長い12月、ぼくはこう思ってみる。来年はきっと今年よりよくなるはずだと。
(Cownting Clows「A Long December」訳詩:鈴木祥子)
年末恒例。この1年を振返ってのウダウダ話。(^_^;
昨日、祥子さんの「A Long December」を聴きながら考えてた。
今年のオレは何をした?何ができた?・・・とっさに答えが出なかった(゚゜)\バキ☆
年初に建てた今年の目標は「いけしゃーしゃーと生きる」だった。
去年、一昨年と「うろうろおろおろ」と生きてた。
一昨年は仕事で決定的にイヤな事が起きた。昨年は悲しい出来事があった。
今年はそういったことも無く大きなトラブルも無く穏やかに過ごせた1年だった。
ただ、最後の最後に厄介事を抱える羽目になったが。(゚゜)\バキ☆
ま、それでもこの2年に比べれば全然マシだ。
今年は色んな場に行った。
高橋源一郎さんの講演、安保法案反対デモ。労働問題をテーマにした講演会。
自分の関心を色々拡げてみた。でも、どれも中途半端、徹底してない。
いや、色々やりすぎ。手を拡げすぎ。
オマエは一体どこを目指すんだ?(゚゜)\バキ☆
プライベートは楽しく、ホントに愉しく過ごせた。
元春、カーネーション、コレ、リクオ。アルバムもライブも素晴らしかった。
七尾旅人のライブは刺激があったし、寺尾紗穂との出逢いはウレシイ発見だった。
同時代に生きるアーティストの作品や発言に触れ、色々考えた。
また、小説や映画、ドラマは「死」をテーマにした作品に多く触れた。
そうやって・・・何となく自分が進みたい方向性が・・見えてきた気がする。
まだハッキリは見えないけど・・それは「嬉しい!楽しい!ハッピー!」とは違う方向。
例えば、戦争や災害の史跡を廻るとか、戦場の散骨を集めるとか・・。
自分の中に生まれた、この灯。・・・ゆっくりゆっくりと育てていこう。
東北ボランティアは来年も当然やります。オレのオトシマエ。まだまだ終われないぜ☆
来年は今年同様「いけしゃーしゃー」と生きていきたいな。
そして、悲しみや傷や闇を怖がらずに生きていこう。こいつらは大切なトモダチだ。
じっくり付き合えば悲しみの中の「シアワセ」が見える筈だ。
いや、見つけてやるぜ。仲良くしような♪
皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
シアワセでしたか?楽しかったですか?それとも苦しい1年でしたか?
皆さんにとって来年がイイ年でありますように。
夢や笑顔やシアワセが、悲しみや涙より少しでも多くありますように。
悲しいこと、傷みの中でも静かに輝く光が見つかりますように。
ココロからそう願います。そう祈ります。
来年、また逢いましょう。その時は笑顔で逢いましょう。
一緒にハッピーなときをイッパイすごしましょう♪
では、みなさん、どうぞ、よいお年を!V(^^)
今、元春は35周年アニバーサリーツアー中。
このツアーでは、コヨーテバンドにKyOnさん、拓ちゃん、スパムさんを迎えた
「THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」がバックを務める。我が家は今年は行かず来年行く予定。
ただ、12/23六本木EXシアターであるクリスマスライブには参加することに。
ボクは勘違いしてたけどクリスマスライブは「THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」でなくて
「コヨーテバンド」なんですね。
でも、アニバーサリーツアーに参加してないアッキーが見れるから、かえってイイかも。
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
入場と同時にNOが入ったクリスマスカードが配られる。
何と抽選でNOに当たった人は「リクエスト」が出来るそう(T○T)
予定よりかなり遅れてメンバー登場。高桑クンがパジャマみたいな衣装を着てるのに爆笑。
前半はコヨーテオリジナルアルバムからの曲を中心に演奏。
元春がある曲で反り返ったミョーなポーズを取るのには笑った。
「みんなの願いがかなう日まで」では客席も大合唱。
最後はNOの抽選。2階から3人選ばれまして我が家は見事落選(^_^;
ちなみに若し当選したらボクは「黄金色の天使」「経験の唄」、
