goo blog サービス終了のお知らせ 

僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

大田譲還暦記念ライヴ『キミたちがいて ぁ ボクが弾く!!』@渋谷ラママ

2020年01月26日 | カーネーション
先週月曜日はカーネーション大田譲さん(ゆるずさん)60歳誕生日。
お祝いイベントが渋谷ラママで開催されたので行ってきました。
出演者は以下の通り。とんでもない人数(T▽T)
ボク的には直枝さんと玉ちゃん(玉城宏志さん)の自分の2大大好きギタリストが
同じステージに立つという事で勇んで行ってきました。



出演:大田譲
ゲスト:松本照夫、鈴木博文、玉城宏志、直枝政広、一色進、西村哲也、大久保ノブオ、
青山陽一、矢部浩志、棚谷祐一、小関純匡、鳥羽修、鈴木純也、上田ケンジ、
うつみようこ、伊藤隆博、渡辺シュンスケ、タイチサンダー、大田真緒
飛び入りゲスト:金子マリ

渋谷ラママは2001年頃、玉ちゃんのバンド「マチルダロドリゲス」のLIVEを観に毎月通ってたな。
3年位前にカネが玉ちゃんをゲストに迎えたライブに行って以来。

場内は超満員。スタンディングエリア柱の横に嫁と陣取る。
第一部はJACK達の一色進さんの珍妙なMCで進む。
ゆるずさんが縁のミュージシャンと2曲ずつセッション。
伝説のバンドグランドファーザーズが見れたのは嬉しかった。
カネは直枝さんとゆるずさんの2人きりで演奏。「E.B.I」のアコギVerが聴けるとは!

第2部は大久保ノブオMCで進行。この人どんとイベントでも見たけどホント音楽が好きなんだな。
上田ケンジ&渡辺シュンスケユニットで聴けたKYON2の曲がとてもイイ!
以降はバンド形式でディープな展開。
鈴木博文さん+ゆるずさん+鳥羽さん、やんべさんでのMOONRIDERSセッション。
「ボクハナク」スッゲェカッコいい!これ直枝さんcoverヴァージョンある筈だけど聴いて見たい。
「大寒町」が聴けたのも嬉しい。思ったよりアメリカンロックなサウンドなんだな。
その後はボクのこの日のクライマックス。玉城宏志バンドによるローザルクセンブルグセッション。
玉ちゃん、ゆるずさん、こせやんにうつみようこという最強のメンバー。
「かべ」が鳴ったときは狂喜した。そして、その次は何と「ニカラグアの星」!
「橋の下」やるのかな?と思ったらこれか~!
玉ちゃんの紅いストラットが唸り、ゆるずさんと向かい合ってオトを弾き倒す。
スッゲェ、ゆるずさんがローザ弾いてるよ!ロック聴いててよかった!
その後はカネセッション。旧メンバー3人+伊藤さん+直枝さん、ゆるずさん。
直枝さんはギター持たずVOに集中。まぁ鳥羽さん居るしね。
「It's A Beautiful Day」「Edo River」のヒット曲にお客さんも気持ち良さそうに体揺らす。
アンコールは全員で「夜の煙突」!
直枝さんエレキ弾かないのは残念だけど、この曲を玉ちゃんのストラットで聴けるとは(号泣)!
ステージ上も客席も狂乱状態乱痴気騒ぎ。愉しい~!

LIVEここで終わるかと思ったら何とそこから更にアンコールが続く。
関西の伝説のブルースドラマー松本照夫さんを迎えてのブルースセッション!
ゆるずさんは昔からブルースをライブで演りたかったそう。
更に何と金子マリの飛び入りも。マリさん初めて見たけどカッコいい!
鳥羽さん、西村さん、アオヨー、玉ちゃんの4人のギターが鳴るのは壮観。
それにシュンスケがブルースでKeyを弾くというのも中々見れない光景。
玉ちゃんがゆるずさんにチョッカイ出したりして愉しく見れました。

LIVE時間は実に3時間半。盛りだくさんでホント楽しめました。
そして、ゆるずさんが多くのアーティストに愛されてるのも感じました。
こせやん、上田ケンジ、玉ちゃん皆口が悪いけど、ゆるずさんが好きで溜まらないんだろなぁ。

写真は会場で買った、ゆるずさんスタンド。加藤クンと並べて飾ってます(^_^;

ゆるずさん、おめでとうございます。これからもカネLIVE行きますね☆

コメント

猫とエレキギターと週末に~カーネーション "LIFE GOES ON"@東京キネマクラブ

2019年12月09日 | カーネーション
金曜日は休出の代休で会社はお休み。
午後壊れていた腕時計を修理に出して谷中周辺を散策。
保護猫さんが居るレストラン「宿木カフェ」でお茶。
正月1回来たけど以来週末はいつも混んでて入れず。今回は無事は入れましたV(^^)
猫を象ったカプチーノを飲みながら猫さんを眺めてノンビリ♬

他のお客さんは玩具を使って猫さんと上手く遊ぶがボクは撫でるだけ。相手にされず(^_^;
この2匹、マサムネとシオンは遊んでくれた。

朝、仕事関係で一寸落ち込むことがあったが(笑)猫と遊んで気が晴れた。
ここ楽しいな。また来よう。今度は嫁@パンダと♬

仕事から帰ってきた嫁と鶯谷に向かう。東京キネマ俱楽部でカーネーションのLIVE。
毎年年末恒例のカネLIVE。これに参加するのが我が家の恒例行事となってしまった。


入場して、この日発売となったSoggy Cheeriosの新譜を買う。
LIVE開始。OPアクトはSoggy Cheerios!本人が出るLIVEの前座を本人がするか!(T▽T)
直枝さんと惣一郎さん2人だけで新譜から4曲演奏。
カネとは異なる幻想的・夢幻な歌世界。あえて心地よい展開からズレたメロディ。
アコースティック演奏だけど癒しなし。これはこれでオモシロい。
何より矢鱈喋る惣一郎さんのトークに爆笑した(笑)

休憩後いよいよカネLIVE。バルコニーから階段を下りてメンバー登場。
今回のメンバーは直枝さん、ゆずるさん、ドラムは張替クン、Keyは伊藤隆博さん。
ここ数年のLIVEは松江潤がサポートギタリストとして参加ツィンギターが定番だった。
今回はギターは直枝さんだけの4ピース。
サポートギターやコーラスが参加した大所帯も良いけど少人数構成も良いな。
何より直枝さんギター大好きのボクには直枝さんのギターがバッチリ聴こえるのは楽しい♬
(複数ギタリスト居るとオトが混ざり合ってワケ分かんないので(笑))



(セットリスト)→曲順大いに不安あり(笑)
1.ハンマーロック、2.New Morning、3.駅(新曲)、4.心はその果てへ(新曲)、
5.いつかここで会いましょう、6.Standin' All Alone、7.Suspicious Mind、
8.Little Jetty(ゆるずさんVO)、9.Baby Baby Baby(新曲)
9.サンセットモンスターズ、11.ハイウェイバス(〃)、12.あの日どこかで、
13ハイ&ローランド(新曲)、14.ANGEL、15.クエスチョンズ、16.FUNNY、
17.未確認の愛情、18.Real Man、19.Edo River、20.アダムスキー、
(アンコール)
21.祭囃子が聞こえる(ゆるずさんVO、ショーケンcover)、22.やめておくれ、
(アンコール2)
23.夜の煙突

LIVEはレア曲、新曲満載。ゆるずさんVOも多し。
ボクは直枝さんの正面に陣取って聴いてたけどギターの音がバッチリV(^^)
この日のライブ全てが素晴らしく最高にロマンチックでせつなくて最狂に狂暴なライブだった!

