僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

バースデイケーキ

2012年06月28日 | 日々の泡(日記)
一昨日は嫁のバースデイ。
ケーキは毎年近所のケーキ屋さんで購入します。ここのケーキはホント絶品!
ただ、今回は丁度定休日。嫁は別のケーキ屋さんで購入したとのこと。
毎年の様に2日分購入(^^;)ゞ

1日目はこれ↓ボクは手前のムースケーキをいただきました。とても美味♪

ヨモギはケーキを前にしても欲しがらない。いいコ、いいコ♪
2日目はこれ↓ボクは右のケーキをいただく。これも美味しい♪

ヨモギは少し嫁@パンダにおねだりしましたがダメと分かると箱に収まる。
ヨモちゃん、以前は欲しがって大暴れしたのに大人になったねぇ!

ケーキをいただいて満足。お菓子ってHappyなキモチにしてくれる。
だから好き☆

ヨモギは暑さのせいか、最近ダラーっと寝てます。
そして嫁@パンダに矢鱈甘えます。キミはどんだけ嫁@パンダが好きなんだ\(T▽T)/


滞ってた仕事も少しづつ前に進んだ。週末は研修で休日出勤せねばならない(T_T)
ま、気にしないで呑んで喰ってニャーキャーさわごう☆

コメント

おたんじょうび

2012年06月26日 | 日々の泡(日記)
今週はどうも調子が悪い。仕事も予定通りに行かずイライラ。
仕事は自分一人でやるわけじゃない。相手がいる。相手が思い通り動かない。
口出ししようか?とも思ったが相手も大人。イチイチ口を挟むのは如何な物か。
ただウチの会社じゃ放っておいても仕事は進まない。うーん。

今日は定時で会社を出る。会社でウダウダ悩んでも仕方ない。なるようになるさ。
ならなくても、たかが仕事。死にはしない♪
明るいうちに帰宅すると何だかホッとする。ウチの前の通りが夕陽でキレイに光ってる。
こういうキレイな景色が見えるのも早く帰ったからこそ(^^;)ゞ


今日は嫁@パンダの誕生日。バースデイ。生誕の日。(もうイイって(゚゜)\バキ☆)
メールで「帰り何か買って帰ろうか?」と送ったら一言「いらん」との返事。
このコはホントに男らしい\(T▽T)/
ケーキも自分で選んで買います。全部、自力で。素晴らしい。

毎年のバースデイ、嫁@パンダは特段プレゼントのおねだりもしない。
「欲しいものは自分で買う」主義(^_^; 今年も何の要求もない。
折角なので嫁が最近興味を持ってるキンクスのベストアルバムを贈りました。
大した額じゃないけど、気に入ってくれたようで一安心。V(^^)

晩御飯を一緒に食べながら雑談。今日はヨモギは大活躍だったらしい。
「さんま御殿」「リーガル・ハイ」を一緒に見て笑う。
なんてことないフツーの1日。でもこのフツーはオレにとっちゃスペシャルだ。


世の中、原発再稼動だの消費税増税だのロクでもないニュースであふれてる。
仕事も決して順調とは云えない。モメごと、争いの種がたくさん潜んでる。
だから、どーした?そんなことは気にしない。気にしてもどうにもならん。
世間がどうだろうがウチはダイジョウブだ。
だって、ウチには最強の嫁@パンダとヨモギがいるから。
ウチで嫁とヨモギと3人で暮らすのは楽しい。
嫁とにゃにゃんはサイコーだ。ウチは最強の家族だ。それでイイ。

さ、ヨモギ。今日は嫁@パンダのお誕生日だよ♪
にゃにゃんもお祝いしてあげな☆
一緒にバースデイケーキ食うか?ってキミは喰っちゃダメだけど(゚゜)\バキ☆

これからも3人仲良く暮らそうな。そう、オレたちは最強の家族だ☆

コメント

映画「ポテチ」

2012年06月18日 | 伊坂幸太郎
今日はボランティア疲れを取るため会社はお休み(をい笑)
仕事も一段落したし、見たい映画もあったので。嫁は「サボり」と指摘しましたが(^^;)ゞ
見たかったのは伊坂幸太郎原作、濱田岳主演の映画「ポテチ」。今週で上映終了。
上映時間が朝1とか昼1しかなくて仕事の後では観れない。
「えーい、それなら休んで見に行こう!」と思って休んじゃいました(゚゜)\バキ☆
http://potechi-movie.jp/

観たかった理由は2つ。
先ずは伊坂さん原作ということ。この「ポテチ」はとても好きな作品。
監督は過去伊坂作品を何度も手がけた中村義洋監督。この監督なら絶対はずれはない。
後、この映画の舞台が「仙台」ということ。大好きな街が舞台。ロケもオール仙台。
仙台ボランティアの後に仙台を舞台の映画を観るのも悪くない、と思って行ってきた。

観に行ったのは新宿ピカデリー。朝1回のみの上映。お客さんは5人だけ(笑)

(あらすじ)
空き巣の今村(濱田岳)と野球選手尾崎は同郷で同じ日に生まれた。
今村は補欠で全然活躍していない尾崎に矢鱈肩入れしている。
実は2人の間には秘密があった。その秘密とは・・・・・

ホントに楽しい映画だった。原作の持ち味は全く損なわれていない。
少しアレンジされているけど、そのアレンジがホントに楽しめた。
物語の行き先は原作を読んでいるので知ってるけど素直に感動できた。

最初キャストを聞いたとき違和感があった。今村の濱田クンは納得。
でも若葉が木村文乃、黒澤が大森南朋は・・・ボクのイメージではなかった。
若葉は水川あさみ、黒澤は阿部寛のイメージだったので。
でもいざ観たら2人とも役に溶け込んでいた。画面の中で活き活きと生きてた。

