僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

鈴木祥子デビュー30周年ライブ「1988→2018/30years,/...AND THEN?」@代官山ヒルサイドプラザ

2018年07月23日 | 鈴木祥子
今年は鈴木祥子さんデビュー30年。土曜日に記念ライブが開催。
バンドにKyOnさん、矢部浩志さんとボクが好きなミュージシャンが参加っつー事でボクも参加。
祥子さんライブは去年3月の「Candy Apple Red」再現ライブ以来。
場所は代官山ヒルサイドプラザ。祥子さんはデビューライブを此処でやったらしい。

代官山のお店の人工的・ハイソな造りに辟易する。型通りのお洒落感にゲンナリ(^_^;
ビルボード東京もそうだけど用事が無いと、こういう場所は絶対来ないな。


整理券を貰って入場。ステージ正面、客席後方に友人と陣取る。
開演時間を少し遅れてメンバーと祥子さん登場。祥子さんは肩を出した黒いドレス。
メンバーは祥子さん(Vo、Piano、シェイカー)、菅原弘明さん(guitar)、名村武さん(Bass)、
KyOnさん(Key、ピアニカ、Guitar)、矢部浩志さん(Drums、ペダルスティール)



〇セットリスト
1.空色のくれよん(大瀧詠一cover)、2.ステーションワゴン、3.恋人たちの月、
4.True Romance(祥子さんドラム)、5.月とスナップショッツ(祥子さんドラム)、
5.イケナイコトカイ(岡村靖幸cover。祥子さんPiano弾語り)、6.ただの恋だから、
7.プリヴェ(バンド)、8.依存と支配(KyOnさんguitar!)、9.完全な愛、
10.Any way you want it(お気に召すまま)(ジャーニーcover。KyOnさんguitar)、
11.夏はどこへ行った、12.風に折れない花、13.メロディ、14.優しい雨、
15.鼓動(ハートビート。新曲)、
 (アンコール1)
16.あたらしい愛の詩、17.HAPPINESS、18.そしてなお永遠に (KyOnさんguitar!)、
 (アンコール2)
19.ファーラウェイソング

先ずは大瀧詠一さんっつーか、はっぴいえんどのcoverから。
祥子さんの声、以前よりハスキーだけど凄く伸びている。 
2曲目「ステーションワゴン」。原曲よりブルージーなアレンジが素晴らしい。
既存曲をバンドで演る際はソウル風味かつロック色が強いアレンジ。ボクが好きな感じ。
これはKyOnさん効果なのか?祥子さんが現在こういうムードなのかな?
此処からは「私小説」から中心に展開。
今回ワーナー時代のアルバムのボックスセットを発売。
「私小説」は当初の案と別の形で販売された。祥子さんはそれを後悔してたらしい。
ということでアルバムアウトテイクスの「恋人たちの月」を歌う。
大好きな曲をKyOnさん、やんべさんで!感動。

この歌で大好きなフレーズがある。

「いつかどこかへたどりつくなんて どこかへ 甘い夢を見るのはやめよう」
「そして希望とか約束だとか そんなことだって捨てちゃってさ。
何よりかるくなれたら そこに´愛´みたいなものが見えるかな?」
ある意味、元春の「サムデイ」「ロックンロールナイト」の世界観を否定した歌。
嗚呼、思い出した。このヒトの歌はそうだった。
「ここでない何処かに幸福が待ってる」なんて無邪気には歌わない。(元春もそうだけど。)
愛だの希望だの歌うためには、まず絶望や孤独を通らなければならない。
「いつか」や「希望」を否定しながら、実は一番求めてる。
面倒くさい(笑)。でも衒いなく希望を語られるよりオレはそっちの方が信じられる。
(元春「サムデイ」「ロックンロールナイト」は好きですよ。念のため。^^;)

中盤は祥子さん一人でピアノ弾語り。岡村ちゃんcover「イケナイコトカイ」が素晴らしい!
最後のフェイクした歌い方が岡村ちゃんっぽかった(^_^;
バンドが戻って再び「私小説」から。KyOnさん、菅原さんツィンギターで「依存と支配」!
後半、KyOnさんのスライドギターに合わせて祥子さんがドラムを爆打ち!
更にジャーニーのcoverも飛び出て会場は大盛り上がり。
祥子さん楽器は持たずハンドマイクでステップ踏みながら歌う。スッゲェ楽しそう。

後半は「優しい雨」をソウルフルなアレンジで。これ素晴らしかった!
オリジナルのしっとりしたアレンジも善いけどボクはこっちの方が・・好きだな。
最後は今回出たシングルより新曲を。優しいメロディ。

アンコールは大好きな曲連発!
KyOnさんのKeyで「あたらしい愛の詩」が聴けるなんて!
今日のライブで「痛い系」の歌は殆どなかったけど久しぶりに聴くこの歌は刺さった。
「あたらしい愛の詩」だけど、此処で歌われるのは「別れ」と「孤独」。
「ふるさとは何処にも無くって・・」の一節は。。。いつまで経っても一緒に唄えない。

続いて「HAPPINESS」。この曲も出すとき色々紆余曲折があったらしい。
祥子さんは当時を思い出しつつ明るく語る。
「昔はプロデューサーの意見を聴いて自分のやりたい事をひっこめた。
 でも、やっぱり自分の意志を通さなくっちゃ。
 できなければ、また出来るチャンスが来る。そう思える様になりました」
決してビッグセールスに恵まれた人じゃない。今までも過去の葛藤を語る事があった。
でも以前の様な「恨み節」を語るのでなく笑って話せるようになった。
それは年齢なのか・・・経験なのか・・・・。
最後は「そしてなお永遠に」。此処でもKyOnさん、菅原さんのツィンギター!
以前は叫ぶように歌っていたけど、今回は祥子さんは落ち着いた歌い方。
この歌には何度も助けられた。でも、ボクもこれ聴いて以前の様に胸が疼く、は無くなった。
それも・・・年齢なんだろうか?経験なんだろうか?
でも・・久しぶりにこの歌が聴けてよかった。此処に来た甲斐があった。

アンコール2回目。以前出した未発表曲集から歌う。これもポップな優しいメロディ。
実はこの作品持ってません。配信されてないここ数年出た作品集は全く聴いてない。
編集物、ベスト盤、ボックスセット。。過去物には正直心が動かない。
聴きたいのは、あくまでNew、だ。現在(いま)だ。
でも、この最後の曲も良かった。「未発表曲集」・・買おうかな?(゚゜)\バキ☆
LIVE終了後は、写真撮影会になったけどボクはガラケーなのでボケボケ写真。(゚゜)\バキ☆


ウン、いいLIVEだった。ここ数年の祥子さんのライブでNextを感じなかった。
でも、今回のライブは「Next」、「New」を感じた。また見たい。行きたい。
このバンドでの祥子さんを。このバンドで是非アルバムを作って欲しい。