2曲目に「New Morning」が鳴ったとき泣きそうになった。
「オレは何だか怖くて震えてたのさ」「だから吠えることを覚えたのさ」
この歌詞に・・・何度火を点けて貰ったことか。

ギターは直枝さん1人だけど「Multimodal Sentiment」「Suburban Baroque」の
2人ギターで録音した曲も演奏する。直枝さんのギターソロが炸裂し物足りなさゼロ。
サポート2人も唯々素晴らしい。張替クンのドラムの強靭な音に何度も笑顔になり
Key伊藤さんのクールだけど煽るKeyプレイには見惚れた。
伊藤さんがツアー中酔っぱらって電車チケットを失くしたエピソード、
直枝さんが「ちゃんとしてください!」と怒った話には大爆笑(笑)。

この日は新曲も演奏された。どれも良かった。
草月ホールで演奏された「駅」「心はその果てへ」「BabyBabyBaby」の再演に加えて
この日は出来立ての新曲「ハイ&ローランド」も演奏。
「ハイ&ローランド」のシャープな演奏と何処かネガティブな歌詞が良い感じ。
そして「Baby Baby Baby」・・これ大好き。この曲の早期の音源化熱望!
どの曲も過去曲とは彩合いが全然違う。活動35年を超えるバンドが未だ新しい音世界を産み続ける。
凄すぎる。

中盤の3ピースだけの「サンセットモンスターズ」「ハイウェイバス」にまた泣く(笑)。
後半の「ANGEL」もそう。
歌詞も勿論だが後半延々と続く直枝さんのギターソロに心が揺さぶられる。
そして「Younger Than Today」にはもう参った。
「立ちどまるのも面白いと思うよ」「君は君のままでいい」の歌詞。
若い人に語りかける歌だけど・・それは大人の自分にもそのまま響く。
今年はずっとダメだった。立ち止まってばかりだった。
最後、終わることがない直枝さんのギター優しいけど厳しい。ひたすら泣いてた。
(泣いてばかりだなオレ(゚゜)\バキ☆)
直枝さんの歌とギターは、いつもオレのココロの表と裏に寄り添ってくれる。
楽しい!シアワセ!前に進む!みたいなPOSITIVEな部分だけで無くて
嫌だ!嫌いだ!消えたい!壊したい!みたいな自分の中にある下らない
汚れた感情も受止めてくれる。だから直枝さんの歌とギターを聴くと泣く。狂う。
(元春の歌だと笑いハッピーになりココロが綺麗になる(笑))

後半「クエスチョンズ」「FUNNY」からは直枝さんの轟音ギターが炸裂!
バンドメンバーも凄いオトで直枝さんを煽り倒す。
オトがイキモノの様にうねり渦巻き高笑いしてる。当然妄想だ。
でも、この妄想はカネでしか見れない景色(いろ)。他では絶対見れない。
オレは笑い泣き叫び手を振り踊り狂ってた!
直枝さん「まだ終わらないよ」と此処から「Real Man」「Edo River」と怒涛の展開。
「Edo River」で終わるかと思えば本編最後は「アダムスキー」!
直枝さん、アンタバケモノですか(T▽T)

アンコールでは何と「やめておくれ」を演奏!「Girl Friend Army」収録の屈指の名曲。
大好きな曲だけどLIVEではあまり歌われない。10年位前に1度聴いたきり。
「20年すぎても 僕は子供さ 君のよこで」の歌詞が響いた。
カネは嫁との出逢いが切っ掛けで聴く様になった。ファンになってもうすぐ20年。
それは、そのまま嫁と出逢ってからの年数とほぼ同じ。
20年経ったら・・オレは最早この世にはいないだろう。消えているだろう。
でも、嫁とヨモちゃんは元気で笑って過ごしてほしい。オレの事なんか忘れて。

LIVEはホントはここで終わる筈だったけど客席は収まらずWアンコール。
曲は当然「夜の煙突」。直枝さんは走り回り客を煽る。ウン、いい眺めだ☆
この曲でも踊りまくって終了。オレの中の邪気も穢れもキレイに消えてた。


LIVEが終わってからも「Baby Baby Baby」を思い出してニヤニヤしてる。
最新の曲がサイコーにカッコいいってどうよ?
来年1月のゆるずさん還暦記念ライブも行くことにした。
だって、直枝さんと玉ちゃん(玉城宏志)のオレが大好きなギタリスト2人が
同じステージに上がるんだぜ?行かなくてどーする?

猫とギターのおかげでサイコーに愉しい週末を過ごせました。
だから猫好きはやめられない。だからカネはやめられない。
どっちにも感謝☆

(このコにも感謝、ありがたいコです♪)
コメント

カーネーション草月ホール2Days

2019年07月03日 | カーネーション
嫁のお誕生日にツィッターに嫁@パンダの目マン写真を載せたらフォロワーさんが大喜び。
やった!V(^^) 嫁@パンダ面白いでしょ?

お誕生日は水曜日でお祝いができなかったので金曜日仕事帰りに嫁と待合せて外食。
お店は、お馴染みの小川町「ヒガシノマグロ」。
最近お店の人気が出て行っても中々入れない状態が続いていて暫く御無沙汰してた。



嫁は魚モードということで魚中心のメニューで。
マグロ盛りは相変わらず美味い!今回初めて食べたスズキの造りも絶品!
東北縁のお酒も旨い。食べる度にボクも嫁も笑顔になる。
旨いモンってヒトをシアワセにする。ステキだ。

週末のお休みは2日間ともカーネーションのライブ。
昨年の6月30日に日比谷野音で35周年記念ライブがあった。
今年は赤坂の草月ホールで2daysライブ。しかもストリングス、ホーンが入る違った構成。
サポメンも一部変わるしNewカネ見届けようと行ってきました。以下セトリ。


(1日目セットリスト)
1.Shooting Star、2.Garden City Life、3.LOVERS & SISTERS、4.夜の森、
5.Willow in Space、6.Peanut Butter & Jelly、7.いつかここで会いましょう、
8.ダイアモンドベイ、9.インスト(松江潤&伊藤隆博)~メテオ定食、
9.駅(新曲)、10.The End of Summer、11.Wild Fantasy、
12.BABY BABY BABY(新曲)、13.壊れた船、14.REAL MAN、15.VIVRE
enc 16.夜の煙突
Carnation+松江潤(G)、岡本圭祐(Ds)、伊藤隆博(Key)、
美尾洋乃(Violin)/美尾洋香(Violin)/鈴木千夏(Viola)/橋本歩(Cello)

(2日目セットリスト)
1.アニー、2.スペードのエース、3.Future Song、4.いつかここで会いましょう、
5.学校で何教わってんの?、6.レオナルド、7.防波堤のJ、8.100人のガールフレンド、
9.ダイアモンドベイ、10.インスト(松江潤&伊藤隆博)~メテオ定食、
11.Peanut Butter & Jelly、12.その果てを心が(新曲)、13.BABY BABY BABY(新曲)、
14.VIVRE、15.アイ・アム・サル、16.地球は回る、
enc 17.The End of Summer、18.夜の煙突
Carnation+松江潤(G)、岡本圭祐(Ds)、伊藤隆博(Key)、
平田直樹(Trumpet) /小泉邦男(Trombone)/ロベルト小山(Sax,Flute,Percussion)

草月ホールはいけばなの草月流のホール。
いけばなだけで無くコンサートや前衛芸術のイベントも演ってるらしい。
直枝さんは学生時代よく来ていて、いつか此処でライブをやりたかったそう。


1日目はバックにストリングスを迎えての編成。90年代カネをサポートした美尾さんも参加。
「Garden City Life」でストリングスが鳴ったとき、その音圧にビックリ。
ストリングスが入った事でこの日演奏された曲のPOP度がより強化された感じ。
今回参加したサポメン岡本クンのドラムはタイトで良い。何処か阿部Qちゃんに通じるドラム。
Keyの伊藤さんも要所を抑えたプレイ。かと思えば途中でノイズ出しまくりの飛び技を見せる。

