郷した佳道は夏月と再会し共に生きる事を決心。偽装結婚して横浜に引っ越す。
 思わぬことから大也、啓喜と係り物語は急展開する。 

先ず、主演5人は素晴らしかった!
ガッキーのTVドラマやCMとは異なる投げやりな表情、獣の様に食事する様。

磯村クンの全てを諦めた眼。僧の様な佇まい。
佐藤クンの怜悧な存在感、東野嬢の小動物の様な弱さと追い詰められた時の強さ。
そして吾郎さんの頑なさ。全てが素晴らしかった。
また、性を表す水の表現も素晴らしかった。

ここまで書いて気づいた。オマエが書きたいのはコレか?コレをホントに書きたかったのか?
違うだろ?
映画視終わったときに感じた震え。泣きながら拳を振り上げて、でも降ろした。
原作を読み終わった後、呆然自失とした。。あの瞬間感じたことを書きたいんだろ?
演技論とか映像表現とかフツーの映画論書いてどうする?
オマエ自身の事を書かないと映画視た後の揺れに対して決着がつかないんじゃないか?
そう、そこを書かないとどうにも決着がつかない。だから書いてみる。


4人はフツーでない自分がフツーの社会で生きることに孤独や痛みを感じている。
他人に理解してほしいワケじゃない。ただ自分の想いを誰とも分かち合えない事に哀しみを感じてる。
正直、ボクには4人の痛み、特に夏月、佳道の孤独は分からない。
彼等の性志向は理解できないし共感もできない。できるなんて言ったらウソだ。
でも、彼等が抱える「世界に対する違和感」は。。自分も似た様な感覚がある。
(大也に「理解者ぶるな」と怒鳴られそうだが(^^;)

ボクは子供の頃から周りから「フツーじゃない変わってる」と言われ続けて来た。
学校時代、社会人、大人になっても必ずそういうヒトが周りにいた。
それを言われる度にボクは焦った。ボクは自分が「フツー」と思ってたから。
ただ、少し人より遅い・出来ない・ワカラナイ。それだけの事と思ってた。
でも、そうじゃないようだ。周りはオレをフツーとは認めてくれない。
世間に合わせてフツーに生きねば。フツーのニンゲンとして社会に順応せねば。
そう思って周りに話を合わせ浮かない様に必死に生きて来た。
でもその努力は無駄だった。どんなに頑張っても何処に行っても必ず誰かに「変わってる」と言われる。

しかも明らかにバカにされてた見下されてた。オレ何も悪い事はしてないのに。なんでよ?
世界は自分に優しくなかった。何処に行っても誰と居ても居心地が悪かった違和感だらけだった。

SNSを始めて同じアーティストを応援する人と友人になってその違和感は消えた。
その人達はボクと言うニンゲンを面白がってくれた。そして家族が出来て落着いた。
「マジョリティ(多数派)」に自分が属して安心できたから落着いたワケじゃない。
自分という存在を否定しないヒト達に逢えた。自分にも「生きる理由」が出来た。
それで・・・落着けたのだと思う。
でも、SNSも少し付合いを広げると、また「キミはフツーじゃない変わってる」という輩が登場した。
そいつ等は明らかにボクを馬鹿にしてた見下してた。昔、会った奴等と同じだ。
オレはフツーじゃないのかな?でも、じゃぁ他人に対して簡単に「フツーじゃない」というキミ等は何だ?
キミ等はフツーなのか? そいつ等と袂を別った現在(いま)でもその疑問は残っている。
「フツー」ってなんだ?キミは、ボクは「フツー」なのか?

フツーじゃないって言われ続けて来たボクが4人を視た時・・・違和感はなかった。
何度も書くが彼等の性志向を理解はできないし共感もしない。
ただ、4人を視て「こういうヒトもいるだろう」と思った。「変態」とも「キ●ガイ」とも思わない。
彼等の性志向を否定する気にはならない。
別にこういうヒトがいてもイイ。犯罪やモラル違反さえ起こさなければ居たってイイんだ。
もし、この4人の存在が否定されるなら「フツーじゃないオレ」も居ちゃダメという事になる。
それは困る。オレは生きていきたい。この世界で。家族と友人と何とか。

映画の最期・原作の最期。夏月と啓喜は対峙する。その時、夏生はこういう。
「生きるために必死に選んだ道を有り得ないって簡単に片づけられた事ってありますか?」
このコトバ・・滅茶苦茶喰らった。嘗て、オレも似た様なコトバを浴びせられた。
自分が大事にしているモノ、自分が抱えてきた痛みをある人物に一言で片づけられた。
それを思い出してココロが破裂した。抑えようもないモノが湧き上がって来た。
映画は此処で。。。。。。。。。。。。。終わる。
Vaundy「呼吸のように」が流れる中、オレはひたすら泣いていた。拳を握り宙を叩いていた。
この歌チャンと聴きたかったのに、それ処じゃなかった。
自分の中で何かが起き上がるのを感じていた。それが怖かった。怖くてまた泣いた。

此処まで感想を長々と書いたが、あの時感じた感情の正体は未だワカラナイ。
自分の中で起き上がったモノの正体が何だったのか、もつかめない。
「フツーでない」と他人をバカにし排除する者への怒りか?いや、何か違う。
もう1度映画を視て確かめたい気もするが。。ハッキリさせるのが怖い。

ただ、こうやって書いてるうちに決めたことがある。
オレに4人の痛みや孤独なんて分かりっこない。寄り添うなんて出来るワケない。
それは4人が特殊だからじゃない。フツーのヒトにも同じ事を感じる。

他人の傷や孤独なんてワカンナイ。他人なんだからオレじゃないんだから。
でも、フツーのヒトもフツーではないヒトも色んな疵や痛みを抱えている。

それは何となくわかる。オレもそうだから。
オレはキミ達には何もできない。できるなんて言ったらそれは思い上がりだ。
そして、オレが何かしてもキミ達には迷惑なだけだろう。だから、しない。

でも、オレにも出来ることはある。
もしキミ達が自分の秘密を他人に話して、そこにいる全員が笑っても・・
オレは笑わない。
フツーのヒトがフツーを盾にしてキミ等を貶めようとしたらオレはソイツ等を軽蔑する。
逆にフツーでないキミ達がフツーのヒトに対して勝手に決めつけ見下しバカにするなら
オレはキミ達を好きになれない。友達にはなれない。

これがオレに出来る事だ。ずっと「フツーじゃない」と言われてきたオレの選択がこれだ。
何度でも言う。夏月、佳道、大也、八重子、そして啓喜。
キミ等は居ていいんだ。当然だ👍
この世界がキミ等にとって息がしやすい場所になる様に希う。
そして、オレもいるよ此処に。このコ達と一緒にV(^^)

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ポップモンスター~香取慎吾「WHO AM I」と「Black Rabit」

2023年01月29日 | SMAP

先週、先々週と香取慎吾クンの展覧会とライブに行ったのでその感想を(ライブはネタバレあり注意!)

先々週の日曜日、コレクターズLIVE前に渋谷ヒカリエで開催の香取クン展覧会「WHO AM I」を観た。
3年前豊洲で観た「BOOM!BOOM!BOOM!」が素晴らしかったので嫁@パンダを誘って観ました。
大した宣伝をしていないのに大勢のお客さんが来てた。しかも年齢層も幅広い。流石SMAP。
入場に時間が掛かり、LIVE前であったので駆け足で観たのが残念。

駆け足で見たけど、展覧会は刺激溢れる素晴らしい物だった。
前半はダーク&シュール。後半はPOP&カラフル。
ダークだけどユーモアがあり明るくても棘がある。
それはそのまま香取クンの内面を表している様。
自画像の殆どが顔を潰してたり自虐的なタイトルを付けてるのが印象に残った。
それは自己否定なのか?それとも自分を唯の素材として捉えているからか?
香取クンの光と影を感じた刺激だらけの体験だった。

先週の土曜日は有明アリーナで香取クンLive「Black Rabbit」を観た。
香取クンLiveを見るのは2021年明治座以来2回目。
大きなハコで、しかもバンド演奏で香取クンの歌を観れる。ホント楽しみにしてた。
ゆりかもめに乗ってウォークマンで「20200101」を聴きながら新豊洲に向かう。
「Metlopolis」のオトが窓外に広がる都市風景にピッタリハマっていた。

友人(誘ってくれて感謝☆)と落合ってグッズ買って席に着く(1Fアリーナ)。
グッズはペンライトを購入。ペンライト持ってLIVE見るのは生まれて初めて(^^)

場内には香取クンの2枚のソロアルバムのインストVerが掛かってた。これイイな売って欲しい!
予定より遅れてLive開始。マスク、銀のスーツを着た香取クンが登場。曲は「Metolopolis」!
2曲目は「Plologue」。「他人が点けた×印」という歌詞に先週見た顔を潰した肖像画を思い出した。
前半は「20200101」の曲に「東京SNG」の「Catharsis」「Slow Ja,m」のファンキーな曲を歌う。
香取クンは10人のダンサーを引き連れて都度花道を駆けまわり客席に近い場所に行く。
ボクの席からだと丁度香取クンを横から見る事に。これは中々ない体験。

香取クンの歌、ダンス、そしてバックダンサーの皆さん、映像総てが完璧。
1曲毎に演出も衣装も変わる。その情報量の多さにアタマがバグる(^^;
普段ボクが見てるロックバンドのLive(基本派手な演出なし)とは全く違う世界。
出てくるのは「うゎぁ」と「スゲェ」しかない(T▽T)。兎も角圧倒されまくり。

