大好きな場所だ。
寺尾さんは以前から山谷での開催を希望していたがコロナのため敵わず。
そして山谷で働いているらしい労働者の方、山谷に住むお年寄りも見えた。
その後は「アジアの汗」。寺尾さんが嘗て交流した日雇い労働者の方をモチーフにした歌。
「アジアの汗がしみこんだ建物」のフレーズが響いた。
そう、街中の色んな建物、道路は昭和時代に創られた物。日雇い労働者が作った物も多いだろう。
でも、現代ではそういう人も「昭和の旧いオッサン」扱いでリスペクトされる事はない。
世の中のため沢山働いてきたのに後の世代(ボク含む)は十分な敬意を払わない。それおかしくないか?
その後は三輪二郎によるギター弾語り。フォークブルースと言った趣で実にイイ。
池間由布子も弾語り。静謐。でも染み込んで来る歌。「拝啓、朝」と言う曲が実に善かった。
川村亘平斎の影絵。スティールパンやタブラの音もついて実にオモシロかった。
山谷に住むお年寄りがカラオケで歌うコーナー。
そして歌った皆さんが実に・・・素晴らしかった。
皆さん介護を受けていて車椅子だったり杖をついていたり。でも🎤を持つと堂々と歌う。
正直声が出てない人もいたし歌が巧くない人も居たがそんなのどーでもイイ。
山谷と言う場所がどういう場所かその歴史。搾取されてきた労働力。
あまりに酷い待遇と改善されない労働環境。健康の問題。そして減る支援の担い手。
・・・ボクも山谷や日雇い労働者の問題をボンヤリとしか知らなかったので衝撃を受けた。
山谷にいる人々(お年寄り)、日雇い労働者は東京の街を創って来たのに十分なケアを受けていない。
日雇い労働者に対する搾取は昭和から続いている問題なのに、政治家も文化人も殆ど話題にしない。
昨今ジェンダー問題や外国人差別、ヤングケアラーの社会問題として語られているが
そして、此処に集まった若い人達が寺尾さん達の話に真剣に聞き入ってる様が素晴らしかった。
七尾旅人のライブでも戦争の話に若いお客さんが真剣に向かい合ってる。
現在(いま)の若い人はホントに凄い。ボクも見習わなくちゃ(^^)
いつも通り自由で解放された空間だった。ボクも何だか解放されていた。
トークセッションで出た話がアタマから離れない。
ボランティアで何かお手伝いするとか・・そういうのを考えてみるのもアリじゃないのか。
イベント参加してのぼせてるだけ。単なる思いつきだ。
でも、例えば今の仕事の後にそういう選択肢もあるのだと。それはアタマの中に置いておこう。
写真はステージに飾ってあったお花。多分寺尾さん自身の手によるもの。美しい🌻
ここに参加すると色んなことが視えて考える様になる。今回もそうだった。
な、おはちゃ🐱