「ダイアモンドベイ」や「壊れた船」みたいに普段あまり演らない曲も聴けた。
新曲は2曲。「駅」は旧友と作ったフォーキーなタッチの曲。
「Baby Baby Baby」はモータウン風の曲を作る積りがバンドアレンジで変わったとの事。
ボクは「Baby Baby Baby」が気に入りました。早く音源化してほしい。

途中で、ゆるずさんの場内迷子になった話や直枝さんの物販アピールトークに笑う。
美尾さんが久しぶりにカネと共演するのがホントに嬉しそうだったり
色々詰まった濃いライブでした。
終盤に「Real Man」がストリングス入りで鳴る。やっぱりこの曲は好きだな~。
アンコールは当然「夜の煙突」。それまでは座って聴いてたお客さんも立って踊る。
ボクも当然踊り狂いました。あ~愉しかった。


2日目はホーンセクションを迎えての構成。前日に比べてアップテンポな曲が鳴る。
2曲目で「スペードのエース」が鳴ったのにはビックリ、あ、もうやるの?
何人かのお客さんが立って踊る。
直枝さんはロベルトさんと久しぶりに演奏するのが嬉しそう。
アルバム「天国と地獄」の想い出話に花が咲く。でその流れで「学校で何教わってんの」
客席一気に立上り踊り出す。ホーンが入った分厚いオト!
一旦演奏が止まって終わりかと思ったら直枝さんギターかき鳴らし客席狂乱状態。
此処で鳴った直枝さんのギターには鳥肌が立った!
なんでも、このアレンジは去年の共演時に岡村ちゃんから出たアイディアらしい。
(直枝さんは何と岡村ちゃんトークをモノマネ(T▽T))

本編終盤は「アイアムサル」と何と「地球は回る」!「Edo River」じゃないのか~。
どちらも客席は踊る。スリルホーンズが楽し気に踊りロベルトさんが歌ってる。
何となく元春と東京ビーバップの絡みを思い出した。
ロベルトさん満面の笑みでホントに楽しそう。直枝さんも二カーッと笑ってる。

アンコールは「The End Of Summer」。
1日目は中盤で歌われたけど、この曲はやっぱり後半かアンコールで聴きたい。
客席みんなで「ヘイ!」と声と腕を振り上げる。
ロベルトさんが此処でも楽しそうにコーラスしてる。
最後は当然「夜の煙突」。直枝さん駆け巡りジャンプ!
コケて帽子が脱げる。でも元気に立ち上る。ゆるずさんがステージ上をのし歩く。
毎度おなじみの眺め。でも絶対飽きない。いつもゴキゲンな気分になれる。
ライブはここで終了。ああ楽しかった。


両日とも2時間程度で、カネにしてはあまり長くない時間。
正直もっと聴きたかった曲がある。ストリングスだと「Dream Is Over」や「Bye Bye」。
ホーンだと「十字路」や「ダイナマイトボイン」「遠くへ」も演ってほしかった。
スンマセン。わがままなファンですね(^_^;。
カネのライブは毎回趣向をこらして変化する。
その度「この構成でこれも聴きたい!あれも聴きたい!」という気持ちになる。
でも、それは贅沢というもの。
今回久しぶりに「メテオ定食」聴けたし「防波堤のJ」や「アイアムサル」も聴けたし満足。

次は夏の江ノ島かな?その後は年末ライブ…新曲もそのうち出るかな?

帰宅するとヨモちゃんは寂しかったのか?嫁@パンダにスリスリ甘えてる。
お留守番ありがとう。イイ子イイ子♪
カネは凄いよ。また見に行こうな♪

(オレはウチでお留守番ニャ。パンダちゃん寂しかったよ~)
コメント

カーネーション『ACOUSTIC CARNATION in 江ノ島2018 追加公演』

2019年01月21日 | カーネーション
毎年9月にカーネーションは江ノ島虎丸座でライブ。
その追加公演は台風で中止のため振替公演を1月に開催。週末行ってきました。
虎丸座に行くのは2010年の海さくらコンサート以来。カネ@虎丸座ライブは我が家は初めて。
虎丸座に行く途中で橋から見える夕暮れの海がキレイなので写真をパチリ。

ボクと嫁の席はステージ正面の最後列。窓の外には美しい海が広がっている。
唯、スペースが狭くて写真が撮れなかったのが残念。

ライブ開始。先ずは直枝さん1人で登場。以下セットリスト。


(セットリスト)
1.OOH! BABY(直枝弾語り)、2.Willow In Space(カネ、張替+ブラウンノーズ)、
3.田園通信、4.蜘蛛のブルース、5,GIRL、6.エレクトリックカンパニー(+棚谷、鳥羽)、
7.長い休日、8.ヘイママ、9.ビッグ、
10.感謝知らずの女(ゆるずVO+張替、ブラウンノーズ、井上陽水cover)、
11.骸骨と貨物列車(直枝+ホプキンス、張替)、
12.いつかここで会いましょう(+棚谷、鳥羽)、13.サンセットモンスターズ、
14.Future Song、15.The End Of Summer、16.Edo River、
(アンコール1)
17.市民プール(直枝+ゆるず)、18.VIVRE(直枝、ホプキンス、張替)、
18.Garden City Life、
(アンコール2)
19.SpeedSiteSkateSeeing、20.夜の煙突

「アコースティック」と謳いつつ蓋を開ければエレキ満載(笑)。
「Willow In Space」「田園通信」と久しぶりの曲が聴けたのは嬉しかった。
他にも「エレクトリックカンパニー」「ビッグ」とレアな曲ばかり。
ゆるずさん、鳥羽さん、棚やんの親父ギャグのツッコミ合いにも爆笑した(T▽T)
ゆるずさんのバック富士山が映っていて、ゆるずさんが「ダイヤモンド大田」とギャグを
飛ばしたのも・・笑った。直枝さん苦笑してたけど。(^_^;

今回、ライブならではのスペシャルな趣向もあり。
ゆるずさんが大ファンという井上陽水のcoverは善かった。いつか是非ソロアルバムを!
そして、直枝さん+ブラウンノーズでのソロ未録音曲「骸骨と貨物列車」。
ブラウンノーズ1号のたっての願いで選曲したとか。
カネにはあまり無いダークな色合いの曲。
間奏の直枝さんのサイケで狂ったギターソロを聴いてるうちにオレの中の邪気が溶け出す。
ナオエさんのサイケな曲「墨堤にて」「幻想列車」「ヘヴン」を聴くと
自分の中のゴミや邪気が祓われる。「骸骨と貨物列車」もそういう曲だ。
これ次回直枝さんのソロアルバム制作の際には是非録音希望。
っつーかブラウンノーズ1号所有の秘蔵音源「ナオエスペシャル」滅茶苦茶聴きたいぞ。
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

後半、鳥羽さん・棚やんが加わって最近のアルバムから。
直枝さん「2人が新しい曲も演りたい」と言ってた、と嬉しそうだった。
「サンセットモンスターズ」の直枝さんと鳥羽さんのギターの絡みにはグッと来た。

アンコールでは1日早い、ゆるずさんのお誕生日祝い。
ただケーキ屋さんが年齢を間違えて登場したケーキは「49」となってたみたいだけど(T▽T)
更にアンコール2では棚やんがエレキギターを抱えて「SpeedSiteSeeing」を演った!
5人時代のLIVEを見てないボクはこれ、「booby Show」のビデオで見ただけ。
直枝さんがKeyを弾き、棚やん、ゆるずさん、鳥羽さんが真面目な顔でポーズを決める。
もう、笑った笑った。カネってこんな笑えるバンドだったっけ?\(T▽T)/
LIVEは本当はここで終わる筈だけど客席は収まらない。
直枝さん「もう曲無いよ」と言って引き揚げようとしたが楽屋の鍵が掛かってる!
全員ステージから降りられずオマケのアンコールは「夜の煙突」!!!
客席全員総立ちで最後列のボクと嫁はステージ見れない。(T▽T)
ゆるずさん、鳥羽さんがPAの上に立ち上がって直枝さんはギター持って客席突入!
最後延々続くノイズの雨にオレは昇天!
そう、この「夜の煙突」のエンディングのノイズの嵐はカネならでは!
LIVEはここでようやく終了。嗚呼、楽しかった。サイコーだった。最狂だった。


ボクも嫁も大満足。写真は会場でゲットしたブラウンノーズ父上の手による馬の絵のタオル。
虎丸座、ホント楽しかった。この夏・・また行こう。そして、福島南相馬にも、ね☆


カネは今後浪曲師のイベントに出演したり色んなイベント出演を予定している様子。
サポートメンバーはどうなるんだろう?
流石に鳥羽さん・棚やん・矢部さんの参加は無いか?
ドラムは張替クンのまま?黒猫チェルシーの岡本クン?
Keyは佐藤クン?学クン?シュンスケ?