帰宅してNewシングルを聴く。1曲目のアナログ感満載のサウンドに爆笑(T▽T)
明るくキュートだけどサイケなフレーバーもある。
「鼓動」は逆に打ち込み系のを使ったアダルトな曲。
最後の「二人の願い」は三線入れて沖縄風味。祥子さんでは嘗て無かった路線。
どの曲も正直オレの好みとは一寸ズレる(^_^;
でも、いずれの曲も今迄の祥子さんに無い新しさを感じた。そこが良かった。
聴き慣れたら・・・この歌たちと友達になれるかな?そうなれるとイイな。

今回のライブ、新曲とも、嘗ての様な打ちのめされる感じは無かった。
ヘヴィーな曲は無く明るく楽しいライブだった。
でも、まぁそれもイイだろう。
オレも祥子さんも50を当に超えている。
いつまでも「痛い」とか言ってられないし、自分の痛い部分を歌に投影してられない。
もう子供(ガキ)じゃないんだから。自分探しの旅なんてもう要らん。

祥子さんの歌・・・昔の様な向かい方はもう出来ないかもしれない。
でも、あたらしい向かい方ができるのかも。それはそれで、悪くないかも。
な、ヨモちゃん☆

(パンダちゃん、こいつ「ショーコ、ショーコ」って五月蠅いニャ。)
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鈴木祥子「「LIVE CANDY APPLE RED1997→2017」ライブレポ

2017年03月06日 | 鈴木祥子
土曜日は銀座・音響ハウスに鈴木祥子さんのライブを見に行った。
97年のアルバム「CANDY APPLE RED」を当時録音に参加したメンバーと再現するライブ。
再現ライブと言えば、ボクは過去、元春「サムデイ」とカーネーションの「天国と地獄」
の再現ライブを見に行った。いずれも、リアルタイムでは聴いてない。
「CANDY APPLE RED」はリアルタイムで聴き、その後もずっと聴きつづけてきた。
「鈴木祥子」と並んで、好きな・・大切なアルバムだ。

因みに祥子さんのライブは実に4年ぶり。ここ数年は新しい曲、ライブの内容に
自分の志向とズレを感じて距離を置いていた。
今回は好きなアルバム再現と言う事で久しぶりに足を運んだ。メンバーにkyOnさん居るし。
また、祥子さんの歌が以前の様に自分に刺さるのか試したかった(面倒くさい奴^^;)

会場の音響スタジオは様々なレコーディングで使われた場所。
こじんまりとした録音用のスペースに楽器を並べ客が入り、
更にコンソールルームに迄客が入ると言うかなりレアなライブ。
そう言えば「スタジオライブ」って初めて見るな。ボクはKYonさんサイドで立ち見。

メンバーは祥子さん(Vo,Drums、タンバリン)、菅原弘明(guitar、祥子さんの元夫)、
名村武(Bass、ボ・ガンボスのディレクター)、楠均(Drums、くじら)
そしてDr.KyOn(Key、Guitar)。
予想通り(笑)入場も開演も遅れてメンバー登場。

【セットリスト】
1.Candy Apple Red、2.3月のせい、3.Salky Cat Strat、4.苦しい恋、5.午後の坂道で、
6.君の赤いシャツが、7.恋のショットガン(祥子さんDrums)、
8.I need you(kinksカバー。kyOnさんギター)、9.Shelter、
10.僕たちの旅(kyOnさんマンドリン)、11.Angel、
(アンコール)
12.IKO IKO、13.Not Fade Away、14.Don´t Wanne be saved(新曲)、15.Goin´ Home

1曲目は何と「3月のせい」!アルバム最もヘヴィーな曲。
 「踏切りを待ちながら思う ここで飛び込んだらバカ」
 「ゆううつ 胸が苦しい 今日もテレビがやけにうるさい」
 「あたしの武器は笑いとばすこと あとはなにもない」
重い歌詞とサウンドに一気にココロが持っていかれた。息が詰まる。
このアルバムを聴いてた30代前半はサイテ―サイアクの時期だった。
仕事も私生活も何もかも巧く行かずアパートに籠って息だけ吸ってた時代。
ココロがやられ、ただ部屋に閉じ籠って、この曲を聴いてた。
生きるのも面倒くさく、死ぬエネルギーも無く、唯閉じ籠もってた。
目の前に、あのとき住んでた狭いアパートの部屋が浮かぶ。うわ、勘弁してくれ。
同時に嫁@パンダ、ヨモちゃんの顔が浮かぶ・・・。少し・・少し落ち着く。
もう、オレはあそこに居ない。あそこに戻らなくてイイ。あのときはもう終わったんだ。

その後もアルバム収録曲が演奏される。(収録順じゃないが笑)
日常生活の中の幻想を描いた「午後の坂道で」。何処か初期のユーミンを想わせる。
男女のすれ違いを描く「苦しい恋」「恋のショットガン」。
激しい恋の想いを歌う「Shelter」。どれもポップでキレイな曲だけど痛い。
「僕たちの旅」の柔らかさ、「Angel」の解放感。明るい歌なのに、泣きたくなる。

聴きながら、過去の色んな想い出が蘇る。
オレは好きなアーティストの旧い曲を聴いても昔を思い出すことは滅多に無い。
懐かしいとか感じないし、想い出に浸るも無い。音楽はいつだって「現在(いま)」だ。
でも、祥子さんの歌は一気に過去を引きずり出す。
色んな光景が亡霊の様に現れては消える。色んな景色が幻の様に見えては無くなる。
思い出したくない事、見たくない物、楽しかったり幸福だったけど失くした物。棄てた物。
それを・・突きつける。
祥子さんの歌は自分のココロを引っ掻き回す。・・・久しぶりにそれを体験した。

再現ライブだが全曲演奏せず。「エコロジーバッグ」「全てはOK」「Rivers end」は無し。
「それは30周年の記念ライブのときに」って。相変わらず素っトボケた人だ(T▽T)

LIVEはアルバム再現に留まらずキンクスやチャック・ベリーのcoverを演奏。
更には、この日配信となった新曲も演奏。この新曲が良かった。
「貴方にも神様にも助けて貰わなくて構わないよ」と言う祥子さんらしいヤサぐれた曲。
明るいけど痛い。ここ数年に出た曲では・・久しぶりに刺さった。
アンコール最後は「Goin´Home」で終わる。
「もうどこへも行かない いつも笑っていよう」の部分をお客さんと何度も唄いながら。

この日は「武器は笑いとばすこと」で始まり「いつも笑っていよう」で終わった。
そう、笑っていりゃ何とかなる。
泣いても叫んでも誰も、神様も助けちゃくれない。
なら、笑った方がマシだ。ウソの笑いでも作り笑いでも笑ってる間は負けちゃいない。
このヒトの歌が、それを教えてくれた。

4年ぶりのライブ、良かったな。
このヒトの歌は昔どおり人のココロを見事に破壊してくれた^^;
やっぱりこのヒトの歌はオレにとって特別だ。それを思い知った。
昔みたいに熱心に追いかける気力も体力も無いが、また少しずつ追いかけてみるかな?