そして中盤からバンドが登場していよいよ「東京SNG」曲中心の展開。
香取クンの歌と生バンドの組合せはホント楽しみにしていたが・・・期待を遥かに超えていた。
バンドの音は完璧、その完璧な音に香取クンの歌声がますます伸びやかになり踊りもキレを増す。
(MCはゼーゼーだったけど(^^;
総てがパーフェクト。歌も踊りも映像も演奏も総てがお客さんを楽しませるために機能する。
この空間凄い。ただただヒトを喜ばせシアワセにする世界・・・また圧倒された。

終盤。香取クンはソロで大きなハコでLiveが出来た事を凄く嬉しいと言った。
SMAP時代スタジアムでLiveをするのがフツーだったヒトがこんな事を言うんだと意外だった。
そして「皆さんの笑顔がボクの笑顔です。今日ボクの夢がかないました」と満面の笑顔で語った。
このヒトが言うと綺麗事が綺麗事として真っ直ぐココロに届く。
汚れまくったオッサンもここはウルウル来ました(^^;
そして、その後歌われた「ふたりきりのひとり」。孤独な魂、ココロの痛みに寄り添う歌。
この日、歌われた中で最も優しい歌を花道の前、客席に近い場所で歌う。
その姿にひたすら魅入られた。香取クンが光り輝いて見えた。錯覚でなくホントに光が見えた。
本編ラストは「Future World」。客席はペンライトで光り輝いてる。
香取クンはその光に向かって真っすぐ歌ってる。その様にチョット、いやかなり感動した。

アンコールは新曲「BETTING」。新曲をバンド演奏で観れるという喜び。
そしてオーラスは「東京SNG」。香取クンもダンサーも演奏も最高潮。
ボクもイッパイ手を叩いて踊りました(^^♪
香取クン最後「アイシテマース!」と叫んでLiveは終了。

終わった瞬間笑ってた。スゲェモン見たスゲェモン見た。トンデモない。凄すぎる。
これが・・・これがSMAPか!
何もかもすべて揃って何もかもが楽しい。こんなの見た事が無い。
やっぱ、このヒトバケモンだ。ポップモンスターだ。
そして、こんなのが後4人も居るのか?居るんだ?SMAP凄すぎるだろ?ワケわかんねー\(T▽T)/

Live後は友人と乾杯。おかげ様で貴重な体験が出来ました。唯々感謝。

Liveの翌日も、しばらくの間、心地いい余韻が残ってた。
香取クンのLIVE、エレクトロニカ、ジャズ、ファンク色んな音楽要素が詰め込まれ飽きなかった。
ダンサーさんやバンドメンバーを一人一人紹介するコーナーもリスペクトが有って良かった。
香取クンは勿論若いダンサーが輝いていて、この人達にもまた何処かで見たいと思った。
何度も書くが総てが完璧に揃ってて満足満足。フルコース料理をたらふく食べた感じ♬
これがアイドル、スーパースターのLiveなんだな。唯々感動するしかない。

おはちゃん、もなちゃん、アイドルってスーパースターって凄いね。
ヒトをシアワセにするヒトって素晴らしいね。キミ等もヒトをシアワセにするコだよ。
イイ子イイ子(^^)

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NAKAMAになった日~香取慎吾『さくら咲く 歴史ある明治座で 20200101 にわにわわいわい」

2021年04月20日 | SMAP
先週、明治座であった香取慎吾クンのLiveに行ってきました。
まだ公演は続いているけどライブの印象が残っている間にレポをUPします。

香取クンのライブは元々昨年4月にさいたまスーパーアリーナに行く筈だった。
でも、残念ながらコロナの影響で中止。この4月に形と場所を変えてライブを開催。
場所は明治座。しかも20日間、20公演に亘ってライブをこなす!という凄い内容。
幸運にも友人がチケット取ってくれて4/11(日)昼の部を見ることが出来ました。
以下、盛大にネタバレしてます(笑)。これから行く人はご注意を!!

開場時間を少し過ぎて会場に到着。
吾郎さん主宰のカフェ「J_O CAFE」が明治座に特別出店。珈琲を飲んで一息。
アイドルのソロフルライブ参加は生まれて初めて。しかもSMAPのメンバー‼
ドキドキが止まらん。友人と落ち合ってそれ言うと「乙女か」と笑われた(^^;。
「はじめて」は怖い。だからこそオモシロくて刺激がある。


席は3階1列目。ステージを斜め下に見下ろす位置。
年配の男性はボクだけではと心配だったが(笑)大人の男性のお客さん結構いて安心。
場内BGMはアルバム「20200101」の歌無しのオケVerが流れてる。カッコいい!これ欲しい!
開演の案内アナウンスが響き、場内が暗転。さぁ始まる!

ステージ上に鉄骨を組合わせた廃墟の様なセットが現れる。
その中央に立つ大柄な1人の男・・・スーパービジネスアイドル・・・香取慎吾!!!!
ナマのSMAPが目の前にいるよぉ!
SMAPってホントにこの世の中に実在するんだ!!!(アホ(゚゜)\バキ☆)



【セットリスト】(多分順番と構成、間違ってる^^;)
①Motrolpolis、②Prologue、③Now & Forever、~MC(スマホ打ち(笑))、
④ビジネスはパーフェクト、⑤Okay、⑥TRAP、⑦I´m tired
~MC(声で(笑))~着替え(黒うさぎ)~ファッションショータイム(ヤンチェ)、
〇バンドタイム
⑦Welp(須田景凪共演)、
⑧CMソングタイム:ロト7→BASE→ㇾモスパ(マツケンサンバ)→ミノキ、
⑨Fate City、⑩新しい詩、
~ダンサー紹介タイム~⑪Neo、⑫嫌気がさすほど愛してる、
⑬Future World、⑭Anonymous、⑮10%

香取クンは全身銀づくめ。マスクもしている様子。
Liveは「Metlopolis」からスタート。アルバム中、最も好きな曲で開始!嬉しいぞ!
次はアルバム1曲目の「Prologue」。香取クン、スーツを脱ぎマスクも外す。
香取クンの歌声はしっかりしている。コトバがハッキリ聴き取れる。
オトは生バンドでなくてCD音源を使用してるみたい。
香取クンとバンドメンバーの絡みを見たかったので一寸残念。
でも、香取クンの歌が凄すぎてそんなのは直ぐ吹っ飛んだ。
なんせ初めてのアイドルのコンサート。最初数曲はひたすら観察モード(^^;

MCコーナーは楽しかった!香取クンが文字をスマホに打込みスクリーンに映すけど、
香取クン度々打ち間違えて打ち直し(T▽T)。場内爆笑。
でも「やっと会えた!ホントに会いたかった!みんなの笑顔がぼくの笑顔。」
のコトバに場内拍手喝采!
そう、多くのファンは1年間待ってたんだ。
満場の拍手からファンの熱い想いが伝わってきた。その熱さに感動。

「ビジネスはパーフェクト」でステージ上に大勢のダンサーが登場。
凄い数、何人いるんだ?普段見るロックのライブでダンサーが付くなんて無いので新鮮。
背景の映像も曲ごとに変わる。凄く凝った演出。
香取クンスカジャンみたいな格好に衣装替え。ダンサーと並んで踊りながら歌う。
あれを踊りながら歌えるのか!!その事に唯々驚愕。

中盤のバンドコーナーも楽しかった。バンドをバックにCMソングを次から次に繰り出す。
一見、余興の様に見えるけど歌もオトもチャンとしてる。
そして、実に多くのCMに香取クンが起用されていること。そのことを思い知った。
因みにキリスパの曲をマツケンサンバのメロディで歌ってくれたのが嬉しかった!

「Welp」でゲスト須田クンとのセッションも素晴らしかった。
「Fate City」と「新しい詩」は知らない曲。
新曲?と思ったらスマスマで歌った曲だったり新しい地図出演映画の主題歌?なんだ。
これ、レコーディングしたら善いのに。
また、剛クンのアカデミー主演男優賞を会場全体でお祝いしたり、
ドラマ「アノニマス」の一シーン(「倉木~!」には爆笑^^;)
を演じたりホントにサービス精神満点。
視る人を如何に楽しませるかショーマンシップに徹底してる。
以前、SMAPのライブを見たMOTO友さんが言っていた感想
「たらふく御馳走を食べさせて満腹なのに更に御馳走を出す
田舎の御婆ちゃんみたいなライブ」を思い出した。
正に豪華絢爛のフルコースのライブだった!

後半の導入部は「Anonymous」のメロディをバックにダンサーの紹介タイム。
バンドメンバーの紹介はあってもダンサー全員を紹介するというのは珍しいのでは?
ダンサーは単にバックを踊る人で無くてチームのメンバーなんだなと思った。
此処は、ダンサー皆さんに対する慎吾クンのリスペクトとLOVEを感じた。

ラスト3曲。「Future World」と「Anonymous」は拍手も忘れてひたすら魅入ってた。
香取慎吾という一人のシンガーの存在、佇まいに圧倒された。
最後の最後は「10%」で明るく終わる。
ダンサーが1人ずつステージから捌けいき最後慎吾クンが「アイシテマ~ス!」
と叫んでステージ下に消えて終了。
終わった瞬間、オレ泣いてた。そして拍手して思い切り笑ってた(^^;
出てくるコトバは「スゲェスゲェ」しかない。
ホント、スゴいモン観た。トンデモないモン観た。それしかない。



ライブ時間は正味1時間半。普段見てるライブに比べて決して長くない。
でも、その1時間半、夢の世界にいるようだった。濃厚な時間だった。
普段見るロックバンドのライブとは全く違う世界。
歌、声、ダンス、パフォーマンス、演出全てが新鮮で刺激的だった。
ライブ、コンサートというよりショー。総合芸術。
アイドル、スーパースターのライブってこんなにも凄まじいものなのか!