でも心配はしない。どんなサポメンが入ろうとカネは変わらない。
サポメンの音を喰らって更に変わる。変容する。
カネはいつだって最強だ。最狂だ。
今年もカネがどんな色を見せてくれるか、楽しみにしてるぜ☆

コメント

35年目の先にあるもの~「35年目のカーネーション2018 FANTASTIC VOYAGE」@日本橋三井ホール

2018年12月10日 | カーネーション
今年カーネーションはデビュー35年目。夏に野音で大きなライブをやったけど、
年末鳥羽さん、棚谷さん、矢部さんの旧メンバーを迎えて東名阪でツアー。
最終日のこの日はロベルト小山、大野由美子、鈴木桃子、ZOOCOもゲストで入る。
会社を早目に出て神田で用事を済ませて歩いて日本橋に向かう。
ゴチャゴチャした呑み屋街が瀟洒な街並みに変わっていく。
ここ数日、体調がイマイチ。仕事の疲れも溜まってる。
カネの年末LIVEあるときはいつもそう。色んな邪気を抱えてる。
だからこそ直枝さんの歌とギターを浴びて自分にからみつく色んなモノを削ぎ落したい。

入場。カネには珍しく椅子有りの会場。ボクと嫁は前から6列目。下手側。
開演。シナトラが鳴り響きメンバー入場。


(セットリスト・カネTwitterよりお借りしました)
1.ごきげんいかが工場長、2.Superman、3.長い休日、4.オートバイ、5.未確認の愛情、
6.体温と汗、7.Future Rock Show、8.Glory、9.いつかここで会いましょう、10.Future Song、11.Paradise Express、12.サンセットモンスターズ、13.Peanuts Butter & Jelly、
14.ニューサイクリングブギ、15.テレフォンガール、16.New Morning、17.Real Man、
18.Garden City Life、19.ドラゴンシャフト、20.アダムスキー、21.Edo River、
(アンコール)
22.砂丘にて、23.It,s A Beatiful Day、24.夜の煙突

メンバー:直枝政広Vo、G、大田譲Ch、Bass、Vo22、
ゲスト:鳥羽修G、棚谷祐一Ch、Key、Vo14、矢部浩志 Drums、
    ロベルト小山 Sax、Per、大野由美子Moog、鈴木桃子&Zooco Ch

先ずは初期ナンバー3連発!
ボクは90年代カネはリアルで聴いてない。当時のライブの様子も映像で断片的にしか知らない。
まずは棚やんが沢山コーラスすることにビックリ。
サポメンを入れて「オートバイ」。名盤「天国と地獄」の1曲目。
ゆったりとしたグルーヴに包まれているうちに心地よくて、何か泣きそうだった。
この5人の音をリアルでは知らない。懐かしいわけじゃない。でも泣いちゃいそう(^_^;
きっと、それは歌と演奏が素晴らしいから。直枝さんの歌が時代を超えて響くから、だ。

「Future Rock Show」では何人かの客が立って踊り出す。当然ボクも(^_^;
「Glory」なんて曲が飛び出してまたまたビックリ。直枝さんハンドマイクで高らかに歌う。
そういえば直枝さんがギターを持たずハンドマイクで歌うのって旧メンバーと一緒に演るとき。
過去「天国と地獄」「Beatiful Day」再現ライブのときもそうだった。
矢張りこのメンバーなら直枝さんも安心できる、任せられるって事だろう。

途中でメンバーのトークコーナー。野音では無かったメンバーのトーク。
ゆるずさんが「銀座と日本橋は同じ場所でしょ?」とか「神保町で迷った」とか
トンデモない天然ぶりを発揮\(T▽T)/
棚やんは某メタルアイドルグループの追っかけをやってて「今日はオーストラリア公演
がある。こんな事やってる場合じゃない」とか言い出すし(^_^;
鳥羽さんはマイクを向けられたら「後で」とアッサリ却下。何?この人たち面白過ぎ(T▽T)

中盤は比較的新しめの曲が鳴る。「Paradise Express」の「oh!Yeah!」を一緒に歌ったり、
「サンセットモンスターズ」で直枝さんと鳥羽さんがギターを弾く様にまた泣きそう(^_^;
更には棚やんが歌ったり場内はどんどん熱を帯びてくる。
直枝さん「旧い曲も新しい曲も素晴らしい!流石です!」とホント嬉しそうだった。

後半「New Morning」で我慢できずにまた立ちました。この曲大人しく座ってられません。
「だから吠えることをおぼえたのさ」の一節が胸にズンと響く。
今年1年オレは吠えることができたか?何もできずに怖くて震えてただけじゃないのか?
ワカンナイな・・・。でも吠えたい、そのキモチは棄てたくない。
「Raal Man」でゆるずさんがベースを振り回す!棚やんのKeyがガンガン迫ってくる!
「アダムスキー」で直枝さんと鳥羽さんのギターが狂暴に鳴り響く!客席は狂乱!
オレの横の若い男の子もノリノリで踊ってるぜ。イイね!
オレ、90年代カネはポップでメロウなオトを奏でるグループと思ってた。
直枝さんのとがった処は3人体制後に表出出したのだと。
でも、今日見てそれは勘違いだと思い知った。鳥羽さんも棚やんもクレージー。
滅茶苦茶狂いまくった演奏を聴かせてくれる。
カネは直枝さんだけでなく他メンバーもずっとクレイジーだったんだ。
当然だ。このメンバーで「天国と地獄」「パラキート&ゴースト」を作ったんだから。

そして、本編ラスト。当然「Edo River」!直枝さんは客を煽り客席歌う。
ゆるずさんが棚やんの傍で歌ってると、棚やんすかさずマイクを向ける。息ぴったり。
後半、直枝さんの歌が止まった・・歌詞を忘れた?いや・・感極まって声が出ないみたい。
直枝さんはもう歌う事無く、鳥羽さん・棚やんと延々ソロを回してる。
でも、これはこれでレア。ライブならではの光景。

アンコール。先ずは直枝さん、ゆるずさんの2人だけで「砂丘にて」。
今回のツアー、旧メンバーで演るって聞いたとき
「90年代黄金メンバー集結!昔の名曲を再現!」と打ち出して大きいハコで
ライブする手もあったと思う。でも、直枝さんはそれはしない。
あくまで通常ペース。
だって・・カネ、直枝さん・ゆるずさんをコアとしてずっと続けてるし、
これからも続くんだろう。メンバーを色々変えて色んな姿を見せながら。
最後は当然「夜の煙突」!ステージ上は爆発し客席は踊る。
鳥羽さんとゆるずさんも走り回り、鳥羽さん何と客席に飛び込んだ!(T▽T)
直枝さんも客席ギリギリの処に行き客にギターを弾かせる。
「夜の煙突」で見れるこの狂騒・乱痴気騒ぎ・・・好きだなぁ。
直枝さん最後「35年目のカーネーションありがとう!良い締めくくりができました!
サンキュー東京!」って絶叫して終了。