PS:
この日のライブの音源は終演後すぐにライブCDとして観客に配布された。
オトもイイし、祥子さんの歌、演奏の臨揚感がバッチリ。
昨日このアルバムを鳴らしてたら、ヨモちゃんが固まってた。(T▽T)
ヨモちゃん怖くないよ~。祥子さんはオモシロくて愉快なヒトだよ~。
また聴かせてあげるよ、な♪

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祥子さんクリスマスライブレポ&隅田公園の三毛猫

2012年12月19日 | 鈴木祥子
昨夜は恵比寿で元春&コヨーテバンドのLIVE、サイコーだった!
でレポを直ぐ書きたいところですが、その前に先週土曜日に行った祥子さんのライブレポを(笑)

クリスマスアルバム発売に伴うライブ。アルバムは賛美歌やクリスマススタンダード、
洋楽カバー、新曲やライブテイクを収録した内容。場所は渋谷サラヴァ。
喘息がぶり返して咳が止まらない。ライブ参加は止めようかとも思いましたが
今年最後の祥子さんライブ。折角なので行って来ました。

今回も独り弾語りライブ。ビートルズ、サイモン&ガーファンクルのカバーを
やったりアルバムに収録した賛美歌や新曲を歌ったり趣向を凝らした内容。
「竹田の子守唄」のカバーはかなり凄かった。大瀧詠一のクリスマス音頭も盛上がった。
新曲「この世のどこかで」は祥子さんには珍しい和風のメロディ。
いつもどおりのお惚けトークもあって楽しいライブだった。

ただ楽しいけど惹き込まれたり聴いてて我を忘れる、はなかった。
体調が悪くてライブに集中できなかったのもあるが、それだけじゃない。
今回の新曲もライブも「明るくて楽しい」。新曲もメロディがキレイ。
カバーも実に巧く歌いこなす。でも「楽しい」・・ただ、それだけ。他には何もなかった。

アルバム「鈴木祥子」が出た頃のライブで感じた凄み、ピアノや声がひたすら
ココロに突き刺さる、あの感覚は今回のライブではなかった。
いや今回だけじゃない。今年のライブではついぞ感じれなかった。

それは単にボクの好きな作風(重い暗い)と祥子さんの最近の作風(ポップ、キュート)
のズレかも知れない。311を経てボクは祥子さんが歌う「極私的世界」に惹かれなくなった
からかも知れない。
昨今、祥子さんが熱心な旧い日本の曲のカバーとか大瀧詠一のカバーには何も惹かれない。
「古典(オールディーズ&ナツメロ)」を今更引っ張り出してどうするの?
新曲も過去の祥子さんの作風をなぞった感じで何か聴いてて歯がゆい。
祥子さんが多分今、そういうモードなんだろう。新機軸に挑戦、というよりは自分の
好きな物、自分の持ち味を活かした手作りの創作。
今回のクリスマスアルバムもチカラがこもった「良い作品」だし。

ただ、数年前の祥子さんのライブは毎回組むミュージシャンが違って音も変わって刺激があった。
カーネーション、勝井祐二、大友良英、祥子さんを通じて好きになったミュージシャンも多い。
でも、最近のライブは基本弾語り。それが悪いわけじゃないが、以前の様な驚きや刺激はない。
特に先々週にカーネーションの凄まじいライブを見てたのでどうしても比べてしまった。

なんかヒドいこと書いてるな、オレ。読んで気が悪くされた人がいたらゴメンなさい<(_ _)>
でも、正直最近の祥子さんにはあまり魅力を感じない。それはホンネだ。
これは祥子さんが変わった、というよりボクが変わったんだろう。
聴き出して20年にもなるけど・・しばらくはライブ行くのはやめておこうかな?
カーネーションやKyOnさんと共演するときは別だけど(をい笑)
ま、しばらく離れてみるのも悪くない。どこかでまた交差する日も来るだろう。

日曜日は嫁とソラマチまで散歩。月曜日が定期検査なので脂を落としたい(^_^;
スカイツリーは冬空に雄々しく建っている。

で散歩の目当てはソラマチ以外にもう1つ。
以前隅田公園でとても愛想のイイ三毛猫がいたのでもう1度会いたかった。
ダメ元で行ったら・・・いました。
でボク等を見て「にゃ~~~!」と鳴いて寄って来て甘えてくる。
しまいにはごろんごろんと転がる\(T▽T)/

腹見せて転がってるし、ボクと嫁の膝の上にも乗ってくる。
ウチでヨモギに相手にして貰えないボクは狂喜。
をいをい、キミ無防備すぎるだろ~\(T▽T)/\(T▽T)/

ボクはすっかり満足。「今日は楽しかったね♪」と嫁に話すと
嫁は呆れて「まだ昼だぞ。今日はもう終わったのか」と苦笑。

ソラマチは凄い賑わい。スカイツリーは過去何度か行ったけど
今回は今まで行ってなかったスペースを廻ってみる。楽しい♪

ランチに美味しいスープとホットドッグをいただいて満足♪
帰りはまた隅田公園で三毛猫と遊びました(゚゜)\バキ☆
往復で6時間近く歩いた。おかげで検査結果は順調♪

ヨモギは嫁@パンダに思い切り甘えてます。あの三毛猫に負けてない甘えっこ♪
なんだよ、そのシアワセそうな顔は。たまにはオレとも遊んでくれよ、ね☆

元春のライブレポは週末に書こうっと♪(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

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『SHO-CO-SONGS Histor “e” al~ホントはi、だけどe。』@サラヴァ東京

2012年09月17日 | 鈴木祥子
3連休。
土曜日は渋谷に祥子さんのライブを見に行く。最近アーティスト名を「鈴木しょうこ」
に変えたけど馴染みのある「祥子さん」で書かせて貰います(笑)
客席からのリクエストを元に曲目を決めるというムチャな企画(^_^;
ライブは午後・夜の部に分かれて開催。午後は初期7枚から夜は後期7枚から。
ボクは後期の作風が好きなので夜の部に行く。リクエスト曲は決まってる。アレしかない。
ハコは地下にあるこじんまりとしたスペース。

リクエストは列ごとに挙手で祥子さんがあてて行くと言う方式。ボクは4列目。
いきなり「不安な色のBlue」というディープな曲で開始。「暗いね」と祥子さん苦笑。
続いても「日記」「たしかめていてよ」そのときどきの思い出を綴りながら進行。
で4列目、ボクは迷わず挙手。幸運にもあたる。曲は「3月のせい」!
祥子さん「また暗い凍りつくような曲を!」とズッこけてた。(^^;)ゞ
でも、こんな機会でも無ければライブでは先ずやらん曲。絶対聴きたかった。