嫁は「楽しい時」「新しいシャツ」をリクエストする積りでした。
後半はリクエストコーナーから開始。ボードに貼ってある曲からダーツで選ぶ。
それ・・・リクエストじゃないんじゃないのか?(゚゜)\バキ☆
ま、「なんでもあり」ならキリが無くなっちゃうしね。
選ばれた3曲は初期のハートランドナンバー。
まさか「アンジェリーナ」がこんな早い段階で聴けるとは新鮮。
後半も「Zooey」「Blood Moon」中心で。ハートランド、ホボキンの曲はなし。
この潔さがカッコよかった。
「クリスマス・タイム・イン・ブルー」を始まる前に元春は
「世界中の子供が平和の中にいてほしい。キッズに捧げます」と言って歌いだす。
何度も書いているが、この曲は平和、幸福だけでなく逆の戦争や暴力、不幸にも
チャンと目を向けている。素晴らしくフェアなクリスマスソング。
その点で世界中のどんなクリスマスソングよりオレはこの曲が好きだ。
ラストは「優しい闇」。平和を謳いあげた曲の後に「野蛮、残酷、欲望」を
歌う。素晴らしいV(^^)
アンコールではまたまたリクエストコーナー。例のボードに基づき会場のファンに募る。
嫁@パンダと「ここに書いている曲じゃ『ぼくは大人になった』と『国のための準備』
だよな~」と話していたら、何とこの2曲が演奏されました!
それも「ぼくは大人になった」は1階に居た友人のリクエスト。
アッキーがコヨーテに参加してからはライブ初演奏では?ナイスチョイスb(^_^)
元春が演奏終了後、友人に頭を下げていたシーンが印象的でした。
続いてはある少年のリクエストで「国のための準備」!
元春「タイムリーだね!少年!」と笑顔で応える。
アッキーとフカヌーのギターソロに会場は湧く。
10年前に書かれたこの歌が見せている様相・・・現在聴いてもリアル。笑えない。
最後は「ボク等が歌いたい曲を歌わせてね」と「約束の橋」。
楽しかったこのライブもこれで終了。満足。
年1回のこのライブ。普段の元春のツアーでは楽しいだけでなく色々考えさせられる。
でもクリスマスライブはひたすらパーティ気分で楽しめる。
カネのLIVEが自分の中の汚れや邪気を解放できる場としたら、
元春のそれは自分のキモチをキレイにまともにすることができる場所だ。
アニバーサリーツアーが益々楽しみになりました。
クリスマスイブ。嫁@パンダがケーキを買ってきてくれました。
食後に美味しくいただきました。
ケーキを見ると黙ってられないヨモちゃん。ボクのケーキを奪取しようと大暴れ。
でも嫁@パンダに抱っこされると落ち着きました。なんだよ!その楽しそうな顔は!(T▽T)
世界には平和で楽しいクリスマスを迎えられない人もいる。
クリスマスが公平にみんなに訪れるか?はワカンナイ。
でも、この夜、我が家は楽しく平和に過ごせました。その事には感謝しよう。
週末、宮城県山元町にボランティアに行ってきました。今年最後のボランティア。
当初、体調が今1つで止めようか、とも考えましたが今年は度々雨でボラ中止という憂き目に
合った。ここで止めたら絶対後悔すると思って行ってきました。
今回のツアー主催はアミイファクト。ここのツアー参加ももう4、5回になるかも。
現地に着くと先ずは地元の語り部さんによるお話。震災時の様子、現在の状況について。
ある小学校の津波に襲われても死者が出なかった奇跡。事前の準備が如何に大切か思い知る。
危険な海岸地区から山側に引っ越した人たちの望郷の想いと葛藤。
「ここにいる人たちは頑張ってるだけじゃない!踏ん張ってるんだ!」のコトバが刺さる。
今日の作業は側溝の泥出し。4年以上経って、やっと泥出しに取り掛かれたお宅もあるんだ。
泥がヘドロと化し臭くて重い。若い衆が溝に潜り込み大活躍。
今回初めてボラに参加したという大学生、高校生もいる。
4年半経ったけど風化なんてしてない。してねーよ。
お昼休みはあるファームでポニーと遊ぶ。ヨモちゃんに似て人懐っこい。オマエ、カワイイな(^_^
午後は別の側溝で作業。掻き出した泥を土嚢に詰める。2時間ほど作業して終了。
体調が心配だったけどキモチよく汗を流せた。再開工事中の常磐線の上に見事な空が広がる。
帰りのバスの中でカーネーション「遠くへ」を聴きながら窓の外に広がる空をじっと見てた。
今年は東北ボランティアは7回行った。雨の野郎に邪魔されなければ後2回は行けた。
オレは・・少しはオトシマエをつけられたんだろうか?