ボクも嫁もすっかり満足。嗚呼愉しかった。
ライブ終わったときココロに溜まった澱がキレイに消えていた。
カネのLIVEはいつもそう。オレの中のゴミや汚れをお祓いしてくれる。
写真は会場でゲットしたTシャツとブックカバー♬


来年のカネはどうなるんだろう?1月は延期になった江の島振替公演がある。
その後は・・?レコーディング?ライブ?
暫く5人体制のライブを続けるのか?若いサポメンと組むのか?
久しぶりに3ピースのライブをするのか?
何をやってもカネは絶対凄いことになる。
36年目のカネ、直枝さんがどんな色を描くか。まだまだ見たい。
直枝さんが描く絵で、また思い切り狂いたい・・な、ヨモちゃん☆


コメント

夏の日の怪物たち~35年目のカーネーション「SUNSET MONSTERS」@日比谷野音

2018年07月03日 | カーネーション
カーネーション35周年アニバーサリーLIVE!場所は日比谷野音。
去年の発表以来、ずっと楽しみにこの日を待っていました。
カネでは嘗てない大きい規模のLIVE。開場前の混雑。グッズ売り場に並ぶ行列。
ガチャガチャで手に入れた「SPY FOR THE BAND」の缶バッジ。全てに胸が高鳴る。


ブラウンノーズのオープニング演奏、ケラの前説。どちらもカネ愛に溢れていてジーン。
いつもの通りシナトラが鳴り響き直枝さん・ゆるずさん登場した段階で既に涙腺崩壊(^_^:
オープニングは現在のサポメンを入れたバンドで
「アダムスキー」「いつかここで会いましょう」「Little jetty」の新しめの曲3連発!
フツー、こういうアニバーサリーライブは初期の曲から始めるだろうに。
直枝さんのそのひねくれ具合に思わずニヤニヤしてしまう。


此処からはバンドメンバーが入れ替わり時代順に演奏。
先ずは最初期のメンバーが揃う。ボクは徳永さんは初めて見た!
既にミュージシャンで無い人も居るだろうが演奏に緩みは全くなかった。
野音に響く「ごきげんいかが工場長」に熱くなり一緒に歌った。
90年代コロムビア時代のメンバーも揃った。
今は脱退した鳥羽さん、矢部さん、そして棚やん。
3人時代から見始めたボクは・・・初・棚やん。
「Edo River」「It´s Beautiful Day」「Garden City Life」。
90年代の名曲たちを棚やんのキーボードで聴けることに感動。
女性コーラス(真城さん、ZOOCO!)が入っての「Future Rock Show」の演奏も嬉しい。
唯、直枝さんもメンバーも昔話なんてしない。演奏する音もあくまで現在(いま)の音。
鳥羽さんがギターの音をアルバムと変えていたり真城さんがフェイクを入れたり・・
決してアルバム再現じゃなく現在(いま)の音を奏でている。そこが活かしてる♬
そして旧メンバーで新録した新曲「Future Song」!
旧いメンバーで演奏してるのに新しさが詰まったバリバリのパワーポップ。
周年LIVEなのに懐かしさ・振り返りゼロって・・どうよ?(T▽T)流石カネ攻めてるぜ♪


夕暮れに包まれ、涼しい風が吹く。
直枝さんが都度「嗚呼、良い風だ。気持ちイイ♪」と呟いてたのが印象的だった。
野外・夏の野音でカネ・・・最高のシチュエーションじゃん♪

中盤はMoonRiders鈴木兄弟、白井良明が加わりバンドは張替クン、渡辺シュンスケに交代。
「E.B.I」では鈴木博文さんが歌詞を飛ばして苦笑。でも、この曲なんか博文さんに合ってる。
食べ物をひたすら連呼するだけの歌だけど、野音の空に切なさが翻っていた。
張替クンのドラム、シュンスケのKeyが暴走する「ジェイソン」!
直枝さんのイキモノの様にうねるギターにオレの感情も暴走が止まらない。
直枝さんがひたすら叫ぶ「New Morning」。女性コーラスも入っての「Paradise Express」。
どれも・・LIVEでお馴染みの曲。でも今日は特別に聴こえた。なんか泣きそうだ。

いよいよ終盤。バックバンドが松江潤Guitar、佐藤優介Key、そして岡本圭祐Dsに代わる。
岡本君のドラムは初めて見たけどタイトで・・・イイ!
「Real Man」でゆるずさんがベースを振り回す。客席一緒になって手を振り上げて歌う。
この曲の一説「スープ一杯の幸せがあれば大抵の事は我満できる」には何度も励まされた。
そう、ちっぽけなシアワセがあれば何とかやっていける。何とかなるんだ。

そして、夜も更けいよいよクライマックスへ。待望の大物ゲスト登場2連発!
先ずは森高千里!キラキラのスパンコールの衣装にミニスカートで登場!
客席に潜伏していた森高ファンが一気に盛上る。会場の空気が・・・変わった。
先ずは「はだかにはならない」。森高さんのステップがキュート。声もダンスも溌剌!
ファンの人がペンライトを振り、会場は一気にアイドルコンサートムードに!
そして直枝さんが此処で一旦退場。森高さんはTV同様淀みなくトーク。
直枝さんが登場!チョンマゲつけてる!\(T▽T)/
森高さんの『夜の煙突』MVの再現だぁ!っつーことで当然「夜の煙突」!(森高Ver)

アンコールラストで演ると思っていたこの曲をまさか本編で演るとは!
森高Verの「夜の煙突」はカネVerと違ってキラキラした音色に溢れている。
森高さんと一緒に歌う直枝さん満面の笑顔。本当に楽しそう。会場の盛上りも最高潮!
クライマックスは更に続く・・・。
森高さんが去った後、長身の眼鏡スーツの男子が登場・・・・・・岡村ちゃん!!
曲は当然「学校で何おそわってんの?」。岡村ちゃんと直枝さんが一緒に歌う。
この怪物を迎えて直枝さんのギターの音が狂暴に鳴り響く。
更に「あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔をするんだろう」!!!
ま・さ・か、この曲を聴けるとは!!しかも、ゆるずさんがドラムを叩く!!!

ボクが岡村ちゃんの音楽を認識したのは2000年のトリビュートアルバムが切っ掛け。
直枝さんのカバーを通じて嫁が持ってるベスト盤聴いて好きなシンガーになった。
「あの娘ぼく。。」のイントロが鳴り2人が歌い出した瞬間、涙があふれ出した。
オレ、このまま死んでもイイと思った。ロック聴いててよかった!カネ好きでよかった!