ところが歌詞カードが無い!祥子さん記憶を頼りに歌うが歌詞が飛んで途中でストップ。
スタッフが携帯で歌詞を検索して祥子さんに渡す。祥子さん携帯を操作しながら歌う(^_^;
へヴィーな曲なのに爆笑に包まれてしまった\(T▽T)/
ただお陰で2回演奏してくれたけど。

歌詞、ピアノがともかく刺さる。この曲収録の「CandyAppleRed」が出た頃サイテーだった。
死んだように生きてた日々。夢も希望も無く息吸うだけ毎日。
そのときこの曲は何度も聴いた。痛いけど心地よかった。精神的なリストカット。
歌詞に「笑い飛ばすことだけが武器」とある。そう笑っていれば何とかなる。
作り笑いでもウソ笑いでもイイ。笑いが武器になる。この歌に学んだ。

その後もリクエストは続く。「帰郷」「Shelter」暗い曲が続き祥子さん笑う。
長年のファンの人は矢張り暗い曲が好きなんだろう。
「Blonde」のピアノの美しさにはゾクリとした。寒くなった。背筋が凍った。
キレイな曲なのに背筋が凍る。これは祥子さんならでは。

後半「TrueRomance」「海辺とラジオ」「区役所に行こう」等、明るい曲が並び客席も歌う。
ラストは「忘却」。矢張りこの歌は痛い。ゆれる。なんだか死んだ父親を想い出す。
アンコールは無かったけど「Father Figure」「Gold Dusty Road」「ぼくたちの旅」
をオマケで演奏。最後は明るく終わりました。祥子さんは何度もお辞儀して笑顔で退場。


ひさしぶりのライブ、すごく良かった。好きな曲が沢山聴けた。
「CandyAppleRed」「あたらしい愛の詩」「Love,Painfullove」「鈴木祥子」から沢山演奏された。
この辺のアルバムはオレにとって特別。サイテーだったり悩んでたり色んな覚悟を決めた時期の作品。
祥子さんの作品はこの時期が一番好き。逆に最近のキュートでポップな作風はウーン(笑)
「昔の作品の方が好き、よかった」なんて云いたくない。
でも明らかに自分の志向と最近の作風はズレてる。でも、それは仕方ない。
たぶん、昔のように熱心には追わないだろう。ここ数年行かないライブが増えてるし。
興味あるとき、これだ!って思ったとき聴いて行けばいい。

昨日は嫁と帝釈天に行く。高砂駅で降りて歩いていく。
暑いけど日陰を歩くと多少涼しい。帝釈天といえば寅さん!
「とらや」で草団子を買って食す。適度な甘さで美味しい。
参道も帝釈天も程よい混み具合。


帝釈天前で何とも愛想の良い猫さんがいて観光客が撫で撫で。
喉のあたりを鳴らすとゴロゴロ転がってキモチ良さそう。

ランチの後で近くの公園や矢切の渡しまで足を延ばす。暑いけどキモチいい。

雨が降ってきたので帰宅。地元の公園で馴染みの猫さんと遊ぶ。
喉を撫でると矢張りゴロゴロ(^^;)ゞ

ヨモギさんは絶好調。走って遊んで嫁@パンダにベッタリ甘えてます。

今日は連休最終日。ウチでノンビリ、ヨモギを撫でまわして過ごします(゚゜)\バキ☆

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『祥子のマルチ・レコーディング講座』@サラヴァ東京

2012年02月19日 | 鈴木祥子
昨夜は渋谷で祥子さんのライブ。今回は新曲のレコーディングをそのまま
ライブステージに持ち込んで曲が完成するまでをお客に見せるという企画。
渋谷の街は相変わらずの騒々しさと人ゴミ。
みんな何がこんなに楽しいんだろう?何をこんなに浮かれてるんだろう?
地元の商店街の賑わいでは感じない違和感を新宿や渋谷の喧騒では感じる。
同じ東京の賑わいなのに・・・ここでは違和感を感じる。なぜだろう?

ブック1STでずーっと探してた藤原新也「メメント・モリ」を入手。
「書行無常」も並んでた。これを受止める力は自分に無いと尻尾を巻いて逃げる。
夜は暮れはじめてる。今日の会場「サラヴァ東京」は東急文化村の横。

開場まで時間があるので近くのカフェでお茶。「メメント・モリ」を読む。
インドの風景、焼かれる死体、犬に喰われる死体、美しい山々、河、人々。
ストロングな表現に脳髄が固まる。でも同時に静かな落ち着いた気分になる。
少なくとも渋谷駅前のあの狂騒に比べたら、こっちには違和感は感じない。
オレはあっちより、こっちの世界の方が好きだ。こっちのほうがリアルだ。


入場して後ろに陣取る。こじんまりとした空間。
今回録音された新曲は完成後ファンに届けられる。ということでその手続きを。
ステージ上はドラム、ピアノ、ウーリッツアー、ギターが並ぶ。
祥子さんはスーツ、眼鏡という珍しい装い。倉田まり子(!)のカバーでスタート。
でここから早速本格的にレコーディングに取り掛かる。
祥子さんが全楽器を演奏する独り多重録音。
JACK達のドラマー夏秋文尚さんがエンジニアとして参加。

以下、ドラム、ピアノ、ギターの順で祥子さんは演奏。録音なので同じフレーズの繰返し。
イメージが違ったりミスったりすると何度もやり直し。何度も録音した音を聴く。
普段のライブと違って歌や拍手もなし。当然録音中は客席は余計な音を立てちゃいけない。
時々トークは入るけど正直キツイ。苦行。
でも・・「オンガクを造る」ってのはこういう地味な作業の繰返しなのだ。
アーティストっていうと華やかな感じだけど「造る」というのは小さなことの積重ね。
汗だくになって同じ作業を繰り返してる祥子さんを見てるとそう思った。
でも、流石に単調な繰返しに段々アタマがグルグルしてきてミョーな気分になる。
ギターのレコーディングが成功したところで休憩。ここまでで既に1時間半経過\(T▽T)/

第2部はシンセとボーカルパートの収録、スムーズに進む。
ここでようやく曲の全貌が見える。ポップでキュート、でも歌詞はなんていうか深い。
それにしても、録音した音をすぐ調整して曲として成立させる夏秋さんも凄い。
音のバランスもチャンと取れてるし、そのまますぐCDとして成り立つ。さすがプロ。
最終工程は客席のクラップを入れる。祥子さんが指揮して音に合わせて音を鳴らす。
最後は録音した音を流す。ウン、イイ感じ。完成が楽しみだV(^_^)

