熊本県で1987年にあったオールナイトロックフェス。
豪雨の中で豪華ミュージシャンが出演したという伝説のフェス。
雑誌で読んだことあるけど、当然映像は見たことが無い。
http://www.beatchild.jp/
都内でも上映していたけど、何れも上映時間は夕方や夜。
ヨモちゃんがウチに居るのでなるべく早く帰宅したい、ということで
嫁の提案でお昼から上映している千葉中央ニュータウンまで見に行く。
ウチだと千葉、結構近いし。
イオンの中にあるシネコン。客は3割程度の入り。年齢層は高い(^_^;
映画ススタート。先ずは映像の美しさに目を見張る。
南阿蘇の美しい景色、サイコーのシチュエーション。
ここでオンガク聴いたらキモチいいだろう。
リハするアーティストも凄く楽しんでる。
尾崎豊が渡辺美里と談笑してたり、ブルハのメンバーがレッドウォリアーズと
話してる姿が新鮮。
やがて天候は悪化し、豪雨。お客はずぶ濡れ。雷も鳴ってるし。
ボクも数年前、狭山ロックフェスで豪雨の中のライブは見たがあの非じゃない。
主催者は「ライブを決行!」との決断し客席は湧く。
今なら絶対中止だろう。結果として事故が無くても相当非難されるだろうし。
それほど、あの雨は酷い。
ともかく頑張ってライブを見てるお客さんが凄い。若いとはいえ、よく乗り切った。
あの不利な条件でまともに楽器のサウンドを鳴らしたスタッフも凄い。
当時は聴いてないブルーハーツ(でも曲は知ってる)やレッドウォリアーズ
は新鮮に楽しめた。ヒロトもマーシーも今、全然変わってないのが凄い。
岡村靖幸はデビューして直ぐぐらい?凄いダンス。正に和風プリンス。良い意味で笑える。
白井貴子のところで凄い雨で一旦中断。開始してからもギターがイカれるし。
でも、白井貴子は豪雨の中、かえって活き活きとしてパフォーマンスする。
渡辺美里に通じる「元気系女性シンガー」。当時、少し興味あったが結局聴かなかった。
ハウンド・ドッグや渡辺美里もそう。パワフルなR&Rや真っ直ぐの青春ロック。
自分とはかけ離れすぎて聴かなかった。
でも、あの場に居たら、オレもきっと一緒に盛上がっただろうな。
今回見て一番しっくり来たのがストリートスライダーズ。この前、蘭丸を見たから?
昔ベストアルバムを少し聴いただけ。でもノレた。
BOØWYは今、見てもカッコいい。布袋さんはソロよりもBOØWYがイイな。
尾崎豊・・・メロディはサイコー、でも歌詞の世界はやっぱりダメかも(^^;)ゞ
でも、「魂こめて」とはこのことと言うんだろう。その姿には見入ってしまった。
渡辺美里・・うーーーーん、やっぱオレには真っ直ぐ過ぎるわ(゚゜)\バキ☆
もし、こういうオンガクを若い頃に聴いてたら違った人間になってたかな?
そして、最後に・・・元春!
夜明けの雨上がりのサイコーのシチュエーションで登場。
「ストレンジデイズ」「サムデイ」の演奏には鳥肌経った。
野外フェス、オンガクは楽しいけど終演後の帰る作業はまた大変。
お客さん、もうドロドロ。ホント、凄まじいとしか言えない。
とても楽しめた。正直、ナレーションがくどいしエンディング曲も???
また、各ミュージシャンのサウンドや歌詞がやっぱり80年代!って感じで
正直気恥ずかしい部分もある。でも、それも含めて楽しめた。
90年代になると、こういうキラキラした楽観的な感じはオンガクから消えていく。
矢鱈ポジティブで前向きなあの時代だったからこそ出来たイベントだろう。
嫁も楽しんだ様子。帰り見た夕暮れはとてもキレイだった。
ヨモちゃん、オンガクって楽しいね、サイコーだね。
さ、また明日から現実との格闘だ。あのお客さんたちを見習って何とか乗り切ろう。