怪物ゲスト2人が去った後、山本精一さんを迎える。山本さんのギターが吼える。
ここで鳴ったのが「ヘヴン」!ここで・・これを演るか!この超ヘヴィーな曲を!
森高さん・岡村ちゃんとキラキラ輝く世界を魅せた後に・・・・
絶望と不安に満ちたダークな世界を叩きつける直枝さんの揺れ具合に感動。
直枝さん、山本さん、松江クンの轟音ギターが鳴り響く。
直枝さん呻くように歌う。歌う様に叫ぶ。
この曲にも・・・何度も救われた。ワケも無く涙が零れる。オレ既に狂ってた(^_^;
本編最後はケラ、堂島クンも加わって最新曲「サンセットモンスターズ」。
こちらも振り返りゼロのロックンロール。
「風を呼ぼうぜ」「地図にない獣道を行く時が来た」「試合はまだ終わらせないよ」。
直枝さんが綴るコトバが一々刺さる。
「まだ終わらせないよ」最新の曲で直枝さんの意地・覚悟が見れた。サイコーだ。


アンコールは棚やん・佐藤優介、岡本クン、矢部さんが入って「The End Of Summer」!
まさに今日鳴るべき曲。直枝さんと一緒に何度も「Hey!」と叫んで歌った。
この曲の終盤にゲストメンバー全員がステージに雪崩れ込んでくる(岡村ちゃん除く(笑))
オーラスは当然「夜の煙突」(カネVer)!!
ステージに溢れる人・・人・・・人。直枝さんが何処にいるか分かんない。
鈴木慶一、博文、良明が珍妙なダンスを繰広げる。
森高さんは一番端っこで控え目にコーラス。
そして巨漢2人がステージ脇で取っ組み合ってる。ブラウンノーズ1号とスカート澤部!
スカートなんで今日ゲストで居ないんだ?と思ったら最後に飛び入りかよ~!(T▽T)

ステージ上に溢れる人。皆楽しそうに歌ったり踊ったりしてる。
オレも歌って踊って発狂してた。
嗚呼・・・此処は自由だ。ホント楽しい。
ヘンなオンガクを奏でるサイコーの奴らが集まる最高の場所だ。
直枝さん「日比谷!東京ありがとう!またやろうぜ!」と叫んで終了。


嗚呼・・・愉しかった。愉しすぎた。凄いモン見た。
・・・カネ@日比谷野音。また見たいな。是非、夏の恒例行事にしてほしい。
今日、聴けなかった歌、鳴らなかった曲・・・山ほどある。
当然だ。カネの35年が僅か3時間のLIVEに収まるワケが無い。

ライブが終ってからも会場で購入したパンフレットを読んではニヤニヤ余韻に浸ってる。
サイコーだったなぁ。凄かったなぁ。
ゲストどの人も怪物だったけど直枝さんとゆるずさんが一番のバケモノだった。


オレがカネのファンになったのは2003年。嫁@パンダ所有のアルバムを聴いてから。
ファン歴15年。初期・5人時代のLIVEは見てない。3人・2人時代しか知らない。
でも、カネの歌は元春同様、オレの中に根づいてる。無くてはならない物となってる。

年末にもツアーが予定されている。当然行きます。
カネ、直枝さん35周年おめでとうございます!
世界最狂のバンド、これからもずっと、追いかけるね。ね、ヨモちゃん☆

コメント

「ターミナル集会」と花見

2018年03月28日 | カーネーション
金曜日は人間ドックで会社は休み。夕方まで諸検査。
幸い収監は無し(^_^; 仕事帰りの嫁@パンダと待合せて晩御飯へ。
小川町にある居酒屋「ヒガシノマグロ」で晩御飯。
このお店は東北の素材を使った料理、東北に係るお酒を出してくれる。
店員さんとお話ししながら料理とお酒に舌鼓を打つ。
マグロが肉みたい!頬がトロケる~!酒旨い!嫁も満足した様子。また行こ♪


土曜日は下北沢QUEに阿部Qちゃん小里誠クン企画のイベントに行く。
“オリマコト&阿部耕作 presents「ターミナル集会」”
小里誠、阿部耕作、直枝 政広、藤井一彦、中森泰弘、高野勲、松江潤、西岡ヒデロー

入場してステージ前面にマイクが5本立ってるのに笑った。今日は弦が5人だもんな。
先ずはQちゃん小里クン2人が登場。Qちゃんハート形の眼鏡にコックみたいな帽子(笑)。
2人だけのセッション。グルーヴ感たっぷり。小里クンが途中で叫んで客を煽る。
程よく温まったところでゲスト以外のメンバー登場。
此処からはそれぞれが好きな洋楽のcoverを歌う。ヒデローさんが終始笑顔。
どの曲も松江クン、中森さんのフリーキーなソロをフューチャー。
そして・・ついに直枝さん登場!黒帽子、黒シャツの黒づくめ。
Qちゃん、90年代にあるアーティストのレコーディングで直枝さんと共演した話を
するが直枝さん覚えてない(笑)
直枝さんVo&Guitarで先ずはBigStar「サーティーン」。メロウなギターにグッと来た。
そして「あらくれるよ」の言葉で始まったニール・ヤング「オハイオ」!
直枝さんの狂暴なギターを大々的にフューチャー。大満足。
ここで藤井一彦登場。花柄シャツで登場!一気に場の空気が明るくなる!
いきなり「古市コータローです!」のギャグをかましQちゃん苦笑。
ストーンズ「ワイルドホーシズ」を直枝さんと2人Voで共演。これもイイ曲だなぁ。
この曲は10年以上前、渋谷AXであったイベントで共演した時も歌った。
グルーヴァーズ、カーネーション、コレクターズの豪華メンバーが共演。
ただ、トップバッターのグルーヴァーズの音がデカすぎて
二番手のカネのオトがハウリングしまくり。
カネ目当てで行ったオレは当時「藤井何してくれんねん」と憤慨したな(^_^;

その後もジミヘン「ヘイジョー」、ストーンズ「ホンキートンクウィメン」と
藤井主体で演奏。いずれも藤井クンが日本語歌詞をつけている。
直枝さんが洋楽coverを英語で歌うのに対し藤井クンは日本語詞。
年代の違いか?志向の違いか?見てて面白い。
この2曲ではミュージシャン全員が爆発していた。
藤井クンのブルージーなギターに対し中森、松江クンはフリーキーなソロを聴かせる。
そこに切り込むような直枝さんのギター。
4人ものギタリストが並んで弾いているのにオトがチャンと聴き分けられる。
エンジニアの技術もあろうが、何よりここに居るみんなが唯一オンリーワンの存在だって事。
それは小里クン、Qちゃん、ヒデローさん、高野さんも同じ。
過去の音楽を愛しつつも独自のスタイル・独自のオトを築いている奴ら。
見ていて爽快だった。オトの凄さに何度も笑った。

アンコールは「Tighten Up」と「スィートジェーン」。
「Tighten Up」は米国のソウルグループが歌ってるらしいがボクはYMOのVerに馴染みがある。
そして最後の最後はヴェルヴヴェッツのcover。
藤井クンはやはり日本語詞で歌う。そういえば、どんとイベントでよくこの歌うたってたな。
途中で藤井クンのギターの音が出なくなった。
その瞬間、中森さん・直枝さんがサポートするようにギターソロを始める。
ここで聴けた直枝さんおギターが滅茶苦茶ヤクザでカッコいい!
このオトを聴けただけで今日、ここに来た甲斐があった!満足。
ここでLIVEは終わり。嗚呼、楽しかったな。嫁と何度も「楽しかったね」と言って帰った。

藤井一彦見るのは10年ぶり?モニターに足かけたりギターを背負って弾いたり
相変わらず華やかな人でした。グルーヴァーズは聴かないけどまた見てみたい。
元春のバックでまたギター弾いてほしいな。
Qちゃん、小里クンのリズム隊はやっぱり素晴らしかった。
この2人の音は体に馴染んでいる。コレじゃもう見れないけど別の場所でも
こうやって2人の音に触れたい。
そして、直枝さん。今日は普段の直枝さんと違うレアな瞬間がイッパイあった。
NヤングやBigStarは自分のLIVEでも演るだろうけど、
ストーンズやヴェルベッツを歌い弾く直枝さんなんて滅多に見れない。
また、そこで鳴ったギターがサイコーに素晴らしかった!
直枝さん、次は是非「マイクロ集会」に参加してほしいな。
即興でのギターセッション是非みてみたい。

LIVEの前後に花見。近くの公園に行ったり隅田公園に行ったり。
土曜日は桜は七分咲きだったけど、日曜日は満開。
愉しく見れました。




今週で今年度も終わり。6月までは期末対応は続くけど。
これからどんどん面倒な仕事が増える。
それは分かってる。覚悟してる。
面倒なことでもヤなことでも笑ってくぐりぬけていこう。
な、ヨモちゃん☆


(アタマの中にお花が咲いてます♪)

