那岐駅(なぎえき)は県境の物見峠麓、鳥取県八頭郡智頭町大字大背字中河原に位置しています。山間の静かな農村集落にある駅。
西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線の駅。因美線の中でも、豪雪地帯として知られる駅です。日本最期?のタブレット運行駅です。
鳥取方面からの普通列車の一部が当駅で折り返すが、うち上り1本は智頭駅 - 津山駅間の列車の中で唯一、智頭駅を跨いで、鳥取駅へ直通する。
タブレット運行:(http://www.youtube.com/watch?v=ID4929NZEW8)鉄道または軌道における衝突を防ぐための信号保安システムです。鉄の車輪を有する鉄道車両は、ゴムタイヤの自動車よりも、はるかに制動距離が長いので、前方に別の車両を発見してからブレーキ操作をしていては衝突を防ぐことができない。そのため、線路を一定区間(閉塞区間)に区切り、1つの閉塞区間には同時に2つ以上の列車が入らない(入れない)ようにすることで、安全を確保している。したがって、閉塞とはシステム工学の排他制御と同じ概念であり、鉄道における信号保安の最も基本的な部分であるといえる。閉塞の考え方が導入される以前は、列車の出発前に駅同士で連絡をした後、ダイヤグラムに基づく運転時刻表に従って列車を運行させていたが、遅延が発生し所定通り運行できない時や確認の錯誤などがあった際には衝突・追突事故が頻発したため、それを防ぐための方法として閉塞が考案されました。
相対式2面2線のホームを持つ、交換設備を備えた地上駅。大変きれいに整備された古い木造駅舎です。構内の植込みもよく手入れされています。診療所が併設され、定期的に診察が行われています。
駅舎は津山方面行きホーム側にあり、反対側の智頭方面行ホームへは構内踏切で連絡している(ただし、智頭方面行きの当駅折返し列車は、津山方面行きホームで折返しを行う)。傾斜面上にあるため、駅舎からホームへは階段を登る。
駅舎の隣にトイレがあり、また駅舎内の診療所入口には小さな文庫が設置されています。待合室には造りつけの長椅子が設置されています。
この区間はまだ岡山支社管内であるが、以前は米子支社の管轄だったためか、米子支社管内でよく見かけるタイプの乗車位置標識がホームに立てられています。
旅客営業上は津山駅管理の無人駅となっており、自動券売機及び乗車駅証明書発行機は設置されていない。2008年3月より駅舎内に「那岐診療所」が併設され、月2回診察が行われています。
那岐駅プラットホーム
ホーム路線 方向 行先備考
1 ■因美線 下り 津山方面
2 ■因美線 上り 智頭・鳥取方面ただし当駅始発は1番のりば
1932年(昭和7年)7月1日 - 因美線智頭駅 - 美作河井駅間延伸時に開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
1999年(平成11年)10月2日 - CTC化、タブレット閉塞廃止。同時に米子支社鳥取鉄道部から岡山支社津山鉄道部(2008年に廃止され支社直轄化)へ移管される。
電報略号ナキ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
開業年月日1932年(昭和7年)7月1日
備考無人駅
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