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巡視船あさま 海上保安庁のつるぎ型巡視船

2011-09-26 05:58:48 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

巡視船「あさま」は、つるぎ型巡視船は海上保安庁の巡視船です。分類上はPS型巡視船で、船種は高速特殊警備船型です。

能登半島沖不審船事件において、高速を発揮する不審船を巡視船艇が追尾しきれなかったことを受けて建造された巡視船です。高速船艇を追尾するため、船体は細長のディープV船形で、軽合金とハイテン鋼を組み合わせた構造となっています。

ウォータージェット推進により公称40ノット以上(任務の性格上、実際の性能は公表されていない)の高速性能を保有し、荒れた海上でも正確な射撃を可能とするRFS(目標追尾型遠隔操縦機能)付20mm多銃身機関砲を装備しています。また、工作船からの攻撃で被害を受けることも十分に想定されるため、操舵室の窓に防弾ガラスを装備したほか、操舵室に装甲を施すことで配慮しています。1隻の建造費用は約23億円。

しかし、九州南西海域工作船事件以前の設計であり、船型が小型で大口径機関砲を搭載していないことから、実際には工作船搭載武装の有効射程外(安全距離)からの威嚇射撃や正当防衛射撃が難しい。このため工作船事案に関しては、つるぎ型巡視船の高速力と防弾性能を生かして不審船に限界まで肉薄し、針路妨害や威嚇射撃で逃走経路の遮断に努め、長射程の大口径機関砲を装備するあそ型巡視船(3隻)・ひだ型巡視船(3隻)等の高速高機能大型巡視船の来援を待っています。

現在では、高速高機能大型巡視船とともに「機動船隊」を編成して工作船に対処する運用体系に改められています。現在は、日本海方面に2個船隊が編成され、東シナ海方面に1個船隊が編成されています。

艦種 高速特殊警備船
就役期間 2001年 - 現在
前級 びざん型巡視船 (2代)
主要諸元
排水量 総トン数: 220トン
全長 50.0m
全幅 8.0m
吃水 {{{吃水}}}
深さ 4.0m
機関 ディーゼル×3基(15,000 PS以上)
ウォータージェット×3軸推進
速力 40ノット以上
兵装 JM61 20mm多銃身機関砲×1門
平成16年2月  三井造船㈱玉野事業所にて進水
  平成16年4月  浜田海上保安部に配属
C4I RFS射撃指揮装置(機関砲用)