で最後くらいライブで何か演奏するのかな?と思ったらレコーディングのみで終わり\(T▽T)/


なんだかアタマがグルグルしたままライブハウスを後にする。
電車の中で、今日見たものを考える。
祥子さんも夏秋さんも楽器スタッフもその場で即効で決めて行動していった。
で少しでもイメージと違うと何度もやり直してた。汗だくになって。
やり直すフレーズを即座に再現して演奏して歌って判断して完成する。数時間で。
何というこだわり、プロ意識。何よりあの、のめり込みように撃たれた。
オレは自分の仕事にここまでこだわっているか?のめりこんでいるか?
全部NOだ。オレはそこまで仕事を愛せない、のめりこまない。
仕事は手段だ。収入を得て「クラレッタのスカートを直す」目標実現の手段だ。

だから、祥子さんみたいに「のめりこんでる人」を見るとちょっと羨ましい。
そういえば・・亡くなった父も仕事にのめり込んでた人だったな。

今朝「新日曜美術館」で画家諏訪敦さんを取上げてた。亡くなった方の肖像を描く画家さん。
依頼者の家族の想い、自分の想いをどう昇華するか?葛藤し苦悩してた。
完成した作品を見て思わず涙が出た。
ふと、この人に亡くなった父の肖像を描いてもらいたい、そう想った。
でも直ぐ想いなおした。そう想ったけど、オレはたぶん頼まないな。ウン、頼まない。

今日は嫁と北千住まで散歩。商店街は賑わっていた。渋谷の賑わいと違って落着く。
伊坂さんの最新エッセイを入手。3.11のことも書いてる。じっくり読もう。
色んな表現に触れていろいろかんがえた週末だった。
さ、今週は大切な仕事が待ってる。好きじゃないが愛してないがチャンとやろう。
オレもプロだし、ね。やるからには、本気でやろう。

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「Syoko. absolutely alone in CAY」ライブレポ

2012年01月31日 | 鈴木祥子
この日曜日、祥子さんのライブに行ってきました。
祥子さんのライブは実に1年半ぶり。1昨年秋のカーネーションとのジョイント以来。
去年も祥子さんはカバーアルバム出したりトークイベントやライブを行ってたけど
何か行く気になれず。特にカバーアルバムにはガッカリ。
今更オールディーズだの大瀧詠一みたいな「終わった音楽」を歌ってどうすんの?
視聴しただけで「買わない」と決めた。

今回バラードベストが出たけどこれも買わず。今更過去の編集盤は要らない。
でも去年出たニューシングルがホントに良くて久しぶりにライブに行こうと思った。
祥子さんの歌はもう自分に響かなくなったのか?試してみたかった。
って自分勝手な過剰な思い入れ。迷惑極まりないファンですね(^^;)ゞ

会場は青山CAY。渋谷から歩いて行く。渋谷駅前で「原発廃止国民投票」に記名。
マルイの前でアイドルがイベントしてて男どもが嬌声を上げてる。
僅か数百メートルでこの景色の違い。落差に眩暈がする。

夕暮れの青山通りは賑わっていて美しかった。でもその景色を楽しめない。
3.11以来オレは街の賑わいに矢鱈違和感を感じる。ライブ前だけど高揚感が丸で無い。

開場時間よりかなり遅れて入る。席は後ろ。でも別に構わなかった。
祥子さんのオトがオレにホントに必要なら遠い距離でも響く筈だ。

祥子さんは紅いドレスで登場。「I’LL BE THERE」から開始。
鳴り響くピアノの音。久しぶりだなぁ。この響き、オトの揺れ。
そして「夏はどこへ行った」・・何か胸がぎゅーっと締め付けられる。

前半はバラードベストに沿って初期の曲中心に。でも相変わらず自由。
「Swallowは今更やらなくてイイでしょ?」とか言うし。
ボクは初期の曲はそれほど思い入れ無いのでゆったり楽しめる。

後半はKYON2のカバーや麻生よう子のカバーを入れて昭和の話を。
「過去を振返るって懐かしむんじゃなくって未来につながる」
「KYON2は昭和の女の匂いがする」には同意。
KYON2を見てると向田邦子さんのドラマのヒロインを思い出す。
芯の強さ、秘密を抱えた一筋縄で行かない感じ。祥子さんも同じ匂いがする。

そしてアコギで奏でられた「忘却」・・・嗚呼、ひさしぶり、ひさしぶりだ。
「そんな必死になっちゃって何がしたいの?」「すべてを忘れることは幸せですか?」
コトバがナイフのように刺さる。引き裂く。何か叫びたくなる。嗚咽したくなる。

この歌を聴くといつもゆれる。聴きながら・・いきなり想った。
「ああ、オレは怖かったんだ。ずーっと怖かったんだ」って。何を?ワカンナイ。
きっとすべてを。生きることを、世界を、社会を、他人を、そして自分自身を。
怖いから色々がんばるんだろう。挑むんだろう。闘うんだろう。
そうやってオレ自身が「意味の無い存在」ではないことを証明したいんだろう。

そして「Sweet Thing」初めて聴いた祥子さんの曲。でも聴いた時のことはもう忘れた。
ビリー・ジョエル「アレンタウン」大学生の時好きだった。でも何も憶えていない。
「帰郷」「逆プロポーズ(仮)」・・いろんな感情がわきあがる。
「逆プロポーズ」を聴いてると自分の中にある「2つの声」について想う。

自分の中にはいつだって「2つの声」が存在する。いや別に分裂症じゃない。
「楽に生きろよ。テキトーにみんなと上手くやれよ。目を塞いで楽しくしろよ」
という声と「それでイイのか?それでオマエはイイのか?満足なのか?」という声。
いつも、その2つの声に挟まれる。でも結局「それでイイのか?」という声に従う。
そうやって色々抱えて疲れてバカだ、ホントにバカだ。でも、そうしか生きれない。

いつだって祥子さんの歌はオレに何かを突きつける。今日もそうだった。

アンコール。新曲「センチメンタルラブレター」は優しく響く。
そして最後「DO YOU STILL REMEMBER ME?」。
「時が過ぎて、あたしを変えてしまうのは哀しくない。アナタを変えるのは哀しくない」

ずいぶん変わっちまったな。遠くに来ちゃったな、オレ。でも別に哀しくはない。
昔のオレよりは現在(いま)のオレの方がマシなはずだ。そのはずだ、そう信じたい。

最後は客席も手拍子を鳴らす。祥子さんは笑顔で去っていった。
この歌を最後に聴いて・・・何かスーッとスーッとキモチが晴れた。

ひさしぶりに聴いたけど見事に変わってないな。相変わらずパワフルで自由。
ホント楽しかったし、やっぱり・・ゆれた。

ということで来月のライブも行きます。節操ないかな?
だって楽しかったんだもん(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

また、徐々に徐々に向かい合おう。このヒトの歌に。
今回のライブでわかった。やっぱりこのヒトの歌がオレには必要なんだって。

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鈴木祥子Billboard Live Tokyo Withカーネーション