仙台の知ってる場所も出てきた。駅前、藤崎、サンモール。
この映画のロケが行われたのは去年の8月。震災の疵がまだ残ってる時期。
でも、中村監督はあえて311には触れず美しく元気な街仙台を画面に刻んでた。

ラストシーン。素直に感動した。ムリに泣かそうとか過剰な演出はなく
でも今村も若葉も黒澤も尾崎も今村の母もホントにステキで・・
そこに斉藤和義の主題歌(これがまた良い曲!)が掛かって素直に泣けた。

見た後、プログラムを買う。表紙は仙台駅。これを観てジーンときた。

監督もスタッフも俳優さんも、皆ホントに仙台が好きなんだな。ウン。
一言。中村監督、貴方、美味しすぎます。あのシーンはズルいです(^_^;

映画の後は新宿を散策。紀伊国屋書店、ちょっと変わったな。
昔は伊勢丹で展覧会見て紀伊国屋で立読みして西口の海賊版屋で買い物して、
がオレの遊ぶパターンだった。そういうのも今はしなくなったな。
ランチは牛タン。うん、仙台強化週間、キレイに締めました(゚゜)\バキ☆

帰るとヨモギが甘えてきてトンでもないことをしてきた!キミはなんだ?\(T▽T)/

充実した休日でした。さ、明日からまたウスノロ退治。がんばろう☆

コメント

一期一会~仙台荒浜ボランティアレポ

2012年06月17日 | 東北のためできること

金曜日の夜仙台荒浜にボランティアに行ってきました。
ここに行くのは昨年11月以来。ボクが初めてボランティアで訪れた地。だから想い入れが強い。
津波で徹底的に傷ついた景色。あれを忘れたことはない。だから、また来ようと決めてた。
今回はいつものグリーンバードでなく旅行会社JTB企画のボランティアツアー。
金曜日の深夜、ツアーバスに乗って仙台に向かう。老若男女40人が参加。
Coccoを聴きながら戦闘モードに入る。血が滾る。興奮してよく眠れない。
早朝、菅生サービスエリアに着く。天気が曇りで陽の出は見れず。残念。
構内に「原発避難の方は・・」と書いてるポスターが貼ってある。気が引き締まる。


周囲を散策。他にもボランティアツアーのバスが停まってる。
みんな「東北を見棄てていない」。そう思うとうれしかった。
構内に大きな松が生えてる。大きく強く逞しい。見てて力が湧いてきた。

仙台若林区に到着。街は緑で溢れている。稲が生えてる田んぼが続く。
更に行くと雑草しか生えてない畑が増えてくる。作付けに入れない畑も多いんだな。
亀裂が入った畑。破壊された建物も見える。被災地の光景、過去何度も見ている。
でも慣れることはない。絶対ない。何度見てもココロが痛くなる。ざわざわする。
窓の外に見える「現実」。ただただ見るしかなかった。

ただ、破壊された建物が以前に比べて減っている。撤去されキレイな更地になってる。
荒れた農地も整地が進んでいる。この半年で復興が進んだんだな。少し安心した。
海岸近くでバスを降りて見学。基盤しか残ってない住宅が続く。
でも、ここもキレイに撤去されている。以前は倒木が多かったけど除去されている
幾つかのお家の前には花が咲いてる。避難した住民が戻って植えたんだろう。
また幾つかの家には黄色いハンカチが結わえられている。
この地区は「災害避難地区」に指定されている。津波の危険があるのでここには住めない。
黄色いハンカチは戻りたい方の意思表示。
「荒浜に戻りたい。人が住まなくなってバラバラになると街の歴史、文化が消える」
そう訴えた看板があちこちに立っている。

・・・なんかワケもなく泣きたくなった。
危険を心配する行政も分かるし戻りたい方のキモチも分かる。安全、帰りたいキモチ。
どっちも大切。どうすればいいんだろう。というか、これは部外者は踏み込めない。

情けない涙を流してると地元のおじいさんたちが集まってきて慰霊碑にお祈りする。
ボクもお祈りした。おじいさん達と話す。311に起きたこと、津波について楽しそうに話す。
おじいさん、笑ってるんだよ。それを見てて胸がつまった。何も言えなかった。
自分の悲しみを笑って話す人に掛けるコトバをオレは知らん。尻尾を巻いて逃げ帰った。

地元ボランティア「Re-Roots」で手続きを済ませていよいよ作業開始。

今日はある農家のお宅で農地の整地と蔵の中の掃除。
倉庫の半分が折れ曲がったようにひしゃいでいる。蔵も崩壊寸前。よし、やろう!
午前中は畑のガレキやガラス、木屑を取り除く。涼しくてキモチよく作業できる。
別部隊は蔵の中の材木の運び出し。散乱して手がつけられない状態。
でも10人がかりで次から次へと材木を運び出す。やるね☆

お昼休み。農家のおじさんと話す。「荒浜来るの3回目だけどキレイになりましたね」
そう云うと嬉しそうだった。311のとき撮った自宅の写真を見せてくれた。凄い被害。
おじさんも楽しそうに話してくれた。やはり掛けるコトバが見つからなかった。
「午後もがんばります!」と言うしかなかった。

午後はボクは蔵の材木の運び出し。午前中でかなり掃除が進んだ。
おじさんの指揮のもと、10人がかりで運び出す。1時間ですっかりキレイになった。
凄いな。人間って。あれだけの量の材木が数時間で撤去されるんだ。
畑に戻って聖地。ゴミの分別。小雨が降ってるけどキモチいい。2時半に終了。