コメント

山形帰省とカーネーションLIVE@鶯谷キネマ倶楽部

2017年11月25日 | カーネーション

水曜日から休暇を取って山形に帰省。嫁の実家の法事参加のため。
法事の後に親族・ご近所さん日頃お世話になっている方々を招いて宴会。
何人かの方にお酒を注いで御礼を言う。
この手の付合いは得意では無いが「苦手なんてガマンしろよ」>自分。
この方達にはホントに良くしていただいている。チャンと御礼を言いたかった。
金曜日の朝、山形を発つ。11月と言うのに大雪。また来ます。
帰宅して嫁の声を聞くとヨモちゃんが絶叫。お留守番ありがと。イイ子イイ子🎵


少し休んでカーネーションのLIVEを見に鶯谷キネマ倶楽部に向かう。
夏に出たNewアルバム「Suburban Baroque」に伴うツアー。
5月のライブに続いて、やんべさんがサポートドラムとして入る。
直枝さんの正面に陣取る。おかげで直枝さんのギターがバッチリ聴けた♪



カネライブ・・・トンでも無かった。
4曲目に「Edo River」を演奏するという潔さ。Newアルバム全曲演るという自信。
中盤田村玄一さんをゲストにスティーリー・ダンやブレッド&バターcoverを繰出す。
後半ゲストVoに吉澤嘉代子嬢を迎え吉澤さんの曲「残ってる」を演奏する。
直枝さんが殆どギターを弾かず松江クンに任せる曲もあった。
他人の曲を歌っても他人にギターを任せても直枝さんとゆるずさんが居ればカーネーション。
そこは絶対揺るがない。寧ろ強くなってる。

Newアルバムの曲も素晴らしかったが旧い曲も良かった。
「さみだれ」のイントロが鳴った瞬間、息が止まった(マジで^^;)
大好きな曲。直枝さん、松江クンのツィンギターで聴きたいなと思ってたので感無量。
2人の凶暴なギターにアタマがおかしくなる。
直枝さんのギターが語りかけてくる。
「オマエ、それでイイのか?ゆれてナンボだろ?落ち着いてんじゃねーよ」。

後半「Younger Than Today」が鳴る。アルバム中で好きな曲。
直枝さんには珍しく大人の視点で若者にエールを送ってる曲。
でも「色んな考え方があっていい」「立ちどまるのも色々視えてオモシロいよ」
の歌詞は・・・そのまま大人の自分に向けられたような気がした。
後半の直枝さんのギターに涙が滂沱と溢れてくる。
続く「いつかここで会いましょう」。現在(いま)此処に存在する切なさを綴った歌。
「Real Man」。ゆるずさんがベースをブンブン振り回す。
真実の自分がいつか自分の中で目覚めると直枝さんは歌ってる。
ホントの自分ってなんだ?いつかって・・いつだ?
そんなモンあるのか?そんな日が来るのか?ワカランけど、そう信じたい。

オレにとって直枝さんの歌は単なる音楽じゃない。
歌とギターが脳髄に入り込み心臓を掻き回し直接語りかけてくる。
勿論、錯覚。壮大なる妄想。でも、そう感じるんだから仕方がない。
カネのライブに行くと直枝さんの歌とギターが色んな景色を見せてくれる。
美と妄想と邪気。現実と向うの世界を往ったり来たりの小旅行(トリップ)。
他のアーティストでは絶対有り得ない景色が見える。だから好きだ。

本編ラスト、直枝さんは「この歌を作れてまた次に行けると思った」と言って
「VIVRE」を歌う。「すべてを受け入れて今を生きる」のコトバが響く。
最後に直枝さんの意地・覚悟に触れられた。此処に来て良かった。

アンコール。「メテオ定食」「夜の煙突」。もうワケがわからない。
「夜の煙突」では直枝さんが客席に丸々歌わせる場面があった。珍しい。
直枝さん、松江クンのギターが凄い事になってる。ゆるずさんが客席に降りてくる。
クールと思ってたやんべさんのドラムがトンでもなく狂暴だと気づく。
ステージの上にいるモンスターたち。轟音を浴びながらオレは思った。
「ライブ中、死んでもいい」「生涯見るライブがこれで最後でもいい」と。
イヤ、この後、元春のライブに行くけど(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

素晴らしいライブだった。いや凄いモンを観た。
帰宅して着替えると腕に大きな傷が出来ていた。膝も肘も痣だらけ。
歌って踊って叫んで狂いまくってたもんな>オレ(^_^;
ライブから2日経っても余韻が消えない。まだオトに酔っぱらってる。
50超えて何やってんだか。アホかオレは。でもアホ滅茶苦茶愉しいぜ(゚゜)\バキ☆

この日のライブの最後に素晴らしいお知らせがあった。
来年でカネは35周年。そして6月30日㈯に何と日比谷野音でライブがある!
スッッゲー!
カネの野音ライブはオレにとってはコレクターズ武道館と同じくらいの事件だ。
絶対行く!何があっても行く!
まだまだ・・・死ねないね。な、ヨモちゃん☆


(カーネーション・セットリスト)(曲の順番は自信なし(笑))
【第1部】
1.ハンマーロック、2.さみだれ、3.サンセット サンセット、4.Edo River、
5.Suspition Mind、6.ブルックリン(スティーリー・ダンCover)、7.Little Jetty、
8.ピンクシャドウ(ブレッド&バターCover)、9.Lovers & Sister、10.金魚と浮雲、
11.オフィーリア
(6~10 With田村玄一、11.直枝、ゆるず、やんべのみ)
【第2部】
12.夜の森、12.Shooting Star、14.GIRL、
15.PLEASE PLEASE PLEASE、16.残ってる、
17.Younger Than Today、18.いつかここで会いましょう、
19.Peanut Butter & Jelly、20.Real Man、21.アダムスキー、22.VIVRE、
(15、16.W吉澤嘉代子、田村玄一 16.吉澤さん曲)
【アンコール】
23.メテオ定食、24.夜の煙突(24.全員)

コメント

カーネーション「Suburban Baroque」とインストアライブ

2017年09月25日 | カーネーション
最近カーネーション直枝さんのエッセイ本「宇宙の柳、たましいの下着」をよく読んでる。
10年位前に出たディスクガイド本。直枝さんが影響を受けた音楽、好きなCDを紹介してる。
それは、まんま直枝さんの個人史だ。
此処には直枝さんの音楽に対する過剰な想い入れ、1つの歌から広がる妄想に溢れている。
この想い入れ、妄想力があってこそ直枝さんは数々の歌を紡ぎ出せるのだろう。

今月、カネのNewアルバム「Suburban Baroque」が発売となった。
先週土曜日にインストアライブが新宿タワレコで有ったので嫁@パンダと行ってきた。
カネのインストアライブを見るのは「Utopia」発売時以来5年ぶり。

ライブは直枝さんアコギ+ゆるずさんシェイカー&Choで進行。
ゆるずさん、なんでベースを弾かないんだ?(^_^;
セトリは以下の通り。

 ①Vivre(直枝さんのみ)②Shooting Star、③Peanus Butter & Jelly、
 ④Suspition Mind、⑤夜の森

新しいアルバムはカラフル&ポップなサウンドで満載。
それが直枝さん1人のアコギだとこうなるのか!
直枝さんの声、アコギのオトが美しくてひたすら浸みる。
同時に聴いてる自分の足元が揺れてる感じ。世界が歪んで見える。
愉しいけど怖い。恐ろしいけどオモシロい。これは直枝さんの歌ならではの感覚。

ライブ終了後、レコード会社担当者さん(?)の提案で新譜についてのトークイベントを開催。
直枝さんによると、今回のアルバム制作は前作完成後から既に構想してたとのこと。
春先まで4曲しか出来なかったけど締切りに追い立てられて作って却って集中できた。
前作は4年ぶりのアルバムで「何でもあり」だったけど今回は明るくポップにしたかった。
などなど・・・色んな話が聴けました。