2010年10月18日 | 鈴木祥子
祥子さんライブレポ、チャンと書きます。
東京ビルボードは東京ミッドタウン内にあるお洒落なハコ。1日2回のStage。
今回ボクは1st Stageに行ってきました。

祥子さんとカネは5年ぶりの共演。
ハコの性格上「ポップな曲」が並ぶお洒落なライブになるかなぁと予想。
その予想は見事に覆りました。ロックでへヴィーなライブを見せつけてくれました。

夕方嫁と六本木に向かう。整理番号は19番。1階のカジュアルシートで見る。

お洒落な装いのスタッフさんに案内されて、ステージ正面やや後方の席に陣取る。
左にピアノ、ウーリッツアー。ドラムセットが2つ。
ピアノの前の一際高いマイクスタンドは「ゆるずさん」用(^_^;

ステージの後ろはキレイな夜景が広がってる。開演時間と共にカーテンが閉じる。
嫁は「もったいない」と呟く。ただ、後でトンでもない事態になるんですが(^^;

定時に祥子さんは紅い華やかなドレスで登場。胸にコルサージュを付けている。
「プリヴェ」「Do You STILL REMENBER YOU?」としっとりめの曲を歌い上げる。
その後は「ワタシには珍しいシアワセな曲」ということで「区役所に行こう」。
ここでナオエさん登場。右に陣取る。
先ずは2人が好きなキャロル・キング&ジェームズ・テイラーの
「クライング・イン・ザ・レイン」のカバー。メロウで柔らか。
ここでナオエさんのソロ曲「墨堤にて」。祥子さんはドラム。
ナオエさんがへヴィーなギターを鳴らし「君と2人で話したかった」と唄う。
祥子さんは重いドラムを叩きつける。仲良しの2人だけど遠慮なし。

ここでカネの他2人のメンバーも入る。先ずはPatti Smith「Frederick」のカバー。
祥子さん優しく唄う。ブレークでカネが音を鳴らす。
何か・・・そのときグッと来た。優しく強く広がる、浮かび上がる音、歌。
祥子さんとカネが音を奏でるといつも世界が変わる。何かが突き抜ける。それが好きだ。

勿論、佐橋さん、「ジャック達」「Tea With Honey」他のバンドとの組合わせもイイ。
でも、オレはやっぱり「祥子さん+カネ」の組合わせが一番好き。
次はカネの「OOH!BABY」をいをい、ゲストじゃなくて最早ジョイントライブじゃん(笑。
まぁオレ的にはウレシイけど。

その次は「paingiver」!!!怒りをぶちまける凶暴なロック。
この歌、カネとの共演で聴きたかったんだぁ!!
祥子さんはウーリッツアーを弾きながら原曲よりテンポを落として唄う。
ナオエさんのギターが引っ掻き回す様なノイジーな音を叩き出す。
宮田さんのドラムはともかくラウド。歌に寄り添わない。
共演なのに斬合い。ぶつかり合い。息がつまる。喉がかわく。
嗚呼、この感じ久しぶりだ。歌を聴いて自分自身もゆれる。不安定になるこの感じ。

そして「幻想列車」。祥子さんもドラムを叩く。宮田さんとのツインドラム。
これも遠慮会釈ない重い音を叩きつける。ナオエさん意に介さず叫ぶ。
ナオエさんと祥子さんを見てて、何か双子の様に見えた。

ふたりとも不安定、ゆれてる。そして、その「ゆれ」を隠さない。
自分の中にある重い何かを音に委ねて叩き出す。曝け出す。
その「ゆれ」から産まれるオトがリアルで痛い。だから好きなんだ。
そう、オレは「ゆれてる人」が好きだ。「ゆれてるオト」が好きだ。
安定してる、いつも同じ、楽しいだけ、そんなオトには何も感じない。
歌い手のココロの底にある「何か」を感じたい、共感したい。
だから、この2人を追い続けてるんだろう。聴き続けるんだろう。

そして、まさに「ゆれてる」歌「忘却」。しばらくライブでは封印されてた曲。
やっぱりこの歌はイイ。聴いているオレ自身も「ゆれて」しまう。
この歌を聴くと色んな想いがあふれてくる。とまらくなる。

最後は祥子さんは中央マイクスタンドに向かって立つ。新曲「my Sweet Surrender」を。
マイクスタンドに向かうのはこの日初めて。ずっとピアノかドラム演奏してたし(笑。
祥子さんはステップ踏みながら楽しそう。
ナオエさんもニコニコ笑ってる。そうナオエさん自身祥子さんを大好きなんだよな。

アンコールは祥子さん1人で登場。カラオケをバックに大瀧詠一さんのカバーを。
この曲聴いたことある!楽しくキラキラした歌。

続いてカネを招き入れて「ラブ・ポーションNO9」のカバーを。
カネがこういう昭和歌謡を鳴らすのは珍しい。結構合ってる。
祥子さん、凄く楽しそう。
宮田さんはここで退場、去り際にゆるずさんに何か話して笑う。
ゆるずさんも何か笑ってる。新メンバー凄く溶け込んでるなぁ。そう思った。

そしてオーラス!祥子さんはドラムに付く。曲は「True Romance」!!
「一緒に歌ってね」と祥子さんあおる。ナオエさんギターを鳴らす!
後ろの閉まってたカーテンが開き夜景が目の前に広がる。と、ここで。
祥子さんの「ゴメーン」の声で演奏が中止!\(T▽T)/\(T▽T)/
ナオエさん「せっかく開いたのに~!」と残念そう。
肝心のところで大ポカ。オモシロすぎる\(T▽T)/\(T▽T)/
嫁は爆笑してました。(^_^;

で演奏を最初からやり直し。カーテンも全開(T▽T)
客席は大盛上がり。ゆるずさんは手拍子を取り煽る煽る。
大歓声の中エンディング。楽しかった~!オモシロかった~!
時間にして1時間半。もう少し沢山見たかった気もするけど満足。

ボクも嫁もニコニコしながら帰路に付く。六本木の夜景がキレイ。
このライブが祥子さんの今年最後のライブ。最後にカネとの共演見れて良かった。


ウン、やっぱこの組合わせは最強・最高だ。また見たいな。
って言うか祥子さん、カーネーションに入らんかな?(こら)

後で聞いたら第二部オーラスは「夜の煙突」だったらしい。わぁ見たかった!