ワカラン・・・ワカランから、また東北へ行く。当然だ。
夜、帰宅。嫁@パンダとヨモちゃんと話すとホッと一息。家はやっぱりイイ。
昨夜は下北沢でカーネーションのLIVE。新曲「アダムスキー」発売に伴うツアー最終日。
松江潤、Sugarbeans、張替智弘をサポートに向かえたライブはレア曲満載の濃い内容でした。
新曲「アダムスキー」「メテオ定食」。何?あの変態メロディは?(T▽T)
新曲が一番カッコよくって狂ってるってどうなんだ?凄すぎるだろ?
演奏も松江クンのラウドでスペイシーなギターを大々的にフューチャーして
とんでもないことになってた。直枝さんも松江クンに煽られて凄いギター鳴らしてる。
「ヘヴン」の轟音ギターにオレは狂い泣き拳で宙を叩いた。
カネのLIVEに来ると自分の中の汚れた部分、汚い部分が解放できる。
元春、コレではそれは無い。直枝さんのギター、カネのオトだから出来ること。
ゆるずさんVoの「グッバイ!夕暮れバッティング・マシーン」のタイトルの秘密には
大爆笑。そんな秘密があったのか(T▽T)この曲ライブで聴くのは初めて!
大好きな曲なので聴けて嬉しかった。
ここからクライマックス。情感あふれる「遠くへ」には昨夜見た東北の空を想った。
「Super zoo!」が何か凄い事になってる。「Rose Garden」のギターの壮絶さ。
まさか、「Edo River」ギターバトルが聴けるなんて!
アンコールでも爆笑&爆裂。オレは笑いながらアタマを振って発狂してた!
最後の「夜の煙突」で直枝さん笑いながら客を煽る煽る!こんな直枝さん初めて見た!