そして、香取クン1人だけでもこんなに凄いのに・・・
SMAPってこんなのが後4人もいるのか????
バケモンか?SMAP!!!\(T▽T)/\(T▽T)/\(T▽T)/

何度も言うがスゴイもん観た。ホント、トンデモないモン観た。
そして・・・また見たくなってる。

今回のライブはパッケージ化されるみたい。発売したら是非買おう。
そして、コロナ明けにまたツアーがあるようなら参加したい。
今度は声出したり立って踊って香取クンの音世界を楽しみたい。
SMAPのライブ映像も買っていこうと思う。
5人のバケモンがどんなか、是非この目で視ていきたい(^^;

ヨモちゃん、アイドルって・・SMAPって・・ホントスゲェな。
やっと視れた、やっと逢えた。これでオレも・・・「NAKAMA」になれたよ☆

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ダンスの続きを夢見て~SMAP「Mr.S」を聴いた

2020年12月17日 | SMAP
12月8日はSMAP稲垣吾郎クンの47回目のバースデー。
昨年はそれを知らずにアキヨドタワレコでSMAPのCDを買ったら店員さんが特別レシート
をくれた!今年もSMAPのCD買ったら、やっぱり特別レシートをくれた!
(写真は左が昨年の、右が今年のレシート)

今回買ったのは「Mr.S」。現時点の最新アルバム(ラストアルバムと言いたくない^^;)。
これ聴いたら素晴らしかったので、久しぶりにSMAPアルバムの感想を書く。

昨年の秋「ス」を買ってから、定期的にSMAPアルバムを購入してる。
自分が好きなのアルバムは断然「ス」と「VIVA!AMIGOS」「Birdman」。
他のアルバムも勿論好きだけど、好きなアルバムと言ったらこの3枚になる。
POPでありながら挑戦的。この3枚がボクはとても好きだ。

2000年以降のアルバムは、どちらかというと大人っぽい落着いた曲が増えた。
(中居クンの曲は弾けてるけど(笑))
それは作品が2枚組になった「MIJ」「Pop UP!SMAP」に感じた。
どちらもグループ曲とメンバーソロ曲を別のCDに分けて収録する構成。
聴き易い反面、次に何が飛び出すか分からないドキドキ感は薄れた気がする。
いや、勿論良いアルバムですよ。「Triangle」の世界観には衝撃を受けたし(笑)。
長年活動続けていれば作風に変化が見られるのは当然。あくまでボクの好みの問題(^_^;


で今回のアルバムの感想。
「Mr.S」も2枚組。正直楽しめるか不安があった。その不安は杞憂でした。
これ、これトンデモない傑作じゃん!SMAPの最高傑作じゃないか!
(いや、未だ聴いてないアルバム山ほど有るがそう言い切る!(゚゜)\バキ☆

DISC1オープニングのインスト。ジャズ&ソウルテイスト満載。
何処かアニメのルパン3世のテーマや古畑任三郎のオープニング曲を思わせた。
2曲目「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」ギター、ベース、ドラム滅茶カッコいい!
3曲目「無我夢中なLIFE」ギターの響きが凄いイイぞ。何これ?
勿論、良いのは演奏だけじゃない。5人の歌もサイコーにノッてる。
最初から豪速球をビュンビュン投げてくる感じが凄くイイ。

剛クンソロ「藍色のGANG」木村クンソロ「ONE CHANCE」。
グループ曲がダンスチューンに対し、ソロはロカビリー&アメリカンロック。
この混ざり具合がイイ♪ 「藍色のGANG」なんてベンジーが歌っても似合いそう。
そして川谷絵音の手による「アマノジャク」。これ聴いて思わず笑った!
ピアノが高らかに鳴る高速ロック。メンバーの声と相まって疾走感が凄い。
誰だよ?SMAP歌が下手なんて言った奴。こんな超高速曲を難なく歌ってる。
しかも多分踊りながら。トンデモない人たちだ。

そして・・「JOY!!」。今回一番聴きたかった曲。「赤い公園」津野米咲提供曲。
スマスマ他TVで歌ってるの何度か見たけど、音源をチャンと聴くのは初めて。
「赤い公園」も・・名前を知ってる程度。
これ・・素晴らしい曲だ。
サビのメロディ展開、間奏のマーチ。視界がパーッと広がる感じ。
それは嘗て、
ライブで元春の「約束の橋」の最初のピアノイントロを聴いたとき、
岡村靖幸「あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔をするだろう」を聴いたとき、
カーネーション「Edo River」で皆で「Say No!」を叫ぶ・・・あの解放された感じだ!
「JOY!!」聴いてると自然に笑顔になる。魔法が掛かったような曲!
こんな・・こんな・・素晴らしい歌を描ける才能を・・喪ったのか。残念だ。残念すぎる。

魔法はまだ続く。「DaDaDaDa」「ビートフルデイ」。バリバリのダンスチューン。
これ聴いてると踊りたくなるぞ(^^;。
「ビートフルデイ」のコール&レスポンスをLIVEでしたら楽しそう!
DISC1を聴き終わった後、丸でLiveに参加した後の様な心地よさが残った。


DISC2はDISC1とテイストがガラリと変わる。バラードとEDMダンスチューンが並ぶ。
最初にバラード「よわいとこ」を持ってくる構成が素晴らしい。
アッパーな曲が続いた後のスロー。こういうメリハリがあると聴き易い。
「やりたい放題」「Mistake!」はSMAPらしいダンスチューン。
でも、単に過去の作風を繰返したワケじゃない。
オト・・サウンドが滅茶苦茶凝ってる!
「Mistake!」ホーンとキーボードが踊るサウンドの響きが何ともカッコいい。
そして「SKINAIRO」。慎吾君得意のダンスチューン。
EDMサウンドでソロの「ニワニワワイワイ」に通じるテイスト。
実は、ボクEDMはあまり得意ではない(笑)。分厚いサウンドで曲展開も大袈裟になりがち。
でも、香取クンが歌うとEDMサウンドが実に上手くハマる。
「The Future」もカッコいい!壮大なEDMチューン。作詞LEOIMAIって‥レオ今井か!
レオ今井が向井秀徳と組んだ「KIMONOS」はサイコーにカッコよくて好きだ。
レオ今井を起用した・・SMAP?プロデューサー?イイ趣味してる!
EDM3連発。最後は吾郎さんソロ「Dramatic Starlight」。
吾郎さんがこういう激しいダンスナンバーを歌うの意外だったけどカッコいい!
途中ではさまれる「Ahn…」の呟き(吾郎さん?)が凄く色っぽい♫
歌詞、よく聴くと「夢の続きを見せるよ」「目を醒ましたらヒーローだ」
と、ある意味SMAPがファンに向けて「ずっとSMAPでいること」を宣言した歌に思えた。

ラストは川谷絵音による「好きよ」。ゆったりとしたラブソング。
歌詞は女性の言葉遣い。カッコいい男性が女言葉で歌う。これが実にイイ。
最後のフレーズは中居クンの声?この声が実に優しくてイイんだなぁ。
クロージングはオープニングのインストのリプライズ。
聴き終わった後、満面の笑顔になってる自分がいた。嗚呼、楽しかった。



このアルバム聴いてSMAPのライブ見たくなった。このアルバムの再現ライブ見たい!
・・・ってここで気づいた。SMAP解散してんじゃん。オレLive見れないじゃん(T_T)。
え~!そりゃないよ。こんな凄いアルバム作るグループが何で居ないんだよ!
どうなってるんだ!誰が解散させたんだよ!(メンバーではない)

「Mr.S」は凄いアルバムだけど・・途中経過という気がする。
実際その後に出た「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」も凄く良かったし。
2016年のあのゴタゴタ(メンバーのせいではない)が無ければ順調に活動は続いてた筈。
もっと凄いアルバムが出来ていたはずだ。
「Mr.S」は傑作だけど、これがラストアルバムなんてオレは認めないぞ(何様だ(笑))。

SMAPの音楽に触れて僅か1年のオレでも解散・SMAP不在がこんなに悲しいんだから・・・
長年応援してきたファンの皆さんの悲しみや心の痛みは如何ほどの物だろう。
そう考えると、胸が・・・痛くなった。

でも、Twitterでファン皆さんが教えてくれたけど、このアルバム発売時のライブがDVDと
して売ってるみたい。
YouTubeでLIVEのオープニングの映像見て・・ぶっ飛んだ!(T▽T)
https://www.youtube.com/watch?v=55JyF9PS3sg

車やバイクで登場したり上半身裸で登場するメンバー。
派手なセット、何人いるかわからない大勢のバックダンサー。何じゃ?こりゃ?
普段セットや演出に凝らないロックバンドのライブしか見ない(それはそれで楽しい)
オレが・・・嘗て見たことが無い豪華絢爛・派手なエンタメショー。
これが・・・これがSMAPのライブか!これは絶対見なければ!