その後はファンの質問コーナー。
質問は「ハイレゾ音源」「Apple Music」「ライブでの衣装」について。
ハイレゾについては直枝さんは好きなツールで聴いてほしいと言っていた。
直枝さんって必ずしも「CD、レコード」と言ったパッケージに固執してないんだ、
その辺りは時代の流れに柔軟なんだ、と思った。
トークイベント後はサイン会。アルバム収録曲「Girl」が大のお気に入りというと
直枝さん、ゆるずさんとも笑ってた(^_^;
サインは裏ジャケット、御二人のシルエットにして貰った。

その後は嫁@パンダと神田の美味しい餃子屋さんで晩飯。美味かった~!
帰宅すると寂しかったのか、ヨモちゃんが嫁に矢鱈甘えてた。(T▽T)



カネのNewアルバム「Suburban Baroque」。
発売されて以来、取り憑かれた様に聴いてる。呪われた様に聴いてる。
この感じ、去年発売された宇多田ヒカルのアルバム「Fantome」のときと同じ。

最初聴いたときは90年代コロムビア時代に通じる明るさ、メロウさ、ポップさを感じた。
「Shooting Star」なんて、もろ「Beatiful Day」に似てるし。
前半の曲は「Edo River」や「Girl Friend Army」に収録されていても違和感が無い。

前作「Multimodal Sentiment」は混沌として切なさ、痛みに溢れたアルバムだった。
対して、今回のアルバムは突き抜けてる。明るい。歌詞も能動的な言葉が多いし。
前作から僅か1年で全く色合いが異なる作品を出す直枝さんの振れ幅の大きさに唯驚く。
同時に今作は唯明るいだけじゃない、楽しいだけじゃない別の面も当然ある。
それは特に後半の曲を聴いてて感じた。
「Younger Than Today」はメロウを突き抜けて素晴らしくエモーショナル。
大人の視点で若者に語りかける・・こんな歌は嘗てカネに無かった気がする。
「金魚と浮雲」はビートルズ+ZEPP+トラッドを混ぜ合わせた様な新機軸の曲。
途中で玉ちゃん(玉城宏志)みたいなギターを直枝さんが弾いてるのにグッと来たぜ。
「Girl」「Please Please Please」の暴力的な美しさ。
「Vivre」はレトロなサウンドに乗って力強い意志表明を歌い上げてる。

「Girl」・・一見、一途な恋心を歌っているようだが、これ実は相当ヤバい曲では?
これ聴いてると、自分が立ってる地面に穴が空いて引き摺り込まれるようなそんな錯覚に陥る。
「Please Please Please」を聴いてると、あまりに美しすぎて窓の外の世界が歪んで見える。
このアルバムの歌たち、明るいようで奥には別の何かが息づいている。
それは直枝さんが視た妄想か、幻想か。
これらの歌に触れることで直枝さんの思考の森にオレも彷徨い迷い込んでる。
そんな気がする。入口は明るく穏やかだけど入り込むと暗く深い。
怖いけどワクワクする。そんな風景を直枝さんの歌は描いている。

元春の「Maniju」を聴いて「まともでいられる、狂わないですむ」と書いた。
一方、カネのアルバム、直枝さんの歌を聴くとオレは狂いだす。アタマがおかしくなる。
今度のアルバムもそうだ。サイコーの劇薬だ、毒薬だ。
でも、飲みやすいし甘くて美味♪だから、止められない。
そして、オレはもう常習者だ。中毒患者だ。

普段、他人に自分の好きなアーティストを薦めようとは思わない。でも今回は特別。例外。
全世界の音楽好き、ロックファンに告ぐ。
このアルバムは自信を持ってお薦めする。
買え!そして聴け!直枝政広の歌を、声を、ギターを、そして妄想を浴びろ。
サイコーの夢(まぼろし)が視えるぜ。オレが保証する☆

コメント

変容の行き先~カーネーション「METEO PARKWAY」@下北沢Gardenライブレポ

2017年05月09日 | カーネーション
GW最終日は下北沢でカーネーションのライブ♪
今回はサポートドラムに元メンバー矢部浩志さん(やんべさん)が参加。
過去、ゲストや再現ライブの参加はあったけど、通常ライブ、フル参加は恐らく初めて。
しかも、このライブ後暫くカネのライブは無いとの事。これは期待せずにいられません。

入場すると場内は満員。フロア真ん中、やんべさん・松江クン側に陣取る。
シナトラが流れメンバー登場、やんべさん登場に一際高い歓声が上がる。

ライブは「New Morning」からスタート。いきなり、これか!一気に持っていかれる。
やんべさん在籍時の名曲が散りばめられた内容になるか、と思いきや、
演奏された曲の大半はやんべさん脱退後のアルバムから選曲。しかもレア曲満載。
やんべさんのドラムで初めて聴く曲もある。
「この悲しみ」「Station」「Lost In Stars」改めて曲の良さを思い知る。
そして久しぶりに聴くやんべさんのドラムがヘヴィー。こんな重いドラムを叩く人だったんだ。

中盤、直枝さん、大田さん、やんべさんの3人だけで演奏。
直枝さん、5人組から3人体制になった当時の想い出を語る。
3人で演奏できるように完璧に構築されているカネの曲を解体。
直枝さん笑いながら話してたけど5人で演ってた曲を3人で演奏するなんて正気の沙汰じゃない。
フツー、サポートメンバーを入れるだろ?ハッキリ言ってムチャクチャ。
でもボクがカネを初めて見たのは丁度この時期だった。当時見たライブは凄まじかった。
この日、3人だけで演奏した「ANGEL」「Brack Coffee Crazy」はサイコーにアツかった!

更に嬉しいお知らせ。今年ニューアルバムを出すとの発表が!そして新曲が2曲演奏された。
2曲ともストレートなロックンロール、シャープでメロウなパワーポップ。
変態メロディに溢れた「Multimodal Setiment」の世界とは違うテイスト。
どちらの曲も好きな感じ。アルバムがどうなるか期待大。

後半は狂乱状態。これまた久しぶりの「クエスチョンズ」。
直枝さんと松江クンのギターに狂い手を鳴らし踊り叫んだ。
オ―ラスは「The End of Summer」。これも一緒に歌った!

アンコールは最後の最後は「メテオ定食」が鳴った。
過去の名曲を鳴らすのではなく、最後に最新ナンバーを持ってくる。イカしてるぜ♪
この曲を、やんべさんのドラムで聴けるとは・・・震えた。
最後アウトロはノイズまみれ。直枝さんは終わるのを惜しむ様にギターをずっと弾いてた。
ライブは此処で終了。何と定番の「Edo River」も「夜の煙突」も演奏しなかった。
うーん、直枝さん攻めてるな(^_^;


大満足。翌日は検査で休み。筋肉痛だらけなので休みにして良かった。
前日ライブが終わったばかりなのに、またカネのライブを見たくなってる。
次のライブは9月江の島虎丸座のアコースティックライブ。
毎年パスしてるけど・・やんべさんも参加するし今年は行こうかなぁ。

このライブ、やんべさんの参加・新曲とカネの変化の兆しが見えていた。
カネ、直枝さんはいつだって同じ場所に留まらない。
メンバーが抜けたら曲を解体し、サポートメンバーも定期的に見直す。
やんべさん脱退後のアルバムもライブは基本直枝さん一人でギター弾いてたのに
ここ数年は松江潤という凄腕ギタリストを迎えて自分はサイドギターに徹してる。
そうやってカネは変化・・いや変容し続けてきた。
「Brack Coffee Crazy」の歌詞じゃないが「お前(音楽)を飲み込んで俺は変わる」のだ。

カネはいつだってワクワクドキドキさせてくれる。
カネのオトはオレにとってサイコーのドラッグだ。だから止められない。
これからもやり続けるよ☆


コメント