浜田海上保安部(島根県浜田市)は第八管区海上保安本部に所属しています。略称は八管は、北近畿と山陰地方の日本海沿岸、列びに京都府・福井県・兵庫県・鳥取県・島根県・竹島を管轄範囲とする、海上保安庁の管区海上保安本部の一つである。部は京都府舞鶴市字下福井にあり、下部組織として4つの海上保安部、6つの海上保安署、航空基地1カ所、情報通信管理センター1箇所を有する。
浜田海上保安部の保有船艇はPL122 巡視船いわみ:1000トン型巡視船 、PS205 巡視船あさま:高速特殊警備船 、CL111 巡視艇やなかぜ:20メートル型巡視艇 です。浜田海上保安部が担当する海域は、島根県大田市から益田市までとなっており、日本海を挟んでシベリア 大陸や朝鮮半島と向かい合う、国際的にも重要な位置関係にあります。沖合いには日韓漁業協定暫定水域があり、日韓の漁船が多数操業し、近海では巻き網や底引き網等によ る漁業が行われています。 一方、管内は美しい海岸線が広がっているので、サーフィン等のマリンスポーツや釣りが盛んで、県外から も利用者が多数訪れています。浜田海上保安部は「安全で明るく美しい日本海」を合言葉に業務を行っており、主要な業務として次の5つ が掲げられます。1つは治安の維持 海は人目につきにくいため、不審船による領海侵犯、密輸、密航、密漁、海上・陸上からの油や廃棄物の不法投棄等の各種犯罪が行われる危険性があり、いずれも地域住民生活の安全を脅かすものです。これらの犯罪を未然に防ぐために海上や沿岸で監視を行い、犯罪行為については徹底した取締りを行うこ とにより、地域住民生活の安全を守っています。
2つ目は海難の救助 ① 海難はいつ発生するのかわからないうえに、もし発生した場合には貴重な人命や財産が失われます。船舶や人命に危難が生じた場合は、迅速な捜索・救助活動を行うとともに、常日頃からそれに備えた資材 の整備と自治体・漁業関係団体との救助訓練を定期的に行っています。
② 海難を未然に防止するために、船舶や釣り人への海難防止指導を行うとともに、各所で海難防止講習会を定期的に開催しています 。3つ目、海上防災・海上環境の保全 ① 船舶からの油・木材等の流出等の人為災害や台風・地震等による自然災害が発生した場合は、長期間にわたる自然環境や地域住民の生活への悪影響が懸念されます。 被害が発生した場合は被害の局限化のために迅速な活動を行うとともに、常日頃からそれに備えた資材の整備と関係機関との訓練を行っています。② 美しい海を守るために、海洋汚染の監視取締りを行うとともに、海上環境保全思想の普及に努めています。
4つ目は 海上交通の安全確保 ① 船舶の安全な航行には正確な航海情報の入手や航路標識の利用が欠かせません。 航行警報等の緊急通報や気象通報をはじめとする海上交通に必要な情報を提供するとともに、航海支援 施設である航路標識の維持管理等を行っています。② 港内及びその周辺海域における船舶交通の安全を図るため、工事作業等を行う海事関係者に対し港則法 に基づく各種許可・指導(港長業務)を行っています 。最期は関係機関との連携・協力 。浜田港のような国際港湾においては、関係機関との連携のもと国際危機管理担当官としてテロ対策を行うとともに、それに備えた訓練を定期的に行っています。  

第八管区は、山口県・島根県境から石川県・福井県境までの広い海岸線に特徴を持っており、日本海でも山陰地方の沖合には、日本以外にも中華人民共和国・大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」と記述)・ロシアの多くの船が行き交っている。第八管区管内では、日本海中部海域不審船事件やナホトカ号重油流出事故などが発生しており、その反省から警備業務、海難救助業務、災害防除業務を拡充している。

その他、日本海最大の好漁場である「大和堆」等における大韓民国の不法漁民による排他的経済水域内の密漁の摘発、北朝鮮工

 


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1 コメント

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マルテンサイト千年ものづくりイノベーション (サムライグローバル鉄の道)
2024-08-30 22:46:44
一神教はユダヤ教をその祖とし、キリスト教、イスラム教が汎民族性によってその勢力を拡大させたが、その一神教の純粋性をもっとも保持し続けたのは後にできたイスラム教であった。今の科学技術文明の母体となったキリスト教は多神教的要素を取り入れ例えばルネサンスなどにより古代地中海世界の哲学なども触媒となり宗教から科学が独立するまでになった。一方でキリスト教圏内でも科学と宗教をむしろ融合しようとする働きにより、帝国主義がうまれた。宗教から正当化された植民地戦争は科学技術の壮大な実験場となり、この好循環により科学と宗教を融合させようというのである。その影響により非キリスト教圏で起きたのが日本の明治維新という現象である。この日本全土を均質化した市場原理社会する近代資本主義のスタートとされる明治維新は欧米などの一神教国が始めた帝国主義的な植民地拡張競争に危機感を覚えたサムライたちが自らの階級を破壊するといった、かなり独創的な革命でフランス革命、ピューリタン革命、ロシア革命、アメリカ独立戦争にはないユニークさというものが”革命”ではなく”維新”と呼んできたのは間違いない。しかしその中身は「革命」いや「大革命」とでもよべるべきものではないだろうか。
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