4年前SMAPは解散した。・・・事実は確かにそうだ。
でも、オレは、SMAP現在は活動休止中でメンバーがソロ活動に専念してると考える。
数年後には、5(6)人がまた集まって活動再開となるだろう。
それを信じてアルバム聴いてDVD見て待とう。
まだ聴いてないアルバム沢山あるしDVDはこれから見るし、お楽しみは山ほど待ってる♪

ダンスはまだ終わらない。終わってない。絶対続きがあるはずだ。
「その日」が来たらオレも5人に逢いに行こうと思う。
そのときはオレもNAKAMAに入れてね♪

(↑ 我が家のカワイイNAKAMAです☆)
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雑想2~映画「ミッドナイトスワン」にまつわるいろんなこと

2020年10月01日 | SMAP
前記事に書いた「ミッドナイトスワン」の感想は主に凪沙について書いた。
この映画は凪沙だけでなく他の登場人物も魅力的。映画自体も様々なテーマを孕んでいる。
凪沙以外の事で映画を見て感じた事を綴っていきます。
なお、ネタバレ沢山あります!
また、此処に書いてる事はあくまでボクが感じた個人所感である事をお断りしておきます。


①一果について
 この映画のもう1人の主人公一果。演じるのは服部樹咲さん。演技初体験。
 ともかく立ち姿が美しい。存在感がある。草なぎクンとも堂々と亘り合ってるし。
 バレエのシーンは美しくて魅了された。
 そしてバレエだけで無く凪沙との衝突シーン、ココロを通わせるシーンも良かった。
 何度も書くが佇まいが素晴らしい。人に媚びない・孤高な故の美しさ。
 最後、一果が着ていたコートを見たとき、声を挙げた。グッと来た。
 
②トランスジェンダーの描き方
 専門家の方から「トランスジェンダー」の描き方について、かなり批判が寄せられている。
 この映画の描き方が正しいのか、それとも批判が正しいのか・・・正直ボクはワカラナイ。
 そもそもボクは社会的な問題を正しく描くことを映画やフィクションに求めてないし。
 唯、凪沙という存在に魅了されたし凪沙の働くお店の面々も魅力的に映った。
 因みにお店のママは田口トモロウが演じてたのね。気づかなかった(笑)。
 「正しい正しくない」は正直わかんないが、
 折角この映画を見たのだから、知る切っ掛けにはしたいと思う。
 今後、機会を設けて実際にLGBTの方のインタビューを読んでみようと思ってる。

③差別表現について
 この映画の中ではトランスジェンダーに対する差別的な発言が度々出てくる。
 それを言うのは全員男性。女性は比較的その存在を受け容れている。
 実際にはトランスジェンダーの存在を受容れる男性も居るし差別意識を持った女性も居る。
 「男性のみ」を差別者として描く手法は少々極端な気がして違和感を持った。
 また、トランスジェンダーを罵倒し貶める男性が遊びに行くのが
 ニューハーフのショーのお店。更には性交渉の相手として選ぶのはトランスジェンダー。
 この‥矛盾は何なのか。そこはこの映画では深堀りしていない。
 そんな中、凪沙が就職試験を受けた会社の面接官の男性が「LGBT流行ってんでしょ」
 と愛想笑いしたシーンには失笑した。
 確かに失礼極まりない発言だが、彼は彼なりに理解しようとしていたのかも知れない。
 ここは、一寸ホッとした。
 
④男性の不在
 この映画では男性は重要な役割を一切与えられていない。
 登場するのはトランスジェンダーを理解せず差別する輩だけ。
 そして・・父親が一切登場してこないのも気になった(りんの父親は居るが)。
 凪沙の父親、一果の父親‥おそらく亡くなったか離別したのか・・・
 父親が登場する回想シーンも一切ない。これは明らかに意図的な描写だろう。
 上の③の男性の極端な描写といい父親の不在といい、その意味するモノは何だろう。

⑤東京
 この映画には度々東京の夜景が出てくる。舞台となる新宿の夜景も含めて。
 そのどれもが美しい。いや新宿の街は決して美しいとは言えないのだけど・・
 その汚さも含めて美しく撮ってた。
 そして・・・凪沙は東京に住んでいたからこそトランスジェンダーとして
 生きられたのでは無いか。故郷の東広島ではあの姿では生きるのは難しかったのでは。
 ある番組でLGBTの方が「地方でカミングアウトしたら色々言われるけど東京は
 放っておいてくれるから素の自分を出せる」と発言していたのを思い出した。
 (勿論、現在は色んな地方でLGBTへの理解を深める活動を進めている)

⑥りん
 一果の友人りんも素晴らしかった。バレエが大好きだけど一果ほどの才能は無く
 でも、一果に嫉妬や憎しみの感情は向けず、一果をサポートする。
 別々の場所でりんと一果が同じ曲で踊るシーンのシンクロ具合は鳥肌モンだった。
 りんは悲しい最後を迎えたけど・・・
 消えるあの瞬間まで、りんはバレエを楽しんで笑っていた筈だ。そう思いたい。
 
⑦ナチュラルウーマン
 実はボクは過去トランスジェンダーを主人公にした映画を見ていた。
 2018年春に日本で公開されたチリの映画「ナチュラルウーマン」。
 美しいヒロインのポスターに惹かれて、前情報も無しに見た。
 実は主演の女優さんダニエル・ヴェガは本当にトランスジェンダー。
 ヒロインが恋人を病気で失うが、トランスジェンダー故に色んな差別を受ける。
 恋人の葬式に参加させて貰えない。墓参りも断られる。
 恋人を殺した犯人として警察から拘留される。
 海外ではLGBTは理解されていると思っていたのでその扱いの酷さに唖然とした。
 ヒロインは、周囲からの罵倒や暴力を受けながら理不尽と敢然と闘う。
 その姿は美しかった。魅了された。
 「ミッドナイトスワン」とはテイストが違うが、この映画も素晴らしいです。
 機会があれば色んな人に是非見て欲しい。
 

⑧小説版
 前の記事でも書いたが、内田監督自身が書いた小説版が実にイイ。
 映画見る前に、途中で読むのをやめた。結末を知りたくなかったので。
 映画見た後、早速読破。
 映画後半の唐突な展開(SNSで批判を受けているのは主にこのシーン)
 も小説を読んで納得した。
 内田監督、是非この小説版を完璧に再現したディレクターズカット版を作って欲しい。
 いや現在上映されているVerも素晴らしいけど、小説版を完全に再現したVerも見たい!
 

⑨クレーム(笑)
 「ミッドナイトスワン」物語の展開に多少難はあるが映画自体に不満は無い。
 唯一の不満はパンフレットを作っていないってこと!
 オレ映画見たら必ずパンフレット買って映画を反芻するんだけど今回それが出来ない!
 ネット上でムック本が売ってるらしいし、ネット各所に剛クンや監督のインタビュー
 が載ってるけど・・・やっぱり紙媒体でパンフレットを読みたい。
 映画ヒットしてるし、パンフレット今からでも作ってくれないかな(^_^;

何度も書くが、この映画見て本当に良かった。
LGBTへの理解が深まったか?は自信は無いが、
劇中出てくるトランスジェンダーの人を差別し侮蔑するオヤジみたいにはなりたくない。
そう思った。

正直「何が差別か」は自分でも分かってないし、
差別を反対するにしても、どう行動したら善いかわからない。
オレ自身も気付かないまま差別をしてるだろう。排除もしてるだろう。
学ぶべきことは沢山ある。知らなくちゃいけないことが山ほどある。

ただ、オレが今迄、生きてきて感じたのは
相手の個性を認めず、属性で他人を決めつけて勝手にレッテルを張って否定する。
それが「差別」だと思う。

数年前、SMAP解散発表時に一部ロックファンやヤフコメが5人とファンを小馬鹿にしてた。
SMAPの5人が何を歌い何を演じ、ファンが彼等に対しどんな応援をしたのかを
知ろうともせず「どうせアイドル、その信者」と決めつけて罵倒・冷笑した。
今回も同じ。この映画についても似た様な無礼な発言をSNSで見た。
アイドルで何がいけない?そのファンで何が問題か?
彼等とそのファンはずっと被災地を応援してる。誉められこそすれ貶す理由は無い筈だ。
失礼なことを言うんじゃない(-_-メ)それ全然ロックじゃねーし。

後、オレには「マジョリティ―だのマイノリティ」なんて表現自体が差別に見える。
誰が多数派とか誰が少数派とか…分けるその意味は何だ?
他人に貴方は少数派です、なんて言うのは失礼極まりないだろう(逆も同じ)。
こんな表現がフツーに世の中に罷り通っていることにゲンナリする。
勿論、LGBT、障害者、日本に住む外国人その他不利な立場に有る方に十分な権利と
保証を与えるのは当然だ。彼等が不利を被らない様に守るのも当然。
でも、それはマイノリティーと呼ばれる人だけじゃない。
貧困に苦しむ人、DVハラスメント被害者、どんな人だろうと守らなくちゃいけない。
そこに・・多数派とか少数派の分類は必要だろうか。
こんな分類、却って分断と対立を深めるだけじゃないだろうか。

オレがこんな風に思うのは、子供の時から色んな場所で排除されてきたから。
何処に行っても「ヘン、おかしい、フツ―じゃない、ズレてる」と言われてきた(T▽T)。
大人になっても、言われた。
時に、彼等の仲間に入れて貰えなかったり追い出されたり・・。
オレが受けていたアレは「差別」だったんだろうか、それとも「区別」?
オレは排除されても仕方ない人間だったんだろうか?(かなりダメ人間だし^^;)
ま、大人になって嫁やMOTO友さん、ヨモちゃんに逢って自分の居場所が出来てからは
そういうのは気にならなくなったが。

唯、折角排除された経験があるなら・・オレは奴らと同じ事はしたくない。
この映画を見ても、トランスジェンダーの正しい理解は出来なかった(これから学ぼう)。
でも、この映画の中でトランスジェンダーが受ける差別や理不尽は絶対おかしいと思った。
もし、その理不尽を人間の悪意や憎悪がもたらしているなら・・・それは差別だ。
オレはそれを認めたくない。そいつにF××Kを突き付けたい。

