宇和島駅は、愛媛県宇和島市錦町にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅です。宇和島市の代表駅で、辺りは宇和島市の中心街です。予讃線の終着駅であり、線路名称上は同線の単独駅です。
ただし、隣の北宇和島駅を線路名称上の終着駅としている予土線の列車も乗り入れているため、事実上2方向の列車が利用できます。
そのため、予讃線と予土線の双方の駅番号が割り当てられており、予讃線はU28、予土線はG47です。利用状況はJR四国で17番目に多い駅です。当駅から宿毛線が延びるはずでした。
小説家司馬遼太郎は、紀行文集『街道をゆく・南伊予・西土佐の道』において当駅で線路が途切れていることに感動し、宇和島が鉄道文明の面からも際涯であると感じた、と紹介しました。
宇和島駅前には宇和島自動車のバスが乗り入れている。多くの路線バスは駅から約800m離れた宇和島バスセンターが起終点となっており、高速バスなども同センター発着となっています。駅前には大和田建樹の鉄道唱歌歌碑があります。
頭端式ホーム2面3線を持つ地上駅。現在の駅舎は平成10年の建築でJR系ホテルクレメント宇和島と一体型の大きな駅舎です。
駅改良の前は線路は駅より先に集まり、車止めは1つのみでした。
松山方面の特急列車は全て改札口前の1番線から発着する。1番線、2番線の線路の先端部分は、若干右にカーブしている。
2番線・3番線は1番線よりホームが短く、原則普通列車のみが使用する(一部1番線に発着する普通列車もある)。改札口にはLED式の発車案内が設置。
直営駅で、みどりの窓口や自動券売機が設置されている。また窓口横に「ワープ宇和島支店」がある。
キオスクは待合室横と駅舎外の2か所にあったが統合され、駅ビル内のウィリーウィンキー宇和島店(ベーカリー)脇にビッグキヨスク宇和島店としてリニューアルオープンしている。
駅構内に車両基地の宇和島運転区を併設し、夜間滞泊もある。
のりば
のりば 路線 行先 備考
1・2・3 ■予讃線 松山・高松・岡山方面 特急は1番のりばから発車
■予土線 江川崎・窪川・高知方面 高知方面は窪川で乗換
1番ホームから2・3番ホームへは、ホーム先端部分の通路を通る。
ホームは頭端式2面3線。給油設備があります。
3番ホームの奥には機回し線(客車列車の機関車を後部から前部に付け替える線)があります。
現在、大型時刻表では駅弁販売駅を示す駅弁マークは付されていないが、ビッグキヨスク宇和島店で「牛鬼弁当」(森田屋)と「宇和島名物じゃこ天むす弁当」(愛和観光)が販売されており、JR四国が実施している駅弁ランキング大会に出品されたことがあります。かつては白飯の上に甘辛く煮込んだ牛肉を載せた「斗牛弁当」が有名でありました。
1914年(大正3年)10月18日:宇和島鉄道の駅として開業。
1933年(昭和8年)8月1日:宇和島鉄道の国有化により、国有鉄道の駅となる。
1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱を廃止。
1987年(昭和62年)
3月31日:貨物の取扱を再開。但し蜜柑の出荷時期に限定した取扱で、臨時貨物列車のみの設定とされた。
4月1日:国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道(JR四国)と日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
1998年(平成10年)4月2日:新駅舎使用開始。
2004年(平成16年)4月1日:JR貨物の駅(貨物の取扱)が廃止。定期貨物列車の設定には至らないまま廃止された。
電報略号 ウワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 1,417人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1914年(大正3年)10月18日
備考 みどりの窓口 有
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