カネ、宮田さんという爆音ドラマーを加えて何か凄いことになってる。
12月のツアー、楽しみにしてるぜ☆

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祥子さんカネ@東京ビルボードLIVE

2010年10月17日 | 鈴木祥子
嫁と行って来ました。オモシロかった~!
思った以上にへヴィーなサウンドに大満足。

祥子さん+カネの組合わせはやっぱイイなぁ。
音が広がるというか、突き抜けるというか。
他のミュージシャンとはまた別の味わいがある。
オレはやっぱカネとの共演が一番好き。
いっそ祥子さん、カネに入らんかな?(こら)

とりあえずセットリストを書いておきます。
祥子さんのHPから転載。
○鈴木祥子東京ビルボードセットリスト
 1.プリヴェ(ソロ)
 2.DO YOU STILL REMEMBER YOU?
 3.区役所へ行こう
 4.クライング・イン・ザ・レイン(W直枝さん)
 5.墨堤にて(直枝さんVO、G祥子さんDs)
 6.Frederick(Wカネ)
 7.OOH!BABY(カネW祥子さんCho、Key)
 8.Paingiver(祥子さんKey Wカネ)
 9.幻想列車(カネW祥子さん、宮田さんツインドラム)
 10.忘却(祥子さんKey カネ)
 11.My Sweet Surrender
 (アンコール)
 12.青空のように(大瀧詠一カバー。祥子さんソロ)
 13.ラブポーションNO.9(Wカネ)
 14.True Romance(W直枝さん、大田さん、祥子さんDs)

全部で1時間半。
もっと沢山聴きたい気もするけど明日から仕事。
これくらいで丁度イイかも。

ボク的には久しぶりに「忘却」が聴けて満足。
祥子さんのお惚けぶりにも大笑い。
嫁もチョー受けてた(^_^;

ちなみに宮田さんのドラム、音がデカ過ぎる。
祥子さんのピアノをかき消していたし。
ただ、あれくらいパワーが無くちゃオモシロくない。
祥子さんのドラムもボーカル殺しだけど
直枝さんチャンと渡り合ってたし。

って長くなりそうなので、また詳細なレポは別掲します(笑)
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鈴木祥子「NewSingle」レコ発ライブ

2010年05月10日 | 鈴木祥子
昨日は吉祥寺で祥子さんのライブあり。
NewSingle「my Sweet Surrender」レコ発ツアー。
バックは昨年ツアーに引続き「ジャック達+かわいしのぶ」

このシングル、祥子さんらしいメロディ、独特なコトバ使い。素晴らしい。
「名前を呼んで」の明るさ・楽しさは久しくなかったもの。
でも・・・自分が好きな曲か?というと少し違う。
ボクの好きなのは「忘却」「何がしたいの?」「道」「3月のせい」とか
へヴィーなものが多い。アルバムでいえば「鈴木祥子」が一番好き。
ただ祥子さんはそういうへヴィーな処から抜けている。ライブもノリノリ。
ボク自身もその方が楽しいんだけど・・曲はやっぱり重いほうが好き。
ファンっていうかオレが迷惑な奴ですね(^^;)ゞ

朝、ヨモギはおもちゃのボールで遊ぶ。すごい楽しそう。

午後は嫁と近場をお散歩。10匹近くの猫さんと遭遇。
猫さんは嫁には親しげに寄って来たり鳴きかけるがオレが近づくと逃げ出す(TT)
嫁は「そりゃそうだろう。ワタシだって近寄りたくない」と一蹴(^^;

夕方から中央線で吉祥寺に向かう。すごい賑わい。
今回の会場GBは繁華街の中にある。雰囲気は新宿JAMに似ている。
どちらかというとパンク・メタル系のバンドが演るハコかな?

場内は満員。ボクは1Fフロアの後ろの方に陣取る。
開始の案内もなく祥子さんとメンバーが登場。いきなり始まる。
祥子さんはショートカット。カワイイというよりはカッコいい!
黒Tシャツ+ジーンズという祥子さんにしては珍しい装い。
ナンバガの田淵ひさ子さんを思わせる風体。

先ずはビッグスターのカバー。続いて
「そしてなお永遠に」「黒い夜」「依存と支配」「#7シャッフル」
とハードなロックンロールを連発。
そう!こういうハードな重い曲を聴きたかった!いきなり満足(^_^;

ジャック達のオトは重い。何処かメタル風味もあって最高にハード。
特に木原さんのギター。あれは凄い。ナオエさんとは別の意味でカッコいい。
客席はノリノリ。祥子さんも「こんな盛上るなんて!」と大喜び。

祥子さんの弾語りのコーナーでは新曲「名前を呼んで」を演奏。
「名前を呼んで」の歌詞に合わせて客席から「しょうこ~!」の掛け声。
アイドルのコンサートか?っていいつつボクも声掛けました。(゚゜)\バキ☆
ボクはアイドルのファンになったことは全く無いのでこういうのは初体験。
その後はZEPPの「No Quarter」とオフコースの「思いのままに」のカバー。
更には新曲「Sentimental Loveletter」も披露。
この曲の「あなたのいいとこ100でも200でもいってあげる」の部分は好き。
そういえば以前嫁にオレの長所は何?って質問したら
「長所・・無い!!どこをほめろと?」と一刀両断されました。\(T▽T)/

後半新曲の「my Sweet Surrender」が演奏される。
せつないメロディ、CDで聴いたより響く。
「幸福と降伏ー同なじ言葉を気に入ってたい」こういうコトバはこのヒトならこそ。
この曲には、こんな歌詞がある。
「アナタが歌えと云う、のなら、どんな歌でもうたうでしょう」


去年映画「無言歌」を作る際祥子さんは音楽を止めることを考えてたという。
実際「Do You Still Remenver Me?」にはそういう歌詞があるし。
でもジャック達との出会いがまたレコーディングやライブに向かわせた。
音楽を取り戻した。だから現在の祥子さんは楽しそうなんだろう。

続いて新曲「Is my love wrong?」を演奏。
「ねぇ、あたしの愛は間違ってる?」のフレーズが延々続く。これはズンと来た。
そう、このヒトは「マチガイ」や「あやまち」を歌のテーマにする。
「正しさ・楽しさ・優しさ」だけの歌じゃない。だからリアル・・だ。
本編ラストは「シェルター」「完全な愛」のへヴィーな曲連発。
決して盛上がる曲じゃない。ジャック達の演奏に乗り切々と歌う。
刺さった。泣きそうになった。聴きながらいろいろ想った。憶い出した。

あのときは何も知らなかった。不完全な人間だった。
というか穴だらけ、からっぽだった。
愛なんてものは関係なかった。独りだった。

知らないからなくすこともない。傷みもない。関係ないから怖くもない。
でも、知ったから・・怖くなる。
あのときの自分の空虚さが現在(いま)はわかってしまった。
また、あのときが来るのでは?あの、からっぽが蘇るのでは?
ときどき、ずーーーーっと抱えてた下らない感情が悪夢のように襲ってくる。

だけど今独りじゃない。あのときよりは遥かにマシになった。イッパイ手に入れた。
あのときにはかえらない。あそこからは卒業した。もうもどらない。
帰る場所はもう別にある。オレにはHOMEがある。
ライブの途中でなんだが「早く家に帰りたい」何度もそう想った。