正直、大きい声を挙げて抗議する勇気は無い。○○活動に参加するのも何か違う。
でも、差別する輩に対して・・・小さく「ダセェ、カッコ悪い」と呟く位なら出来る。
それ位は・・・しないと、凪沙に申しわけない。

この映画見て‥小さいけど勇気を持てた。持たなくちゃいけないと思った。
この勇気を消さない様に、育てようと思う。
そして、もし何処かで凪沙に逢えたなら、胸を張って握手できるようになりたい。
ヨモちゃん、やっぱこの映画見て良かったわ。
改めて凪沙にありがとうと言いたい。Thanks☆
  
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逢いたかった人~映画「ミッドナイトスワン」雑想1

2020年10月01日 | SMAP
現在全国公開中の映画「ミッドナイトスワン」。
草なぎ剛クンが主演、しかもトランスジェンダーを演じるという事で興味があった。
一方で、トランスジェンダーに対する理解が薄い自分が興味本位で見て良いのかという
葛藤もあった。
LGBTをテーマとした映画やドラマはかなり見てるけど、その度に思い悩む。
オレは差別はしない「積り」だ。でも実際に彼・彼女と対面した時フランクに付き合えるか?
口では「差別はダメだ」なんて綺麗事をぬかして、
実際に相対したら愛想笑いして逃げるんじゃないのか?
それがホンネじゃないのか(ここまでの文章も失礼極まりないが・・)。
そんな自分が剛クン見たさでこの映画を見ていいのか逡巡があった。

でも、「週刊文春WOMAN」の最新号で草なぎクン演じる「凪沙」の写真を見て気が変った。
「美しい」と思った。この人に逢いたいと、この人を知りたい、と思った。
決めた。絶対この映画を見る。


映画を観る前は基本情報は全てシャットダウンした。
剛クン、内田監督のインタビューも読まない。SNSに溢れてる感想もなるべく無視した。
専門家がこの映画をこっぴどく批判している記事もスルーした。
事前に買っていた小説版も途中で読むのを止めた。
人(凪沙)に逢う前に、その人に関する情報を入れるなんて真っ平ゴメンだ。
真っ新な状態で逢いたい。

月曜日は所用で休暇。用事の後、上野TOHOシネマズで「ミッドナイトスワン」を見た。
館内には草なぎクンが映画館に送ったサイン入りポスターが掲示されていた。
これ1つ1つ書いてるのかな?だとしたら凄い。

以下、感想を。ネタバレがかなり有ります。要注意


映画は凪沙がメイクしているシーンから始まる。
手から腕、そして顔を映す。・・そこに居たのは「草なぎ剛」で無く「凪沙」だった。
その瞬間、映画を観る前に抱えていた不安や逡巡は消えていた。
凪沙という存在に目を奪われ・・・目を離せなくなっていた。
凪沙が引取る一果の佇まいやバレエを踊るシーンも素晴らしかったが・・・
ボクはともかく凪沙を見ていた。このヒトの一挙一同を見逃したくなかった。

凪沙は女性の体を手に入れたくてニューハーフショーのお店で働きお金を貯めている。
お店の同僚とは仲良くしているが、一緒に騒がず何処か醒めている。
その佇まいが良かった。
それは一果も同じ。殆ど話さず笑わない。醒めた目で世界を見ている。
2人の醒めた目、それは2人の孤独をそのまま表している気がした。
2人があんな視線を持つようになったそれまでの人生を想像すると心が痛くなった。

最初は心を通じることが無かった2人が中盤、心を通わせる。
腕を噛む一果を抱きしめてながら凪沙が放った叫び。
「ワタシたちみたいなのは1人で生きてゆくしかない。強くなるしかない!」
このシーン、凪沙の核に触れた気がした。その核にあるのはやっぱり孤独だった。

孤独な2人。でも一果は凪沙と違っていた。一果はバレエの才能を持っていた。
踊ることで一果は友を持ち師を持ち、どんどん世界を広げた。
でも、凪沙は一果が前に進むのを喜び応援する。
凪沙の満たされた笑顔・・・あれは母性なんだろうか。それとも別の感情?
ボクは・・・居場所が無かった凪沙が一果という愛する存在を見つけて
一果の夢を応援する事で、自らの居場所を見つけた・・・と理解した。
自らの幸福を追求するのでなく他者を愛し慈しむことで得られる幸福。
凪沙が一果と食事したり一緒にダンスするとき見せる満たされた笑顔に・・・
余計、凪沙の孤独を感じて・・ボクは胸を衝かれた。

後半、一果のバレエに係る費用を稼ぐため凪沙は身体を売ろうとしたり男になって就職する。
夢を叶えるためにはお金が必要で、お金を稼ぐために必要なら男になる。
それは…凪沙にとって苦しい選択だったんだろうか。
いや、男の姿で一果を抱きしめる凪沙の姿がボクには凄く幸せに見えた。
献身がもたらす幸福というものがあるのだ。このシーンは胸に深く突き刺さった。

ここから最後まで物語は急展開する。一果の実母の登場、一果の友人りんの取った行動。
ダンスコンクール、母親に連れ戻される一果。外国に渡って女性になる手術を受ける凪沙。
凪沙と一果の母親との対決。
正直、展開が唐突すぎて、物語にすんなり入り込めなかった。
何故、自分を虐待していた母親を赦して一果は一緒に暮らしたのか。
何故、凪沙は急に女性になることを決心したのか。
小説版を読むと、その辺りの流れや感情の動きがつかめて理解ができたが・・・
映画だけではそこが上手く掴めなかった。それが残念。
でも、内田監督はそういう省略する手法を取る人なのかも知れない。
全てを語る必要は無いし、全てを見る必要も無い。そういう描き方もアリだと思う。

(因みに小説版も素晴らしいです。映画観た後、読んだけど結末泣いた。おススメ♪)

映画のラスト。凪沙は成長した一果と再会する。
身体を壊し失明し、弱り切った凪沙に対し世界に旅立つチャンスを手に入れた一果。
対照的な2人。
海辺で踊る一果を見ながら、凪沙は逝く。微笑みを浮かべながら。

このシーンについて、映画を観た後、
「マイノリティの主人公を可哀想な存在として描いてマジョリティの涙を誘うお涙頂戴
の物語」と言う批判を読んだ。
勿論、意見は色々あって良いが、海辺のシーンにボクは違う印象を持った。
(その意見を書いた方を非難しているワケではありません。念のため)。

海辺のシーン、ボクは凪沙を可哀想なんてこれっぽっちも思わなかった。
寧ろ、サイコーにシアワセなシーンだと思った!
だって、凪沙が愛する一果が大好きなバレエで世界に旅立つんだぜ。
凪沙が一果のために行った献身が報われたのだ。
そして、最後一果のダンスを見ながら凪沙は逝った。
愛する者のサイコーに美しい姿を見ながら自分の生を終える。
サイコーじゃん。シアワセじゃん。
オレはこのシーン見てて本当に幸福な気分に包まれたよ(泣いたけど(^^;)

もし、オレがあの海辺に居たら眠る凪沙にこう話したい。
「がんばりましたね。(貴方の)夢が叶って良かったですね」と・・・。
そう凪沙は悲しい可哀想な存在なんかじゃない。立派に自分の生を生き切ったのだ。

そして・・・本当のラストシーン。見た瞬間、涙が一気に出た。
泣いた後、オレはまた笑った。良かったな凪沙。唯々そう想った。


観終わった後、サントラを買った。
渋谷慶一郎さんのあの美しいメロディを是非手元に置いて聴きたいと思った。
毎日聴いてますV(^^)


映画を見て暫くは感想がまとまらなかった。
でも小説版を読んでサントラ聴くうちに映画のイメージが自分の中で消化(昇華)できた。
見て良かった。凪沙と一果に逢えて良かった。

そして、改めて「草なぎ剛」が凄い役者だと思い知った。
剛クンは今回、役作りは全くせず現場の空気に任せて自然に演じたと話していた。
いやいや、あれを自然体で演じられるってどんだけ凄いんだ?
この人の中には、どれだけのデーモン(魔物)が棲んでるんだろう。
もっと年取ったら緒形拳とか小日向文世の様な演者さんになるのかも。
(勿論、剛クンのままで良いんですが(笑))
彼がこれからどんな映画に出るのかドラマに出るのか注目したい(来年の大河楽しみ♪)。


以上、長々と感想を書いたが、それでも未だ語り足りない(笑)。
他にも色々感じた、それこそジェンダー、差別と言うテーマについても。
そちらについては、別記事に書いた(^_^;
この映画は視て映画館を出て終わる映画じゃない。
過去視た「ソレダケ」「カランコエの花」「ナチュラルウーマン」「海辺の映画館」
同様、視て感じたことを持ち帰って育てていく・・・そういう映画だ。
未だ終わらない。これからも付き合っていくよ。ヨロシク頼むぜV(^^)

ヨモちゃん、凪沙に逢ってきたよ。美しい人だった。逢えて・・・良かったよ☆

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HOT & KOOL ~木村拓哉「Go with the flow」、香取慎吾「20200101」雑想

2020年01月20日 | SMAP
年明け早々、元SMAPメンバー2人のソロアルバムが発売となった。
木村拓哉クン「Go with the flow」と香取慎吾クン「20200101」。
ボクのTwitterのタイムラインに両方のアルバムを絶賛する書込みに溢れてるので気になってた。
試しに慎吾クンのソロアルバム4曲をDLした。お、イイじゃん♪
木村さんのも聴こうと思ったが・・・残念ながら配信は無いのね(T▽T)。CD買うか~。