バスが迎えに来たので、おじさんに別れを告げる。
「来月、またここにボランティアに来ます」というと笑顔で握手してくれた。

この家族と会うことはもうないだろう。でも、この笑顔と握手は忘れない。一生忘れない。
「一期一会」なんてオレは信じない。でも、この日は確かにそれがあったんだ。

雨が強くなってきた。ひたすら窓の外の光景を写真に撮る。ありがとう、仙台、また来るぜ。

バスの中で伊坂さんの本を読みながら元春、Coccoを聴く。
伊坂さんの本の中のセリフ「大逆転だ。大逆転が起きたんだ。」にグーッとくる。
東北地方の大逆転。信じてるし、そのためにしなくちゃいけないこと山ほどある。
もっともっと頑張らなくっちゃ。

窓の外に流れる東北の空。ひたすら撮った。この瞬間(とき)を焼き付けたかった。


深夜の上野に到着。人で賑わってる。東北で見た光景との温度差。でも、もう気にしない。
今回いろんなところでボランティアツアーのバスを見た。
「忘れてない。気にしてる。行動してる」人はたくさんいる。それが分かったからもう気にしない。

帰宅。嫁にボランティアのことを沢山話す。

嫁は「そんなに東北が好きなら東北に住んじゃえば?」と云った。
嫁に「家を出て行け」と云われた!\(T▽T)/


東北、仙台は大好き。住んでみたい、とも思う。
でもオレのケンカは東京にいるからこそ出来る。東北の外から応援しよう。それがオレの役目だ。
ヨモギは少し甘えてくれた。東北の土の匂いが珍しいのかオレの手にチューしてくれた(^_^;

今日は筋肉痛で一日寝込んだました。ということで明日は会社はお休み(をい)
伊坂さん原作・仙台が舞台の映画「ポテチ」を見てきます(゚゜)\バキ☆

コメント (2)

「僕らの漫画」そして「なのはな」

2012年06月14日 | Art・本・映画
東北支援には色んな方法がある。
ボランティアだけでなく募金や物資支援、直産品を買うとか。
アラーキーは自宅や街で撮った花の写真を東北の仮設住宅に住んでる人に贈るとか。
仮設住宅で花を植えられない人にせめて写真で花を楽しんでもらおうという趣旨。
さすがアラーキー!ステキなアイディアだ。

大好きな作家小路幸也さんは新作の収益を寄付していたり仙台在住の伊坂幸太郎さんは
「読者のためにオモシロい本を書こうと決意した」とエッセイで書いてた。
前に触れたミュージシャンの活動も含めて
クリエイターのこういう活動やプロ意識はホントに素晴らしい、と思う。

朝日新聞で2つの漫画について紹介されていた。いずれも震災・原発に絡む作品。
27名の漫画家が描きおろし新作を寄せた作品集「僕らの漫画」
http://charicomi.blogspot.jp/
そして福島・原発をモチーフに書いた萩尾望都の「なのはな」
http://flowers.shogakukan.co.jp/news/news_20120214c.html

「僕らの漫画」は震災後、漫画家たちが「自分にできることはなにか」を悩み考え
「新作を集めて支援を目的とした本を作ろう」と決めて出来上がった本。
最低のコストをのぞいた収益は全て東北のこどもたちのために使われる。
「漫画の本気を見せます」との宣言とおり、どれも力がこもった珠玉の作品ばかりだ。
正直ほとんどの作家さんは知らない。最近の漫画家さんに疎いもので(^^;)ゞ

311をストレートに描いたものは殆ど無く日常描写の中でさり気なく感じさせる作品が多い。
だからこそリアルに迫ってくる。フとした中で浮かび上がる喪失、哀しみが素直に入ってくる。
好きな作品がたくさんある。
手原和憲のバスで通学する女の子の話やヤマザキマリの人間も動物も一緒に温泉に入る話。
小玉ユキの髪の長い方言を喋る男の子の話。他にもイイ作品がイッパイある。
中でも喜国雅彦の荒れた地に花を植える話はオチも含めてグッと来た。

もう1つ「なのはな」。萩尾さんの作品をチャンと読むのは初めて。
311関連で飛びつくのも失礼とは思うが朝日新聞の書評で知って是非読みたかった。
萩尾さんが「あの日」から胸の中のザワザワを抑えきれず、きれいで美しいものを描こう
としてペンを持った作品。

表題作「なのはな」は原発事故後の福島が舞台。主人公は中学生?くらいの女の子。
大好きなお婆ちゃんは事故で亡くなり原発のため家族は避難している。
そんな中で知った「チェルノブイリで放射能で汚染された土壌をきれいにするために
花を植えている」というエピソード。現実と夢が交差するファンタジーが展開される。

この「花を植えると放射能を除去できる」という話は必ずしも効果があるとは言えないらしい。
放射能を吸収した花は当然放射能廃棄物になるから処理が大変だし危険だ。

でも・・それでもこの発想ステキだと思う。実現できるか、どうかはともかくとして。
傷ついた土地に植物をたくさん植えて花がいっぱい咲いて美しく蘇るならば・・
こんなステキなことはないじゃないか。
現実離れした夢物語だとしても・・もし実現できたら、と想うと楽しいじゃないか。

2つとも読み終わったとき、かすかに「救い」を感じた。確かな光がみえた。

勿論、こんな気楽なことをいえるのは自分が東京に暮らしてて直接的に原発の被害を
受けてないからかも知れない。それは重々分かってる。
でも野田首相や電力会社を非難し憎悪を燃やすよりも「荒れ地に花を咲かせる」ことを
かんがえたい。

表現者ってすごいな。一編の歌や本や漫画が人を動かせることができるんだから。
で才能を持ってない凡人は何をするか?って言ったら体を動かすしか無いでしょう(^_^;

天才は作品を創ればいい。頭脳のある人はアタマをつかえばいい。
技術者は技術をつかえばいい。オモシロい人は子供や老人を和ませればいい。
才能も無く技術も無く退屈なオレは整地をしたり雑草を抜いたり瓦礫をとりのぞきます。

明日の夜、仙台荒浜に行ってきます。行くのは昨年11月以来半年振り。
あの荒れた海岸はどうなったのか?仮設住宅に住んでるおばあさんは元気だろうか?
広瀬川のほとりの畑を耕してたおじさんは少しは楽になったんだろうか?

