阿川駅は、山口県下関市豊北町大字阿川字水取にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。駅前は十分な広さがあります。
近くには阿川ほうせんぐり海浜公園、海水浴場や阿川毛利氏墓所があります。「ほうせんぐり」の地名は、「ほうしぐり」の訛ったものようです。江戸時代18世紀半ばに作られた『御国廻御行程記』阿川村の図には、現在の海水浴場のあたりの地名として「法師ぐり」と書き込まれています。「ぐり」とはこのあたりの言葉で瀬の一種を表しており、もともと「法師ぐり」だったものが時代を経て「ほうせんぐり」と変化したとのこと。阿川ほうせんぐり海浜公園は沖合に防波堤があるため、非常に波静かな海水浴場で小さな子供でも安心して泳がせることができます。
阿川毛利氏墓所:阿川毛利六代広規から十七代まで、歴代藩主の墓が立ち並びます。
阿川毛利氏は初代元氏から16代親彦まで阿川・滝部を知行していた毛利藩家老職です。付近には居館跡も残っています。
昔ながらの木造駅舎が残っており、相対式ホーム2面2線の構造を持つ交換可能駅。待合室、屋根ともに一部がツギハギに補修され、バラバラな感じがいたします。屋根角度がかなり急な感じがする駅舎です。
長門鉄道部管理の無人駅であるが、近距離の乗車券(常備券のみ)を駅前の個人商店で発売する簡易委託駅でしたが現在は中止のようすです。駅舎は下りホーム側にあり、上りホームへは長門市寄りの跨線橋(屋根無し)で連絡している。
待合室には新しいタイプの椅子が設置されています。上りホームは乗り場側だけ舗装され、奥には植栽があります。
阿川駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■山陰本線 上り 長門市・東萩方面
2 ■山陰本線 下り 滝部・下関方面
のりば番号は駅舎と反対側から付番されている(つまり、駅舎側が2番のりば)。2番のりばからは長門市方面への発車も可能で、以前は定期列車でも2番のりば発着の上り列車が設定されていました。
1928年(昭和3年)9月9日 - 国有鉄道小串線(当時)の滝部駅 - 阿川駅間延伸時に、その終着駅として開業。客貨取扱を開始。
1930年(昭和5年)12月7日 - 美禰線(当時)が長門古市駅から当駅まで延伸。小串線と美禰線の境界駅となる。
1933年(昭和8年)2月24日 - 当駅を含む美禰線の一部区間と小串線が山陰本線に編入。山陰本線の途中駅となる。
1963年(昭和38年)6月1日 - 貨物取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
電報略号 アカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 93人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1928年(昭和3年)9月9日
備考
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