ライブの後はサイン会。直枝さんに「今日のライブのおかげで1年間溜まってた
邪気が吹っ飛びました!」というと笑ってた(^_^;
カネ、来年はアルバム発売があるかも。楽しみに、楽しみにまとう。
今日は所用で会社は休み。1件懸案事項が発生。チッ、ボラ・カネとサイコーの週末だったのに(-_-;
ま、そうそうなんでもかんでも上手くいくわけが無い。R(^^;
ということでこれから暫くの間、「禁酒」をします。(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
ヨモちゃん、がんばってサイコーの新年を迎えよう、な♪
(ヨモちゃんの声:オレはがんばってるにゃ、オマエががんばれ)
10月の「りんりんフェス」で寺尾紗穂のライブを初めて見た。
ただ当日別のLIVEと重なり途中退出。もう1度見たいなと思ってたら今週地元のイベント
でミニライブがあると言うので勇んで参加。
○「ほしのいえ講演&ミニライブ 遠い道を歩き続ける」
前半は労働問題に取組む鴨桃代さんの講演。
鴨さんは全国ユニオンの委員長で全国各地の労働問題の解決に取り組んでいる。
過重労働、不当な契約切り、メンタル問題の様々な事例を紹介。
働き過ぎで鬱になり生まれた子供のことさえ認識できない父親の話には言葉が出ない。
某有名娯楽産業のダンサーやパフォーマーに対する不当な契約切りの話はショックだった。
美しい「夢の国」で働く人が「夢を持てない」現実。
他にもバイト学生の都合を考えずムリなシフトを入れる会社。
高速バスの運転手に正当な報酬を払わないバス会社。
遥か昔から続く搾取の構造。いつになったら変わるのか。
鴨さんは「今回のイベント名は『遠い道を歩き続ける』です。ホント遠いです。
まだ終わらない。そして良くならない。益々悪くなってる。でも、だからこそ続ける」
と力強く語って講演は終了。
労働問題は情報としては知っている。でも、直接取り組んでいる方の話を聞けたのは
有意義だった。自分自身がどう係るか、は何とも言えないが、こういう支援活動が
あるというのは認識しよう。
その後は寺尾さんのライブ。
(セットリスト)
1.時よ止まれ(弾語り)
2.死んだ男の残したものは(武満徹・谷川俊太郎COVER)
3.いくつもの(Wソケリッサ伊藤さん)「りんりんフェス バックレ」を詰問(笑)
4.思い出どおり(W ソケリッサ 横内さん)
5.私の好きな人(w ソケリッサ 小磯さん)
6.楕円の夢(W ソケリッサ全員)
7.アジアの汗(W ソケリッサ全員)
美しく優しいピアノの弾語り。でも歌われる世界は過酷。
今回は路上生活経験者のダンスチーム「ソケリッサ」も参加。
あるダンサーが語った「会社で上司に暴力を振られロンドンに逃げたら凄く自由に生きれた。
でも日本に戻ると同じ様に自由には生きれず苦労した」話が印象に残った。
自分が自分のまま、自由に生きれない、生きることを許さない風潮って何なんだろう?
昨今もそんな風潮が蔓延している。自分の気に入らないモノを「偏ってる」と叩く風潮。
それはとても偏狭で息苦しく見える。それで皆シアワセなんだろうか?楽しいんだろうか?
寺尾さんの歌に合わせてソケリッサのメンバーは踊る。
美しくもなく精巧でもないダンス。寺尾さんの前に平気で立ちふさがり、ドタドタ音を立てる。
でも、フツーのオッサンたちが楽しそうに踊るその様は素晴らしく自由で羨ましかった。
見ながらいつの間にか、涙が出てきた。オレ、こんなに自由に生きてるかな?
クライマックス「楕円の夢」が歌われる。歌う前に寺尾さんは語った。
円は1つの中心しかなく決まった形しかない。でも楕円は2つ中心があって
自由に形を変えられる。視点を変えれば自由になれる。
若者もいざとなれば「逃げる」のもいいんだ。寺尾さんはそう語って歌う。
「どちらもほんとのこと そんな曖昧を生きてきた」
「明るい道と暗い道 狭間の小道を進むんだ」
寺尾さんの歌にのって踊るソケリッサ。何かステージが明るい陽だまりの様に見えた。
最後は「アジアの汗」。寺尾さんが嘗て会った山谷のおじいさんの想い出話。
ソケリッサはお客さんも巻き込んで踊る。素晴らしい眺めだった。
講演会、ライブどちらも感銘を受けた。「遠い道を歩き続ける」か・・・。
オレがやってる東北支援もそうかも知れない。終わりは見えない。
でも・・・やめるわけにはいかない。やるしかない。
「楕円の夢」・・・よかったな。「あいまいに生きていく」「あいまいを受容れる」
それは右か左か決めるよりもステキに思える。
オレもそんな風に生きていきたい。ね、ヨモちゃん♪