仙台。オレのピンポイント。しっかり見届けてこよう。
そして、あの地に花が咲くように荒れ地に爪をきざみつけてこよう☆

コメント

コレクターズマンスリーライブ@渋谷クラブクアトロ

2012年06月10日 | コレクターズ
コレクターズ渋谷クラブクアトロのマンスリーライブも今年で10年目。
ボクは毎月は行きませんが毎年6月は行くことに決めてます。
今年は元春ライブ@ダイバーシティとバッティング。でも、こちらに行く事に。

8月までライブが残ってるのであまり詳しくは書きませんが
4月に出た新曲「誰にも負けない愛の歌」!ライブで本当に映える!
50歳を超えたベテランが未だにこんな瑞々しいロックナンバーを書けて歌える。
凄いな、加藤クン。

ライブはいつもどおり盛り上がり楽しい。加藤クン、コータローのロック漫談も笑える。
初めて聴いた曲、ひさしぶりに聴いた曲、いつものあの曲、どれもあきない。
好きだったあの曲は演奏されなかったけど不満はない。
いつもどおりサイコー!いつもどおり愉快痛快!!\(T▽T)/

お客さんにボクと同年代のガタイの良い男性がいたけど彼の盛り上りが素晴らしい。
コレのお客はムツカシイ顔してステージを見てる奴はいない。
老若男女みんな歌って手を叩いて楽しそう。サイコーのお客さんたちだ。

あ~楽しかった。8月のライブも行こうかな?
で帰り、クアトロ近くのディスクユニオンで思わぬポスターが。
嫁と見てオオウケしました(^_^;

元春@ダイバーシティはいかがでしたか?楽しめましたか?

帰宅するとヨモギは寂しかったのか、嫁にゴロゴロ甘える。
さぁ明日は大事な仕事がある。週末はまた東北ボランティア。
昨年行った荒浜地区。行きたかった場所。どちらもガンバるぜ!

コメント

オレにできることは~元春へのAnswer

2012年06月10日 | 佐野元春

前回のレポートで宿題が2つ残った。
ライブ中に何故あんな否定的な感情が起きたか?と元春の問いかけに対する自分の答え。
それも何となく見えてきた。相当な思い込みと勘違いと妄想が混じった答えですが(^_^;

で答えを出す前に前提。それは311後の元春のACTIONに対する自分なりの意見。
311や原発事故後、色んなミュージシャンが作品を創ったりACTIONを起こしてる。
斉藤和義、沢田研二はストレートな曲を歌いコレやカネは独自なスタンスで作品を創った。
桑田さんや福山クンは支援イベントを開催し大友良英は福島を直接支援してる。
自分もボランティア活動をスタートした。
「有事」の際に声を上げたり直接コミットするアーティストは素晴らしいしカッコいいと思う。
一方で「有事の際はアーティストは声をあげACTIONすべきだ」という意見には反感を覚える。
そんなの誰が決めた?歌いたい人、行動したい人はそうすちゃイイ。でもしなくても構わない。
皆が皆、一緒である必要はない。一括りにするな。それぞれでイイだろ?

元春は311後、目立ったACTIONはしてない。311や原発をモチーフとした新曲を出してない。
チャリティライブに参加も無い。でも、1つだけACTIONを起こしてる。それも即座に。
「それを希望と名づけよう」http://www.moto.co.jp/hope/
元春が震災のあと、すぐに出した熱く温かいメッセージ。オレはこれで十分だった。
これがあったから動けたし闘えた。

他にも「瓦礫」という歌詞がある「ロックンロールナイト」「新しい航海」や
「君を連れて行く」をチャンとライブで歌い「TOKYO SICK」では「街に出かけよう」
と楽しいメッセージを込めてる。さり気なく「後押し」をしてくれた。これでイイじゃん。
元春なりにチャンとポジティブなメッセージを出してる。もう十分。これ以上何を望む必要がある?

だから横浜で直接的な歌が歌われたとき、相当違和感があった。どう受止めてイイのか混乱した。
「いつもどおり、さり気なくポジティブでイイだろ?なぜ今これを歌う?」反感を感じた。
嬉々として聴いて盛上がってる周囲の人にも違和感を感じた。
過去何十回と行ったライブで初めて「楽しめない、楽しみたくない」と感じた。

冷静に考えると元春にも他のファンにも随分無礼な奴だな>オレ(^^;)ゞ
元春が自分の歌をどう歌おうが彼の自由だし、お客さんがどう聴こうが自由。
オレはあの歌を「歌ってほしくない」と感じたけど待ち望んでた人だっている筈。

オレごときが311以来、色々考え逡巡した。感性の鋭いアーティストなら尚更だろう。
佐野クンはあの歌をうたうことに対し色々考えただろう?リアルか?意味があるのか?
そして「リアルで意味がある」から歌ったんだろうしライブはいつもと違うムードに
なりオレはパニくった。

アーテイストは「歌」という武器を持ってる。佐野クンはそれを歌い答えを出した。
でオレに「ボクはこう思う、キミはどう思う?キミは何をするんだ?」と問うてきた。
イヤ、別に佐野クンと直接話したわけじゃないけどオレにはそう聞こえた(をい笑)
じゃぁ、佐野クンのQUESTIONに対するオレの答えはなんだ?オマエは何をするんだ?

答えは分かりきってる。すでに出ている。佐野クンがすでに教えてくれている。

「Stand Up & Fight!」それしかないだろ?