という事で会社の帰りに2人のアルバムを購入しました。場所はいつものアキヨドタワレコ。
CD買ったら、店員さんが木村クンアルバム特製レシートを発行してくれた!
以前も此処でSMAPアルバム買ったら吾郎さん御誕生日祝いの特製レシートをくれた。
これをくれた時の店員さんがホント楽しそうで見てるこっちも嬉しくなった。SMAP愛されてるね♪


帰宅して以来、ほぼ毎日この2枚代わる代わるに聴いてます。ざっと感想を。


○木村拓哉「Go with the flow」
木村クンのアルバムの第一印象は「待ってました!」と「HOT!」だった。
ロック&ポップ!な曲に溢れてて「王道!剛速球!」という感じのアルバム。


「ONE & ONLY」の間奏のド派手なエレキギターに手を叩いて爆笑した。
「NEW START」のこれでもか!とPOPなビートに思わず身体を揺らしてしまう。
どの曲も弩が付くぐらいPOPでロックでメロディアス。ひねり全くなし(^_^;

これ・・何時のアルバムだよ?80年代のアメリカンロックのアルバムかよ?
ある意味予想通りの内容。王道!ストレート!ひねりも衒いもなし。
どの曲でも木村さん伸び伸びと歌っている。「木村だけど何か?」って感じ。
でもボク的にはコレでイイ。いや、こういうのを待ってた。
だって、これ「木村拓哉」の1stソロアルバムなんだから。
木村さんはこうで無くっちゃ。大通りを肩で風切って歩くのが似合ってる。

ボクのお気に入りの曲は「NEW START」「LeftOvers」「Your Song」「My Life」。
どの曲も知らずに口ずさんでる。
そして最後に収録された「弱い僕だから」。SMAP「ス」に収録された曲のセルフカバー。
曲提供はキヨシロー。そして今回ギターとコーラスに三宅伸治さんが参加してる。
最初聴いた時、声のあまりの若々しさに「これ、ス収録の木村さんの声をそのまま使ったの?」
と思って「ス」Verと聴き比べたらチャンと歌い直してました(゚゜)\バキ☆
この歌の木村さんの声、滅茶苦茶解放されてる!
キヨシローファンとしては三宅さんの声とギターが大々的にフューチャーされてるのがサイコーに嬉しい。

何度も聴いてるうちに感じたのは「1人」だけど「5人」ということ。
このアルバム1曲目がインストで最後キヨシロー曲がBonus Trackぽい感じで収録されてる。
SMAPのアルバムもそうだ(6枚しか聴いてないが(笑))。
必ずインストで始まり、最後5人の紹介ナンバーがBonus Trackみたいに収められてる。
木村さんのアルバム構成・・何かSMAPのアルバム構成に似てる。そう思うと熱くなった。
このアルバム・・歌ってるのは1人だけど・・でも5人なんだ。
オレはそう感じた。確かに感じた。


○香取慎吾「20200101」
続いて香取クンのソロアルバム。
一聴してのイメージは「こう来たか!」と「COOL!いやKOOL!(クールなK(笑))」だった。


バラエティに富んだ木村クンのアルバムに対し香取クンのはサウンドのトーンが統一されてる。
EDM、エレクトロニカ、HIPHOPのとがったサウンドがこれでもかという程詰まってる。
ただ香取クンの声に流行のサウンドを被せました・・ではない。
香取クンはどのサウンドもチャンと歌として消化・・・いや昇華してる。
どの歌もPOPなメロディに溢れてる。
それは・・・そのまま香取クンが創るアート作品を思わせる。
斬新でアート・・でも同時に親しみやすく人懐っこい。

だからEDMやエレクトロニカを普段聴かないボクでもスンナリ聴けた。
どの曲も聴くたびに色んなオトが聴こえる。色んな発見があって楽しい。
それは・・例えば90年代のTHE BOOM「フェイスレスマン」、1昨年出た七尾旅人「Stray Dogs」。
この2枚もMIYAや七尾クンが色んなオトをぶちこみ色んな景色(いろ)を見せてくれる。
香取クンもそう。曲ごとに変幻自在。見せる風景(いろ)が変わる。
丸でオトの展覧会を歩いてる感じだ。

毎日お気に入りの曲が変わる。今は「Metoropolis」と「ビジネスはパーフェクト」にハマってる。

最後の「Future World」がまたイイ。BISHの透明感溢れる声と香取クンの声の混ざり具合が実にイイ。
アルバム聴き通して去年参加した「BOOM!BOOM!BOOM!」を思い出した。
あれはサイコーに刺激的な体験だった。このアルバムもそう。新しくて刺激に溢れてる。


2人のアルバム、片方を聴いてはまた片方を繰返し聴いてる。
両方ともサウンドスタイルは違うけど・・・根底に流れるスピリッツは同じ。
オモシロいことやってステキな歌を歌って聴き手を楽しくさせるってこと。
それは・・・SMAPからそのまま続いてるスピリッツだと思う(勝手な妄想^^;)
だって2人のサウンドスタイル。木村さんのハードロック&メロウ、香取クンのダンス&ラップ。
どれもSMAP時代の得意技をそのまま使ってる。
SMAP時代に会得した武器(声、オト)を思い切り爆発させてる。
で木村さんは「ライブに騒ぎにきてください」香取クンは「ニワニワワイワイ」。
なんか・・・似てないか?思わず笑ったV(^^)

色々書いたが2人の歌の前ではオレの小賢しい感想なんぞ、どうでも良くなる。
2人とも
「こむつかしい事言わず黙って聴け!オモシロいモン(景色)見せてやるよ!」
というエネルギーが爆発してる。
ハイ、どっちも愉しく聴かせてもらってますよ♪

春先に2人ともライブをやるらしい。きっと盛上るだろう。
某ロック雑誌編集長(笑)やイベンターさんは是非この2人をロックフェスに呼んでほしい。
香取クンがサチモスやKING-NU、七尾クン、ナンバガと同じステージに立つ。
木村さんがデリコやGlim Spankey、エレカシ・スカパラと同じステージで歌う。
想像しただけでワクワクしないか?ドキドキしないか?是非実現しようぜ。
ロックだろ?自由なんだろ?
アイドルを分け隔てしたりせず忖度とか無視して、楽しいモン(景色)を沢山見ようぜ☆

SMAPの歌は解散後聴き出した。間に合わなかった。
でも・・2人のアルバムはリアルタイムで聴けた。聴いてる。
ヨモちゃん、楽しいことがまた始まるぜ。見届けような☆

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藝祭2019と映画「台風家族」

2019年09月12日 | SMAP
週末は毎年恒例東京芸大の藝祭に嫁と行ってきました。
学生制作の神輿が相変わらず素晴らしい。ベラボーで笑える。


展示の量が半端なく多いので2日間掛けて見た。
嫁@パンダは涼しい顔で次から次に見ていくがワシは暑さに負けてヘトヘト。

それでも昨年は途中でやめた絵画棟を今回は全部見れたV(^^)
2日目は台風のため予定を切り上げ早目に片づけたのが残念。来年も是非行こう。


日曜日夜から関東を台風が直撃。翌朝の電車は混乱状態。
幸いボクは、この日は夏休み。(゚゜)\バキ☆
午前中は資格試験の勉強をしていたが午後は映画を見に日比谷に。
目指すは草なぎ剛クン主演の映画「台風家族」。
草なぎクンがクズな男を演じるということで注目を集めてたが、
出演者新井浩文の不祥事で一旦公開延期。
今回、3週間限定だけど公開されたので行ってきた。

TOHOシネマズ日比谷に行ってきたが「台風家族」のポスターは何処にも貼ってない。
剛クンが正面を見据えてるあの絵はカッコよかったので撮りたかったなぁ。
剛クンの代わりに映画館前や中に居るゴジラを撮りました(^_^;


(物語)
ある地方都市の銀行にいきなり男女の強盗犯が現れ2000万円を強奪して逃走。
強盗犯の正体は街の中で葬儀屋を営む老夫婦。霊柩車ごと夫婦は行方不明となる。
10年後、老夫婦の自宅に両親の葬儀に参加するために子供たちが集まる。
葬儀と言っても両親の死体は見つかってない。形式的な葬儀をして遺産分配を話すため。
最初は法律に従って兄弟4人で4等分する話だったが、
長男の小鉄が「自分が多く貰いたい」と言い出し反対する弟と妹と口論になる。
そこに妹の恋人が現れ更に三男も登場し、遺産分配の話し合いは収拾つかない状態に。
更に後半には怒涛の展開が待っていた。

(以下、感想。結末には触れてませんが一部ネタバレあります)
前半は小鉄(剛クン)と次男(新井浩文)と妹(MEGUMI)、
更に小鉄の妻(尾野真千子)、娘(甲田まひる)、妹の彼氏(若葉竜也)の会話劇。
遺産相続を巡っての醜い言い争い(笑)。
ともかく小鉄がクズすぎる(笑)。
剛クンは嘗てTVドラマで色んなアウトローを演じてきた。
「任侠ヘルパー」「銭の戦争」「嘘の戦争」。でも彼等はアウトローでも一本筋が通ってた。
対して小鉄は唯のチャランポランなチンピラ。屁理屈をこねて金をくすね取ろうとしてる。
途中でのダンスのあまりの酷さに失笑した。これホントに剛クン?
こんな奴とは絶対つきあいたくない。(T▽T)
次男も妹も三男も似たようなモン。小鉄ほど酷く無いが皆自分の事しか考えてない。
妹と彼氏のあるシーンは名作「お葬式」を彷彿とさせて爆笑した。あれのパロディだよね?
他にもサイテーなシーンが盛り沢山。オレ笑いながら何度も「サイテー・ひでぇ」と呟いてた。

