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潜水艦「そうりゅう」型 1番艦 SS潜水艦 そうりゅう パートⅡ

2010-12-04 07:57:11 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

「そうりゅう」は、旧帝国海軍の御召艦「蒼龍(初代目)」、航空母艦「蒼龍(二代目)」と同じく、蒼い龍を指し、「うんりゅう」は航空母艦「雲龍」と同じく、雲間を飛ぶ龍を指します。海上自衛隊は「海象(海の自然現象)と水中動物の名」を潜水艦の命名基準としていましたが、2007年(平成19年)11月5日付けで行われた命名付与基準の改正で「瑞祥動物(縁起の良い動物)の名」が使用できることとなり、「龍」を用いた命名はこれに基づきます。従来から、「しお」の海象名を使い果たした場合は「りゅう」を採用することが検討されていたが、実際には海上自衛隊の潜水艦は最大でも十数隻で、「しお」を繰り返し使うことで対応し、これまで「りゅう」の出番はなかったとされています。潜水艦に動物の名を与えることは、かつてのアメリカ海軍に先例があります。アメリカ海軍やイギリス海軍では、旧戦艦の名称を持つ潜水艦が存在するが、これは戦略ミサイル原潜や次世代攻撃型原潜が戦艦に代わる地位を占めるとみなされたためで、通常動力潜水艦での例はありません。

海上自衛隊初のAIP(Air-Independent Propulsion、非大気依存推進)潜水艦。1番艦が平成16年度(2004年度)予算で建造される潜水艦(SS)であるため16SSとも呼ばれています。そうりゅう型は計画段階では改おやしお型と呼ばれていましたが、性能面では従来艦と比較して大幅に向上しており、水中排水量4,200tは現代の通常動力潜水艦としては世界最大となりました。AIP潜水艦としては、既にスウェーデン海軍のゴトランド級潜水艦、ドイツ海軍の212A型潜水艦などが就役していますが、何れも水中排水量2,000tに満たない小型艦であり、本型は排水量にしてそれらの2倍以上に及ぶ、世界初の大型のAIP潜水艦となりました。

船体はおやしお型とおなじ“葉巻型”ですが、舵に水中運動性が高く舵損傷の危険の少ないX舵を採用しました。前級のおやしお型では、船体及びセイル側面にとどまっていた吸音タイルが、船体の上構部を始め艦全体に取り付けられ、セイル前面基部にフィレットと呼ばれる流線形の覆いを追加し、静粛性向上が図られています。 「あさしお」のAIP化改造では、全長で約9m、基準排水量で340tの増加となったが、そうりゅう型では、機器の小型化やAIP区画以外の各区画でスペース圧縮が図られた結果、おやしお型と比較し全長で2m、基準排水量で150tの増加に留まりました。省力化により乗員は逆に5名減少しています。

海上自衛隊では次世代潜水艦のAIP(Air-Independent Propulsion、非大気依存推進)システムとして、スウェーデンのコックムス社のケロシンと酸素を燃料とするスターリング機関(4V-275R MkII)の採用を決定し、2001年には練習潜水艦「あさしお」を改造して搭載し、実艦試験を行ってきました。そうりゅう型ではその改良型である4V-275R MkIII(連続定格出力75kW、川崎重工業でライセンス生産)を4基搭載し、数日間が限度だった低速時の水中持続力を二週間以上に延長しました。『75kw=102ps(1 kワット(W)=1.36仏馬力(PS))』電動機は直流から交流へ変更。

 
潜望鏡は従来の光学式2本から、従来型と非貫通式潜望鏡1型(英国、タレスUK社製非貫通式潜望鏡CMO10を三菱電機でライセンス生産)各1本へ変更されました。ソナーシステムは、おやしお型のZQQ-6から「そうりゅう」はZQQ-7に、「うんりゅう」はZQQ-7Bに改良されています。 指揮管制支援ターミナル(C2T:Command and Control Terminal)の装備など新機軸も採用されています。
そうりゅう型5番艦(SS-505)からは、主蓄電池として、従来の鉛蓄電池と比べ、2倍以上の重量容積あたりエネルギー密度と、1.5倍以上の繰り返し充放電回数を持ち、充電時間が短く、放電による電気容量の低下を抑えたリチウムイオン蓄電池を搭載する予定でしたが、財政難により8番艦(SS-508)以降に変更されています。リチウムイオン蓄電池の搭載により、巡航速度が改善し高速航行可能な時間が増大する予定となっています。

さらに防衛省は、スターリング機関を代替する2020年代の次世代潜水艦用AIPシステムとして、燃料電池システムを研究中です。

 

 

 


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1 コメント

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Unknown (にっこ)
2010-12-09 22:17:19
先ほどはご連絡ありがとうございました。

東馬といったらマラッカの方ですか?

主人は何回か仕事で行ってますけど、
私は全然分からないし、多分行ってないと思います。

…行ったとしても、車の中でよく寝てましたので…(笑)

今も現地は暑いでしょうね。
クリスマス、正月が暑いのでおかしな感じでした。

どうかお気をつけて行ってらして下さいね。

気候が全然違うので、大変ですね。

新幹線の中も暖房がきいていたので、私と主人は半袖ですごしてて、他の乗客の方に変な目で見られました。
(一時帰国の時です)
寒ければ着ていく、暑ければ脱ぐという手段しかとれなかったので、仕方がないです。

私も久し振りに遊びに行きたいです。

長くなりました。

お気をつけて、行って来てくださいね。 
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