今までの同じ。自分で行って見て考えて動く、それしかない。
そして、今まで震災野郎・津波野郎とは闘っていたけど・・まだ1つ敵が残ってる。
そいつとはオレはケンカしてなかった。
「Nueclear Power Plant(原子力発電所)」

こいつと闘わなくちゃイケナイってことだ。オレなりに。

じゃぁ何をする?どうやってする?野田さんが大飯原発再稼動を決定したこの瞬間(とき)に。
ネットで政府や東電を非難?デモ?をして「反原発」を叫ぶ。それも有りだがオレは違う路を使おう。
例えば福島に旅行に行ってお金を落とすとか、放射能の高い地区で除染を手伝うとか、
復興が進んでない南相馬で瓦礫を取り除くとか「傷ついた地」のために働きたい。


勿論「原発反対」は叫ぶ、疑問、意見を投げかけてゆく。でも、その前にやることがある。
オレは「アイツ(原発)」を直に見たことがない。
震災・津波で被害を受けた荒浜・石巻・いわきは直に見た。この眼で見て焼きつけた。
でもアイツは見てない。オレはアイツを知らない。直に会わないとはじまらないだろう。
TVやネットの向こうに映るアイツだけ見て「知った気になる」のはゴメンだ。

敵を知らないで見もしないで批判や非難は違う。遠目でもイイから直に見たい。感じたい。
でも、今は見学ツアーも無いし電力会社のサービスホールも閉鎖されたみたい。
さて、どう行くか。まぁともかく行ってみよう。どうするか?はそれから決めよう。

ボランティアに加えて原発か。広げすぎ(笑)でも、何かやれるはずだ。
「世の中こうなってる」であきらめたくない。動けば何か見えてくる。
行って見て学んで・・・少しずつ進めばいい。

さぁ元春。これがオレの答えだ。どう思う?どっかで採点してくれ(笑)
時間は掛かるかも知れんが必ずやるよ。アンタのニューアルバムが出るまでには。
氷柱が降りる頃までには、ね(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
必ず何かACTIONを起こすよ。

貴方はいつだってオレに火を点けてくれた。今度も導火線になってくれた。
だから、逃げるのはもうヤメだ。

PS:拝啓。野田首相。オレはそのうち福島南相馬に行く積りです。
  原発事故で傷ついた土地・人にこの眼で見て会って来る積りです。
  良ければオレと一緒に旅しませんか?貴方自身の眼で見て考えてください。
  そして「一緒に」考えましょう。現在(いま)を。未来(あす)を。
  お返事、せつにお待ちしております<(_ _)>

コメント

(ネタばれ少しあり)元春&COYOTE BAND@横浜BLITZライブレポ

2012年06月07日 | 佐野元春
前回のブログで先週の元春ライブでショックを受けた。
問いかけをつきつけられた、元春が怖くなった。答えを見つける、と書きました。
1週間経って色々考えて「見えてきた」ものがあります。
その前に、とりあえずライブレポをザッと書いて自分の見た事実を書きます。
ただ、曲名は書きません。でもライブの様子は分かるのでこれから行く方は要注意。


今回ツアーは横浜初日だけ。翌週お台場はコレマンスリーライブと重なって行かない。
嫁は「元春行けばイイじゃん」と言ったがコレ・ライブ6月はいつも行くと決めてる。それは変えない。

会場に着くと既に大勢の人。今回は指定席と立ち見。ボク等は立ち見。
で入場して気付いた。ボクは1階アリーナ(?)の前方に椅子席があって後方立ち見。
と思ってたら立見席はかなり後ろでギュウギュウ詰めで見るんですね\(T▽T)/
オレ、チケット取るときよく考えてなかった(゚゜)\バキ☆
おかげで嫁は人に挟まれてステージがよく見えなかったらしい。スマン嫁<(_ _)>
開演前から既に波乱の予感(^_^;

予定よりかなり遅れてライブスタート。先ずはバンドでインスト。
このバンド見るのは去年12月の恵比寿のイベント以来。あの時は藤田クンのギターが全然聴こえず。
でも今回はバッチリ。フカヌーのギター含め凄いソリッド。
元春登場。80年代~90年代のアルバムからロックナンバーを叩き出す。
アルバム「COYOTE」からも当然やる。藤田クンが入って違う色のサウンドに。
驚いたのは元春がほとんどギターを持たないこと。ハンドマイクで動き回る。
恵比寿で演奏したとき「???」だった曲もアレンジを変えてチャンとハマってる。
このバンド上手い!そして同時にハードでパンク色が強い。
中盤新曲が鳴る。「肯定、寄り添う」、凄いコトバが入ってくる。

嗚呼、オレって元春にこれを求めてるんだ。「肯定、寄り添う、何とかなる、前に行け」
ネガティブな人間で内省、傷み、暴力的なオンガクが好き。
でも元春にはそれは求めない。元春の歌を聴く、ライブに行くと「安心」する。
ここにオレは居ていい。そんな安心感、満たされた感情がある。それは他ではない。
勿論元春のハードな曲も好き。でもどんな歌でも根底になるのは「肯定」だ。
「TOKYO SICK」もそうだったし今回のNewSongもそうだった。

今日は凄いライブになるぞ。ワクワクしてた。同時にいつもの元春と違うものを感じてた。
いつもどおり楽しいんだけど何かキレる感じ?危ない匂い?よくワカラン。
で後半あの曲が鳴った。一気に場内はヒートアップ。
優しい楽しい元春が消えて・・・別のモノがステージにいた。
いつも楽しそうに散歩してるワンちゃんがいきなり牙を剥いて襲いかかってきた。
インテリのジェントルな紳士が実は地下で爆弾を作ってた。そんな感じ。怖い。
こんな「暴力的」な元春とサウンド。は今までのライブで見たことがない。