アンコールは「HAPPINESS?」「超・強気な女」で盛上がる。
一色さんと木原さんは祥子さんに弄られてうれしそう(^_^;
2回目のアンコールでは祥子さんギンガムチェックのドレスで登場。
場内から「カワイイ」の嬌声。男性ファンもジャック達もうれしそう。
本人はどう思ってるかワカランがやっぱこのヒトは「アイドル」だと思う。

オーラス「恋のショットガン」に掛けて祥子さんは水鉄砲を取り出す。
客席・バンドに水を浴びせかける。みんなうれしそう。爆笑しちゃった!
これは何のライブだ?\(T▽T)/\(T▽T)/

客席は火がついて終わらない。鳴り止まないアンコール。
曲が無いのでもう1度「my Sweet Surrender」を。祥子さんは楽しそう。
あらためて・・・イイ唄だな・・・そう思った。

ライブはここで終わり。いや~楽しかった。
遠くから来ているはずの知合いを探そうかと思ったけどやめた。
挨拶もせず会場を後にする。(失礼<(_ _)>)

一刻も早くウチに帰りたかった。嫁とヨモギの顔を見たかった。
ウチに帰って一息。なんかホッとした。

今回のライブ。ボクの好きな重い曲もあり、アイドルノリもあり楽しめた。
散々文句を云ってたけど最高に楽しめました(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
やっぱオンガクはアタマでなくココロとカラダで感じるべきですね。

結論:やっぱり祥子さんのオンガクは好きです。降参します(^^;)ゞ


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谷中から横浜へ。祥子さんイベントレポ

2010年03月15日 | 鈴木祥子
昨日の日曜日は最高に陽気が良かった。
夜は横浜で祥子さん参加のライブイベントがある。
それまで、谷中から上野に向けて歩いて猫めぐりをすることに。
ホント温かい。西日暮里のあるお家では既に梅が咲いている。


住宅街を通り抜けて谷中銀座、夕焼け段々に向かう。
途中で何匹か猫さんに出会う。みんな肉付きが良くて福々しい。
猫に会えてボクは上機嫌(^_^;

夕焼け段々は結構久しぶり。新しいショップが出来ている。
その中でオリジナルTシャツを売ってるお店があり。
店先に木彫りの獰猛そうなパンダさんの置物が\(T▽T)/
中に入るとこれまた強そうなパンダTシャツが\(T▽T)/\(T▽T)/
嫁は目を輝かせてTシャツを物色。パンダ黒シャツを購入。
http://www.ito51.net/list/index.html

ワシは木彫りのパンダの置物を買いたいところだが・・・
あんなの買って家に持って帰れば絶対ヨモギが突き落としそう(^_^;

その後は谷中霊園で超巨大な猫さんに会ったり。
谷中のお寺でカワイイ子猫の団体さんに会ったり。
気付くと嫁がミョーに満足そうにニコニコしてる。
「Tシャツに満足した?」と聞くとウレシソウに「満足した」とのお答え。

その後はねんねこやさん、猫町カフェ29に立ち寄る。
いずれもデカイ猫さんたちがノンビリと日向ぼっこ。
ねんねこやさんの近くのお家ではワンちゃんもお昼寝。
上野公園では、もうサクラも咲いていました。


嫁は余程Tシャツ屋さんがオモシロかったのか、ニコニコしてる。
それを観てるとこっちも楽しくなる。
「今日は楽しかったね」と何度も言うボクに嫁は呆れ顔で笑う。

そのまま嫁と別れ横浜小金町へ。
ここにあるイベントスペース「視聴室」で祥子さん、青山陽一さん、
三沢洋紀さんのジョイントライブがある。


黄金町に来るのは初めて。
大通りに風俗店が堂々と並んでてかなり濃い感じ。
開場時間になり場内に入る。
ガラス張りのスペースで中にはカフェや芸術家の創作スペースがある。
普段のライブハウスとは違う感じ。楽しめそう。
http://cafe.taf.co.jp/sono2/

こじんまりとしたステージの前に椅子が並べられる。
ステージが近い。先ずは青山陽一さんから。
キレイなギターの音色に乗っけてソフトな歌声をじっくり聴かせる。
心地いい。青山さんを見るのは2回目。そのうちアルバムを買おうかな?

で2番手は三沢洋紀クン。初めて観る。大分出身の人らしい。
生瀬勝久とオダギリジョーを混ぜて胡散臭くした感じ(^_^;
軽妙なトークに反してギターも歌声も優しい。
もっとソウル、ファンクでガンガン攻めてくるかと思ったので意外。
いや~このヒトオモシロい!横浜サムズアップ辺りで見てみたいな。

続いて祥子さん登場。
グレーのカジュアルなジャージ?みたいなジャケット。
今日はソングライターが集まったという事で先ず「Love Is A Sweet Harmoney」
相変わらずピアノと声の伸びが素晴らしい。
今日は新曲中心の演奏だとのこと。
そうか~。3月だから「3月のせい」を期待したんだけど(TT)
ま、あんなへヴィーな曲。ジョイントライブでは歌わんわな。

前回南青小山曼荼羅で演奏した「センチメンタルラブレター」を演奏。
これはベイシティローラーズの「ロックンロールラブレター」と
日本のアイドル、トライアングルからヒントを得て作ったそう。
「ロックンロールラブレター」も少し歌ってくれました。
この日はホワイトデーということで三沢君からクッキー代わりに
「韓国海苔」をもらったことを楽しそうに話す。
祥子さん「韓国海苔」好きなのか~。お酒のツマミにするのかな?
アレックスチルトンからヒントを得て作った「Is My Love Wrong?」も演奏。
最後に「名前を呼んで」。祥子さんに促されてみんなで手拍子。
その後は三沢君リクエストで「まだ30代の女は」。
途中で歌詞が飛んで祥子さん年齢についてトーク。場内爆笑。

新曲どれもメロウな感じで明るい。
今祥子さんは明るいムードにいるんだな。観ながらそんなこと感じた。

セッションコーナーは青山さんとハートの「These Dreams」。
これは素晴らしかった!あのオリジナルの良さがそのまま出てた。
三沢君も参加してビートルズ「ツイスト&シャウト」を。
みんなでがなり立てる。客席大爆笑と手拍子。

アンコールは3人で何とオフコースの「秋の気配」のカバー!!
何でもH澤さんがオフコースを好きらしい。
祥子さんも三沢君もオフコースは大好きだったらしい。青山さんは・・(^^:

青山さんのしっとりギターに乗っけて祥子さんと三沢君は柔らかく歌う。
これは祥子さんの声にぴったりだった。稀有なものを見せていただきました。
ライブはこれで終わり。

楽しかったな~。最近明るく楽しいライブ続いてるな。
一方で「3月のせい」や「忘却」みたいな暗いのも聴いてみたい気もする。
ファンって言うのは勝手な者です(^^;)ゞ

お昼の猫めぐり、夜のライブと楽しく過ごせました。
次回は5月の吉祥寺GB。ジャック達とのジョイント。楽しみです☆ 

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