ただ・・・実はオレ、こういう映画が大好きなんだ。
サイテーの奴、道を外れた奴が欲望むき出しで暴れまくる。
「ソレダケ」もそうだし「友罪」もそう。西川美和の一連の作品もそう。
ダメな奴らが必死に足掻いて、幸福を手に入れようと泥まみれになって頑張って・・
でも結局は大してシアワセになれない。待ってるのは絶望と失笑と微かな希望だけ。

でも、それってイイじゃん、オレそういう奴らが大好き(実生活で付合いたくないが)
清く正しいヒーローが努力して成功を手に入れる。敵を倒して栄光の座につく。
そんな「美しい正しい映画」なんぞ見たくない。
サイテーサイアクの奴が血にまみれて手を汚してやっと何とか生きてる。
そういう方が好きだ。
この映画に出てくる小鉄も兄弟もサイテーだ。でも見ててイヤな気分になれない。
嫌いになれない。
逆に、あそこまでホンネで話せる小鉄を羨ましいと思った。
あんな風に言い合える兄弟を羨ましいと思った。
オレ、血が繋がった家族の前で罵詈雑言なんて絶対言えない。ホンネなんか吐かない。
汚いホンネや醜いコトバなんて誰も聞きたくないだろう。なら、それは胸に仕舞う。

物語が進み少しづつ、それぞれの事情が明かされる。小鉄がお金にこだわった理由も。
そして。。後半の怒涛の展開。
奇想天外な展開にアタマがついていけてない。台風に巻き込まれた感じ。
物語の展開も登場人物の行動もよくよく考えると矛盾だらけ。ツッコミたい処だらけ。
でも、生き生きと走り回る小鉄を見てると、そんなのどーでも良くなった。
物語の整合性とか伏線回収とか、そんなんどうでもイイ。
小鉄とその家族が楽しそうに笑って走ってる。それだけで十分だ。

結末・・ああ、こう来たか。これ、ハッピーエンドと言ってイイのか?
ただ、最後も笑った。笑えた。それで・・・イイ☆


終ったあと、もう1度映画の内容を振り返りたいと売店でパンフを求めたら・・
何と売り切れ!残念!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
まぁイイさ、何度でも自分の中で反芻してやるさ。

帰宅した後、ネットで情報集めて監督が「箱入り息子の恋」を撮った人と知った。
あの映画もサイコーだったな。主人公の暴走っぷりがベラボーに素晴らしかった。
それは「台風家族」に通じるかも。

「台風家族」、数日経っても思い出してはニヤニヤしてる。
思い出すたびにあの一家がどんどん好きになる。
この映画傑作!とは言えないかも知れない。でもオレにとっては愛すべき作品だV(^^)

そして今回、剛クンが凄い役者だと改めて感じた。
やっぱり、この人高倉健や緒形拳の後を継げるよ。これからも色んな役で見たい。
50代、60代の剛クンがどんな役者になっているか楽しみだ☆

藝祭、「台風家族」とボクは愉しい週末を過ごせた。
ただ、世間はそうはいかない。台風で傷ついてる場所がある。
正直ボクは何もできてない。役に立ちそうな情報をTwitterで拡散する位だ。
もう少し状況が落ち着いたら募金をしよう。
千葉なら行ける距離なので観光・ボランティアも検討してみよう。

あの5人を見習って・・・自分もできることをしていきたい。
な、ヨモちゃん☆

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新しい扉~SMAP「BIRDMAN」「SMAP AID」感想

2019年08月29日 | SMAP
先月SMAPのアルバム「ス」を購入したら想像以上に素晴らしい内容だった。
で、別のアルバムも買いたいと思いビクターのHPのディスコグラフィーを見ながら検討。
Twitterでファンの皆さんから教えて貰ったアルバムも視野に入れつつどうしようか悩む。
気になるのはPVがカッコよかった「Fly」収録の「BIRDMAN」。
そして2011年8月発売のベスト盤「SMAP AID」。東北支援のためのチャリティーアルバム。
こんなの・・あったんだ。知らんかった。
ベスト盤か・・出来ればオリジナルアルバムを全て揃えた後に買いたいけど・・
唯、収録曲が素晴らしいし何より東北支援のためのアルバム。是非手に入れたい。
でも・・期間限定発売で今は入手困難みたい。

でお店で探したらどっちもあっさり購入できました。「SMAP AID」は中古で(^_^;
8月はこの2枚をずっと聴いていた。印象もまとまったので感想を。

「BIRDMAN」
「BIRDMAN」は99年発売、13枚目のアルバム。
最初聴いた印象は「落ち着いたムードのアルバム」だった。


アップテンポの曲は「idea、"BLUES MASTER" Kill、Five True Love」の3曲のみ。
他の曲は基本ミドルテンポ。
「ス」のギラギラ若さ溢れた感じに対して、こちらはより大人っぽいクール!って感じ。
「ス」が破れたTシャツにジーンズなら、こちらはスーツをしっかり着込んでる感じ。
最初は、その大人ムードに物足りなさも感じてたが聴き込むうちにハマってった。
「Fly」のスローなグルーヴ、「NATSU」「君を好きになって」のメロウな演奏。
バックで鳴るソウルフルなコーラス、ワウワウギターのカッティング、クールなホーンズ。
聴き込んでいくうちに、その全てが心地よく感じる。
「ス」が色んなビートを鳴らしてストリートを歩き回っている感じなら、
「BIRDMAN」はお洒落なレストランでスーツでキメてお酒を呑んでる感じ。
これはこれで好きだな♪
最後の「朝日を見に行こうよ」のゴスペルなアレンジも滅茶苦茶キモチよく聴けた。
昔好きだったホール&オーツとか吉田美奈子を思い出した。彼等が歌っても似合いそう。
いや、でもやっぱりSMAP5人が歌うからイイんだよな。最後のセッション風展開も楽しいし。

ラストインストでスッキリ終わりと思ったら、もう1曲入ってた「Five True Love」。
アップテンポなメンバー紹介ソング。ボーナストラック的な扱い?LIVEで歌ってたのかな?
これ聴くと滅茶苦茶楽しくなる。「朝日を見に行こうよ」で綺麗に終わったのが台無し(笑)。
いや、何かこれからスタートします始まるよ~!って感じの曲で、
これは寧ろアルバムのオープニングに持ってきた方が良かったのでは?という気もする。
でも、その外し方、ズラし方がSMAPらしいのかな?

「ス」とは違う5人の歌世界。でもボクは変化するアーティストが好きなので全然楽しめた。  


「SMAP AID」
「BIRDMAN」と同じ週にゲットした「SMAP AID」。
発売は2011年8月。収録曲はファンの投票に基づいて決めたらしい。珠玉の名曲揃い。
「BIRDMAN」を放置して、暫くこっちばかり聴いてました(^_^;


しかし・・こんなアルバムがあったんだ。知らんかった。
2011年は東北チャリティーアルバムを色々買った。普段聴かないシンガーの作品も買った。
「スマスマ」見てたから、このアルバムの紹介もされてた筈。何故オレ買ってない?
多分、当時「SMAP」は見るもので「聴くもの」じゃなかったんだろう。
現在(いま)なら絶対買ってる。遅いよ>オマエ。

上にも書いたが、ともかく名曲が揃っている。ベスト盤なのにオリジナルアルバムみたいに流れがある。
「Freebird」や「This Is Love」みたいなアルバム未収録曲が聴けるのが嬉しいし、
「この瞬間、きっと夢じゃない」や「ありがとう」はシングル持ってるけどアルバムの中で聴くと、また違った味わいがある。
「がんばりましょう」をチャンと聴けたのも嬉しい。
90年代スマスマで「Shake」とこの曲聴いて「SMAPの歌も中々イイな」と思ったんだよな
(だから何故そこでCDを買って聴かない?(゚゜)\バキ☆)。
高野寛がこの曲にインスピレーションを受けて「On & On」を書いたというエピソードは
今年になって知った。好きな曲同志の繋がり・・ファンとしては嬉しい。

此処に並ぶ歌はどれも肯定と優しさと・・愛に満ち溢れている。
どの曲も決して「単純な励ましソング」でも「お気軽ポジティブソング」でも無い。
前に進めない、頑張れない、どうしたら良いかワカンナイそんな人たちを描いてる。
そして、5人はそんな人の存在、在り様を認め受け容れ・・寄り添う。
・・・そんな歌が詰まってる。
「悲しい・動けない・がんばれない」それも認め笑顔で側に立っている。
それは5人の姿勢そのままなんだろう。
最強の「LOVE」がたっぷり詰まった、そんなアルバムだ、と感じた。


↑何か上の文章、書いてて恥ずかしくなったが消さないでそのままUPする。(T▽T)

自分の事になると・・オレは夢とか希望とか光なんてコトバを言うのが恥ずかしい。
何かウソくさいし信じれない。「想う・祈る・愛してる」の類もそうだ。
災害で傷ついた人たちにオレが安全な場所で「祈る・想う」とか言って何の助けになる?
そんな精神論・抽象論より募金するとかボランティア行くとかした方が余程役に立てる。
愛とか夢なんてキレイごとよりも、必要なのは具体的な行動だ。
そういう思いで8年間、東北に行ってきた。
でも・・でも・・SMAPのこの歌たちは、そんなオレのやり方を揺さぶる。
それは彼らがホンキで夢や希望やLOVEを歌ってるから。
これだけホンキの歌に触れると、夢だの希望だの愛を信じたくなる。

