僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

56

2020年11月12日 | 日々の泡(日記)
今日はお誕生日。お祝いくださった皆様ありがとうございました<(_ _)>
齢56になりました。

嫁@パンダが仕事帰りにバースデーケーキを買ってきてくれました。
ケーキを見てヨモちゃんはドキドキ(笑)
ボクのケーキをホンの少し舐めさせてあげました(大甘(笑))


この1年も何とか大過なく無事過ごせました。
コロナはあるけど、嫁@パンダとヨモちゃんと家族3人何とか暮らしていけてる。
勿論自分なりに頑張ってるし努力もしたが、ラッキー以外の何物でもない。
周囲の助けにも唯々感謝☆
色々迷惑を掛けてる嫁@パンダには最大級の感謝と謝罪を<(_ _)>

後4年で60。もはや中年どころか初老。爺さんに足をツッコんでる。
現在の自分がなりたかった大人なのか?こんな大人になりたかったのか?
何か違う気がするが・・・これが自分なんだ。それは諦めて受け容れよう(^_^;

カッコいい愉快な大人になったか?は正直自信がない。
つまんない大人になるのは別に構わない。
ただ「くだらない大人」にはなるのは真っ平ゴメンだ。
礼儀やマナーやモラルを守らない。
他人に同調を強要し違う意見を認めない。
気に入らないモノをバカにし見下し逆らうモノには恫喝する。
そういう、くだらない昭和オヤジには絶対なりたくない。

なりたい大人になれないのは別にイイ。
でも、なりたくない大人に自分がならないように抵抗を続けよう。
にこやかに中指を立ててV(^^)

ヨモちゃん、おかげで楽しいバースデーだったよ。
来年もこうやって笑って過ごそうな☆


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解放される場所~映画「ダンシングホームレス」

2020年11月02日 | Art・本・映画
ダンスチーム・ソケリッサを描いたドキュメンタリー映画「ダンシングホームレス」。
2月に渋谷で公開されたが、当時はコロナ禍で外出自粛の風潮。行かなかった。
その後、5月、7月に再度上映があったがコロナ原因で行けず。
映画に行くのは不要不急の用事。
でも「りんりんふぇす」で彼等のパフォーマンスに触れ、すっかり魅了された自分としては、
この映画は何としても見たかった。
今月、下高井戸シネマで再上映。しかもソケリッサメンバーの舞台挨拶もある!
息込んで10/3の土曜日に行ってきました。実に公開から8カ月経っての鑑賞(^_^;
見てから随分時間が過ぎましたが(笑)映画の感想をUP。


映画は雨の中で踊るメンバーの姿から始まる。メンバーそれぞれの人生の振返り。
主宰者アオキ広キさんのソケリッサ結成話。現在の表現を選んだ理由。
様々な場所でのパフォーマンス。大阪でのイベントでのヤジやネットでの中傷。
定職について脱退するメンバー。そして最後の新宿中央公園での圧巻のパフォーマンス。


映画、最初から最後まで楽しく見れた。
ボクはソケリッサのパフォーマンスを何度か見てるがメンバーの人と成りを知ってるワケ
では無かったので今回彼等がホームレスをしている理由、ソケリッサに加入した理由を
初めて知った。
ただ映画はそれ以上彼らのプライベートを描かない。
アオキさんも「メンバーの人生を見せたいわけじゃない。見せたいのはあくまでダンス」
と言い切った。ボクはそこに好感を持った。
ボクが惹かれるのはソケリッサのダンスだ。
勿論メンバーのキャラクターに興味はあるが他人のボクが彼等の私生活を知る必要は無い。
その一線を引いてる三浦監督とアオキさんの節度に好感を持った。

アオキさんの指導方法も素晴らしい。
「練習への参加を強制しない」「決められた振付を踊るより心のまま踊ればいい」
監督の「それで世間で通りますか?」の問いに対し「社会のルールがイイですか?」
と笑う姿がステキだった。

ボクはコンプライアンスが仕事だしルールやモラルを守るのは大切だと考える。
でもアートやダンスは心の表現。縛りは無い方が絶対イイ。
現にルールに縛られないソケリッサのダンスはとてもステキだ。

ソケリッサの活動はどんどん広がる。色んなイベントへの参加。
一般の方とのワークショップ。自由な彼等のダンスは一般の方の自由な発想も引き出す。
多分普段ダンスをしない一般の人がソケリッサと踊って楽しそうな笑顔をしてる姿がステキだった。
一方で彼等に否定的な意見を示す人も居る。
大阪のイベントに参加したソケリッサの踊りに野次を飛ばす人。
「ホームレスがダンスするな」「踊るなら働いて税金納めろ」と揶揄するヤフコメ。
勿論色んな考え方があるし、すべての人がソケリッサを肯定する必要は無い。
一方で踊りやアートの話なのにお金の事を言い出すヤフコメにはアートへの無理解を感じた。
コロナ下で「ライブハウス無くていい」「エンタメ支援は後回し」と言った意見が多く見られた。
彼等にとって「音楽、エンタメ、アート」は一種の贅沢なんだろう。
生活の余裕があるとき楽しむもので生活不安があるときは無くしても良いもの。
でもボクは違うと思う。表現は日常生活と共にある物だと思う。
勿論生活は大事。でも音楽やアートに心を豊かにしてもらい時に救われた。
そういうボクにとってソケリッサのダンスは無くなっては困る大切なモノなのだ。
この映画を見て改めてそれを感じた。

そして言っておきたいのはボクはソケリッサがホームレスだから見るワケじゃない。
いや、ホームレスというのは彼等にとって大切なアイデンティティかも知れない。
それを否定する気はない。
ただ、ボクが彼等のダンスを見るのはオモシロいからだ。楽しいからだ。ステキだからだ。
彼らのダンスは技術と鍛錬に裏打ちされたプロのダンスだ。
お金を払って見る価値が十分ある。それは声を大にして言いたいV(^^)

映画後半になるとメンバーそれぞれ色んな考え方がありソケリッサを辞める人も出てくる。
勿論定職について自立するのは素晴らしい事なんだが脱退は少し悲しかった。

映画クライマックスは新宿中央公園での10分以上に亘るダンスパフォーマンス。
雨の中で踊るメンバーたち。大きな装置を使い見せ方も工夫してる。
雨の中で踊るソケリッサ皆さんを見てるうちに自分のココロが解放されていくのを感じた。

ダンスシーンが終わったとき泣いてる自分に気が付いた。
終幕、場内は拍手喝采。ボクも思い切り拍手しましたV(^^)


上映の後は、三浦監督とアオキさん、ソケリッサメンバーのトークイベント。
三浦監督が雨男であるエピソードなど楽しい話が満載。
そして映画の中でソケリッサを辞めたメンバーHさんが居る!
「戻ってきました」と照れ笑いするHさん。メンバー笑いながら冷やかす。
ボクはHさんを見て・・
馴染みのロックバンドを脱退したメンバーが戻ってきたようなそんな嬉しさがあった。
ホント嬉しかった。

今年は春に開催予定だったりんりんふぇすがコロナの所為で来年に延期になって、
ソケリッサのパフォーマンスを生で観れてない。
でも、コロナ明け機会があったら是非見てみたい!
そして機会があれば・・・是非自分もソケリッサ皆さんと踊ってみたい。
いやダンスなんて全然できないしリズム感も悪いけど・・・・
彼らと踊ったら絶対楽しい。その機会があれば勇気を出してみよう。
そう・・・決めている。

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