そして正直に言おう「この曲、聴きたくない!」そう思った。
色んな感情が巻き上がる。真っ白、混乱、怒りさえ湧いてきた。こんなのかってない。
「何で今更、311をネタにするのか!元春にそんなことしてほしくない!」
「攻撃より勇気をくれよ!」「いつもどおりの優しさと肯定を歌ってくれよ!」
一瞬仙台や石巻、いわきの荒れた海岸、街がフィードバックした。
いわきでの「ここは放射能は少ないけど山2つ向こうに原発がある」話を思い出した。
同時に別の感情があふれ出てとまらない。
「これは元春の歌だ。彼が歌うのは自由だろ?オレがどうのこうの言うことか?」
「周りの奴、何盛上がって拳振り上げて歌ってんだよ!これはそういう曲か?」
「やだ。この曲で盛上がるなんて真っ平ゴメンだ」
一瞬ここを出ようか、と思った。ここに居たくない。逃げ出したい。

冷静に振返るとオレ何様だ?人様がどう聴こうが盛上がろうが自由じゃん。
でも、あのときはそう思ったんだ。それがオレのホント。自分にウソはつきたくない。

出ようと思ったが、次に演奏された曲がホントに良かった。あの曲を聴いて落着いた。
ここに居ようと思った。元春のライブから「逃げ出す」なんて有り得ない。

後半のヒットメドレー。でもアレンジを変えていてトンガッテる。
苦手だったあの曲も一緒に歌えた。いつものあの曲の入り方もカッコよかった。
でも、どっかでさっきの曲のことを引きずってる。心底楽しめない。一歩引いてる。

アンコール、大好きな曲でスタート。ようやく息をつく。2曲目またアレンジが違う。
これもイイ。ようやく楽しめてきた。
場内でデイジーレーベル創立記念のお祝いのプラカードがあがる。佐野クンうれしそう。
いつものフレンドリーな笑顔だ。
アンコール2回目。あのヒット曲。ようやく盛上がってきた。さぁライブはこっからだ。
次は何の曲だ?と思ったら終わり。え~!\(T○T)/
佐野クンは「このツアー横浜からスタートできてウレシイ」と笑顔。

呆然として外に出る。友人と落ち合う。あの曲について皆興奮。「待ってた」という意見も。
「聴きたくなかった」なんて思ったのはオレくらいだよな(^^;)ゞ
その後は呑み会。今日のライブについて激論。話してるうちに色々見えてきた。
でオレは言った。「もう1度このツアー行きたい。決着をつけたい」
みんな「新潟行ったら」と云う。
嫁「来週コレのライブ終わったらお台場行け」と云う。アンタそんなムチャな\(T▽T)/
帰り嫁と「あの歌を演奏した意味」について話す。
嫁は「311から1年経って佐野クンが出した答えじゃないか」と云った。
「答え」かぁ。オレは佐野クンに問いかけをつきつけられた気がした。
「ボクはこう思う。だから歌う。キミはどうだ?どう思う?何をするんだ?」って。
佐野クンに首筋にナイフをつきつけられたような・・・・そんな気がした。

佐野クンがアレを歌った意味は何となく見えてきた。
でも、何故オレがあのとき否定的な感情を持ったのか?
そして、佐野クンの問いかけに対してオレはどんな答えを出すのか。
それも・・・何となく見えた。長くなるので、それは後日。(゚゜)\バキ☆

上にも書いたが今回のツアー参加は横浜だけ。他は行けそうもない。
行けるとしたら最終日の新潟か?それとも関東圏で追加公演あるのを待つか?

でも、もう1度行きたい。現在(いま)のオレならあの歌に立ち向かえる。
佐野クンと「対決」できる。
そうか・・・オレ、佐野クンと「対決」したいんだ。ケンカしたいんだ。
こんな感情はじめてだ。

佐野クン、頼む。もう1度オレと勝負してくれ!オレに再戦のチャンスをくれ~!
ということで明日にでも「関東追加公演熱望」を「元春への伝言」に送ろう。
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

コメント

元春がつきつけたもの

2012年06月04日 | 佐野元春
元春& COYOTEBAND@アーリーサマーツアー初日@横浜BRITZに行ってきました。
初日なので曲目とかは伏せますが・・

ソリッドなサウンドでライブは凄く楽しめました。選曲も良かった。
でも・・今回はある曲が演奏されてそのことに吃驚しました。
あれをやるのか?なぜ?
正直「やってほしくなかった」ってキモチがあったし一方で
「元春が歌いたいならやるべきだ」ってキモチもあって・・
ライブ中に混乱しました。だから拳を振り上げたり一緒に歌えなかった。
佐野クンのライブでこんな状態になるのは初めて。

いえ、ライブはホントに素晴らしかった。佐野クンもバンドもサイコーでした。
でも「あの曲」の意味が・・・ボクにはワカラナイ。理解不能。
ライブ後の飲み会でも激論(^^;)ゞ
帰り嫁はあの歌について「答えだ」と言った。
ボクは佐野クンに問いかけを突きつけられた気がした。
「ボクはこう思う。キミはどう思うんだ?」って。

帰宅しても未だ消化できてない。別に意味なんて理解しなくてもイイ。
でも、佐野クンの問いかけに対して自分なりの回答を出したい。
今回ツアー関東圏は来週のお台場のみ。ボクは別のライブで行かない。
でも、もう1回何処かで見たい。もう1度聴いて決着をつけたい。
遠征するか?それとも追加公演を待つか。
どちらにせよ、このままじゃ終われない。終わりたくない。

こんなライブは初めてだ。元春の中にあるナイフを見せられたような。
佐野元春おそるべし。そして佐野元春は怖い。ホント怖い。

元春やっぱアンタはすげぇ。だから眼を離せない。
アンタのQUESTIONに対して必ず答えを出してやる。出してやるぞ。

コメント (2)