「Fine,Peace!」や「どうか届きますように」「はじまりのうた」はまさにそんな歌だし、
「ススメ!」の力強いビートには鼓舞された。そして「not alone ~幸せになろうよ~」。
これ初めてチャンと聴いた。「スマスマ」で募金呼掛けの時にバックで鳴ってた曲じゃん(涙)。

先週末の荒浜ボラにも、このアルバムを持って行って道中ずっと聴いてた。
アルバム聴き通してたら、矢鱈元気になってた。
東北の人を励ます歌が・・・東北を応援するオレを励ましてくれた。
敵わんなぁ・・・凄いわ、このヒトたち。凄いよヨモちゃん。これがSMAPなんだな。

オレが草刈りしたり瓦礫を取り除くよりも、5人が東北行って歌う方が人を喜ばせる。
彼らが笑顔で語りかけるだけで傷ついた人に力を与える。
しかも毎週東北のために頭を下げ続けた。ホント尊敬するわ。
アイドルって・・スーパースターって・・歌の力って・・凄すぎる。
彼らの歌を聴いて、己の力の無さを痛感すると同時にもっと頑張らなくちゃ、
東北に行かなくちゃ・・と思えた。その勇気を持てた。


なんか、すげぇハイテンションな力んだ文章になってるな。恥ずかしい(笑)(笑)。

「SMAP AID」はウォークマンに落として毎日聴いてる。聴いてると凄い満足感がある。
これ、一番最後に買うべきアルバムだったかも知れないな。順番間違えたかも(^_^;

でも、アルバム3枚聴いただけなのにこれだけ色んな色を見せてくれた。
聴いてると色んな感情を呼び起こす。心の別の扉が開くというか豊かなキモチになれる。
他のアルバムも・・ゆっくりと聴いていこう。また違う色を見せてくれるだろう。

最近「新しい地図」の3人がTVで見れるようになったし、色んな活動もスタートしてる。
慎吾クンは生でTV出演したし、吾郎さんは雑誌で作家との対談を開始(ゴロデラ別Ver!)、
剛クンの映画も公開される。
風は少しづつ3人に吹いている。「華麗なる逆襲」が始まったみたいで嬉しい。

3人の活動は都度、オレに新しい色を見せてくれる。SMAPのアルバムと同じ、だ。
今後も彼らの活動から目が離せない(勿論、木村クンも中居クンも)。
とりあえず、来年のパラリンピックは是非行ってみよう。
TVやネットで無くて実際にこの目で視よう。リアルを感じよう。

ヨモちゃん、ワクワクするな。あの3人には、これからも色々楽しませて貰えそうだ。
オレと一緒に見届けようぜ♪

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リアルポップ - SMAP「ス」感想

2019年07月26日 | SMAP
最近、SMAPのPV集「Clip SMAPコンプリートシングルス!」を見る機会があった。
SMAPのデビューから解散まで発表したシングルのPV集。2枚組63曲のボリューム。
量が多いので2日に分けてみました。アイドルの映像をこれだけまとめて見たのは初めて。
初期の曲は全然知らない。如何にもアイドルらしいPOPな曲が続く。
でも90年代後半からメンバーが大人になり音楽も映像も見事に変わっていく。
この辺りから最後のシングルまでのPVの映像が実に良い。カッコいいというかセンスがイイ。
貧乏くさくない。ゴージャスだけどストリート感覚満載。
どの曲も楽しめた。

で、これ見たらSMAPの音源が欲しくなった。
過去シングルは何枚か持ってるがアルバムは未入手。折角なのでアルバムを何か買おう。
買うアルバムは・・・直ぐ決まった。96年発売の11枚目のアルバム「ス」。
ずっと前からSMAPのアルバムを買うならコレと決めてた。
フィッシュマンズファンとしては「それはただの気分さ」(佐藤伸治提供曲)の
稲垣吾郎クンVerをずっと聴きたかった

会社の帰りにアキバのタワレコに寄って無事ゲット。
表ジャケットにメンバーの写真は無くスライムみたいな青い生き物が映ってる。
ブックレットもメンバーの顔をコミカルにデフォルメしたイラストで溢れている。
メンバー写真はレコーディング風景を映した写真のみ。
アイドルのCDだからブックレットはメンバーの美麗な写真を並べてるかと思った。
このブックレットの感じ、寧ろロックやストリートカルチャーのテイストに溢れてる。


CD聴いたらアタマ3曲ファンキーな曲が続く。何これ?凄いグルーヴ。
大沢誉志幸「シリアスバーバリアンⅢ」、岡村靖幸のベスト盤、
カーネーション「天国と地獄」を初めて聴いた時の衝撃を想い出した。
つまりは・・・サイコーだ!って事。
1曲目インスト。メンバー歌ってないんかい\(T▽T)/
2曲目「Everything Is Cool」、3曲目「ダイナマイト」。
ダンスミュージックだけど歌詞も含めてロックなテイストに溢れてる。
ノリノリ3曲の後に、
剛クン「愛がないと疲れる」木村クン慎吾クン「ココニイルコト」の
ミディアムナンバーが入る構成もGood。
曲の並び、アルバムの構成にメリハリが有って最後までダレることなく聴ける。


歌詞カード見たら、作曲陣にナイル・ロジャーズ(!)、スガシカオ、山崎まさよし、
佐藤伸治そしてキヨシローの錚々たるメンツ。
作詞も小倉めぐみ、谷本新と別のソングライターアルバムでも見た気鋭。
演奏陣もトンデモないメンツが並んでる。

作曲陣、演奏も凄いけど、やっぱりこのアルバムの聴きどころは5人の歌。
5人の歌声が曲や演奏に負けてない。いや旨い具合に曲と拮抗している。
巧くないVO(笑)も良いかげんに味になってる(←これ大事♪)

中盤の慎吾クン「俺様クレイジーマン」と中居クン「みんな1人じゃないのだ⁉」
がイイ感じにフックになってる。
「俺様」はハードロックサウンドにテキトーなライムを乗っけてるが凄くイカしてる♪
「みんな1人」・・・中居クン、これを歌いますか?爆笑した\(T▽T)/
ボクは中居クン決して歌ヘタじゃないと思うけど、この手の自虐ネタは大好きです(^_^;

後半はより濃い色合いの曲が並ぶ。
「セロリ」。有名なヒット曲なので当然知ってるしスマスマで見てるけど音源は初めて聴いた。
柔らかいサウンドと声と途中のラップも素晴らしい。
そして・・吾郎さんソロナンバー「それはただの気分さ」。やっと聴けた。
何と演奏はフィッシュマンズ自身!
以前フィッシュマンズのデモテープVerとライブVerを聴いたが吾郎さんVerも基本同じ構成。
吾郎さんの歌唱は、佐藤クンの歌い方をなぞった感じ。それはリスペクトからか。
ただ、当然佐藤クンみたいな声は出ない。あれ、人間の出す声じゃないから(^_^;
吾郎さん也のマイルドな声で歌っててこれはこれでGood♪
最後、吾郎さんは鳥の様な声で鳴く。そこに猫の様な微かな声が重なる。
これ・・・佐藤クンだよね?佐藤クンの声だよね?
デモテープに入ったコーラスを使ったのか?演奏時に収録した声なのか。
吾郎さんと佐藤クンの声が重なるのを聴いて・・・なんか泣いた。聴いてよかった。

「弱い僕だから」はキヨシロー作曲。木村クンの歌い方もキヨシローを意識してる様な。
これ良い曲だな。キヨシローのセルフカバーVerあったら聴いてみたい。
ディープパープルみたいな「The Road」を経て最後は「Hi-Fi」で終わる。
これが実に良い曲。ジャジーと言うかフュージョンと言うかお洒落な一品。
これ聴いてキモチよく聴き終えた。

「ス」。20年前5人がまだ20代の頃の作品。現在(いま)聴いてもとがっててリアル。
キラキラした煌びやかな夢の世界を描いてるのではなくて、
どの歌も東京で生きてる20代の若者の等身大の姿を描いてる。
あの頃の東京の空気感、更に90年代後半の空気感が見事に作品に詰まってる。
時代と見事に斬り合った作品。でも今聴いても旧くない。
これ、最新のロックアルバムと言っても十分通用すると思う。

50超えた性根が歪みまくったオッサン(笑)が聴いても素晴らしい(リアル)と思った。
初めて聴いたSMAPのアルバムがこれで良かった。


今回SMAPのアルバムを聴いて音楽って楽しいと心から思えた。
ここ数年ボクは自分の心の暗い部分を投影するような音楽ばかり聴いてた。
でも今年サカナクション、リクオ、そしてSMAPのアルバムを聴いて
どの音楽も自由で解放されていた。
この3枚聴いて、自分の情念を音楽に投影するのはツマンナイと思えた。
音楽はもっともっと自由に楽しんでイイ。そう思えた。

これからもSMAPのアルバムを集めて行こう。
PV集を見たら「Freebird」や「Fly」が良かったので収録されてるアルバムを探そう。
ツィッターでSMAPファンの皆さんにライブDVDも良いと教えてもらったので
そっちも見てみよう。
出来れば・・配信やドラマの再放送、パッケージ化もお願いしたい。
頼んだよ、J!&タッキー! V(^^)

ヨモちゃん、アイドル(SMAP)ってスゲェな。今後も楽しもうな☆

(我が家のアイドル・ヨモちゃん。お鼻に何か付いてるよ\(T▽T)/)

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