【HMV GET BACK SESSION】 カーネーション「天国と地獄」@渋谷WWWライブレポ

2012年06月02日 | カーネーション
アーティスト本人が作品を収録曲順どおり演奏するHMV主催のライブイベント「HMV GET BACK SESSION」。
第一弾は「bloodthirsty butchers」の「未完成」(名作!)
で第二弾に選ばれたのはカネ92年のアルバム「天国と地獄」。
それまでニューウエーヴ色の強いサウンドだったカネがソウル、ブラックミュージック
の要素を大幅に取り入れた傑作アルバム。ラップ、レゲエ、ファンク何でもありの快作・怪作。
ボクはリアルタイムでは聴いてないけど聴いたときぶっ飛びました。
因みにこのエロいジャケット(笑)は彼の「ヤギヤスオ」作。

直枝さんは都度このアルバムに対する愛情を語ってるしファンに人気もある作品。
でも発売当時は全然売れず。今回のライブ、元メンバーや当時のサポメンがゲスト参加。
でもカネの基本は今の直枝さん、大田さん+張替・シュンスケの面々。
「過去を懐かしむ同窓会」で無くあくまで「現在(いま)」を見せてくれるはずと信じてた。

仕事でバタバタ。知るほどに問題が見えてくる。何年経っても消えやしない。
これが現実だ。今更落込むこともない。変わることの無い壁。叩くしかない。
目の前の仕事をやっつけて会社を脱出。嫁と落ち合う。
今回のハコWWWは渋谷スペイン坂にある。急傾斜の客席。オモシロい構造のハコだ。
最初は1階の後ろの方で見る積りが混んで来て前に詰める事に。
これが後で思わぬことに(^^;)ゞ
ソウルNOをBGMにメンバー登場。あ、いつものシナトラじゃないんだ?


○第一部「天国と地獄」再現ライブ
メンバー:カーネーション(直枝、大田)サポート張替智広(Ds)、渡辺シュンスケ(Key)、
ゲスト:鳥羽修(G)、ロベルト小山(SAX、Flute)、大野由美子(ムーグ)、美尾洋乃(Violin)
 1オートバイ(カネ+ロベルト、鳥羽、大野)、2.天国と汗、3.未確認の愛情、
 4.ハリケーン、5.ファームの太陽、6.いくいくお花ちゃん(カネ+美尾)、
 7.学校で何教わってんの?8.毒よ眼ざめなさい、9.おはよう、
 10.愛のうわばみ~11.愛のさざなみ、12.The End of Summer、
 13.地球はまわる(カネ+美尾)、14.天国と地獄(全員)

アルバムどおり「オートバイ」でスタート。場内一気に盛上がる。
「太陽と汗」、直枝さんの声が凄い!鳥羽さんのギターがバリバリだ。
「未確認の愛情」、大野さんのコーラスがカワイイ。複雑なメロディだけどポップ。
直枝さんここでトーク。「こういう機会を与えてくれてありがとう!」
「今できる゛天国と地獄゛をやります!」と叫ぶ。そうあくまで「現在(いま)」

「ハリケーン」深く引きずり込むようなオト。妖しさ満点。メロディもリズムも複雑。
張替クン、オリジナルのあの複雑なドラムをチャンと再現。スゲぇ。
「ファームの太陽」ノリノリの明るい曲。鳥羽さん、ボトルネックで弾いてる!
この辺りからオリジナルとビミョーにアレンジが変わる。
ここでメンバー紹介。大田さんと鳥羽さんのミョーな突っ込み会い。
元メンバーだから出せる親密なムード。
今回アルバム20周年を記念して当時の収録風景や秘蔵ライブ映像をつけて再発。
シュンスケがDVDの映像の感想で「大田さんが若くて目頭が熱くなった」に皆爆笑。

「いくいくお花ちゃん」はなんと直枝さんハンドマイクで歌う!地を這う怪しいムード。
エセ歌謡曲、ニセFUNK、アングラもどき。毒全開。でもニセでもエセでもカッコいい。
1つのアルバムに色んな世界が雑多にぶち込まれている。
「学校で何教わってんの?」ラップなんだかトークブルースなんだかワカラナイ曲。
普段ギターは直枝さんが全部弾いてる。でも鳥羽さんが入って直枝さんのギターが変わった。
「毒よ眼ざめなさい」「おはよう」。矢張りビミョーにアレンジが違う。
オリジナルに有った効果音やノイズは基本カット。コーラスも再現しない。
あくまで今できる演奏。素、ネイキッド。

これは全編そうだった。2002年にメンバーが2人脱退。3人でライブ。
当然アレンジは変わる。アルバムとは別物になった曲も多い。今回はアルバムどおりの構成。
鳥羽さんが居ることで直枝さんが出来ることがある。でも1人だから見せられる世界もある。
今回は再現だけど演奏するのは時間が流れた現在のメンバー。それに感動した。

そのままライブは続く。あれ?休憩とか入れないの?
「愛のさざなみ」!鳥羽さんのエレキが唸る!直枝さんのエレキが応酬!
これも最近のツアーで何度かやってるけど全く違う。
そして「The End of Summer」。みんなで拳ふりあげ「Hey!」と叫ぶ。
「どうにもならないヘナヘナ顔で」「ぼくのなにか1つだけ信じてほしい」
歌詞がイチイチ刺さる。なんだか泣きたくなる。
「地球はまわる」これもなんとも複雑な曲。メロディが次々と変わる。
美尾さんが「エロオヤジ~!」と叫んで場内大喜び。直枝さんニカ~ッと笑う。
そしてラスト!「天国と地獄」。今回一番聴きたかった曲!
最初の「地球滅亡」のくだりは再現しない。
テンポもオリジナルよりゆっくり。それでもカッコいいし素晴らしい。
「ごきげんはななめ すばらしいながめ」「やっぱりテンパッてんだ 体ボロボロなのさ」
日常の中の傷みや焦りを歌い笑いとばす、ずーっと変わってない。
最後は直枝さんと鳥羽さんのギターソロが延々続く。2人とも嬉しそう。
キモチよく終われた。まさに天国。昇天。
メンバー退場。拍手は鳴り止まない。アンコールで「夜の煙突」やって終わりかな?
メンバー再登場。着替えてるけどTシャツじゃない?
ここから第二部開始。あ、「天国と地獄」の曲以外もやるんだ~\(T▽T)/
ワシはスッカリ勘違いしてました(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆


○第二部
 1.Edo River(カネ+ロベルト、鳥羽、大野)、2.Superman(カネ、鳥羽)
 3.New Moring、4.影踏み(カネ、鳥羽)5.ジェイソン(カネ)
 6.スペードのエース(カネ、ロベルト)、7.ANGEL(直枝、大田、張替)
○アンコール:夜の煙突(全員+飛入りDANCERヤギヤスオ)

第二部早々あのイントロが鳴り響き客席湧く!そう「Edo River」。
いつもはシュンスケがピアノとキーボードの2つを1人で弾いてるけど
大野さんがムーグを鳴らしシュンスケはピアノに集中。
メンバーが多いから出来る世界もある。(いや少なくとも勿論良いんですが^^;)

で実はワシの左の男子の首振りがホント激しくてかなり気になる。
彼の首が直枝さんと重なって(笑)直枝さんが良く見えないぞ。
今更他の位置には行けないし。第一部は気にならなかったけど
この第二部はかなり気になった。まぁライブハウスは仕方ないけど(笑)
そして「Superman」!鳥羽さんがあのイントロを鳴らすと客席湧く。
ワシは何だか泣きたくなる。カッコ悪い情けないスーパーマン。
でも「君のためなら」がんばれる男。歌詞が刺さる。
でもイイ処でまた左の彼の首が~!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
「New Morning」現在(いま)聴きたかった曲。吼える吠える歌。
今週ミジンコに怒鳴ったことを想い出した。
この数年ガマンしてクールにやろうとした。でももうイイ。
吠えたいときは吠える。やりたいことをやろう。でもまた彼の首が(もうイイ笑)
で直枝さん「鳥羽クンの曲やります。イイ曲だよね、コレ」
大田さん「鳥羽クン、弾語りでやればイイのに」鳥羽さん苦笑。
そういえば鳥羽さんって歌わない人なんだ。(いえ5人時代はホント知らないんで笑)
で演奏されたのが「影踏み」!アルバム「Booby」の隠れた名曲。オレこの曲大好き(笑)
「不安な空模様と自分の影を見くらべた」「生きてく証なんてどこにもあるわけないのに」
「笑いながらゴミのように吐きだすんだ」「おれはだれでもない」
歌詞は直枝さん作。直枝さんはこういう「影、裏、底にある感情」を必ず拾ってくれる。
だから好きだ。

ここで鳥羽さん退場。張替クンのドラムが響き「ジェイソン」!
チャンと最近の世界も見せてくれる。安心。直枝さんのギターが走り回る。
鳥羽さんと2人で弾いてるときとは違う。1人で創り1人で背負う。
で横の彼の首の振りが横ノリから前ノリになって見やすくなった(゚゜)\バキ☆
ロベルトを入れての「スペードのエース」!圧倒的ノリ。
そしてシュンスケも退場して3人だけで「ANGEL」。
「なんで空に向かって吠えうづけてばかりなんだろう」。グッと来る。ギュッと来る。
この歌には何度も後押しされた。背中を押してもらった。
直枝さんの歌はオレにとって「闘うためのうた」。このうたがあれば前にいける。
でまた彼の首が横振りに。もうイイや。一緒に首を振ろう\(T▽T)/

直枝さん「ありがとう!」と叫んで退場。当然客席は収まらん。アンコール。
少しスペースが空いたので嫁にムリ言って詰めてもらう。メンバーが全員並ぶ。
直枝さん「今日は楽しかった。大勢でやって最後は3人。凄いでしょ?」と笑ってた。
そう同窓会じゃない。あくまで欲しいオトを鳴らすための構成の変化。
「最後にもう一発ブチかまそう!」で始まったのは当然「夜の煙突」!!

いつも通りの爆発。何度やっても楽しい、血が騒ぐ、狂う。
横の彼がノリノリ、肘がオレにあたる。オレも暴れる。肘が彼にあたる。
もしかしたらケンカになるかな?まぁイイや。そうなったらそうなったでイイ。
直枝さんがジャンプし太田さんが前に出てくる。
ヤギヤスオが飛び入りで踊り倒しスタッフに引きずり出される(^_^;
最後はメンバー紹介とそれぞれのソロ披露。太田さん困ってヘナチョコソロを弾く(笑。
直枝さんが「こんなチャンスをくれて゛天国と地獄゛ありがとう!」と絶叫して終了。
いつもどおりサイコーで最強。日本で一番狂わせてくれるバンドだった。


2人ともすっかり満足。
嫁は「Edo Riverに大野さんのムーグが入るとやっぱりイイ」と言ってた。
ウン、5人時代の曲を完璧に再現。でも再現じゃない。あくまで現在(いま)の演奏。
直枝さんも他のメンバー、脱退した鳥羽さんも昔を向いてない。向いているのは前だ。
「天国と地獄」は毒にあふれてる。最近のカネのアルバムではすっかり影を潜めた。
でも直枝さんの中にはこの毒はまだ生きてる。何かの折に危なさや狂気が出てくる。
それが好きだ。過去と現在(いま)は確実につながってる。終わってない。

それにしても良い企画だなぁ。HMV、グッドジョブ♪
元春で「サムデイ」「ナポレオンフィッシュ」をアルバムどおり演奏するとか
やると楽しそう。祥子さんだと「Candy Apple Red」とか。

今日は筋肉痛の嵐で散歩の後、失神(^^;)ゞ
ヨモギは凄い技を披露。凄い!君は天才かも\(T▽T)/

明日は横浜で元春ライブ。正直カネで体力を消耗。さて、どうなるやら。
でも、思い切り吠えて狂おう。そのためのライブなんだから☆

コメント